2020年05月13日

Foolishな生き方

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毎年春休みの時期に、とある幼稚園の遊具などのペンキ塗りを毎年行っているのですが、例年だと一週間ほどしか作業を出来る期間が無いので、一人で作業をするには時間が足りず錆の発生などが酷い箇所以外は基本的に市販の水性塗料を重ね塗りで急ぎ仕上げていくので結果的に持ちが悪かったりと不満の残る仕上がりになる事も多いのですが、今年は不幸にもコロナの影響で幼稚園もお休みが長いので、ピンチをチャンスに!という事で、幼稚園が再開した時に子供たちに明るい気持ちになってもらえるよう色育も兼ねて、下地からしっかりとペンキ屋の仲間が持ってきてくれた2液の錆止めを使って、これまたペンキ屋の仲間が公園の遊具の仕事で余った塗料なども持ち込んで手伝ってくれたお陰で仕上がりをお見せ出来ないのが残念な位、ここ17年の塗り替え歴で最高にパステルにフルカラーな幼稚園の園庭にする事が出来ました♪
大人だけじゃなく子供も精神的に大変な時期だと思うので、事態が収束して再開した時には色彩豊かな遊具で思いっきり遊んで体力を発散して欲しいと思います^^

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そして作業の方もありがたい事に沢山いただけておりまして、車体に合わせたキャブレター制作も個性豊かに楽しく作らせて頂いております^^

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ただ、キャブレター制作に限らずペイント作業はハンドメイドでの細かな調整やマスキング作業など、中々ペースが上げられるような作業ではないのでどうしても作業が溜まってしまい要予約での受付となってしまいますので、大変申し訳ございませんが、もしご興味を頂けた際には事前に入庫タイミングや納期のご確認を宜しくお願いいたします。

で、突然ですがFoolishという単語をご存じでしょうか?w
アホな生き方をしている自分のような人間にピッタリな言葉で、小学校の卒業式の時に貰ったジュニア・アンカーの和英辞典で馬鹿って英語で何て言うんだろう・・・と、中学の時に調べて馬鹿を意味するFoolの類語に書かれていた” 愚かな、馬鹿げた、馬鹿馬鹿しい ” を表す「 Foolish 」という単語がブルーハーツに触発されてロクデナシの歌詞に感銘を受けていた中学生の自分の心に刺さって、それ以来そんな生き方をしようと常に意識しているFoolishですが、

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12年近く前に旧ブログから現在のライブドアブログに引っ越しをしをした時に、ブログのトップに表示されているトップ画像を作った時にも、うちの特色を表す為に ” Drag Racing No.1 Foolish Factry ” と記載したのですが、 ” Drag Racing No.1 Foolish Factry ” = 『ドラッグレーシング、エントリーナンバー1番!愚かな製作所! 』 みたいな、探求心や挑戦などセオリーに捕らわれず他人と違う思考で非常識にアホなノリでやってます!な意味で書いてあるのですが、例えば何でも知っているような職人さんが居て、その人が自分が何かバカな実験をしようとしている様を見た時に ” おいおい、そんなやり方じゃダメだ!アホかお前は・・・。 ” と思われる挑戦をしようとしている場合に、その職人から見れば経験上失敗が目に見えている愚かな行為でも、結果がどうなるかまだ分からない興味津々な自分にとっては可能性を秘めている状態なわけで、そこで失敗を経験することによって初めてこれはダメなんだと知り、何故ダメだったかを知る事で回避策や対策を初めて練る事が出来て、結果的に腕のある職人の忠告を聞いておけば失敗は免れたかもしれませんが、失敗をして克服する事で経験値が上がって問題を乗り越えた時にはチャレンジする前以上に経験値や知識が身に付くので、無駄な行為やバカげたような事でも技術者として腕を磨くためには実際にやって経験を身に着ける事が大切だと常に考えています。
当然失敗にも良い失敗と悪い失敗の仕方があるので、何でもかんでも失敗すれば良いという訳ではありませんが。
そして新しいモノを生み出す事や人と違うイレギュラーな事をするというのは基本的に周りと違う考えや行動が必要な訳で、結果的に愚かな行為になる事が殆どという経験則から愚かな工場という意味でFoolish Factry 、もっと単純に分かり易く・・・、

New-rogo
という事でw。うちのNewロゴの完成ですw
この馬鹿という文字は、たまに福岡までご飯を食べに行かせていただいている福岡のPROTO-TYPE-CAFE-YayaさんのスタッフのU子さんが毎日手書きで書いているメニューの書体が非常に味があって良い書体だなぁ・・・と感じていたので、コロナに ” 禍 ”が付く前に経済活動も兼ねて福岡に飛んでご飯を頂きつつ、その際にお願いをして書いていただきました♪

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そしてNewロゴ一発目の作品は是非とも生みの親に観て頂きたいという事で、隼ターボのdesign8さんにマグカップにロゴを施していただいて、お礼も兼ねてPROTO-TYPE-CAFE-Yayaさんのお二人に送らせていただきましたが、個人的に非常に気に入った馬鹿ロゴが完成しました^^
まぁ、こんな世の中ですし、この先も誰も予想だにしなかった展開をいくつも経験して生き抜いて行かなきゃいけないかもしれません。
常に一つの常識が通用する時代では無くなりつつあるのかもしれません。
そんな時にはFoolishな生き方をあえて選んでみるのも良いかもしれませんw

自分のこの考えが世間的に間違っているのかは分かりませんが、自分としてはここまでやってきて結果的に間違っていなかったので、これからも一般的な常識論に取り込まれることなく、他人の顔色や意見に惑わされることもなく、常に疑いの目で自信を持って己を貫いて愚かな行為にも挑戦し技術の向上を目指して行きたいと思っておりますが、今まで他で聞いた事の無かったこの ” foolish " という単語を、2005年のスタンフォード大学の卒業式でスタンフォードの卒業生に贈るスピーチの最後の締めの言葉として使用した方の動画を一年ほど前に発見しました。
そのスピーチをされた人物とは・・・
Steve Jobs
今は亡きAppleの創立者であるスティーブジョブズさん。 
スピーチの中でジョブズさんが若い頃に読んでいた冒険雑誌の最終号の裏表紙に書かれていた ” Stay hungry, Stay Foolish ”『 飢えたる者であれ、愚かなる者であれ。』という一文を、” その後も常々自分自身もそうありたいと願っていた ” と仰っていて、その会場に居たスタンフォードの卒業生達にもそうあって欲しいと伝えていましたが、偉大なる技術者さんと同じ言葉を胸に秘めていた事は非常に励みになりました。
当然、自分のような中卒の馬鹿と世界トップレベルのスタンフォード大の卒業生ではインプットした言葉が生み出してくるモノは全く別物だとは思いますが、それでも人の為の人生じゃなく自分の為の人生ですので、回りの人の顔色や常識に合わせても意味が無いので他人に迷惑の掛からない事であれば馬鹿にされようが失敗して頭を抱えようが技術を磨く為には常に自分の生き方を貫けばいいと思いますし、認めてもいない相手に何を言われようが気にしなくて良いと思います。
上を見てもキリが無く、下を見てもキリがありません。
上でも下でもなく、前を向いて己と向き合ってせめて自分自身には負けないようにしませんか。と、最近何人かの人が悩んでいる様子だったので、ふと、そんな事を思いました。

世界的有名な事業を幾つも成功させたジョブズさんのスピーチは上の動画で見ることが出来ます。


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ジョブズさんついでに、ぱっと見ジョブズさんが表紙に描かれているようにも見えるこちらの本ですが、こちらはF1やCARTの世界で有名なエアロダイナミシストでありデザイナーであり空力の天才の異名を持つエイドリアン・ニューウェイ氏の初の著書で、先日日本語和訳版がやっと発売されて発売前に予約していたものがやっと手元に届きました^^

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ちなみにこの厚みでボリューム満点ですが、一時期F1マシンのエキゾーストパイプに設置されたレゾネーターの狙いなど、世界最高峰のカテゴリで戦っているトップエンジニアが莫大な予算を武器に研究開発を行っていた内容が多いので、普段では到底知る事の出来ないような濃い内容も多く非常に面白く読めます^^
万が一コロナに罹ってしまったら隔離生活でゆっくり読みたいと思いますw
というのは冗談ですが、
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例年であればこの時期は海でボーっとしてると気持ちが良いのですが、3密を避けるとはいえ、移動中に事故って病院に担ぎ込まれたらさぞかし医療関係の人には迷惑だろうなぁ・・・とか考えると自粛せざるを得ず。。。
とりあえずここ一週間で3回も緊急地震速報が鳴っているので、そちらも気になったりで凄い時代だwと諦めます・・・。




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2020年04月21日

FCRキャブ 非分解箇所+加速ポンプ オーバーホール手順

昨今のコロナウイルスの蔓延を受けて何とかウイルスに感染する前に受けた作業を全て終わらせて肩の荷を下ろしておこうと作業をこなして、やっとペイント関係の作業だけ全て終わらせる事が出来ました。
そこで、現在猛威を奮っているコロナウイルスの状況を踏まえ、急な感染〜長期的な作業離脱、最悪は死亡までの考えられるリスクが高くなっている事から、受けた作業を最後まで遂行出来ない恐れもあるので、コロナウイルスのブームが落ち着くまで量産品など一定の期間を要する纏まった量の作業の受付を停止させて頂きます。
キャブレター制作など見通しを持てる通常の作業は今まで通り進め、仮に感染などがあった場合にはその時点でご依頼を頂いている皆様に個別にお知らせをさせて頂きます。
最後までやりきる責任感を持ってしても感染のリスクだけは避けられないのでご理解とご協力を宜しくお願いいたします。

なんて書いてみたものの、正直自粛ムードで皆さん時間に余裕が出来たからか?お問い合わせの件数がかなり増えている&ショップさんからの依頼件数も増えている事から多分ですが、業界はちょっとしたコロナバブルな気がします。
という事は今バイクや車の整備をしているインドアな方向から収束後は原油が暴落していることからガソリン価格もかなり落ちて高速料金の優遇策など一気にアウトドアな方向に向かうかと思われますので、いま非常に厳しい状況に置かれているサービス業や外食産業の個人店の方にはこれからを見据えてカラオケルームならぬテレワークルーム屋さんなどコロナによって新しく開かれた別の世界へシフトするか何とか生き残ってその時に向けて頑張って欲しいなと思います。
一応念のため原油先物の価格を見たらとんでもない事に・・・
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歴史的瞬間、世界的な自粛ムードで自動車よりも飛行機が世界中で飛ばなくなった事で需要が激減したことに端を発した先物価格がまさかのマイナスにまで暴落・・・。

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こちらは40年近い原油先物価格を一枚に表したモノですが、どれだけ今の世界が異常な状態かが分かりますね。。。

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ちなみに自分の使っているチャートがマイナス表示出来なかったので調べてみたら1バレル-40ドルまで行ったようでこのままでは世界が壊れそうというか、個人で壊れた人は相当居そうですね。。。

たぶん今回の価格操作の先陣を切っているのではなかろうか投資の神様の格言ですが、

『 まず生き残れ。儲けるのはそれからだ。』

とんでもない世の中になっていますが、どんな世界でも生き残ってこそなので一先ずのんびりと体力を温存して免疫力高めに収束してくれるのを待ちたいと思います。



という事であっという間に一ヶ月以上経ってしまいましたが、前回の記事の続きで今回はFCRキャブレターの加速ポンプワンウェイバルブの交換手順の説明と、数をこなして個人的に確立したFCRキャブレター非分解部分の分解方法+失敗しやすい注意点をご紹介します。

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数年前から消耗品扱いとなっていた高価なFCRキャブレターを再生させようとFCRキャブレターの非分解箇所のオーバーホールを目的にオリジナルで制作した高耐久なOリングのセットと加速ポンプ部分の補修用のワンウェイバルブの販売を行っているのですが、購入して頂いた方には発送の際のメールにて説明を添付しているのですが、ある程度の作業数をこなすうちに作業手順の精度も上がって作業難易度を下げる事が出来ましたので、

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これならD.I.Yで作業を楽しむ方でも難なく作業が行えるのではないか?という事と、以前からショップ様からもご依頼のお問い合わせを頂く事もあり、これらの作業をショップ様ご自身で行っていただくことでショップ様毎の利益性と作業の幅が広がるのではないか?ということで、こちらで試行錯誤して確立した作業手順と気を付けるべきポイントをシェアするべく作業手順をご紹介をしておきます。
※ あくまでも一個人の経験に基づいた内容ですので参考程度にお読み下さい。

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まず今回の話の元となる加速ポンプの不調ですが、症例として画像のように加速ポンプが不調で一か所だけ噴出しなかったり、噴出量に明らかなバラツキがあったり、
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青線で印した部分にステッカーが貼られる枠の無いタイプの初期型のFCRキャブレターではワンウェイバルブの栓に樹脂製の物が採用されているのですが(現在は真鍮製)、その樹脂の栓が中で動いて圧力損失を起こしていたり作動不良を起こしていたりと、気筒間でバラツキが生まれて燃焼具合に不具合をもたらしている個体が多く存在しています。

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そのような時に本来分解整備が行えないFCRキャブレターの非分解部分の分解とワンウェイバルブの交換を行う事で、高価なキャブレターを再利用する方向で分解修理をする内容をこちらに記載しておきます。

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まずOリングのセットを購入して頂いた際にお問い合わせをいただくこのネジ穴を塞いでいる黄色い物体ですが、

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マイナスドライバーなどでカリっとコジれば簡単に取れます。

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そしてこの非分解箇所の分解で作業の成否を分けるのは六角レンチの使い方で、単純にネジを舐めずに緩められるか・・・に作業の全てが掛かっています。
そのネジを緩める際に失敗する原因の殆どは六角レンチのボールポイント側を使ってしまう事による部分が多いので、

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使用する六角のサイズは2mmと2.5mmの2種類なので、単品で購入しても差ほど高くはありませんので必要であればホームセンターでストレートタイプを用意して作業に挑んでください。

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ちなみにこの手の安くてお得工具は精度が出ていないものが多いのでお勧めしません。※ 経験談

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特にここのネジを舐めると本当に面倒くさいので注意してください。
舐めた場合には六角レンチを買っといた方が全然安上がりだった。。。と後悔するくらい費用と時間が掛かるかと思います。

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理想としてはショートタイプの六角レンチがあればベストですが、

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仮に通常の六角レンチを使用する場合に横着をして画像のようにネジ穴に対して斜めに六角レンチをセットして回そうとしないでください。

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必ずネジ穴に対して垂直に六角レンチを立てて緩めてください。

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念のため、非分解部分を分解するのに取り外す必要のあるボルトは2か所の計4本となります。
順番としまして2.5mmのボルトを先に緩め、非分解部分の分離後に2mmのボルトを外します。

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そして2.5mmの2か所のボルトを無事に外したら非分解部分を接着している金属パテの剥離ですが、以前まではフロート側を少しずつ叩いて剥離をしていましたが、稀に硬過ぎてフロートが割れてしまう大失敗を経験して頭を抱えたりで、もっと確実に安全な方法は無い物か?と考えてその都度試した結果、現在では剥離をする際に青マルで示しましたポイントを叩いて剥がすと比較的安全で簡単に剥がせる事が判明しました。

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イメージ的にはこのような状態で叩く感じで、

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インパクトを与えやすいように鉄の小さなハンマーでコンコン(力小)〜カンカン(力中)と左右を交互に叩いて、間違ってもガンガン(力大)で引っ叩かないでください。
また剥がれた際にフロート側が飛ばないように画像のように片手で支えておいてあげてください。

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ちなみに格子部分では絶対に叩かないでください。
一瞬でキャブがジャンクになって再起不能となりますので。。。

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そして接着部分が剥がれたらフロート側から格子を留めているボルトを2mmの六角レンチを使用して取り外しますが、こちらのボルトが本当に舐め易いのでボールポイントを使用せず、垂直に慎重に緩めるよう注意してください。

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もし指の力だけでは硬くて回らない場合には画像のようにプライヤーなどで六角レンチを掴んで、ネジ穴側に力を押し付けながら舐めないように時計の反対方向に回して緩めて下さい。

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こちらのボルトは仮に舐めてしまっても比較的簡単に取れますので、舐めてしまった場合にはドリルで頭を飛ばして、

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ネジを除去してください。

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そして加速ポンプワンウェイバルブの交換ですが、新しい栓に交換する前に旧式のFCRキャブレターに採用されている樹脂製の栓を抜く必要があるのですが、

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適当に先の尖った画鋲とライターなどを用意していただいて、画鋲などの先端をライターで炙って熱を持ったタイミングで・・・

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グサっと樹脂栓に突き刺してから冷めた頃にスポっと抜けば画像のように取れます。
※ 現行タイプの真鍮製の場合にはドリルで揉んで削り取る必要があります。

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※ ワンウェイバルブの構成部品は非常に細かい部品ですので一度見失うと探すのが困難とまります。 作業をされる場合には落としても見つけやすい室内などでの作業をお勧めいたします。
※ 当方がリリースしている真鍮栓の凸状の突起は差し込み方向を分かり易く示す為の物で、スプリング内径よりも細径仕上げとなっております。
凸部分にスプリングを刺して反対にすると脱落しますので、穴にセットする際には個別にセットをしてください。


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そして スチールボール ⇒ スプリング ⇒ 真鍮栓 の順でセットをしたら・・・

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ピンポンチなどを使用して打ち込みを行います。

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打ち込む深さは画像の線の位置まで入っていれば問題ありません。

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ちなみに非分解部分を剥離する時や栓を打ち込む際にピンポンチなど専用の工具が無い場合には適当なボルトなどで代用も出来るかと思います。

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あまりお勧めはしませんが、もし自分が何も無い状況なら使えるモノを代用して作業を行うと思います。

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そして非分解部分を分解した時にしか掃除の行えない加速ポンプジェットの清掃も忘れずに行って、

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穴の詰まりなどをチェックしますが、

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もし専用の道具が無い場合には画像のような配線の切れ端を使ってそれぞれの太さに合わせたモノを代用として作れますので、無ければ有るものを使って作業を行ってください。

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そして以前に非分解部分の分解記事を書いた際には接着されていた金属パテは触らずにそのまま液体ガスケットを少量塗って組み付けてくださいと書きましたが、この金属パテは画像のようにカッターの刃で削ぎ落すと綺麗に剥がれる事が分かりましたので、出来るだけ切れ味の良いカッターの刃を使用してキャブと金属パテの間にカッターの刃を切れ込むようにして金属パテを剥がしていってください。
※金属パテが綺麗に剥がされていても剥がされていなくても性能に変わりはありません。

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またボディ表面はウェットブラストなどが無くても、金属ブラシでゴシゴシ擦れば綺麗になります。

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ちなみに金属パテの除去ですが、ボディ側は凹状に詰まっている分は無理に除去しなくても良いと思います。

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ということで綺麗になったら・・・

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Oリングをセットして分解時の逆手順で組み付けを行いますが、

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ダウンドラフトとホリゾンタルではOリングの形状が若干異なりますので、

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ダウンドラフトで当方のオリジナルOリングを使用の場合には画像の点線部分でカットして使用してください。

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参考までに組み付け時に接合面に使用している液体ガスケットはパーマテックスのモトシール1という耐ガソリン性の強いモノを使用していますが、個人の方でそんなに大量に必要ないという場合にはバイク量販店で売っているDAYTONAから出ている「耐ガソリン液状ガスケットグレー10」という商品が中身はパーマテックスのモトシール1と同じだと思うので安くて少量で使い勝手が良いかと思います。

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そして綿棒などを使って薄く塗付けて組み付けを行い、

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全てのネジを締め付ければ完成です。
※余談ですが、ボディ内部のガイドローラー部分に摩耗が見られた場合には協立工芸様が販売しているSEPベアリングガイドを使う事で問題を回避する事が出来ます。


2020.4/26 補足1.

下記動画にて非分解箇所のOリングが劣化して傷んでいるかのチェックを簡易的に行う方法をご紹介しておりますので、非分解箇所の修理をご検討の際には一度ご確認をしてみてください。



補足2.

稀に非分解部分のOリングを交換後にアクセルをガバっと開けるとエンジンがストンと止まってしまうようになった事でトラブルや組み付けミスか?と心配になってご連絡を頂くことが御座います。
その現象はガソリンが漏れていたり滲みなどを起こしていたスロー系が正常に戻った事で低回転時のガソリンの供給量に変化が表れたためにセッティングにズレが生じた事によるセッティングの変化が原因です(多くの場合は燃料を薄くする方向で修正します)ので、スロー系のリセッティングをお願いします。


2020年03月17日

FCRキャブレター 他 オーバーホールとペイントについて

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普段よりセラコート処理に関するお問い合わせを頂く中でキャブレター制作に関するお問い合わせも多く頂くので、よくある質問に答えつつ作業の流れなどを紹介する説明をアップしておきます。

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まず多いのが中古のキャブレターでも制作出来ますか?という内容と、個人でも作業の受付はしていますか?という内容ですが、キャブレター制作のオーダーはショップ様、個人オーナー様問わず、また中古ベースでも新品ベースでも画像のような分解ベースでも施工は可能です。

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キャブレター制作時には新品中古品関係なく、分解出来る部分は全て分解をした上で、一つ一つの細かな部品も全て施工対象として希望される仕様にてハンドメイドで個々に合わせて制作を行います。

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割れやクラック、致命的な欠けなどボディ自体の程度が悪くなければ新品ベースでも中古ベースでも仕上がり自体は基本的に変わりませんのでご安心ください。

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また中古のキャブレターをベースとした場合にこちらで施工前に各部のチェックをしまして、制作しても本来の性能を発揮出来ないような著しく状態の悪いキャブレターに置きましては施工費用が無駄となってしまいますので作業をお断りするか、当該箇所の修理が可能な場合にはオーナー様とご相談の上、修理等を行って再生などの作業を追加して行っております。

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実際の作業の流れとしまして、

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分解時には各部の変形や消耗具合を目検に頼らず電子顕微鏡を使用して状況診断を行い、

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分解後に洗浄と空焼きをして・・・

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消耗部品や変形などが見られた場合には・・・

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予算などを打ち合わせの上、許される場合には新品部品への交換を行います。
※消耗部品などパーツの持ち込みも歓迎ですので、交換パーツを既にお持ちの場合にはキャブレターと一緒にお送り頂ければ組み付け時に新品に交換をして組み付けを行います。

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また通常のO/hでは分解しないメーカー非分解部分も結構な割合で内部のOリングにダメージを受けている個体が存在するので、必要な場合には分解をして、

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不良個所の修正や長年の汚れをウェットブラストを使用して艶出しも兼ねた洗浄を行った上で、

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シーズンオフや定期的なメンテナンスの際に強力な洗浄剤を使用してガンガン洗浄しても純正のようにOリングがヘタレないよう高耐久な対策素材でオリジナル制作した専用のOリングKitを使用して組み付けを行い、純正よりも高耐久な仕様で復活させます。

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そして非分解部分の組み付けが完了しましたら・・・

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各キャブレターに合わせた専用のマスキングKit を使用してブラスト処理を行って、

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ブラスト後に超音波洗浄機にて入念に洗浄を行い、再度焼き付け乾燥後にコーティング作業へと移ります。

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そしてご希望の各仕様に合わせてセラコートやガンコートを駆使して細かな部品の一点一点にコーティング作業を済ませたら・・・

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各部を調節しながら元の状態のジェッティングにて組み付けを行い、組み付け後にオーバーフローのチェックと、

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加速ポンプの状態などをチェックして問題が無ければ完成です。

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そして先行しているキャブレターの作業が完了する頃合いに次の予定のキャブが入荷して作業を開始して、

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完成した頃に・・・

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また次の作業の入庫が・・・という感じで作業の受付は予約順となっております。

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また、キャブレター制作はFCRキャブレターやCRキャブレター以外にもハーレーで多く使われているHSRキャブレターなども全て分解のうえで、

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専用のマスキングKit を使用して一点ずつ塗分けを行って制作をします。

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FCRキャブレターなどに限らず他のキャブレターでも新品中古品関係なく施工対象となりますので、画像のようにヤレていても、

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施工後は新品ベースと同様外見の見た目は基本的には変わりませんので、機関が良好なら現在ご使用中のキャブレターベースで全く問題無いかと思います。

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またキャブレターの制作作業は全てハンドメイドで一品モノに近い作業となりますので、画像のような取り扱い実績の無い古いハーレーのショーバイク用のキャブレターでも、

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出来る限りご希望の仕様で仕上げられるよう作業を行っております。

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そして上で紹介しました古いハーレー用のキャブレターを装着したシュアショットさん力作のHRCSベストアワード賞獲得マシンが先日発売されたVIBES誌のカバー車両になっており、
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キャブレターと共に施工させて頂いたハブとブレーキが一体の非常に高価な足回りなども含め、詳細はVIBES 4月号にてご覧いただけますので宜しければ仕上がりの参考程度にご覧ください^^
という事でこの辺で終わりにして、次回はFCRキャブレターの加速ポンプの交換手順の説明記事を紹介しようかと思います。

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最後に各作業は完全予約制で常に予約順に作業を開始しておりますので、その都度作業に取り掛かれるタイミングや納期が異なります。
イベントなどが控えている場合にはお時間に余裕を持って事前に secretbase-racing@nifty.com までお問い合わせ頂ければと思いますのでよろしくお願いいたします。

2020年03月09日

ドラフェス

今年最初のセントラルサーキットで行われたドラッグフェスティバルに参加してきました。
結果はスタート時のウィリーとテールスライドを克服出来ず練習した60ft区間のタイムが詰められずに目標の9秒台には入りませんでしたが、とりあえず最後の一本(実際にはもう一本残っていましたが)で、もうこれで最後の走行なのでスタートに失敗しても何でもいいからアクセルを戻さず最後まで全開で走って高回転のログだけ取っておきましょう。と挑んだ一本で、スタートでリアを滑らせて失敗しつつも前回の10.3秒から更新して10.2秒を記録。
で、何だか無理に狙わず普通に走れば9秒台に届くんじゃないか?と、もう一本走行が残っている事も判明して期待が膨らみましたが、最終的にシフトミスで不発に終わりました。
で何で画像が無いんだ?って話ですが、驚いた事に今回撮影したカメラの記録メディアを現場の車の荷室に置いているタイミングでカメラから抜き取られ盗まれてしまいました。。。
とりあえずいつもの仲間の車で遠征していたのでドライブレコーダーが停車中も12時間記録を保存しているタイプの物で、家に帰ってすぐに気が付いたので仲間に即連絡をして確認をしてもらって特定も済んで何故に。。。って感じですが、今更メモリは戻って来なそうですので今後どうするかはこちらで考えます。
何だかどっと疲れたというか、今回のレース以外の直近の作業記録や完成画像なども全て失ってガッカリですが、PCで保存していた10.2秒の動画だけ貼っておきます。







akane380 at 00:17|PermalinkComments(4)│ │V-MAX1200エンジン製作 

2020年03月04日

V-MAX1200 リトライ

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先月末にセントラルサーキットで開催されるドラッグレースイベントのドラフェスに参加する為に新たな計測装置のドラッギーを導入してスタートの練習を行ったV-MAX1200 ゼロヨン 9秒入りチャレンジですが、結果的にイベント当日の天気が雨予報との事で、イベントの2日前に2週間後の3月7日に延期が発表されたのですが、お陰で当日はイベント日が重なっていた筑波で開催されたAttack を観に行く事が出来たりで、主催者である長尾さんの早期判断は本当に助かりました^^
そしてもう一つ助かった事が有ったのですが、

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前回の練習時に最後の走行から2本目辺りからリアのタイヤ温度を測る際に近付くと、エンジンのリアバンク付近から排気音やエンジンのメカノイズの中に混じってほんの少しだけ微かに ” シ、シ、シ、シ、シ ” と異音が混ざって聞こえ始めて、バルブ周りに何か起こり始めたな・・・と察しつつ、まだ「シ」の段階だしそこまでのトラブルじゃないな。と、これが「チ、チ、チ、チ」や「タタタタ」の大きな音に変わると不味いけど、とりあえず2日後の夜に出発するので時間も無いし、今回はこのまま行って、戻って来てからエンジンを開けようと考えていたのですが、急遽イベントが延期になった事で時間が出来たため、直ぐに車両をオーナーに持ってきていただいてエンジンを開けてチェックをしてみると・・・

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自分の12Rでも散々悩まされたバルブコッター飛びの症状が又しても・・・。
で、自分の12Rの時にはバルブスプリングの変形と荷重を合わせる為の策が原因だったと判明したのですが、今回は何故・・・とリテーナーを確認してみると、

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お高いチタンリテーナーが無残に割れていて流石に自分の12Rでもこの症例は無いな。。。と。

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そして破損したリテーナーを観察してみると、本来凹に収まっているシムが‖Δ鉾瑤喀个靴銅个瓩砲覆辰燭箸海蹐鬟ムに押されて無理やり押し込まれた反動でリテーナーを割って、その反動で側に弾かれた所を再度カムが下りてきて押され、何度か打ち付けられたタイミングで運よく凹内に収まり、の欠け部分は,侶腓韻診吠劼リフター内から脱落する際に隙間に挟まって強い力が掛かった為に欠けた物と推測。
そしてその現象はエンジン始動時のクランキングで発生したと思われるのですが、今回のV-MAX1200では圧縮をかなり上げている事と、バルブスプリングを強化している事、そして元々セルモーターが弱い事が重なってセルの周りが悪く、バッテリーを2個並列で繋いで何とかセルを回している状態なのですが、ちょいちょいクランキング時にスターターギアが逃げてしまいその瞬間にカムのジャーナルがバルブスプリングの反力に負けて逃げてしまうような状態が稀に起こり、そのためにオーナーさんには「壊れるのでセルを回す際にラフに回さないでください」と、エンジンが掛かるまでボタンを押し続けて下さいと何度か注意をしたくらいにエンジン始動に気を遣う仕様なのですが、その勢いよくカムが押し戻ったほんの少しのクリアランスでリフターとシムが撃ち出されて一瞬宙に浮いてシムがズレたのだと思います。

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実際にシリンダー内を内視鏡で確認をしてみるとバルブとピストンの接触は軽度で、セルのクランキング程度のスピードだった事でシムが浮いてリフト量が増えた状態でもバルブが飛び出したシムとの隙間分カム側に飛び出す事でピストンとの接触もソフトになり損傷も最小限に抑えられ、そのタイミングでコッターがズレたものと考えられます。 これがエンジンが回っている高回転時だった場合には一発でバルブが打ち返されて致命傷が残るインパクトを与えていたと考えられますので、とりあえず全開走行時などに起こった事案ではないと判断をして問題無いとみてこのインナーシム+強化スプリングの仕様を継続していく事としました。

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そんなこんなで、今回のV-MAX1200は元々純正がアウターシムなところを海外ブランドの流用でインナーシム化をしているので、修正するとなると海外からの取り寄せとなるのですが、ヘッドガスケットとチタンリテーナーをそれぞれメーカーに発注したところ、チタンリテーナーだけ何とか先日入荷したので早速交換を・・・。

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で、ヘッドガスケットが間に合わなかったのでシリンダーヘッドを剥がさなくても作業出来る方法を・・・と考えて、燃焼室にコンプレッサーからの圧縮空気を送る事でリテーナーを外した際にバルブの脱落を防止する専用の工具が世の中に有る事を思い出して、とりあえずその真似で燃焼室に圧縮空気を送って・・・、

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専用の工具も無いし、治具を作る時間も勿体無いので、仲間に応援に来てもらって人力でバルブスプリングコンプレッサーの先端を押して貰って・・・とマンパワーで何とか無事に交換が完了♪
割れたリテーナーの破片はシリンダーヘッドのオイル溜まりの凹部分に取り残されている状態ですが、アルミのように削れるモノではないので今回はそのまま摘出せずに寝ていてもらいます。
あとは明日マフラーなどを組み付けて、金曜まで時間に余裕を持って仕上げられそうです^^


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ちなみに参考までに、圧縮空気をシリンダーに送ると言ってもプラグホールのネジ径と同じアダプターなんか無いぞ。。。と悩みつつ、以前にヤフオクで実験に使う用に2千円くらいで購入をして、使用一発目でゲージの針が壊れたシリンダーのリークテスターが有ったのを思い出し、それを使って今回圧縮空気を送る事が出来ましたので、自作で治具を作る場合には安価なヤフオク製を流用すると費用が抑えられるかもしれません^^

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そして今回のチェック時に昨年の走行でガスケットが抜けてしまった経緯があるので念のためにシリンダーの締付ボルトをチェックしたところ、前回同様真ん中の4本が緩んでいたので純正のスタッドボルトでは役不足な事も分かりました。
12Rなどだと強化品が売られていて比較的簡単に入手が出来るのですが、V-MAX用は出ていないようでARPなどで制作して貰うしか無いようです。。。

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ついでに分解時にアクセルのワイヤーを留めるステーのコの字部分が折れ掛かっているのを発見して溶接して補強。

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その後、ブラックにセラコートでコーティングをしてステーの対策も完了。

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そして前回手作業で加工をして少し段付きが残っていたインシュレーターの段差も旋盤を使って精度良く修正して、キャブと相談をして若干内径も拡大^^
とりあえずやれる事はやってみました的な感じですが、あとはオーナーさんが残りの0.3秒を詰めて9秒台に入れてくれるか結果は如何に・・・という事で、今年一発目のチャレンジ行ってきます♪



akane380 at 04:33|PermalinkComments(0)│ │V-MAX1200エンジン製作