2024年03月03日
機材トラブル
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作業のご依頼に関しまして、現在多数のご依頼を頂いております関係で作業予約の方が4月の初旬〜となっております。
ご不便をお掛けし誠に申し訳御座いませんが、ご依頼をご検討して頂けます際にはお時間的なご都合等をご考慮頂いた上でのご依頼をお待ちしております。
※単品のセラコート処理などはその都度状況に応じて対応をいたしますので、作業をご依頼頂けます際には一度 secretbase-racing@nifty.com まで納期をお問い合わせくださいます様、宜しくお願いいたします。
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うっかりミスで消してしまった旧ブログの更新年数を加算すると今年でガレージの活動も多分22年位経つのですが、ガレージ内の初期からある機材がこのところ頻繁に故障を抱えるようになりまして、
先日ウェットブラストを使用していると段々ブラストの効果が弱くなって、ブラストを当てても当てても対象物の肌が綺麗にならないので何でだろうか?とキョロキョロして、
ふと足元をみると床がびしょ濡れで、何だこりゃ?と原因を探してみると、
どうやらポンプのインペラーが収まっている部分のシールがダメになって圧送したスラリーが漏れ出て来てしまうようになってしまったようで、ウェットブラストが使えないとキャブレターの洗浄などが行えないので急ぎ修理が必要となってしまったのですが、
とりあえず分解をしてどんな仕組みなのかを確認し、
チェックの結果、一般的なメカニカルシールが組まれていてこれがダメになっていたので、多分これならメーカーに問い合わせれば部品だけ出してくれるだろうと勝手に一安心して翌日にメーカーに問い合わせをすると ” 部品単体でのご用意は御座いません ” との無慈悲な回答で、ポンプ一式のアッセンブリー交換となりますとの事で、モーターで5〜6万、ポンプ部分で4万位として10万前後かなぁ・・・。でも作業も溜まってるから考えてる暇も悩んでる暇も無いんだよなぁ・・・なんて考えて時間を買う方向で購入する気で見積もりをお願いしたところ・・・、
ジュ、ジュウナナマンゴシェンエン・・高っ!w
消費税と送料を足したら20万オーバーは無理ぽです。。。
こうゆう時に不思議なのですが、このメーカーが一部ターゲットにしている客層というかマーケットってレストア関係の仕事をしている人達も多く含まれると思うのですが、そういう人達からしたらこのレベルの修理くらい簡単な訳で、なぜアッセンブリーにせずこのシールを単体で出してくれないのかと不思議になりますというか、寧ろ不親切過ぎて不信感しか湧きません。
企業相手ならこの位安い安いと交換してくれるのかもしれませんが、自分のような貧乏人向けにシール単体でも販売してくれれば良いのに・・・と。
何よりもこのメーカーサイトに「SDGs実現に向けた取り組み」などと書いてありましたが、一般的に入手が可能で交換可能なシールがダメになっただけでモーター一式を廃棄させてASSY交換をさせるような企業が何を言っていやがる!と新品が購入出来ず持続不可能な貧乏人目線では非常に腹立たしくもありw
でも問い合わせの際に担当してくれたスタッフの方は非常に親切な方で図面なども提供してくださり本当に助かりましたので企業名は伏せておきますw
で、昔から貧乏は人を育てると考えているので今回も自力で何とか直そうと思いますが、今回のトラブルはポンプのメカニカルシールが摩耗してシール性を失ってしまった事が漏れの原因でしたので、ネットを徘徊してこのポンプに合う規格のメカニカルシールを探しますが、国内のサイトでは同一規格の物が見つからず、とりあえず中国のサイトから近い規格の物を複数取り寄せて無事復活となりましたが、
このウェットブラストが使えない間、作業が止まってしまっていたので滅茶苦茶納期は遅れるわ、作業は溜るわで未だにてんてこ舞いで、お待ち頂いているオーナー様方には大変ご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございません。。。
ちなみに今回の修理に掛かった費用はメカニカルシール代の3,500円ほどでしたので、結果的に取り寄せたポンプの見積もりが高くて助かりました^^;
作業のご依頼に関しまして、現在多数のご依頼を頂いております関係で作業予約の方が4月の初旬〜となっております。
ご不便をお掛けし誠に申し訳御座いませんが、ご依頼をご検討して頂けます際にはお時間的なご都合等をご考慮頂いた上でのご依頼をお待ちしております。
※単品のセラコート処理などはその都度状況に応じて対応をいたしますので、作業をご依頼頂けます際には一度 secretbase-racing@nifty.com まで納期をお問い合わせくださいます様、宜しくお願いいたします。
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うっかりミスで消してしまった旧ブログの更新年数を加算すると今年でガレージの活動も多分22年位経つのですが、ガレージ内の初期からある機材がこのところ頻繁に故障を抱えるようになりまして、
先日ウェットブラストを使用していると段々ブラストの効果が弱くなって、ブラストを当てても当てても対象物の肌が綺麗にならないので何でだろうか?とキョロキョロして、
ふと足元をみると床がびしょ濡れで、何だこりゃ?と原因を探してみると、
どうやらポンプのインペラーが収まっている部分のシールがダメになって圧送したスラリーが漏れ出て来てしまうようになってしまったようで、ウェットブラストが使えないとキャブレターの洗浄などが行えないので急ぎ修理が必要となってしまったのですが、
とりあえず分解をしてどんな仕組みなのかを確認し、
チェックの結果、一般的なメカニカルシールが組まれていてこれがダメになっていたので、多分これならメーカーに問い合わせれば部品だけ出してくれるだろうと勝手に一安心して翌日にメーカーに問い合わせをすると ” 部品単体でのご用意は御座いません ” との無慈悲な回答で、ポンプ一式のアッセンブリー交換となりますとの事で、モーターで5〜6万、ポンプ部分で4万位として10万前後かなぁ・・・。でも作業も溜まってるから考えてる暇も悩んでる暇も無いんだよなぁ・・・なんて考えて時間を買う方向で購入する気で見積もりをお願いしたところ・・・、
ジュ、ジュウナナマンゴシェンエン・・高っ!w
消費税と送料を足したら20万オーバーは無理ぽです。。。
こうゆう時に不思議なのですが、このメーカーが一部ターゲットにしている客層というかマーケットってレストア関係の仕事をしている人達も多く含まれると思うのですが、そういう人達からしたらこのレベルの修理くらい簡単な訳で、なぜアッセンブリーにせずこのシールを単体で出してくれないのかと不思議になりますというか、寧ろ不親切過ぎて不信感しか湧きません。
企業相手ならこの位安い安いと交換してくれるのかもしれませんが、自分のような貧乏人向けにシール単体でも販売してくれれば良いのに・・・と。
何よりもこのメーカーサイトに「SDGs実現に向けた取り組み」などと書いてありましたが、一般的に入手が可能で交換可能なシールがダメになっただけでモーター一式を廃棄させてASSY交換をさせるような企業が何を言っていやがる!と新品が購入出来ず持続不可能な貧乏人目線では非常に腹立たしくもありw
でも問い合わせの際に担当してくれたスタッフの方は非常に親切な方で図面なども提供してくださり本当に助かりましたので企業名は伏せておきますw
で、昔から貧乏は人を育てると考えているので今回も自力で何とか直そうと思いますが、今回のトラブルはポンプのメカニカルシールが摩耗してシール性を失ってしまった事が漏れの原因でしたので、ネットを徘徊してこのポンプに合う規格のメカニカルシールを探しますが、国内のサイトでは同一規格の物が見つからず、とりあえず中国のサイトから近い規格の物を複数取り寄せて無事復活となりましたが、
このウェットブラストが使えない間、作業が止まってしまっていたので滅茶苦茶納期は遅れるわ、作業は溜るわで未だにてんてこ舞いで、お待ち頂いているオーナー様方には大変ご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございません。。。
ちなみに今回の修理に掛かった費用はメカニカルシール代の3,500円ほどでしたので、結果的に取り寄せたポンプの見積もりが高くて助かりました^^;
akane380 at 03:33|Permalink│Comments(0)│
2024年02月16日
しない善より、する偽善
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作業のご依頼に関しまして、現在多数のご依頼を頂いております関係で作業予約の方が4月の初旬〜となっております。
ご不便をお掛けし誠に申し訳御座いませんが、ご依頼をご検討して頂けます際にはお時間的なご都合等をご考慮頂いた上でのご依頼をお待ちしております。
※単品のセラコート処理などはその都度状況に応じて対応をいたしますので、作業をご依頼頂けます際には一度 secretbase-racing@nifty.com まで納期をお問い合わせくださいます様、宜しくお願いいたします。
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先月の話ですが、1月1日に発生した石川県の震災による被害の大きさから微力ながら何かのお役に立てて頂ければと石川県令和6年能登半島地震災害義援金を通じて義援金を贈らせていただきました。
被災地の一日も早い復興及び、被災された皆様が一日でも早く平穏な生活が取り戻せるよう心よりお祈り申し上げます。
で、突然なぜ寄付の話なんだ?ってはなしで20年近く前の貧困時代に小銭で貯金をしていまして、金欠になる度に当時吸っていたタバコ銭にと100円玉をくすねていたお陰で殆ど1円玉と5円玉しか残らず、今では両替をするにも相応の手数料が掛かってしまうので下手をしたら両替手数料でマイナスになってしまうのではないか・・・と、完全なる死に銭を抱えていたわけですが、
先日X (旧Twitter)を見ていたら耳寄りな情報を見かけまして、「家に眠っている小銭を義援金として送ると手数料が掛からない」という内容で、意外に自分と同じように少額の小銭の扱いに困っている人は多いのではないかと、これはシェアした方が良いのではないかという事で、偽善者にもなれてやっとあの小銭の使い道も見つかって良いじゃない♪と早速銀行に行って義援金として有効活用させていただきました^^
ちなみに義援金と名打てば全て手数料が無料になる訳では無く、各銀行や郵便局によって無料となる対象の義援金送付先が決まっていますので、その中から各自送り先を選択して送っていただくような流れになっていて、窓口で義援金を贈りたいと伝えて送り先を選択したら、後は行員さんが全てやってくれたので何かを記入したりといった手間は一切ありませんでした。
そしてあの小銭の量でも1900円ほど有ったようで、塵積って山となるということで、少額ですが何かの役に立ってくれればと思います。
余談ですが、普通に両替とした場合に今回利用した京葉銀行では1001枚以上1500枚未満なら両替手数料で1100円徴収されて、手元には800円前後しか残らなかったようですが、みずほ銀行などは1001枚以上は手数料が1980円らしく、両替をしに行ったら手元にお金が残らないばかりか手数料で差額分を請求されるなんて場合もあるようです。。。
ちなみに募金なんかした事ないなぁ・・という方でも、ウチで作業をご依頼頂いた事が有れば間接的に募金をした事になっております。
世の中には自分達の好きなバイクや車が原因で親を失ってしまった子供たちがいるという現実から目を背ける事は出来ず、だからと言って何か出来る訳でもなく、で、毎年売り上げから一定額を交通事故などで両親を失ってしまった子供たちの為の公益財団法人 交通遺児等育成基金へ寄付をさせて頂いております。
しない善より、する偽善という事で今後も無理の無い範囲で続けていければと思っております^^
作業のご依頼に関しまして、現在多数のご依頼を頂いております関係で作業予約の方が4月の初旬〜となっております。
ご不便をお掛けし誠に申し訳御座いませんが、ご依頼をご検討して頂けます際にはお時間的なご都合等をご考慮頂いた上でのご依頼をお待ちしております。
※単品のセラコート処理などはその都度状況に応じて対応をいたしますので、作業をご依頼頂けます際には一度 secretbase-racing@nifty.com まで納期をお問い合わせくださいます様、宜しくお願いいたします。
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先月の話ですが、1月1日に発生した石川県の震災による被害の大きさから微力ながら何かのお役に立てて頂ければと石川県令和6年能登半島地震災害義援金を通じて義援金を贈らせていただきました。
被災地の一日も早い復興及び、被災された皆様が一日でも早く平穏な生活が取り戻せるよう心よりお祈り申し上げます。
で、突然なぜ寄付の話なんだ?ってはなしで20年近く前の貧困時代に小銭で貯金をしていまして、金欠になる度に当時吸っていたタバコ銭にと100円玉をくすねていたお陰で殆ど1円玉と5円玉しか残らず、今では両替をするにも相応の手数料が掛かってしまうので下手をしたら両替手数料でマイナスになってしまうのではないか・・・と、完全なる死に銭を抱えていたわけですが、
先日X (旧Twitter)を見ていたら耳寄りな情報を見かけまして、「家に眠っている小銭を義援金として送ると手数料が掛からない」という内容で、意外に自分と同じように少額の小銭の扱いに困っている人は多いのではないかと、これはシェアした方が良いのではないかという事で、偽善者にもなれてやっとあの小銭の使い道も見つかって良いじゃない♪と早速銀行に行って義援金として有効活用させていただきました^^
ちなみに義援金と名打てば全て手数料が無料になる訳では無く、各銀行や郵便局によって無料となる対象の義援金送付先が決まっていますので、その中から各自送り先を選択して送っていただくような流れになっていて、窓口で義援金を贈りたいと伝えて送り先を選択したら、後は行員さんが全てやってくれたので何かを記入したりといった手間は一切ありませんでした。
そしてあの小銭の量でも1900円ほど有ったようで、塵積って山となるということで、少額ですが何かの役に立ってくれればと思います。
余談ですが、普通に両替とした場合に今回利用した京葉銀行では1001枚以上1500枚未満なら両替手数料で1100円徴収されて、手元には800円前後しか残らなかったようですが、みずほ銀行などは1001枚以上は手数料が1980円らしく、両替をしに行ったら手元にお金が残らないばかりか手数料で差額分を請求されるなんて場合もあるようです。。。
ちなみに募金なんかした事ないなぁ・・という方でも、ウチで作業をご依頼頂いた事が有れば間接的に募金をした事になっております。
世の中には自分達の好きなバイクや車が原因で親を失ってしまった子供たちがいるという現実から目を背ける事は出来ず、だからと言って何か出来る訳でもなく、で、毎年売り上げから一定額を交通事故などで両親を失ってしまった子供たちの為の公益財団法人 交通遺児等育成基金へ寄付をさせて頂いております。
しない善より、する偽善という事で今後も無理の無い範囲で続けていければと思っております^^
akane380 at 03:58|Permalink│Comments(2)│
2024年01月21日
TOKYO AUTO SALON 2024
先週末に、幕張メッセで行われた東京オートサロンに行ってきました。
昨年は来ることが出来ず、ずっと生で見てみたかったシビック タイプR-GTをやっと生で拝む事が出来ましたが、
正直見慣れないというか、思い出もあるのでやっぱりNSX-GTの方が恰好良かったなと^^:
というか、この車両は展示専用のショーモデルなのかは分かりませんが、本番仕様の高強度なカーボン外装じゃないのでオーラもなく残念でした。。。
そんな少し残念な気持ちで会場内を歩いていると、一番好きだったチーム国光のレイブリッグカラーのNSX-GTが展示してあって、横にいるおねーさんがこのNSX-GTが描かれている箱を持っていて、ずっと探していたこのレイブリッグカラーのNSX-GTの1/18ダイキャストモデルがやっと販売されたのか♪ と喜んで買いに行ったらミニカーの販売を宣伝する為のただのモックアップでした。。。
そして会場内をぐるぐる見て回りますが、少し前から段々とボンネットを開けてエンジンルームを魅せるチューニングカーが減ってエアロ関係の車両が多くなってきたなぁ・・・なんて時代の流れを感じていましたが、今回は900台近くの展示があったようですが、感覚的にレース車両を除くとエンジンルームを開けてチューンドを魅せてくれている車両は全体の5%程度しかなかったのではないかと。
チューニングカーよりもカスタムカーの方が圧倒的な需要があるので仕方がないのかもしれませんが、何となく寂しいですね。
そんな中、このトラストさんのBMWは恰好良かったです。
そしてこちらはHKSさんのブースに参考出品されていたドラガスに代わる予定というカーボンニュートラルなレース燃料ですが、
世界的な企業にもなるとこのような部分にも注意していかないといけないようで大変ですよね。
お話を聞いたところ、現状既存のドラガスの方が性能はまだ上らしいのですが、ドラガス自体の設計が古いのでカーボンニュートラルを成し遂げつつ性能を向上させることは可能との事で、これからはレーサーも環境を考えないとより一層肩身が狭くなっていきそうですね^^:
ちなみにこちらはHKSさんのブースに展示してあったGRヤリス用のチューニングキットですが、
耐ノック性を高めるためにピストンクラウン部分に無電解ニッケルメッキが施されていているのも個人的に目新しいのですが、2014年頃にF1の燃費対策で高効率化を求めた結果生まれて採用され始めた副燃焼室付きのプレチャンバープラグがついに一般人にも手の届くチューニングパーツとして採用されたんだなぁ・・と、技術革新を止めないHKSさんは流石ですね。
そんなこんなで今回の目的の一つでもあったKOYORADさんに伺って自分の12Rで抱えるであろう熱問題を解決するべく相談をしに行ったのですが、ラジエターに関する自分の認識が間違っていたようで、こちらが考えていた仕様では問題が解決できないようで、また宿題が増えてしまいました。。。
オートサロンは普段気になっている些細な事などを色々なメーカーの本職さんに直接質問出来て勉強になるから本当にいい場所ですね^^
2024年01月13日
VTR1000FとRC30用 FCRキャブレターのオーバーホール作業
新年明けてまして〜なんて記事でもアップしようかと思っていたのですが、今年は元日早々から地震に航空機事故にと、なんだか暗い年始になりましたね。。。
数か月前に能登半島で大地震が起こるのではないかとYoutubeにアップされていた防災系のYouTuberの方が、その数ヶ月後には関東地方でも直下型の大きな地震が起こるリスクが高まっているなんて内容のYouTubeをアップしていましたので、明日は我が身と心して今年も生きようと思います。
今はただ被災された方々にお見舞い申し上げますとともに、被災地の皆様の安全と一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
今回は珍しくリンク式のFCRキャブレターのオーバーホール作業が重なったのでそちらの作業を記事にしてみます。
まずはこちらのだいぶ汚れてしまったVTR1000F用のFCRキャブレターですが、
20年間着けっぱなしだったとの事でかなり錆や腐食に侵されていて、
そこかしこがだいぶやられてしまっている状況でした。
分解後のチェックでは内部も長年の使用で蓄積された汚れで真っ黒な状況。
で、年末でバタバタしていて作業中の画像を取り忘れてしまったのですが、とりあえず洗浄して磨けるものは磨いて、汚れの酷いものはウェットブラストとセラコート処理にて仕上がり重視で下処理を行った上で組付けた状態ですが、
Oリング類も全て交換をして、リンク回りの清掃などで動きが渋かった部分なども手直しをして20年分の汚れや劣化もだいぶ取り除けたのではないかと思います。
そしてお次はこちらのRC30(VFR750R)用のFCRキャブレターのオーバーホール作業ですが、こちらの個体は他所で一度オーバーホールの作業を行った形跡がある個体で、組付け方が部分的に所々おかしな組付けが行われていたので、その辺りも修正しつつな作業となりました。
まずは分解ですが、今回こちらの個体は初期の頃のFCRキャブレターがベースとなっているので年式的に非分解部分の劣化が見込まれる事から、どうせならということで非分解部分のレストア作業も含めての作業となりましたが、
非分解部分を分解したところ、定番の加速ポンププランジャのワンウェイバルブ栓が張力を失ってポロっと脱落していましたので、直近の使用時点では加速ポンプの動きが本調子ではなかったようです。
なので対策として、今後は緩む事の無いようオリジナルで制作をした真鍮製のワンウェイバルブキットを使用して末永く安定した状態に持っていくよう修復を行いまして、
非分解部分のOリングなどもオリジナル制作した高耐久なフッ素性のものを使用して組付けを行っていきます。
そしてそれぞれの部品の下ごしらえが完了したら組付けですが、
通常の直列タイプと違ってV4用は組付け方に気を付けないと後からではネジが締め付け出来なくなってしまうので、あれこれ考えながら組付けを行っていきますが、
こんな感じでキャブレター同士が重なってしまう箇所があるのでフロートチャンバーの組付け順など気を付けなくてはなりません。
通常のFCRキャブレターと違うといえば、こちらは特徴的なRC30 専用のバルブシートですが、RC30 って完全なレーサーがベースなので燃料ポンプ車かと思っていたのですが、バルブサイズを見る限り自然落下型の給油方式だったんですね。
そこでしっかりと燃料を供給するためにサイドに削り込みを入れて流量を確保していたようで、この他にも加速ポンプの噴出方向の違いなど、通常のFCRキャブレターとは違う部分が何か所か見受けられましたが、現行のRC30用のFCRキャブレターでは通常のFCRと同じボディを使用しているっぽいので、RC30に関してはこの初期型のタイプの方をレストアして使用した方が贅沢な仕様なのかもしれませんね。
そんなこんなで作業を進めてラジオから流れてくる会話的にもうすぐ年越しかぁ・・・などと考えながらリンク回りを調整して、
ラジオからHappy New Year〜なんて賑やかな声が聞こえたその時、全くハッピーじゃない事実が判明。。。
なんとこの気筒のフロートチャンバーも先に取り付けておかなくてはならなかったようで、あれだけ気を付けていたのに何故。。。と、再度分解する羽目にw
毎年ガレージで作業をしながら近所のお寺から聞こえてくる除夜の鐘の音を聴きながら作業をするのが好きだったのに今年はクレームがあったのか鳴りませんでしたし、組み方失敗するしなんとも悲しい年越しで・・・。
それにしてもスロージェットの交換の際にいちいちキャブを分解しなくてはならないとは、RC30のFCRキャブのセッティングってめっちゃ大変ですね・・・^^:
まぁ本来レースユースな車両なので低回転域のセッティングなんか大体でも良いという考えなのかもしれませんが・・・。
その後、通常なら全ての組上げが終わってからオーバーフローのチェックを行いますが、今回は全て組んだ後にオーバーフローが発生したら精神的に病みそうなので、下回りが組み終わった段階で事前にチェックを済ませることに。
そしてオーバーフローのチェックと加速ポンプの噴出チェックに問題が無かったので、今回はオーナー様に持ち込んでいただいた共立工芸さんのSEPベアリングガイドを組み付けて機械同調で各気筒を合わせたら・・・、
新年1発目、RC30用FCRキャブレターのオーバーホール作業の完成です^^
先日オーナー様より取り付け後のチェックのご報告を頂きまして、以前から気になっていた中間域での息つきなどの症状も無くなってとてもスムーズに回るようになったとのご報告を頂きまして一安心いたしました♪
とりあえず今年も為せば成る、為さねば成らぬ、で頑張ります。
数か月前に能登半島で大地震が起こるのではないかとYoutubeにアップされていた防災系のYouTuberの方が、その数ヶ月後には関東地方でも直下型の大きな地震が起こるリスクが高まっているなんて内容のYouTubeをアップしていましたので、明日は我が身と心して今年も生きようと思います。
今はただ被災された方々にお見舞い申し上げますとともに、被災地の皆様の安全と一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
今回は珍しくリンク式のFCRキャブレターのオーバーホール作業が重なったのでそちらの作業を記事にしてみます。
まずはこちらのだいぶ汚れてしまったVTR1000F用のFCRキャブレターですが、
20年間着けっぱなしだったとの事でかなり錆や腐食に侵されていて、
そこかしこがだいぶやられてしまっている状況でした。
分解後のチェックでは内部も長年の使用で蓄積された汚れで真っ黒な状況。
で、年末でバタバタしていて作業中の画像を取り忘れてしまったのですが、とりあえず洗浄して磨けるものは磨いて、汚れの酷いものはウェットブラストとセラコート処理にて仕上がり重視で下処理を行った上で組付けた状態ですが、
Oリング類も全て交換をして、リンク回りの清掃などで動きが渋かった部分なども手直しをして20年分の汚れや劣化もだいぶ取り除けたのではないかと思います。
そしてお次はこちらのRC30(VFR750R)用のFCRキャブレターのオーバーホール作業ですが、こちらの個体は他所で一度オーバーホールの作業を行った形跡がある個体で、組付け方が部分的に所々おかしな組付けが行われていたので、その辺りも修正しつつな作業となりました。
まずは分解ですが、今回こちらの個体は初期の頃のFCRキャブレターがベースとなっているので年式的に非分解部分の劣化が見込まれる事から、どうせならということで非分解部分のレストア作業も含めての作業となりましたが、
非分解部分を分解したところ、定番の加速ポンププランジャのワンウェイバルブ栓が張力を失ってポロっと脱落していましたので、直近の使用時点では加速ポンプの動きが本調子ではなかったようです。
なので対策として、今後は緩む事の無いようオリジナルで制作をした真鍮製のワンウェイバルブキットを使用して末永く安定した状態に持っていくよう修復を行いまして、
非分解部分のOリングなどもオリジナル制作した高耐久なフッ素性のものを使用して組付けを行っていきます。
そしてそれぞれの部品の下ごしらえが完了したら組付けですが、
通常の直列タイプと違ってV4用は組付け方に気を付けないと後からではネジが締め付け出来なくなってしまうので、あれこれ考えながら組付けを行っていきますが、
こんな感じでキャブレター同士が重なってしまう箇所があるのでフロートチャンバーの組付け順など気を付けなくてはなりません。
通常のFCRキャブレターと違うといえば、こちらは特徴的なRC30 専用のバルブシートですが、RC30 って完全なレーサーがベースなので燃料ポンプ車かと思っていたのですが、バルブサイズを見る限り自然落下型の給油方式だったんですね。
そこでしっかりと燃料を供給するためにサイドに削り込みを入れて流量を確保していたようで、この他にも加速ポンプの噴出方向の違いなど、通常のFCRキャブレターとは違う部分が何か所か見受けられましたが、現行のRC30用のFCRキャブレターでは通常のFCRと同じボディを使用しているっぽいので、RC30に関してはこの初期型のタイプの方をレストアして使用した方が贅沢な仕様なのかもしれませんね。
そんなこんなで作業を進めてラジオから流れてくる会話的にもうすぐ年越しかぁ・・・などと考えながらリンク回りを調整して、
ラジオからHappy New Year〜なんて賑やかな声が聞こえたその時、全くハッピーじゃない事実が判明。。。
なんとこの気筒のフロートチャンバーも先に取り付けておかなくてはならなかったようで、あれだけ気を付けていたのに何故。。。と、再度分解する羽目にw
毎年ガレージで作業をしながら近所のお寺から聞こえてくる除夜の鐘の音を聴きながら作業をするのが好きだったのに今年はクレームがあったのか鳴りませんでしたし、組み方失敗するしなんとも悲しい年越しで・・・。
それにしてもスロージェットの交換の際にいちいちキャブを分解しなくてはならないとは、RC30のFCRキャブのセッティングってめっちゃ大変ですね・・・^^:
まぁ本来レースユースな車両なので低回転域のセッティングなんか大体でも良いという考えなのかもしれませんが・・・。
その後、通常なら全ての組上げが終わってからオーバーフローのチェックを行いますが、今回は全て組んだ後にオーバーフローが発生したら精神的に病みそうなので、下回りが組み終わった段階で事前にチェックを済ませることに。
そしてオーバーフローのチェックと加速ポンプの噴出チェックに問題が無かったので、今回はオーナー様に持ち込んでいただいた共立工芸さんのSEPベアリングガイドを組み付けて機械同調で各気筒を合わせたら・・・、
新年1発目、RC30用FCRキャブレターのオーバーホール作業の完成です^^
先日オーナー様より取り付け後のチェックのご報告を頂きまして、以前から気になっていた中間域での息つきなどの症状も無くなってとてもスムーズに回るようになったとのご報告を頂きまして一安心いたしました♪
とりあえず今年も為せば成る、為さねば成らぬ、で頑張ります。
2023年12月30日
2023年もお世話になりました
今年も残すところあと一日となってしまいましたね。
正直年末感ゼロでいつもの月末程度に過ごしているのでいつも通り作業をして過ごしますが、
一年の節目として今年も沢山の作業のご依頼を頂きまして誠にありがとう御座いました。
セラコート処理ではバイク部品に限らず、
ボート関係の部品も多数のご依頼を頂きまして、
4輪の部品のご依頼も大変多くご依頼を頂きまして誠にありがとう御座いました^^
中でも毎年作業をご依頼してくださるESCORTの塩原さんには感謝の気持ちで一杯です^^
今から30年近く前にレース屋さんで修業をしていた当時、既に雲の上の存在だった塩原さんから今こうして作業のご依頼を頂ける事がなんか一番嬉しいというか、辛い時にも頑張って耐えて辞めずに続けてきて良かったなぁ・・・と実感できる瞬間だったりします。
新しい一年ももっともっと成長出来るよう精進して進みたいと思います。
そしてキャブレターのオーバーホール作業やセラコート処理も沢山ご依頼頂きまして誠にありがとう御座いました。
現在進行形で予定よりも納期が遅れてしまっておりかなり申し訳ない状況なのですが、既に2月まで予約の方も伸びておりまして、頑張ってガンガン進めて参ります。
そんな状況の中、TMRキャブレターのオーバーホール作業の方もまだ本格的に作業の募集はしていないのですが、既に累計100機以上オーバーホールをさせて頂きまして、敢えて絶不調の個体を募集して解析と技術強化を行った事もあり、メーカーにオーバーホールを依頼しても直らなかった個体や新品時から不調でメーカーで見てもらうも症状が治らなかった個体なども含め、現状全て完調に持って行くことが出来ておりますのでそろそろ本格的にTMRキャブレターのオーバーホール作業も記事にして募集をしようかと考えております。
そしてそろそろ本当に12Rも復活させたいよね・・という事で来年こそは走らせるまで行けなくても再来年に走らせる事を目標に活動を再開しますので、12R関係の記事も多く書けたら良いなと思っておりますので来年も更新率低めですがどうぞよろしくお願いいたします。
正直年末感ゼロでいつもの月末程度に過ごしているのでいつも通り作業をして過ごしますが、
一年の節目として今年も沢山の作業のご依頼を頂きまして誠にありがとう御座いました。
セラコート処理ではバイク部品に限らず、
ボート関係の部品も多数のご依頼を頂きまして、
4輪の部品のご依頼も大変多くご依頼を頂きまして誠にありがとう御座いました^^
中でも毎年作業をご依頼してくださるESCORTの塩原さんには感謝の気持ちで一杯です^^
今から30年近く前にレース屋さんで修業をしていた当時、既に雲の上の存在だった塩原さんから今こうして作業のご依頼を頂ける事がなんか一番嬉しいというか、辛い時にも頑張って耐えて辞めずに続けてきて良かったなぁ・・・と実感できる瞬間だったりします。
新しい一年ももっともっと成長出来るよう精進して進みたいと思います。
そしてキャブレターのオーバーホール作業やセラコート処理も沢山ご依頼頂きまして誠にありがとう御座いました。
現在進行形で予定よりも納期が遅れてしまっておりかなり申し訳ない状況なのですが、既に2月まで予約の方も伸びておりまして、頑張ってガンガン進めて参ります。
そんな状況の中、TMRキャブレターのオーバーホール作業の方もまだ本格的に作業の募集はしていないのですが、既に累計100機以上オーバーホールをさせて頂きまして、敢えて絶不調の個体を募集して解析と技術強化を行った事もあり、メーカーにオーバーホールを依頼しても直らなかった個体や新品時から不調でメーカーで見てもらうも症状が治らなかった個体なども含め、現状全て完調に持って行くことが出来ておりますのでそろそろ本格的にTMRキャブレターのオーバーホール作業も記事にして募集をしようかと考えております。
そしてそろそろ本当に12Rも復活させたいよね・・という事で来年こそは走らせるまで行けなくても再来年に走らせる事を目標に活動を再開しますので、12R関係の記事も多く書けたら良いなと思っておりますので来年も更新率低めですがどうぞよろしくお願いいたします。
それでは皆様、良いお年をお迎えください。
今年も一年間本当にお世話になりありがとう御座いました。
SECRET BASE Racing 2023 〆
今年も一年間本当にお世話になりありがとう御座いました。
SECRET BASE Racing 2023 〆
akane380 at 16:02|Permalink│Comments(2)│