2020年07月23日

V-MAX1700 オイルフィルターの移設作業

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前任者さんの置き土産ならぬ不良個所という地雷撤去が未だに続くVMAX1700の制作ですが、今年はありがたい事に月初め頃の深夜の時間帯が20℃前後で、エンジンを組むのに丁度良い環境だったので、補器類の制作もほぼ完了したところで一旦エンジンの方も組み付け始めました。

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そこで、以前にオイルフィルターの移設作業を記事にしたつもりでいたのですが、ブラケットを制作しようとしてタップが折れた事だけにしか触れていなかったので、今回はオイルフィルターの移設作業のご紹介です。

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今回制作しているV-MAX1700ですが、元々のEXHの取り回しがフロントバンクはシリンダーからハの字状に外向きに、エンジンの両左右を通って、後方で腹下の太鼓部分に接続する形となるのですが、

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今回はターボ仕様という事で、純正とは全く違う取り回し方式で4-2-1の集合をさせて、車体の右側の画像のような位置にタービンが収まるようにしています。

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そのような関係で元々オイルフィルターの付いていた部分にエキマニが通る事となるのですが、オイルフィルターを避けさせるとラジエターに接近し過ぎて熱害があり、ラジエターから離すとオイルフィルターに熱害が発生するという事で、

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ラジエターを移設するスペースは流石に無いので、フィルター側を動かして、ついでに今回はターボ仕様なので熱量的にも純正のオイルクーラーでは足りないと見越して合わせて水冷式オイルクーラーも新設してしまおうという算段で計画を立てました。

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で、4輪ではオイルフィルターの移設作業は良く行われる事もあって車種専用のキットなどが販売されていますが、今回のV-MAXに専用品は無いので、まずはこちらのフィルター移設ブロックを流用して使えるようにしていきます。

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まずはこの移設ブロックの移設先ですが、4輪ならエンジンルームにスペースが幾らでもあるので見た目重視や機能性重視など選びたい放題ですが、最近の詰め込み満載なバイクに何か新規でモノを付けるとなると、本当にスペースが無さ過ぎて苦労します。。。
ちなみに前回、この移設ブロックを固定するブラケットを制作している時にいつも通り普通にタップを立てていたら最後の最後でタップが折れるという致命的なミスを犯しましたが・・・、

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新たにレーザーカットをしてもらって、” レーザーで切り出したモノは断面に焼きが入ってしまうのでタップを立てる時には慎重にね〜 ” とのアドバイスを貰って無事にタップを立てて、ワイヤリング用の穴も空けて、最後にセラコート処理をして完成。
本当はジュラルミンなどで作った方が軽くて良いのかもしれませんが、絶対的な強度が欲しかったので鉄で制作しました。

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この程度のものであれば加工屋さんなら朝飯前なんでしょうけど、慣れない作り物作業はクリアランスだのピッチだのでホント、しんどいです。

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で、とりあえずフィルターをセットしてみよう!という段階で初めてお互いがメス同士だという事に気付きまして・・・、

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最終形態が決まっているので、その形状になるように同サイズのネジを取り寄せて、

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旋盤でゴリゴリと穴を開けて、

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移設ブロック側のOリング溝も旋盤で削り落として面を出して・・・、

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最後にセンターに穴を開けたボルトを溶接して固定すれば問題解決。

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ちなみに作るよりも、まず何処に移設するか?とかを考えるのが一番大変だったりしますが、とりあえず今回はスイングアームに干渉せず、地面とのクリアランスも確保出来て、フィルターの交換も容易なこの位置で収まりました。

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そしてエンジン側に取り付けるオイルの取り出し口もブロックを加工流用して使用しますので、こちらもメス同士となっていたものを、

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同じように加工したボルトを固定して・・・、

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このような形で装着。

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そして今回は純正のオイルフィルターを固定するパイプの内径が13个世辰燭里如加工したボルトの穴径なども全て13个撚湛し、

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油圧ホースも13舒幣紊鬟ープするべく、キノ〇ニさんで「他の同じサイズのホースに比べとにかく素材上内径が太い!」という1m当たり12,000円もする高級なテフロン・ケブラーメッシュホースを採用。

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内径も16个舛腓ねるので圧損の心配も無し!って思って高いホースだったけどやむを得ん。と納得していたのですが、

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これまたこのホース専用のお高いフィッティングを組んだ時におやおや・・・と気になる点が。

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ホース内径は他のホースと明らかに内径が違うけど、このフィッティングの内径細くね?と気になって測ってみると・・・、

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もう少し費用に見合ったホースの特徴を生かす術は無かったのでしょうかね・・・と。

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せめて汎用のフィッティング内径以上は確保して欲しかったです・・・。

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という事で、今回は一部分の内径が細くなってしまうので、オイルポンプの油量ではなく油圧アップで対応をする事にしました。

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ちなみにオイルフィルターを移設する事で失ってしまった純正のオイルクーラーをカバーするべく、オーバークールの心配が無い水冷の利点を生かして容量を増やしたオイルクーラーコアをベースに加工をし、

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オリジナルで制作した水冷式のオイルクーラーをエンジン脇に設置してオイルブロックの間に噛ませる事で油温の管理をしていきます。

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ホースの内径の話ついでに、こちらはV-MAX1700のブローバイのケースカバーですが、今回この真上をリアバンクから出たエキマニが通るので、そこを避けつつな配管が要求されどうしたものかなぁ・・・と考え、そもそもOUTとリターンがあるけど、そんなにブローバイが発生するのか? とエンジン側の仕様を見てみようとカバーをのけると、

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パッと見でブローバイの穴は何処に有るの?無くない?と、更によーく見てみると、

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申し訳なさそうに端っこに4伉の小っさい穴が開いてましたので、とりあえずカバーに開いていた大袈裟なブローバイ穴は塞いで、取り回しやすい一般的なホースで対応しようと思います。。。

akane380 at 03:14|PermalinkComments(4)│ │V-MAX1700 ターボ製作 

2020年06月28日

雨ぇ・・・

が凄いのでって前回の更新からあっという間に1か月半も経ってしまいました。。。
緊急事態宣言の発令でわーっと個人のオーナー様からの作業依頼が増えて、緊急事態宣言解除くらいからいろいろとイベントの目途がついて雑誌の撮影用やイベント用車両などの作業依頼がわーっと来てで、納期に追われ作業の方を溜めないようにと塗って塗って塗りまくってたのですが、いざどんな作業してきたっけ?と思い出そうとすると全く思い出せず、今現在も作業が捌ききらず溜まる一方でいよいよ末期です。

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とりあえず緊急事態宣言の休みを利用してペンキ屋の仲間に手伝ってもらいつつ、本腰を入れて補修し始めた某幼稚園の遊具のペンキ塗りもかなり良い仕上がりにする事が出来まして、同じく15年近く重ね塗りで誤魔化されていたプールの塗装も思い切って下地からやり直そうと、いつも溶接を担当してくれてる仲間に手伝ってもらい、お高いダイヤモンドディスクを4枚も消費して2日間掛けて15年分の蓄層された旧塗膜を削り取って、モルタルの劣化した段差を埋めて削ってで、思いのほか時間が掛かってしまってサイドの壁面は諦めましたが、

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一度使ってみたかったお高いプール専用塗料を使用して3コート仕上げで以前とは見違える程、綺麗に補修をする事が出来ました♪
ただ、やりながら気付いた失敗点も何点かあったので、それらを生かして次回はもっとスキルアップを目指そうと思いますが、とりあえずずーっと何とかしたかったこのプールを綺麗にやり直せたので、今年は綺麗なプールで思いっきり子供たちが楽しんでくれると良いなと思います^^

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ペンキに変わってセラコートなどコーティング作業の方ですが、国産、外車、大小問わず沢山作業をさせて頂いておりますが、日々時間に追われながら作業をしていたので何をやったかさっぱり思い出せず・・・。

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キャブレター制作の方で印象的だったのがこちらのW1用のFCRキャブレターのご依頼で、

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ネジやスプリングやワッシャーなど、オーナー様が加工を施し、徹底的にピカピカに磨きあげられていて、

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磨き仕上げも良いなぁ・・・と、バフ研磨は人手的に手が回らないので、使える小型のバレル研磨機が欲しい・・・と物欲が再燃してしまいました。

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そしてよくお問い合わせを頂くサンダンスさん製のFCRキャブレターベースでの制作ですが、サンダンスさん製でもSS-Worksさん製でもビトーR&Dさん製でも問題なく制作可能です。

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余談ですが、サンダンスさんのFCRで以前から気になってたP/S部分の封印ですが、かなり濃い目の状態でセットされていてこれで良いのか?と気になっていたのですが、今回新品も含め新旧の2機の個体が入ってきて改めて確認する事が出来ましたが、大排気量のVツインでシングルキャブを使うってそういう事なんだろうな。と、ハーレーにはハーレーなりのノウハウがあるようです。

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そしてこの2つのサンダンスさん製のFCRキャブレターは偶然別々のご依頼が重なった物で、どちらもハーレー用なのですが、昨年のショーバイク用のFCR制作に引き続き、今年もショーバイク制作をしているHonored Life さんからリピート制作のご依頼を頂いたキャブレターのボルトがテーパー加工されていて、先のFCRの磨き仕上げもそうですが良いモノはジャンジャン取り入れていきたいな・・・と。

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一応、普段うちでもあまりにもボルトが汚い場合には交換したりするのですが、あのようなテーパー加工が出来れば仕様のバリエーションも広がるな・・・と。

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そこで早速旋盤を使って試しにテーパー加工をしてみたのですが、

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相変わらず旋盤を扱い慣れていないので若干仕上がりが悪い気もしますが、一応モノには出来そうなので、これは暇をみて練習してみようと思います。

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そして今回頂いた2つのサンダンスさん製のFCRキャブレターは偶然にもご希望のベースカラーが一緒で兄弟仕様の完成ですが、

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ロゴのカラーがシルバーとブラックと対照的な組み合わせで、先ほど制作したテーパーボルトはブラック側のオーナー様にサンプルとして使って頂く事にしました^^
常に同じような作業をしていても、こうして新たな発見や気付きが得られる事は本当にありがたい事です。

ちなみにHonored Lifeさんが普段採用しているテーパーボルトのセットが気になるという方はこちらSUPER-BIKE様のショップで購入が可能との事です^^





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話は変わりまして、今年も気温の上昇と共にNOSボトルのリリーフバルブ破裂案件の修理依頼や部品のお問い合わせが何件か寄せられましたそんな季節の到来です・・・。
ガス屋さんからも事故らないでね、事故らせないでね。って確認書が来たので、改めて夏場のNOSボトルの管理に関する注意喚起ですが、

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これからの季節はガレージ内や車内の温度が高温になりますので、NOSボトル内の内圧が上昇してリリーフバルブ(安全弁)が破裂してボトル内のガスが全て抜けてしまう恐れがあります。
よくあるパターンとしまして、ガレージなどでの保管中に知らぬ間にリリーフバルブが破裂していて、いざレースで使おうと思ったら全て抜けていて使えなかったというパターンと、日差しの強い夏日のレース時にアスファルトの路面に直置きしていたところ、高温のアスファルトに熱せられて急にリリーフバルブが破裂したという2パターンが多いのですが、使用済みでボトル内圧が低い場合には問題ありませんが、リフィル(充填)後のボトル内がパンパンな状態ですと、ちょっとした温度変化の刺激で簡単に内圧が急上昇し破裂しますので、リフィル後の保管はしっかりと温度管理を行ってください。

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また以前にもご紹介しましたが、リリーフバルブの形状が以前までのGen2 から現行はGen3となりまして、リリーフバルブが破裂した際の補修用の交換ディスクがGen2に至っては入手不可となっております。
ですので、Gen2タイプでリリーフバルブが破裂してしまった場合にはボトルバルブ自体を現行品に交換となりますが、このリリーフバルブを自作したり適当な物で栓をして使う事だけは絶対にやめてください。

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一般的にNOSガスのリフィル後のボトル内圧は10MPa(メガパスカル)約100kgf/cm2 の圧力が掛かっていて、何気なく雑に扱っている人を見かけますが、その圧力を理解すれば自分はちょっとした爆弾を持っているのと差ほど変わらないと理解して頂けるかと思います。

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こちらの画像は海外で出回っているNOSのボトルが車内で破裂 ( なんらかの事情によりリリーフバルブが作動せずボトル容器が破裂)した被害例ですが、仮にサーキットなどイベント時にリリーフバルブを改造したものを地面に直置きして破裂したら周囲の人達に致命的な被害が及びかねませんので、リリーフバルブの改造だけは絶対にやめてください。
※ リリーフバルブが正常であればボトル自体が破裂する事はなく、安全に内部の圧力を開放し危険な状態から解放されます。
仮にトランポなどで移動時に車内でリリーフバルブが破裂した場合には噴出音でビックリするかもしれませんが、慌てずに窓を全開にして中毒症状にならぬよう新鮮な空気を取り入れて落ち着いて行動をしてください。
また、NOSに使用される亜酸化窒素は不燃ガスですので、爆発炎上などは起きませんのでご安心ください。
仮にリリーフバルブが破裂してガスが噴出した場合には、噴出しているガスは沸点−88℃ と非常に低温で熱湯と同じように一瞬で火傷をしますので、冗談半分で噴出しているガスを他人に掛けたり触れたりしないで下さい。



2020年05月13日

Foolishな生き方

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毎年春休みの時期に、とある幼稚園の遊具などのペンキ塗りを毎年行っているのですが、例年だと一週間ほどしか作業を出来る期間が無いので、一人で作業をするには時間が足りず錆の発生などが酷い箇所以外は基本的に市販の水性塗料を重ね塗りで急ぎ仕上げていくので結果的に持ちが悪かったりと不満の残る仕上がりになる事も多いのですが、今年は不幸にもコロナの影響で幼稚園もお休みが長いので、ピンチをチャンスに!という事で、幼稚園が再開した時に子供たちに明るい気持ちになってもらえるよう色育も兼ねて、下地からしっかりとペンキ屋の仲間が持ってきてくれた2液の錆止めを使って、これまたペンキ屋の仲間が公園の遊具の仕事で余った塗料なども持ち込んで手伝ってくれたお陰で仕上がりをお見せ出来ないのが残念な位、ここ17年の塗り替え歴で最高にパステルにフルカラーな幼稚園の園庭にする事が出来ました♪
大人だけじゃなく子供も精神的に大変な時期だと思うので、事態が収束して再開した時には色彩豊かな遊具で思いっきり遊んで体力を発散して欲しいと思います^^

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そして作業の方もありがたい事に沢山いただけておりまして、車体に合わせたキャブレター制作も個性豊かに楽しく作らせて頂いております^^

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ただ、キャブレター制作に限らずペイント作業はハンドメイドでの細かな調整やマスキング作業など、中々ペースが上げられるような作業ではないのでどうしても作業が溜まってしまい要予約での受付となってしまいますので、大変申し訳ございませんが、もしご興味を頂けた際には事前に入庫タイミングや納期のご確認を宜しくお願いいたします。

で、突然ですがFoolishという単語をご存じでしょうか?w
アホな生き方をしている自分のような人間にピッタリな言葉で、小学校の卒業式の時に貰ったジュニア・アンカーの和英辞典で馬鹿って英語で何て言うんだろう・・・と、中学の時に調べて馬鹿を意味するFoolの類語に書かれていた” 愚かな、馬鹿げた、馬鹿馬鹿しい ” を表す「 Foolish 」という単語がブルーハーツに触発されてロクデナシの歌詞に感銘を受けていた中学生の自分の心に刺さって、それ以来そんな生き方をしようと常に意識しているFoolishですが、

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12年近く前に旧ブログから現在のライブドアブログに引っ越しをしをした時に、ブログのトップに表示されているトップ画像を作った時にも、うちの特色を表す為に ” Drag Racing No.1 Foolish Factry ” と記載したのですが、 ” Drag Racing No.1 Foolish Factry ” = 『ドラッグレーシング、エントリーナンバー1番!愚かな製作所! 』 みたいな、探求心や挑戦などセオリーに捕らわれず他人と違う思考で非常識にアホなノリでやってます!な意味で書いてあるのですが、例えば何でも知っているような職人さんが居て、その人が自分が何かバカな実験をしようとしている様を見た時に ” おいおい、そんなやり方じゃダメだ!アホかお前は・・・。 ” と思われる挑戦をしようとしている場合に、その職人から見れば経験上失敗が目に見えている愚かな行為でも、結果がどうなるかまだ分からない興味津々な自分にとっては可能性を秘めている状態なわけで、そこで失敗を経験することによって初めてこれはダメなんだと知り、何故ダメだったかを知る事で回避策や対策を初めて練る事が出来て、結果的に腕のある職人の忠告を聞いておけば失敗は免れたかもしれませんが、失敗をして克服する事で経験値が上がって問題を乗り越えた時にはチャレンジする前以上に経験値や知識が身に付くので、無駄な行為やバカげたような事でも技術者として腕を磨くためには実際にやって経験を身に着ける事が大切だと常に考えています。
当然失敗にも良い失敗と悪い失敗の仕方があるので、何でもかんでも失敗すれば良いという訳ではありませんが。
そして新しいモノを生み出す事や人と違うイレギュラーな事をするというのは基本的に周りと違う考えや行動が必要な訳で、結果的に愚かな行為になる事が殆どという経験則から愚かな工場という意味でFoolish Factry 、もっと単純に分かり易く・・・、

New-rogo
という事でw。うちのNewロゴの完成ですw
この馬鹿という文字は、たまに福岡までご飯を食べに行かせていただいている福岡のPROTO-TYPE-CAFE-YayaさんのスタッフのU子さんが毎日手書きで書いているメニューの書体が非常に味があって良い書体だなぁ・・・と感じていたので、コロナに ” 禍 ”が付く前に経済活動も兼ねて福岡に飛んでご飯を頂きつつ、その際にお願いをして書いていただきました♪

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そしてNewロゴ一発目の作品は是非とも生みの親に観て頂きたいという事で、隼ターボのdesign8さんにマグカップにロゴを施していただいて、お礼も兼ねてPROTO-TYPE-CAFE-Yayaさんのお二人に送らせていただきましたが、個人的に非常に気に入った馬鹿ロゴが完成しました^^
まぁ、こんな世の中ですし、この先も誰も予想だにしなかった展開をいくつも経験して生き抜いて行かなきゃいけないかもしれません。
常に一つの常識が通用する時代では無くなりつつあるのかもしれません。
そんな時にはFoolishな生き方をあえて選んでみるのも良いかもしれませんw

自分のこの考えが世間的に間違っているのかは分かりませんが、自分としてはここまでやってきて結果的に間違っていなかったので、これからも一般的な常識論に取り込まれることなく、他人の顔色や意見に惑わされることもなく、常に疑いの目で自信を持って己を貫いて愚かな行為にも挑戦し技術の向上を目指して行きたいと思っておりますが、今まで他で聞いた事の無かったこの ” foolish " という単語を、2005年のスタンフォード大学の卒業式でスタンフォードの卒業生に贈るスピーチの最後の締めの言葉として使用した方の動画を一年ほど前に発見しました。
そのスピーチをされた人物とは・・・
Steve Jobs
今は亡きAppleの創立者であるスティーブジョブズさん。 
スピーチの中でジョブズさんが若い頃に読んでいた冒険雑誌の最終号の裏表紙に書かれていた ” Stay hungry, Stay Foolish ”『 飢えたる者であれ、愚かなる者であれ。』という一文を、” その後も常々自分自身もそうありたいと願っていた ” と仰っていて、その会場に居たスタンフォードの卒業生達にもそうあって欲しいと伝えていましたが、偉大なる技術者さんと同じ言葉を胸に秘めていた事は非常に励みになりました。
当然、自分のような中卒の馬鹿と世界トップレベルのスタンフォード大の卒業生ではインプットした言葉が生み出してくるモノは全く別物だとは思いますが、それでも人の為の人生じゃなく自分の為の人生ですので、回りの人の顔色や常識に合わせても意味が無いので他人に迷惑の掛からない事であれば馬鹿にされようが失敗して頭を抱えようが技術を磨く為には常に自分の生き方を貫けばいいと思いますし、認めてもいない相手に何を言われようが気にしなくて良いと思います。
上を見てもキリが無く、下を見てもキリがありません。
上でも下でもなく、前を向いて己と向き合ってせめて自分自身には負けないようにしませんか。と、最近何人かの人が悩んでいる様子だったので、ふと、そんな事を思いました。

世界的有名な事業を幾つも成功させたジョブズさんのスピーチは上の動画で見ることが出来ます。


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ジョブズさんついでに、ぱっと見ジョブズさんが表紙に描かれているようにも見えるこちらの本ですが、こちらはF1やCARTの世界で有名なエアロダイナミシストでありデザイナーであり空力の天才の異名を持つエイドリアン・ニューウェイ氏の初の著書で、先日日本語和訳版がやっと発売されて発売前に予約していたものがやっと手元に届きました^^

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ちなみにこの厚みでボリューム満点ですが、一時期F1マシンのエキゾーストパイプに設置されたレゾネーターの狙いなど、世界最高峰のカテゴリで戦っているトップエンジニアが莫大な予算を武器に研究開発を行っていた内容が多いので、普段では到底知る事の出来ないような濃い内容も多く非常に面白く読めます^^
万が一コロナに罹ってしまったら隔離生活でゆっくり読みたいと思いますw
というのは冗談ですが、
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例年であればこの時期は海でボーっとしてると気持ちが良いのですが、3密を避けるとはいえ、移動中に事故って病院に担ぎ込まれたらさぞかし医療関係の人には迷惑だろうなぁ・・・とか考えると自粛せざるを得ず。。。
とりあえずここ一週間で3回も緊急地震速報が鳴っているので、そちらも気になったりで凄い時代だwと諦めます・・・。




akane380 at 02:10|PermalinkComments(6)

2020年04月21日

FCRキャブ 非分解箇所+加速ポンプ オーバーホール手順

昨今のコロナウイルスの蔓延を受けて何とかウイルスに感染する前に受けた作業を全て終わらせて肩の荷を下ろしておこうと作業をこなして、やっとペイント関係の作業だけ全て終わらせる事が出来ました。
そこで、現在猛威を奮っているコロナウイルスの状況を踏まえ、急な感染〜長期的な作業離脱、最悪は死亡までの考えられるリスクが高くなっている事から、受けた作業を最後まで遂行出来ない恐れもあるので、コロナウイルスのブームが落ち着くまで量産品など一定の期間を要する纏まった量の作業の受付を停止させて頂きます。
キャブレター制作など見通しを持てる通常の作業は今まで通り進め、仮に感染などがあった場合にはその時点でご依頼を頂いている皆様に個別にお知らせをさせて頂きます。
最後までやりきる責任感を持ってしても感染のリスクだけは避けられないのでご理解とご協力を宜しくお願いいたします。

なんて書いてみたものの、正直自粛ムードで皆さん時間に余裕が出来たからか?お問い合わせの件数がかなり増えている&ショップさんからの依頼件数も増えている事から多分ですが、業界はちょっとしたコロナバブルな気がします。
という事は今バイクや車の整備をしているインドアな方向から収束後は原油が暴落していることからガソリン価格もかなり落ちて高速料金の優遇策など一気にアウトドアな方向に向かうかと思われますので、いま非常に厳しい状況に置かれているサービス業や外食産業の個人店の方にはこれからを見据えてカラオケルームならぬテレワークルーム屋さんなどコロナによって新しく開かれた別の世界へシフトするか何とか生き残ってその時に向けて頑張って欲しいなと思います。
一応念のため原油先物の価格を見たらとんでもない事に・・・
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歴史的瞬間、世界的な自粛ムードで自動車よりも飛行機が世界中で飛ばなくなった事で需要が激減したことに端を発した先物価格がまさかのマイナスにまで暴落・・・。

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こちらは40年近い原油先物価格を一枚に表したモノですが、どれだけ今の世界が異常な状態かが分かりますね。。。

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ちなみに自分の使っているチャートがマイナス表示出来なかったので調べてみたら1バレル-40ドルまで行ったようでこのままでは世界が壊れそうというか、個人で壊れた人は相当居そうですね。。。

たぶん今回の価格操作の先陣を切っているのではなかろうか投資の神様の格言ですが、

『 まず生き残れ。儲けるのはそれからだ。』

とんでもない世の中になっていますが、どんな世界でも生き残ってこそなので一先ずのんびりと体力を温存して免疫力高めに収束してくれるのを待ちたいと思います。



という事であっという間に一ヶ月以上経ってしまいましたが、前回の記事の続きで今回はFCRキャブレターの加速ポンプワンウェイバルブの交換手順の説明と、数をこなして個人的に確立したFCRキャブレター非分解部分の分解方法+失敗しやすい注意点をご紹介します。

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数年前から消耗品扱いとなっていた高価なFCRキャブレターを再生させようとFCRキャブレターの非分解箇所のオーバーホールを目的にオリジナルで制作した高耐久なOリングのセットと加速ポンプ部分の補修用のワンウェイバルブの販売を行っているのですが、購入して頂いた方には発送の際のメールにて説明を添付しているのですが、ある程度の作業数をこなすうちに作業手順の精度も上がって作業難易度を下げる事が出来ましたので、

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これならD.I.Yで作業を楽しむ方でも難なく作業が行えるのではないか?という事と、以前からショップ様からもご依頼のお問い合わせを頂く事もあり、これらの作業をショップ様ご自身で行っていただくことでショップ様毎の利益性と作業の幅が広がるのではないか?ということで、こちらで試行錯誤して確立した作業手順と気を付けるべきポイントをシェアするべく作業手順をご紹介をしておきます。
※ あくまでも一個人の経験に基づいた内容ですので参考程度にお読み下さい。

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まず今回の話の元となる加速ポンプの不調ですが、症例として画像のように加速ポンプが不調で一か所だけ噴出しなかったり、噴出量に明らかなバラツキがあったり、
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青線で印した部分にステッカーが貼られる枠の無いタイプの初期型のFCRキャブレターではワンウェイバルブの栓に樹脂製の物が採用されているのですが(現在は真鍮製)、その樹脂の栓が中で動いて圧力損失を起こしていたり作動不良を起こしていたりと、気筒間でバラツキが生まれて燃焼具合に不具合をもたらしている個体が多く存在しています。

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そのような時に本来分解整備が行えないFCRキャブレターの非分解部分の分解とワンウェイバルブの交換を行う事で、高価なキャブレターを再利用する方向で分解修理をする内容をこちらに記載しておきます。

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まずOリングのセットを購入して頂いた際にお問い合わせをいただくこのネジ穴を塞いでいる黄色い物体ですが、

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マイナスドライバーなどでカリっとコジれば簡単に取れます。

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そしてこの非分解箇所の分解で作業の成否を分けるのは六角レンチの使い方で、単純にネジを舐めずに緩められるか・・・に作業の全てが掛かっています。
そのネジを緩める際に失敗する原因の殆どは六角レンチのボールポイント側を使ってしまう事による部分が多いので、

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使用する六角のサイズは2mmと2.5mmの2種類なので、単品で購入しても差ほど高くはありませんので必要であればホームセンターでストレートタイプを用意して作業に挑んでください。

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ちなみにこの手の安くてお得工具は精度が出ていないものが多いのでお勧めしません。※ 経験談

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特にここのネジを舐めると本当に面倒くさいので注意してください。
舐めた場合には六角レンチを買っといた方が全然安上がりだった。。。と後悔するくらい費用と時間が掛かるかと思います。

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理想としてはショートタイプの六角レンチがあればベストですが、

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仮に通常の六角レンチを使用する場合に横着をして画像のようにネジ穴に対して斜めに六角レンチをセットして回そうとしないでください。

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必ずネジ穴に対して垂直に六角レンチを立てて緩めてください。

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念のため、非分解部分を分解するのに取り外す必要のあるボルトは2か所の計4本となります。
順番としまして2.5mmのボルトを先に緩め、非分解部分の分離後に2mmのボルトを外します。

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そして2.5mmの2か所のボルトを無事に外したら非分解部分を接着している金属パテの剥離ですが、以前まではフロート側を少しずつ叩いて剥離をしていましたが、稀に硬過ぎてフロートが割れてしまう大失敗を経験して頭を抱えたりで、もっと確実に安全な方法は無い物か?と考えてその都度試した結果、現在では剥離をする際に青マルで示しましたポイントを叩いて剥がすと比較的安全で簡単に剥がせる事が判明しました。

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イメージ的にはこのような状態で叩く感じで、

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インパクトを与えやすいように鉄の小さなハンマーでコンコン(力小)〜カンカン(力中)と左右を交互に叩いて、間違ってもガンガン(力大)で引っ叩かないでください。
また剥がれた際にフロート側が飛ばないように画像のように片手で支えておいてあげてください。

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ちなみに格子部分では絶対に叩かないでください。
一瞬でキャブがジャンクになって再起不能となりますので。。。

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そして接着部分が剥がれたらフロート側から格子を留めているボルトを2mmの六角レンチを使用して取り外しますが、こちらのボルトが本当に舐め易いのでボールポイントを使用せず、垂直に慎重に緩めるよう注意してください。

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もし指の力だけでは硬くて回らない場合には画像のようにプライヤーなどで六角レンチを掴んで、ネジ穴側に力を押し付けながら舐めないように時計の反対方向に回して緩めて下さい。

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こちらのボルトは仮に舐めてしまっても比較的簡単に取れますので、舐めてしまった場合にはドリルで頭を飛ばして、

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ネジを除去してください。

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そして加速ポンプワンウェイバルブの交換ですが、新しい栓に交換する前に旧式のFCRキャブレターに採用されている樹脂製の栓を抜く必要があるのですが、

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適当に先の尖った画鋲とライターなどを用意していただいて、画鋲などの先端をライターで炙って熱を持ったタイミングで・・・

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グサっと樹脂栓に突き刺してから冷めた頃にスポっと抜けば画像のように取れます。
※ 現行タイプの真鍮製の場合にはドリルで揉んで削り取る必要があります。

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※ ワンウェイバルブの構成部品は非常に細かい部品ですので一度見失うと探すのが困難とまります。 作業をされる場合には落としても見つけやすい室内などでの作業をお勧めいたします。
※ 当方がリリースしている真鍮栓の凸状の突起は差し込み方向を分かり易く示す為の物で、スプリング内径よりも細径仕上げとなっております。
凸部分にスプリングを刺して反対にすると脱落しますので、穴にセットする際には個別にセットをしてください。


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そして スチールボール ⇒ スプリング ⇒ 真鍮栓 の順でセットをしたら・・・

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ピンポンチなどを使用して打ち込みを行います。

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打ち込む深さは画像の線の位置まで入っていれば問題ありません。

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ちなみに非分解部分を剥離する時や栓を打ち込む際にピンポンチなど専用の工具が無い場合には適当なボルトなどで代用も出来るかと思います。

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あまりお勧めはしませんが、もし自分が何も無い状況なら使えるモノを代用して作業を行うと思います。

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そして非分解部分を分解した時にしか掃除の行えない加速ポンプジェットの清掃も忘れずに行って、

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穴の詰まりなどをチェックしますが、

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もし専用の道具が無い場合には画像のような配線の切れ端を使ってそれぞれの太さに合わせたモノを代用として作れますので、無ければ有るものを使って作業を行ってください。

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そして以前に非分解部分の分解記事を書いた際には接着されていた金属パテは触らずにそのまま液体ガスケットを少量塗って組み付けてくださいと書きましたが、この金属パテは画像のようにカッターの刃で削ぎ落すと綺麗に剥がれる事が分かりましたので、出来るだけ切れ味の良いカッターの刃を使用してキャブと金属パテの間にカッターの刃を切れ込むようにして金属パテを剥がしていってください。
※金属パテが綺麗に剥がされていても剥がされていなくても性能に変わりはありません。

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またボディ表面はウェットブラストなどが無くても、金属ブラシでゴシゴシ擦れば綺麗になります。

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ちなみに金属パテの除去ですが、ボディ側は凹状に詰まっている分は無理に除去しなくても良いと思います。

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ということで綺麗になったら・・・

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Oリングをセットして分解時の逆手順で組み付けを行いますが、

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ダウンドラフトとホリゾンタルではOリングの形状が若干異なりますので、

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ダウンドラフトで当方のオリジナルOリングを使用の場合には画像の点線部分でカットして使用してください。

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参考までに組み付け時に接合面に使用している液体ガスケットはパーマテックスのモトシール1という耐ガソリン性の強いモノを使用していますが、個人の方でそんなに大量に必要ないという場合にはバイク量販店で売っているDAYTONAから出ている「耐ガソリン液状ガスケットグレー10」という商品が中身はパーマテックスのモトシール1と同じだと思うので安くて少量で使い勝手が良いかと思います。

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そして綿棒などを使って薄く塗付けて組み付けを行い、

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全てのネジを締め付ければ完成です。
※余談ですが、ボディ内部のガイドローラー部分に摩耗が見られた場合には協立工芸様が販売しているSEPベアリングガイドを使う事で問題を回避する事が出来ます。


2020.4/26 補足1.

下記動画にて非分解箇所のOリングが劣化して傷んでいるかのチェックを簡易的に行う方法をご紹介しておりますので、非分解箇所の修理をご検討の際には一度ご確認をしてみてください。



補足2.

稀に非分解部分のOリングを交換後にアクセルをガバっと開けるとエンジンがストンと止まってしまうようになった事でトラブルや組み付けミスか?と心配になってご連絡を頂くことが御座います。
その現象はガソリンが漏れていたり滲みなどを起こしていたスロー系が正常に戻った事で低回転時のガソリンの供給量に変化が表れたためにセッティングにズレが生じた事によるセッティングの変化が原因です(多くの場合は燃料を薄くする方向で修正します)ので、スロー系のリセッティングをお願いします。


2020年03月17日

FCRキャブレター 他 オーバーホールとペイントについて

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普段よりセラコート処理に関するお問い合わせを頂く中でキャブレター制作に関するお問い合わせも多く頂くので、よくある質問に答えつつ作業の流れなどを紹介する説明をアップしておきます。

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まず多いのが中古のキャブレターでも制作出来ますか?という内容と、個人でも作業の受付はしていますか?という内容ですが、キャブレター制作のオーダーはショップ様、個人オーナー様問わず、また中古ベースでも新品ベースでも画像のような分解ベースでも施工は可能です。

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キャブレター制作時には新品中古品関係なく、分解出来る部分は全て分解をした上で、一つ一つの細かな部品も全て施工対象として希望される仕様にてハンドメイドで個々に合わせて制作を行います。

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割れやクラック、致命的な欠けなどボディ自体の程度が悪くなければ新品ベースでも中古ベースでも仕上がり自体は基本的に変わりませんのでご安心ください。

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また中古のキャブレターをベースとした場合にこちらで施工前に各部のチェックをしまして、制作しても本来の性能を発揮出来ないような著しく状態の悪いキャブレターに置きましては施工費用が無駄となってしまいますので作業をお断りするか、当該箇所の修理が可能な場合にはオーナー様とご相談の上、修理等を行って再生などの作業を追加して行っております。

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実際の作業の流れとしまして、

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分解時には各部の変形や消耗具合を目検に頼らず電子顕微鏡を使用して状況診断を行い、

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分解後に洗浄と空焼きをして・・・

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消耗部品や変形などが見られた場合には・・・

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予算などを打ち合わせの上、許される場合には新品部品への交換を行います。
※消耗部品などパーツの持ち込みも歓迎ですので、交換パーツを既にお持ちの場合にはキャブレターと一緒にお送り頂ければ組み付け時に新品に交換をして組み付けを行います。

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また通常のO/hでは分解しないメーカー非分解部分も結構な割合で内部のOリングにダメージを受けている個体が存在するので、必要な場合には分解をして、

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不良個所の修正や長年の汚れをウェットブラストを使用して艶出しも兼ねた洗浄を行った上で、

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シーズンオフや定期的なメンテナンスの際に強力な洗浄剤を使用してガンガン洗浄しても純正のようにOリングがヘタレないよう高耐久な対策素材でオリジナル制作した専用のOリングKitを使用して組み付けを行い、純正よりも高耐久な仕様で復活させます。

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そして非分解部分の組み付けが完了しましたら・・・

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各キャブレターに合わせた専用のマスキングKit を使用してブラスト処理を行って、

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ブラスト後に超音波洗浄機にて入念に洗浄を行い、再度焼き付け乾燥後にコーティング作業へと移ります。

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そしてご希望の各仕様に合わせてセラコートやガンコートを駆使して細かな部品の一点一点にコーティング作業を済ませたら・・・

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各部を調節しながら元の状態のジェッティングにて組み付けを行い、組み付け後にオーバーフローのチェックと、

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加速ポンプの状態などをチェックして問題が無ければ完成です。

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そして先行しているキャブレターの作業が完了する頃合いに次の予定のキャブが入荷して作業を開始して、

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完成した頃に・・・

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また次の作業の入庫が・・・という感じで作業の受付は予約順となっております。

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また、キャブレター制作はFCRキャブレターやCRキャブレター以外にもハーレーで多く使われているHSRキャブレターなども全て分解のうえで、

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専用のマスキングKit を使用して一点ずつ塗分けを行って制作をします。

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FCRキャブレターなどに限らず他のキャブレターでも新品中古品関係なく施工対象となりますので、画像のようにヤレていても、

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施工後は新品ベースと同様外見の見た目は基本的には変わりませんので、機関が良好なら現在ご使用中のキャブレターベースで全く問題無いかと思います。

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またキャブレターの制作作業は全てハンドメイドで一品モノに近い作業となりますので、画像のような取り扱い実績の無い古いハーレーのショーバイク用のキャブレターでも、

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出来る限りご希望の仕様で仕上げられるよう作業を行っております。

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そして上で紹介しました古いハーレー用のキャブレターを装着したシュアショットさん力作のHRCSベストアワード賞獲得マシンが先日発売されたVIBES誌のカバー車両になっており、
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キャブレターと共に施工させて頂いたハブとブレーキが一体の非常に高価な足回りなども含め、詳細はVIBES 4月号にてご覧いただけますので宜しければ仕上がりの参考程度にご覧ください^^
という事でこの辺で終わりにして、次回はFCRキャブレターの加速ポンプの交換手順の説明記事を紹介しようかと思います。

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最後に各作業は完全予約制で常に予約順に作業を開始しておりますので、その都度作業に取り掛かれるタイミングや納期が異なります。
イベントなどが控えている場合にはお時間に余裕を持って事前に secretbase-racing@nifty.com までお問い合わせ頂ければと思いますのでよろしくお願いいたします。