2018年06月21日

目標 ES = CS

いまウチに入ってくる作業依頼の殆どが遠方からの発送による作業依頼なのですが、作業の打ち合わせなどは直接お越しいただけない場合にはメールで出来るだけわかり易い様に類似作業の完成画像を使って説明したり、場合によっては色見本をお送りして選択していただいたり、希望や仕様等を聞いた上でこちらからアドバイスをさせていただいたりと、不利益を与えぬよう少しでも希望の仕上がりでお返しが出来るようにと勤めているのですが、
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先日作業をさせていただいたこちらのゼファー1100のエンジンケースのセラコート処理も遠方からのご依頼ということで打ち合わせはメールで行いまして、当初の打ち合わせでご希望の色を半艶のブラックにするか艶消しブラックにするかで悩まれまして、ご検討の結果、今回は艶消しブラックを選択していただいたのですが、作業が完了して納品をした際に仕上がりを気に入っていただきつつも、次回追加で作業のご依頼を検討してくださっている旨の話の中で若干今回の仕上がりは希望と違っていたのかな?という感じがしたのでストレートに聞いてみたところやはり若干想像と仕上がりが違ってしまったようで、良ければサービスで塗り直しますよ!ということで塗り直しをしたのですが、

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こちらに部品が到着してブラストで剥離後に再度半艶で再施工を行いまして、まずはメールで仕上がりの確認をして頂いた所、今回は色味的にも希望に副っているとの事で一安心しつつ、

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クラッチカバーの仕上がりが悪かったのでサービスとはいえ、ここはしっかり仕上げるべくクラッチカバーのみ単体で再度塗り直すことに・・・。

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そして再度ブラスト処理を経て再施工を行ったところ何だか色味が変わってるぞ・・・と。
セラコートは艶の有無を硬化剤の量で調整するのですが、他の作業とごっちゃになっててんやわんやで硬化剤の添加量を間違えた。。。と凹みつつ再度やり直し^^:

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で、再度やり直すも色味は変わらずなんじゃコリャ・・・と。。。

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どうやら新しく取り寄せた塗料の個体差で色味が変わったようで、ガンコートでもこの手のロットによって色味が変わるトラブルが何度かありましたが、ホントこのタイミングはツライ。。。

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ということで、今度はクラッチカバーに合わせて他のカバー類をやり直す事に・・・w

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そして通算五回目にしてやっと満足の行く仕上がりに持っていけまして、納品後もオーナー様よりメールを頂けて仕上がりの方も前回以上に気に入っていただけたとの事で良かった良かった♪ と一安心できました^^
自分も経験があるのですが、カスタムをしていて完成形のビジョンが出来ている中で、途中で予定と違う部品や仕上がり部分が入ってしまうとそこを見る度に常に残念な気持ちになって熱が冷めてしまったり妥協しがちになってしまうんですよね。
特に色味に関しては普通の人であれば「黒」と言われれば一色しか想像しないかもしれませんが、実際には黒にも沢山の色味が存在していて実際に想像をしていたのと違う仕上がりになってしまった・・・という事も多くあるかもしれません。
そんな残念な思い出作りのきっかけにはなりたくないので、自分のところでは結構やり直しも多いのですが、オーナーさんと自分の双方が満足できればそれで良いのかなと^^ 

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こちらのZ1000R用のカーカーのメガフォンマフラーも何だかんだで技術的な問題ではなくマフラーの状態的な面で仕上がりが気に入らず3回ほどやり直して納期もだいぶ延ばしていただいてしまったのですが、一つの作業にコストと時間を掛けて何度もやり直すとこれが生業だったら鼻血ものの出血大サービスの赤字ですが、とりあえず今のガレージでの活動スタイルは利益よりも技術進歩と自己満足度優先で今は自分が納得したいが為にやっている面が強いので、ES(従業員満足)は CS (顧客満足度)に繋がるかな?と結果オーライで仕上がりも多分、気に入っていただけている・・・と思いたいですw
※注 (とりあえず塗ってみて!その後に仕上がりを見てから色考えるから!っていうのはご遠慮くださいw 流石に死にますw)

ということで近々簡単な黒の色見本的な画像をアップします!という話の前フリでしたw

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それにしてもKAWASAKIの空冷と水冷のE/g カバー類の作業は一定数入ってくるのですが、他メーカーは殆ど入ってこないんですよね・・・。
何ででしょうかね・・・w


akane380 at 03:41|PermalinkComments(6)│ │セラコート 

2018年06月15日

癒しのススメ

2月と3月の作業がピークだった頃に受付が出来ず、それならと梅雨時期の6月に作業予定を変更していただいた作業が溜まり始めてまた頭抱えてますw

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で、もう嫌だ!と作業を放ったらかして現実逃避の旅に出てましたw というのは冗談で、作業の事は少し考えたくないので気晴らしに全く関係の無い事を書かせてください・・・えぇ末期ですw
シーズン中の海は人だらけで嫌いなのでシーズン前に一度くらいは・・と、今年初の外房の海に先週やっと行くことが出来ました^^
やはり外房の綺麗な海の癒し効果は抜群で今月も忙しくなると覚悟を決めて新たな鋭気を養ったつもりでしたが、既に心が折れそうですw

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で、毎回海に行きたい海に行きたいと言いつつ、自分の地元は赤丸の場所で東京湾の海が車で5分程と目の前だったりするのですが、

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地元の東京湾の黒い海は工業地帯独特の科学的な匂いで癒し効果ゼロでむしろ哀愁が漂いますw

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なので毎回太平洋側の外房に行くのですが、やはり十代の頃から通っているここの海が一番落ち着いてボーっと出来るので、いつもの飯屋さんで旨い魚を食べてこの海で何も考えずボーっとしていると凄く癒されます^^
最近自分の周りでも精神的にお疲れな方が多いので、たまにはボーっとする事をお勧めします!w

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ついでなのでとある地方の方がディズニーに遊びに来られるとの事だったのでプレゼンですが、こちらの六本木ヒルズの屋上展望台がお勧めですw

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昨年福岡からケンタロウさんが遊びに来られた時に都内観光がてら一緒に黄昏に行ったのですがw、ヘリポートのある屋上で野外なので眺めもよく爽快感が得られます^^

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東京タワーの特別展望台からの眺めも綺麗ですが、やはり東京の夜景には東京タワーとスカイツリーが入っていないとダメですよね^^
先ほどの海と間逆で新しい事を始めようとする時には都内の雑踏の中に入ってボーっとしてると皆頑張ってるなぁ・・とやる気が沸いてくるので、新たな一歩に躊躇している時にはゴミゴミした都会もお勧めですw などとどうでも良いことを書いていたら塗装が焼きあがったので乾燥炉を止めて帰ります。。。


akane380 at 05:11|PermalinkComments(14)

2018年05月30日

NOSリフィル




〜 以下、リフィル作業委託先のリフィル職人より 〜




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今年もレースシーズンの到来と共にNOSガスのリフィル作業の依頼が増えておりますが、
ここ最近の気温の上昇によって保管中にボトルの安全弁が破裂してしまって、いざ使おうとしたらボトルの中身がスッカラカンだった。。。との残念な報告を既に2件ほど頂いております^^:
ボトル内に一定以上の残ガスのあるボトルをお持ちの方は保管場所や管理方法には十分お気をつけ下さい m(_ _)m


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ということで、以前に届いたこちらの丈夫な木製のケースの中身は・・・

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開けてビックリなNOSボトル運搬専用のボックスでした^^
これからの季節は運送時のトラックの荷台の気温が気になるところなので、このようなしっかりしたケースに入れて送っていただけると安心できます。

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ちなみにこちらはハーレーでとんでもないモンスターマシンを製作中のクスノキカスタムワークスさんの運搬BOXで、

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内部はこのように綺麗に仕切ってあり、夏場の炎天下でも熱からボトルを守れるようにしっかりと作ってあります^^
このようなきめ細かな拘りが有るからこそV-Twinドラッグで最速を獲れるのでしょうね^^

ちなみによくNOSの内圧管理でレース時に使える何か良い策は無いか?と聞かれるのですが、内圧管理をする場合にはこのクスノキカスタムワークスさんのようにクーラーBOXを改造して、中に水を入れてヒーターで一定温度で水を温めて保温状態を作れるようにすれば常にベストな状態で待機させる事が可能です。
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自作も可能ですが、「 Water Bath Nitrous Bottle Warmer 」とか「 Nitrous Bottle Spa 」などで検索すると既製品が探せると思います。
一応注意書きとしまして、設定温度をミスったら瞬殺で安全弁が破裂すると思いますので、自作される場合には残量(重さ)と水温と内圧の関係をしっかり測って条件付けをしないといけないと思います。

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そしてこちらはボトルバルブの開閉不調で交換も兼ねた作業での入庫でしたが、

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もともと付いていた左のバルブは残念な期待を裏切らない安定の中華製・・・。
以前にも記事にしていますが、この中華製のバルブは正規品の3分の1ほどの値段で購入できるので飛び付いてしまいがちですが、品質が悪く、頻繁に開け閉めを行なうと直ぐにダメになって交換のパターンとなりますので、無駄な出費をしないようこのような肝心な部分には安定のNOS社純正のイタリア製バルブをお勧めします。
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見分け方は仕上げの綺麗さ以外に、ボトルバルブ内の栓の材質が真鍮タイプが正規品で、スチール製が中華製となります。

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それにしても最近では4輪関係のリフィル作業のご依頼が増えてきた関係で10lbボトルの入庫も多くなってきまして、

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中には普段の10倍近い20lb の巨大ボトルのリフィル作業なんかも^^

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そんな中、ここ最近リフィルポンプステーションの調子が宜しくなく、ドドスコドドスコと不整脈な感じで壊れそうだなと・・・。

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そこでいざと言う時に備えてバックアップ用のリフィルポンプステーションも一基有るのでダメ元でオーバーホールをしてみたところ、

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バルブ付近にカビのような白サビのような腐食のようなその全てのような・・・汚れが目立っていたので、これらを綺麗にしてOリング類なども換えてあげたところバスバスと新品時の好調さに復活しました^^
ドドスコ言っているポンプステーションをお使いの方はO/h すると多分快調になると思いますw

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とりあえずこちらの真空ポンプも最近スコココ・・と調子が悪いので、こちらも要修理っぽいです・・・。


2018年05月11日

オイルパン加工

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去年の6月に記事にしてから止まっていた12Rのオイルパン加工・・・。
先週のGWの最終日に作業もひと段落したので自分のマシンを触ろうとオイルパン加工の続きを始めたのですが、

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前回、ハーレーのカスタムビルドを得意とするシュアショットさんに納品に行った際に、作業場のコンタマシーンを借りてとりあえずの試し切りをさせて頂いて、慣れない機械だとやはり上手くいかない事が分かったので、

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今回は外周をサンダーで切って、その切れ目から鉄ノコを入れてセコセコと地道に切断という流れの作業で地味に時間が掛かりましたが、久々の自分のマシンの作業という事でそんな地道な作業が非常に楽しく、少し気持ちに火が点いて一気にエンジンを組み始めたいな・・・とか欲が出始めたりw

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で、前回の試し切りを元にオイル容量などを考えて、元のオイルパン高さ130mm から約半分となる65mm高さでカット。
一応オイルパンをカットした分の容積を実際に水を入れてメスシリンダーで測ったところ約700cc 分の容積を失った事になりました。

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で、自分のマシンは普段街乗りもするし長距離のツーリングなどにも使用しますので、熱量の大きなエンジンだけに常にオイル容量は増やしたいくらいな状況です。
なのでこのまま蓋をせずにきちんと容量を確保する形で最終形を考えますが、今回ちょうど良いタイミングなので、毎回エンジン組み付け時にオイル容量が3.6ℓ と半端が出てしまうのですが、今回失った700ccに 400cc をプラスしてエンジン組み付け時に4ℓ ピッタリになるように若干の容量UPも行なう予定でデザインを考えています。
これで仮にフィルターを交換したオイル交換を行なった際には3.8ℓ となるので、余った200cc のオイルを次回のエンジン組み付け時に使えば無駄なく使えて経済的です^^

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そしてオイルストレーナーもショートに加工してとりあえず再考して、最終的に良さ気ならこのまま一気に形にしていきます。が、とりあえずオイルパンはまだ数枚あるので、そう簡単にこの楽しいひと時を終わらせないようにもう一個くらい別の考えも練って最終決定してみますw

akane380 at 17:52|PermalinkComments(4)│ │DRAG RACE 製作記 

2018年04月28日

復帰しますた

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キャパを完全にオーバーした作業依頼で怒涛の日々を送っていましたが、GW前納期の最後の作業を終わらせる事が出来てホッと一息、ガレージ内のスペースと心にもやっと余裕が出来ました。。。
で、ですね、この3ヶ月間作業に追われながらずっと考えていて、まずはきっちりやる事をやってケジメをつける為にも納期を待っていただいている作業をまずは終わらせてからと考えていたので更新もまともに出来ませんでしたが、今後は受注を少し控えようかなと・・・。
以前にも書いたことがありますが、自分は以前にバイク屋を立ち上げた事があるのですが、仕事としてお金を稼ぐ事を第一目標に活動をしてしまうと利益を上げる為には妥協しなきゃいけない事も多く、その当時も今のように忙しくさせていただいてたのですが、利益率を考えた時に妥協を強いられたり作業に追われて自分のやりたい事を追い求める事が出来ない環境に嫌気がさしてしまい店を畳んだ経緯がありまして、それらの経験を踏まえてガレージで利益を一切生まなくてもやっていける生活環境を作って、20年以上修行をしてきた事への答え合わせや自分のやりたい事をとことん追求しよう!と始めたのが今のシークレットベースレーシングという形なのですが、作業が増える一方で昨年からは本来メインであるはずのレース活動も行なえず、V-MAXのオーナーさん達のレース参戦時期にまで影響を与えてしまって・・・、さらには一つ一つの作業に責任を持って丁寧にじっくり仕上げたいのに時間に追われて思うように作業が出来なかったりと俺は一体何をやっているのだろか・・・と以前と変わらぬ悩みを抱えて、こりゃダメだと。。。

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で、現状セラコートなどのコーティング作業でいえばここ最近の作業依頼は7~8割くらいがバイク屋さんや車屋さんで、セラコートなどの特性や性能を評価してくださってお店の作業メニューの一つとして取り入れていただけたりしまして、今はバイク屋さんや車屋さんも一般的な作業のみで会社を回して利益を上げるのってなかなか大変な時代だと思うので、もしウチで行なった作業+それに付随する作業で利益の足しにして頂けているのであればそれはそれで非常に嬉しいので、お役に立てるのであれば利用して頂きたいなと思ったり、個人の方の作業は直接反応をいただけるので作り甲斐もあってそれもまた嬉しかったりするので作業を減らすにしても悩ましく、今後どうやって減らすか?の答えが全く見つからずで、現状ハードな新規の作業や量産品系の作業は一部を先出しして残りの納期を長めで承っていたりと苦しい回し方で何とかご迷惑を掛けない程度に回しているのですが・・・。

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とりあえず「やりたい事をやりたい様にやりたいだけ!」という単純明快な思考が原動力ですので、「やりたい事をやりたい様にやれないw」という現状に半分愚痴のような記事になりましたがすみませんw

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よりによってなぜケンメリに・・・と、人生何時どうやって終わりが来るか分かりませんので限りある時間を無駄にしないよう常にベストを尽くして行こうと改めて思えたニュースでした・・・

akane380 at 03:28|PermalinkComments(8)