2019年02月08日

V-MAX1200 腰下セッティング補足

〜 各種作業依頼に関しまして 〜

現時点での各作業における納期のお約束が出来る作業受付は、
現時点で3月中旬以降からの予約受付となっております。
現在作業依頼が重複しておりまして、預かり品の置き場所が無い状態となっておりますので、
ご依頼を頂けます際には部品を発送していただく前に、一度 secretbase-racing@nifty.com 又は右欄下に御座いますお問い合わせフォームよりお問い合わせを頂きまして、入庫予定日などを打ち合わせの上でのご依頼を頂ければ乗れない期間が最小限で済みますので宜しくお願いいたします。
いつもご依頼を頂いておりますショップ様などにおかれましては納期に余裕を持ってご依頼を頂きたくご不便とご面倒をお掛けしますが、以上、宜しくお願いいたします。


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そう言えば、前々回の記事でクランクの調整ネタを書きましたが、一点紹介し忘れていたので補足ですが、
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E/g オーバーホールの際にメタル選定をして実際に組み付けたら意外にクランクの周りが悪かった・・・なんて時には、このジャーナル面を指で触ってザラザラとした感触が得られたり、爪を立てて引っ掻いてみた時にカツカツと爪が引っ掛かる場合には車の塗膜に付着した鉄粉のような感じでジャーナル面に微細な金属片が付着していますので、

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貴金属磨き用の#4000付近の超精密研磨フィルムで軽く磨いて鉄粉の除去をして、そして組み付け時にジャーナル面とメタルの背面をしっかり脱脂して組付けると綺麗にクランクが動くようになったりまします。
※ この時に絶対にジャーナル面自体を研磨しないでください。 画像のようにあくまでも表面に付着した汚れを落とす程度にサッサと擦る程度の話です。

ちなみにメタル合わせがどの位シビアかを視覚的に分かるようにクランクケースの精度出しの動画を作ってみました。
エンジンなどを組む際に一番基本的な事を単純な方法で紹介しておりますので、宜しければご覧ください。





akane380 at 01:28|PermalinkComments(4)│ │V-MAX1200エンジン製作 

2019年01月29日

Today's Work

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個性的なキャブレターを制作するべくキャブレターのペイント作業も相変わらずやってます^^

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新品ベースからの

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人と違ったイメチェンも

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白サビや腐食などで少しヤレてしまった中古ボディの

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リフレッシュを兼ねたコーティング作業も

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派手系から

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シブ系まで・・・

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あなただけのオリジナル仕様を制作いたします〜。などと細々とやっているのですが、ここ最近オーダーを頂く時に「キャブレターギャラリーのこのキャブレターと同じ仕様で!」とご依頼を頂くことが多くなってきてしまいまして、これじゃオンリーワンじゃ無くなってしまう・・・ということと、

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ショップ様からのご依頼が増えて分解した状態でしたら更に割引しますよ〜ってやっていたら分解状態での入庫が増えてしまって、組み上げ後の完成画像が撮れない^^: という悲しい結果も重なってここ最近キャブレターギャラリーへの新規搭載を見合わせているのですが、

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ライン生産品と違って一点一点小さなボルト一本までご希望があればカスタムメイドで細かく対応しておりますし、

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同じ色使いでもチョットした仕様の違いでこのように違った個性が出せますので、せっかく費用を掛けてまでご依頼をくださるのであれば量産品では実現出来ない車両に合わせた色使いのカスタムオーダーを存分に楽しんで発注していただくべく、遠慮なく出来る限り理想の仕上がりに近づくよう希望の仕様をお教え頂ければなぁ・・・と、人と同じ、皆と一緒が嫌いな作業者からのご提案でしたw





akane380 at 09:34|PermalinkComments(4)│ │FCRキャブ 〜改造編〜 

2019年01月22日

V-MAX1200 E/g腰下セッティング

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ここ数日、朝方まで作業をして帰る頃に夜空を見上げると綺麗な金星と木星が見えるのですが、調べたら今さっき(5時過ぎ)が最接近のタイミングだったようでちょっと良いモノを見れました^^

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そして作業の方ですが、前回ピストンのリセス加工を行ったV-MAX1200のピストントップにも耐爆性のセラコート処理を行って、やっとそれぞれのピストンが揃いました^^

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右から自分のZX12R +NOS実験くん仕様、V-MAX1200改1400 1/4mile 9秒台目標仕様、V-MAX1700+TURBO まずは400馬力目標仕様、と、自分の12Rは時間的に走れるかは分かりませんが、今年は年始からこの2台のV-MAXの作業が本格始動したので久々の挑戦で楽しくて仕方ないです^^

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特に新旧のV-MAXを同時にそれぞれ違うアプローチで目標に向けての作業ということで、今年は確実に良い勉強と経験の年となりそうです。

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で、今回も前回に引き続きV-MAX1200のエンジン制作の紹介ですが、今回1200のクランクは元々のクランクの子メタルが焼き付いてしまっていたので部品取りのエンジンから摘出したクランクをラッピング処理をして使用する流れで、前回1700クランクで大変な思いをしたバランス取りは今回は見送りました。

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シリンダーの方も元々付いていたシリンダーをスリーブを打ち直して面研も済ませて再使用するはずが、メタル選定時にまさかのケース不良が発覚し・・・

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中古のケースをベースに再度新規で作り直しをして、

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初期なじみ性と耐摩耗性の向上+作業待機中の防錆効果を目的にリン酸マンガン皮膜処理を行いました。

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そしてメタル類にはWPC処理を施して少しでもフリクションを減らせるように進めています。

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で、ここまで作業を進めて昨年の暮れにピストントップの容積を測ろうと一度腰下を組み付けたのですが、予定ではスルスルと回るクランクをイメージしていたのにズズズッっとクランクの周りが渋く、何じゃこりゃ?と再度分解して確認をしてみると

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サイドクリアランスがキツ過ぎてケースとクランクの当たりが強いことが判明。。。

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35年前の設計のエンジンで物自体も古い物なので細かな修正や調整が必要になってきますが、

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組み合わせる現物に合わせて細目のオイルストーンで面を修正して、

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一旦規定トルクで組み付けてサイドクリアランスを測ってまたバラシて修正して・・・、

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良い感じに回るように仕上がったところで、以前に興味を持って取り寄せてみたセラコートのマイクロスリックドライフィルムコーティングというライフルなどの銃身に施して弾丸の射出時の摩擦を低減して滑りを良くする為に開発された製品で、

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モノは試しにと取り寄せてみたものの、ピストンやバルブ周りなど施工時の塗膜厚の均一化など、技術的な問題が生じてしまいオブジェと化していたモノを今回は保険的に使用してみました。
今回のV-MAX1200のエンジン制作は自分のZX12RやV-MAX1700 ターボと違って、オーナーさんがNOSや過給機を使わずNAの条件に拘って目標の9秒台入りを目指して10年近く挑んできたままの基本ベースで、排気量もカムシャフトもピストンも主要な部品や仕様は以前の仕様と同じ内容ですので、同じ仕様でどこでタイムを縮められるように努力をするかというと腰下でいえばメインはクランクの軸抵抗を出来る限り減らして軸トルクを上げる努力が求められ、結果的に凄く時間の掛かる小さな事の積み重ねでやっと数馬力上がるか上がらないかがNAの調整の世界で、目標を達成できればそれだけやり甲斐も大きいので、目標を達成出来ると信じて進めていきます^^

それにしても先日凄いニュースが出たのですが、
nikkei
以前から宇宙航空研究開発機構のJAXAなどが関わって内燃機関の熱効率(燃料の化学エネルギーが有効な仕事に変換された割合)50%越えを目標に研究をされていたものがついに達成されたとのことで、国内メーカーが40年かけて10%の向上を達成して40%で近年頭打ちだったものを、大学の研究チームを中心にたったの5年で更にそこから10%向上の50%超え達成とのことで、この技術が上手く生かせれば燃費も既存の内燃機関よりも3割向上と、世界のEV市場に対抗して国産の技術でもまだまだ内燃機関にも可能性はあるという結果を導き出してくれたことが凄く嬉しいです。
内容はガソリン車とディーゼル車で研究内容もそれぞれ多岐にわたるのですが、以前に調べた時にはJAXAの最新解析ソフトを使った燃焼室やポート形状の最適化や、メタル表面やジャーナルなど摺動面のトライボロジー研究など、効率を最大限に上げるための研究が紹介されていましたが、これらの研究を元に、また新たな革新的な新技術が自分等にフィードバックされるのが待ち遠しいですね^^

今回の発表の詳細はこちら ⇒ 国立研究開発法人 科学技術振興機構


akane380 at 06:38|PermalinkComments(4)

2019年01月15日

また今年も・・・

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日本のお正月といえば年賀状ですが、年々作業の幅も広がりお付き合いの幅も広がって頂く枚数も多くなってきて本当にありがたい事なのですが、そんな新年のご挨拶の年賀状で毎年とんでもないモノを送って来るのが・・・

one offさん
毎度お馴染み散髪屋さんなのに自転車で県大会に出場して優勝し、己を磨くために最強の食材を求めて広島で散弾銃をぶっ放しまくっているイカレポンチ=ポンチ神なone offさん。
one offさんのブログ⇒ one off

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そんなone offさんがここ三年送ってきてくれている年賀状はどれもハイスペックな画像ばかりで、何故か見た後に若干暗い気持ちになってしまう不思議な年賀状を毎年頂いているのですがw
、唯一去年の息子さんの初野〇そ画像だけは「お子さんの初野ぐ〇デビューおめでとうございます。」って少しだけめでたい気持ちになりましたがw


そんなone offさんからの今年の年賀状・・・




何といっても今年は亥年・・・




広島の山奥で散弾銃片手にイノシシと戯れているone offさん・・・






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去年はカッチカチに変わり果てたイノシシの子供を送ってきてくれたし今年はまさかイノシシの生首とかグロ系の画像じゃ・・・と戦々恐々・・・



そして運命のお正月・・・











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思わず乳首ドリルばりに「このタイミングでまともなの送って来んのか〜い」とツッコみそうになりましたが、つ、ついにone offさんからまともな年賀状が・・・謹賀新年の文字が・・・w
まぁ絶対に奥さんが自分用に作ったモノを奪って送って来た感が満載ですがw、恐れていたグロ画像じゃ無かったので安心したと同時にこりゃ天変地異があるかもしれない・・・ということで非常食に歌舞伎揚げ買っときました。
one offさん毎年面倒くさいと言いつつも送っていただいてありがとうございます!^^



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そんなこんなでメデタイメデタイということで仲間と飯を食べに行った帰りにおみくじを引きたいという話の流れで、浅草寺までおみくじを引きに行ったのですが、

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あまりおみくじとか信用しないので悪い内容は基本信じませんがw、とりあえず頑張れば結果は付いてくる的な内容だったので、今年はこの吉を信じて頑張ってみます^^

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どうでもいい話なのですが、観光で浅草寺に行った場合には殆どが通りの雷門から仲見世通りを通って本殿に辿り着いて参拝をしてUターンという足取りをしてしまうと思うのですが、参拝した後に本殿の裏に回ると新旧歴史的建造物なスカイツリーと本殿や五重塔などが一度に見れて凄く綺麗なビューポイントとなるのでせっかく来られた際には一見お勧めです。

akane380 at 04:29|PermalinkComments(2)

2019年01月08日

今年も・・・

何だか去年のお正月もV-MAXのポート研磨をセコセコと行っていたような気がしますが・・・、
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今年も去年の最終出荷分を出してから集中的に作業を進めて、難ありなピストンのバルブリセスの加工から初めて、

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バルブクリアランスの確保が出来たら・・・

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今度はピストントップの容積合わせを行って、

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ピストントップの容積が揃ったら一先ずピストンの加工は終了。

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そして次にこのトルクを稼ぐタイプの燃焼室も効率の良い仕様(今回のビッグボア+ハイコンプ仕様に合わせて最適化をするという意味です)に変えるべく・・・

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試し彫り用のテストヘッドを使って目標の圧縮比に持っていけるように形を整えつつ、少し削ってはバルブを組み付けて容積を測ってバラして洗浄して、少し削ってはバルブを組み付けて容積を測ってはバラして洗浄して計算して・・・と、

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数日掛けて理想の形状が決まったらあとは4気筒分同じ作業を繰り返し・・・で、昨年末からセコセコ地道にヘッドと向き合って正月の間ガレージに篭ったお陰で数値的にはいい感じに仕上がったと思います^^
この辺りの詳細などは順を追って紹介していく予定ですが、燃焼室の成形は毎度己との闘いで心が折れそうになります^^:
0.1cc単位で測る手間暇の掛かる燃焼室容積の測定をトータル50回近く行い、一回一回時間が掛かるのでこのような他の作業を気にせずに済むタイミングで集中的に作業を行わないと感覚がズレて厳しいので、妥協せず無事に作業が終わって今はホッと一安心です^^
昨シーズンから400mで安定的にタイムを測れるステージを探して待ちに待った念願の1/4mile を走れるチャンスが5月にあるので、チャンスを逃さぬよう、まずはそこに向けてV-MAX1200 国内未達成シャフトドライブNA9秒台入り目標とV-MAX1700ターボ のシェイクダウンを今年は目標に頑張ります!

akane380 at 04:12|PermalinkComments(4)│ │V-MAX1200エンジン製作