2017年12月06日

26th Annual YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW

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という事で今年もパシフィコ横浜で開催された横浜ホットロッドショーに行ってきました^^
このショーは
YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW (以下 HCS) とは MOONEYES が主催する日本最大級のインドア Car & Motorcycle Show。日本国内はもちろん世界中で注目を集める Motor Showです。
さらに海外のビルダーとそのビルダーが製作した車両がゲストとして来日し、一日楽しめるスワップミート、ライブバンド、ペイントコンテストなどなど楽しい企画が満載のイベントです。


ということで・・・
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会場内も会場の外も人、ヒト、ひと・・・で凄い熱気でした^^

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そして会場内は作り込まれたショーカーや

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V Twinなレーサーマシンに

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国産ベースのNew Schoolなショーバイクの姿も^^

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そして会場内を見て回ると薩摩サイクルワークスさんの展示車両にて今年の5月頃にセラコート処理にて製作させて頂いたFCRキャブレターを装着したマシンを発見♪

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製作時には何度もメールで打ち合わせをして色などを決めていただいたのですが、その時にはエンジン側の部品などもパーカライズ処理をしている最中との事で最終的な纏まり具合が想像出来ていない状況だったのですが、こうして完成形を見ると本来レーシングキャブレターが似合わないノスタルジックな仕様でもレーシングキャブレターを装着している感が出ていなく、ビンテージ的な纏まり感もあって非常に格好良く仕上がっていて完成形を実際に見て一安心しました^^

その後も会場内で他にウチで作業を行った車両を探したのですが、2台見つけたもののハーレーの部品は見慣れていないのと特徴的な色や仕様じゃ無い為に本当にウチで施工したかが分からず完成写真の撮影は出来ず・・・^^:
そして会場内を半分見終わった頃にMID-KNIGHT さんのブースを発見。
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今回 MID-KNIGHT の金子様が娘さんの為に製作して展示していたマシンが非常に良く出来ていたのですが、こちらのベース車両が何か分かりますでしょうか?
ちなみに純正モノサスでゼファー750よりもフレーム剛性が高く車両代がもしかしたら安価? なあの車両ですが、外装などはかなり加工をして取り付けをされたとの事で、

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答えはカワサキのZR-7 というバリオスの親玉のようなマシンですが、本来はGPz-F 系の角ヘッドのエンジンを載せている車両にゼファー750の丸ヘッドエンジンを載せ変えているのか・・・な?と詳しいお話を聞き忘れてしまいましたが、今回はこちらのマシンに取り付けるミクニのTMRキャブレターをマシンのバランスとマッチさせるべくフルセラコートにてBlack TMR仕様で製作させて頂きました^^

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そして会場内を見て回っていると昨年に引き続き今年もセラコート処理でお手伝いをさせて頂いたシュアショットさんのブースを発見^^

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今年は去年製作したスポーツスターと2台の展示との事で、

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あのマットで施工したリムがどのような雰囲気になるのか? また、あの細くて大径なフロントリムがどのように仕上がるのか?を楽しみにしていましたが、半端なくお洒落な仕上がりに纏まっていました^^

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それを裏付けるように今年シュアショットさんが製作して持ち込んだこちらの1967年製のビンテージなハーレーが何と、当日の数多い展示車両の中から選ばれるアワードを3つも獲ったとの事で本当に素晴らしいです♪ おめでとう御座います^^


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ちなみにこちらのスポーツスターは去年製作したマシンの2号機との事ですが、昨年は会場への搬入が選考時間内に間に合わず章典外となってしまったとのことで、こちらのマシンもオリジナルのカーボン外装などでかなりレーシーでカッコイイので時間が間に合えばアワードが狙えたのではないかと思うと残念ですよね。。。
というか、毎年違うコンセプトで新規に車両を作って参加するって所が凄いですが。。。
また、この車両は現在販売中とのことで、コンプリートマシン製作やこのオリジナルの外装キットなども SURE SHOT さんにて購入する事が出来るとのことですので、気になる方は是非^^

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ということで今回3台の完成車両の実例画像をゲットすることが出来ました♪
今回関わらせていただきましたオーナー様方、本当にありがとう御座いましたm(_ _)m
それにしてもこのフロート室がこの向きで付くとは思いませんでした・・・。


   
〜 以下、会場で雰囲気のあったマシン達です 〜



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見応え十分なイベントですので来年は是非^^

akane380 at 11:40|PermalinkComments(4)イベント観戦 | セラコート

2017年12月02日

レストアセラコート

先日、現地のニュースブログでNHRAプロストック世界チャンピオンのグレッグアンダーソン選手とジェイソンライン選手、2017年のHarlly-Davidson NHRA プロストックバイクチャンピオンのエド・クラウィエック選手に当時史上最年少でNHRAチャンピオンに輝いたアンドリュー・ハインズ選手、その他BIGFOOT 4×4モンスタートラックのドライバーなど、サミットレーシングの精鋭スタードライバーとライダーが来日して横須賀の米軍基地を訪れたという記事が上がっていましたが、江ノ電にそれだけのスーパースターがただの外人扱いで乗っていたと思うと何ともシュールですw

参照URL
http://www.onallcylinders.com/2017/11/30/operation-appreciation-day-1-jason-line-kicks-off-10th-consecutive-troop-tour-visit-japan/

それにしてもついに12月ということで今年もあっと言う間でしたね。。。
ブログの更新も作業に押し潰されて日に日に出来なくなりつつありますが、これも来年はもっと簡易的な更新方法に切り換えようかと考え中などと夏頃にも書いたような・・・w
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普段作業依頼を頂く上で仕上がりのヒントになるようなビフォーアフターの実例画像などもバシバシアップをしていきたいのですが、

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やりたい事がどんどん出てきて全然時間が足りません^^:

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ちなみにこちらは今週末にパシフィコ横浜で行なわれる26th Annual YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW に車両エントリーをされる SURE SHOT さんの製作マシンのホイール関係ですが、昨年に引き続き今年もセラコート処理とウェットブラスト処理でお手伝いをさせていただきました^^

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そして今回のベース車両は古いビンテージなハーレーを使うらしく、ホイール周り以外にも年代モノの良い感じにやれた部品と社外のピッカピカな新品のバランスを取るために・・・

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ウェットブラストとセラコート処理で統一感を出してフィニッシュ♪

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他の作業の納期に追われる中で月曜の23時に受け取って火曜の22時に引渡しと、今回もまた時間の無さ感が半端なかったですw

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そして今年は他にも3台ほどこのHCS2017に出展する車両の部品を作業させていただいたので完成具合を楽しみに、あの人混みと台数の中から見つけられるかが微妙ですが・・・SURE SHOT 代表の相川さんからチケットを譲って頂いたので勉強も兼ねて会場に遊びに行ってきます^^



akane380 at 05:48|PermalinkComments(4)セラコート 

2017年11月23日

VMAX1200 新規ボアアップシリンダー製作

バイクシーズンの終了=作業シーズンの到来?という事で新しい試みや楽しい試みのお手伝いが増えてきました^^
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お問い合わせの際にメールに添付されていた画像で見たら小さかったのですが、実物はこんなに大きかったんですねw なキャブレター製作も入ってきたりで仕上がりがどうなるのかこちらも非常に楽しみです♪

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で、自分の12Rのエンジン製作も少しずつ始動し始めているのですが、その前にいい加減まだやっているのか?とツッコまれそうなVMAX1200のエンジン製作ですが、そうなんです。まだやってますw

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当初は10月のアメフェスでの復活を目標に計画を立てていたのですが、以前に製作された際にクランクケースの合わせ面がオイルストーンで削られていてケースがまともに使えない事が発覚したとお伝えした時点で今年の復活は諦めて腰を据えてじっくりとやらせて頂こうと作業自体平行線のまま時間だけが過ぎていたのですが、

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何とかこのケース合わせ面を研磨して噛み合いが狂ってしまったオイルクリアランスを上手く平行に均一に出来ないモノか?とメタルの背を削ってこの偏りを無くせないか?などのチャレンジをしてみたのですが、仮にプラスチゲージの潰れ方が均等になって目視が良くなったとしてもケースのジャーナル穴の軸自体がネジの締め付けによって既に歪んでいるので実際は性能など求められない仕様になってしまう・・・と。
とにかく今回のエンジン製作の目的は単なるオーバーホールではなく、オーナーさんが10年近く9秒台を目標にVMAX1200ベースのNAに拘ってドラッグレースを戦ってきて、今回の仕様変更でなんとしても9秒台に入れたい!という目標をクリアーしなくてはいけないので、正直ここで妥協をする訳にもいかず、

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ライナーの飛び出しを修正して面研を施してと一度仕上げてしまったこちらのシリンダーを捨てて新規で作り直す事に。

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で、新規で作り直すと言ってもこのVMAXに合わせた部品を探すのも一苦労で、アメリカ、ドイツ、イギリス、検索でヒットしたよく分からない文字の国など、なるべくコストを掛けない仕様で行けるようにオーナーさんと日夜探してあーでもないこーでもないと言っていたら普通にビトーR&Dさんで丁度良いライナーが手に入って一安心^^:

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そして内燃機加工もこのVMAXのクランクケースはシャフトドライブ部分のケースが邪魔でリアバンクのボーリングが出来ないらしく、当初電話やメールで8社に問い合わせて全て断わられたのですが、その断わりの最中気持ち脈ありだった田中工業さんに再度直接持ち込んで現物を見て判断をして頂いたところ、” 冶具を作れば多分イケそう ” とのことで、やはり納期は掛かるそうですがやっと新規製作の出口も見えてさらに一安心^^:

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そして発送に向けて新規で作るベースエンジンのケースを水洗いして、洗浄後にエアブローをして水気を飛ばし、最後に110℃に熱した炉の中で焼いて完全に水分を飛ばしたらナント! 夏場のオーバーヒートで食らいそうな110℃ の熱でライナーがズコズコになって全て抜けてしまいました^^:

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前回のエンジンもライナーが0.5mmほど飛び出していましたし、この純正エンジンもライナーが踊っていたような痕が見受けられますので、VMAXのこの部分はオーバーヒートに特に弱いネガなポイントかもしれませんので、どうせなら話のネタにどの位の数値なのか送る前に締め代を測っておけば良かったですね^^

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ということで新旧ライナーサイズ比較ですが、純正(左)の76mm (1197cc)から83mm (1427cc)へと7mmオーバーサイズとなるのですが、こうして比較してみると改めてそのデカさがよく分かります。 というか、改めてブロックの剛性が心配に・・・^^:


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ちなみに今回新規でシリンダーを作り直すのでボアを更に広げて1500cc 仕様に変更も可能なのですが、今回は前回の仕様と同じ排気量で9秒台に挑戦をするので現在入手困難な83mmピストンは荒れた面を仕上げ直して再利用をする方向でピストン毎にクリアランスを合わせてシリンダーをボーリングして製作していただく方向で進めます^^
とりあえずシリンダーが戻ってくるのは来年でしょうか・・・。
しかもバランサーシャフトのメタルがメーカー在庫切れでバックオーダー状態で軽くピンチだったりと、また忘れた頃に続報をお届けしますw

akane380 at 03:07|PermalinkComments(6)V-MAX1200エンジン製作 

2017年11月11日

セラコート New Black 誕生

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セラコートを扱い始めて黒の質が非常に良くなり、性能も耐熱性や放熱性に耐傷性、耐薬品性など求める性能に応じて色々と特殊な黒を施工させていただいておりますが、

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そのような他に無いアドバンテージを持つセラコートのブラックシリーズにも唯一の欠点がありまして、それは「強い光沢のある黒が無い」という問題を以前から抱えていたのですが、今年の春頃についにセラコートでの艶有りブラックがリリースされたとの事で、待ってました!と早速入手してサービスを開始したものの、

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このセラコートの艶有りブラックが非常に難敵と言いますか、シビアな性質をしておりまして、

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このような形状をしている部品が相手だと同じ塗料で同時に施工して全ての工程を全く同じくしても仕上がりの質感が変わってしまい、

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結果、仕上がりが気に入らずやり直すとまた先ほどとは違った仕上がりになってしまったりで・・・

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失敗を重ねながら癖を掴んで応用してまた再度やり直すといった事を繰り返して、

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毎回納得のいく仕上がりになるまでに何ども心が折れそうになりながら施工をしているのですが、

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以前にハーレーのディーラー様よりご依頼頂いた幅広のハンドルも艶ありの黒で施工をしたのですが、この単純な形状でも仕上がりにムラがあって結果的にやり直しでもうセラコートの艶有りブラックの扱いは止めようかな・・・と。

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で、毎回大失敗をしている訳ではなく、艶や肌質などホンの少しだけ仕上がりが気に入らなかったりなウチのチェックで合格とは言えないいわゆる ” B級品 ” 的な仕上がりが多く、何でこんなに安定しないのかをセラコートの日本総代理店の鈴友さんに聞いたところ、どうやらセラコートを製造している米国のNIC社が量産向けに塗装専用の産業機械を製造してリリースし始めたらしく、今回の艶有りブラックはその産業機械で塗り易いように作った機械向けの塗料とのことで、副産物的に艶が生まれたらしく、しかも結果的に本国で即製造中止になったとのことで繰り返しの精密作業が得意な産業マシーンでも扱えない性質ならそりゃ扱いが難しくても当然だわな・・・と。
その後、その塗料をベースに若干改良された艶ありブラックが日本でだけリリースされたのですが、それも相変わらず不良率が高く、鈴友さんに直接伺って性質や仕上がりの確認などを行ったりと、この艶有りブラックには散々振り回されてもう本当にウンザリしかけた頃に、セラコートの次世代シリーズである ELITE(エリート)シリーズのブラックがようやく解禁されるとの事で、色も今までのダークグリーン寄りなブラックではなくしっかりとしたブラックで艶もちゃんとに有るという話だったので・・・

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この艶有りブラック問題を解決するべく早速ELITEシリーズのE-100 Black out を取り寄せてみました^^





で、早速艶有りブラックで希望されていた部品があったので試しに使ってみたところ・・・



どんな感じに仕上がったかと言いますと・・・










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 絶対にこれじゃない感が満載な仕上がりに・・・w

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しかもこの最強 ELITEシリーズのブラックのリリースを待っていた施工部品とまさかの類似色で採用出来ずw  ただ質感と色は良いので艶消し系のオーダーを頂いた際にはこれはこれで流行りそうな気はするのですが^^:

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ということで結果的に先ほどの部品もやり直しでオーダーを頂いた艶有りの仕上げにてフィニッシュ。

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また、通常の6分艶でもこのような形状の物であれば艶感はかなり出るので、物によっては6分艶で仕上げさせていただきたいかと^^:

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逆にこのような部品であれば艶有りでの施工も楽なので・・・とか言いながらこの部品も一度気に食わずやり直しましたが。。。
とりあえずリスクが高くネガティブな光沢のある艶黒の扱いを無くそうか・・・個人的にまだまだ艶有りブラック問題は続きそうです・・・。


akane380 at 01:11|PermalinkComments(6)セラコート 

2017年10月27日

FCRキャブレター フルオーバーホール

FCR非分解Oリング補修用
前回の記事でこの度Newアイテムとしてオリジナル製作しましたFCRキャブレターの非分解部分のOリングを紹介させて頂きましたが、ありがたい事に今回も不良在庫にはならずに済みそうな勢いでお引き立てならびにお問い合わせを頂いております^^

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そこで本当はこのOリングセットにさらに組み付け時の注意点などを記載した簡単なマニュアルを製作して付属させたかったのですが、それらの製作作業が全く追いつけていないので、取り急ぎ購入して頂いたオーナー様達向けに急遽ここの記事を使って説明ページとさせていただきます。

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まず、この非分解部分は元々メーカーサイドでバラせないようにしっかりと金属パテで接着されている部分ですので、留めてある2本のネジを緩めても簡単には分解する事が出来ません。
今回も分解が出来ないと何件かご相談を頂きましたが、ここは個体差があり簡単にパカっと分解出切る個体もあれば、全然ビクともせず頭を悩ませる個体もあります^^:
そこでここ最近数をこなすようになって何となくコツが掴めてきたので参考程度にこの非分解部分の成功率の高い分解方法をご紹介します。

分解3
まずこれは絶対にやらないで頂きたいのですが、金属パテの接着が剥がれないからと画像のように分割部分にマイナスドライバーなどを挿し込んでテコの原理で無理矢理キャブボディを分解しようとすると簡単にキャブレターが割れてしまい再起不能となってしまいますので、この手の荒業だけは絶対に行わないでください。

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分解時のポイントとしては、画像〇部分のフロート部分を浮かせた状態で傷が付かぬよう脚などで固定して、

分解2
キャブレターに攻撃しないようハンマーの柄など丁度良いサイズの木の棒を画像のように角の部分に接着面に対して平行に当てて、ドアをノックする時くらいの力加減で軽くコンコンと叩くと比較的簡単に分解する事が出来ます。
※ キャブレターボディは鋳物ですので強く叩いてしまうと簡単に割れてしまったり変形しますので、もし簡単に外れなかったとしても焦らず急がずに地道に作業を行ってください。
※ ダウンドラフトタイプはここのネジ穴部分が肉薄で弱いのでご注意ください。


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また、格子を留めている六角穴付きボルトの取り外しですが、ここのボルトはネジのロック材を使用していますので緩みにくく、更に小さい事もあってボールポイントタイプの六角レンチを使用すると簡単にネジ穴を舐めますので、六角レンチで取り外す場合にはストレートタイプを使った方が無難かと思いますが、それでも高確率で舐めます^^:
ですので作業をする際にはOリングのセットに代えのネジも2本セットにして入れてありますので、ネジの頭をドリルで飛ばして分解した方が速くて楽かと思います。

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その際に注意して頂くことは頭を飛ばしたネジを取り除く際にペンチなどでボルトを掴む分をしっかり残しておいてください。

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気分良くこの掴む部分も全て削り去ってしまいますと非常に厄介な事になりますのでご注意ください。

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そして組み付け時にはOリングを新品に交換後、中強度のネジロック材を使用してしっかり固定してください。

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そして今回ご依頼いただいたキャブレターは磨耗してクリアランスが広がっていたベアリングも交換するのでこのタイミングで抜き取ってしまいます。

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ここまでが分解時の注意点となります。
※ それぞれ元通りの組み合わせで組み付けられるように気筒毎に番号を振って元々のペアを見失わないようにしてください。

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そして組み付け前に長年の汚れをウェットブラストを使ってしっかり洗浄しますが、真鍮ブラシでゴシゴシ磨いても古い汚れが落ちて綺麗になると思います^^

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この時に金属パテを除去したり削ったりしないでください。
接合面に金属パテが残っていると気分的に気になるかもしれませんが、この金属パテの凸凹がカチ割りの役目を果たし元の位置で組み付ける際に重要になる事と、この金属パテを中途半端に除去した場合には接合時に噛み合わず隙間が出来てしまい、2次エアの問題や水平が崩れるなどの問題が発生しますので、各気筒でのペアをしっかり合わせる事と共にご注意ください。

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そして作業の方はウェットブラストのメディアと直接洗えないポート内の汚れを落とす目的で超音波洗浄を行い、

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洗浄後は流水でリンスをした後、エアブローをして焼付け乾燥炉で一定の温度で空焼きをして水分を飛ばします。

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その後は分解した逆手順で組み付けですが、この非分解部分のOリングには液体ガスケットなどは塗らずぞのまま組み付けてOKですが、

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キャブレター側の接合面には2次エアの防止で液体ガスケットを本当に相当薄く、これで本当に大丈夫かな?と心配になる程度の量で十分ですので、非常に薄〜く伸ばして塗付してください。
※ 元々塗られていた金属パテで接合面には殆どクリアランス(隙間)は生まれませんので、塗り過ぎてしまうと漏れ出て違うトラブルを生みますのでご注意ください。

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また塗付の際には幼児用綿棒(大人用の一般的な綿棒だと毛羽立ってしまいますが、幼児用は毛羽立ち難いのでお勧めです。百均などでも購入できます)で塗ると楽に薄く均一に塗ることが出来ます。

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そして液体ガスケットを塗ったら直ぐに合体させてネジで固定し、あとはこの状態で液体ガスケットが固まるのを一晩待ってから組み付ければ完成です♪
以上で非分解部分のOリングの交換作業は終了です^^

もしOリングの件で何か分からない事や上手くいかない事がありましたら

secretbase-racing@nifty.com 

までお気軽にご連絡をお願いいたします。


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で、今回は外見も生まれ変わらせますのでペイント作業を行って・・・

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組み付け前にベアリングもバリエルタを塗った新品に交換しまして、

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全て組み付けて各部の作動やオーバーフローなどの漏れ、滲みのチェック全て問題がなければ作業終了です^^

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入庫当初は圧漏れでバラついていた加速ポンプも気筒間でのバラつきも改善して復活です♪

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そして今回作業をさせていただいたFCRキャブレターは4AG E/g を積む4輪のAE86にて使用されているモノで、販売元はサーキットでの周回アタックなど、4AGでは有名なSS-WORKSさんで自分も一台目の86に乗っていた時に喉から手が出るほど欲しかったKit ですが、前回SS-WORKS製のFCRキャブレターを作業させて頂いた時にも普段思いもよらないような部品がオリジナル製作されていて流石だなぁ・・・などと思っていたのですが、今回の個体には真鍮から削り出した真鍮製浮動バルブが組まれておりました。。。
この真鍮の前にはチタン製やステンレス製も製作して試していたとの事で、4輪の先輩方の性能に対する拘りに改めて驚かされました^^:

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ということで不調発覚〜Oリングの製作にペイント作業などでだいぶお時間を頂いてしまったこちらのFCRキャブレターも来月のサーキット走行に間に合うよう無事に完成しました^^
見た目意外に性能面でも吹け上がりと踏み返した後のレスポンスが以前と比べ物にならない位に良くなったとの事で喜んでいただけて本当に良かったです♪

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そしてもう一機、だいぶお疲れ様な状態だったこちらのハーレー用のFCRキャブレターも・・・

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内外ともに心機一転生まれ変わりました♪
以前だったら申し訳なくも諦めていた不調FCRをこうして元気にすることが出来るようになってオーナー様にも喜んでいただけて本当に嬉しく思います^^
他にもまだまだこんなモノがあれば良いのになぁ・・・な作ってみたいオリジナルパーツも沢山あるので、また新たに製作したらご紹介いたします。

akane380 at 03:28|PermalinkComments(6)オリジナル商品