2010年02月06日

FCRキャブ 加速ポンプ調整

何だか2月に入った途端、急に冬らしくなってだいぶ作業環境が悪いですね^^:
あと1、2ヶ月すれば春がやって来るのでそれまでの辛抱でしょうか。。。
ということで今週はもっぱらストーブと共にガレージ内を点々と移動していましたが、今回は前回記事を纏められなかったKLX改Dトラ仕様のFCRキャブの作業ネタです。
とりあえず今回のFCR遊びは思った事を実際に試してみるのが目的ですが、基本的には燃費改善と乗り易さを求めて幾つかの部分で試験的に作業を進めたいと思います。

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そしてこちらは前回登場のFCRキャブに組み込まれている加速ポンプのJETですが、まず以前からFCRキャブを使用していて思うことは、基本的にいくらレーシングキャブと言ってもどのエンジン、仕様に対しても全てが万能な状態で設計設定されている訳ではなく、ある程度の汎用性を持たせた状態で作られているので状況や車種によっては無理な部分が必ず出てくると思うのですが、中でも以前からFCRで気になっている部分の一つが画像の加速ポンプです。

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元々FCRの加速ポンプはスタート時やスロットル開度の低い低負圧状態から急激にスロットルをガバッと開けた際のベンチュリー内の流速変化による一瞬のもたつきによるガソリンの噴出と空気の流量が一時的にずれて失火や息つきなどを起こさないよう、その一瞬を補うために設置された物ですが、以前から気になっていることはFCRキャブなどの加速ポンプはアクセルをガバッと0⇒90、100%と急開度させた場合には一瞬だけ勢いよくシュッと噴射しますが、街乗りなどの通常走行では他の車の流れに速度を合わせたり、信号待ちをしたり、極端な話では路面から伝わる振動や風圧や加速Gによる影響などで常にスロットルを多かれ少なかれ開け閉めしています。
そんな無意識なアクセル操作に対しても常に「アクセル開く⇒ダイアフラムが押され加速ポンプジェットから燃料が出る」の作動を繰り返しますので燃費も落ちますし、その場その場で予想できない燃料がちょびちょび供給されますのでセッティング自体も狂ってしまう。
FCRキャブはよく言われるとおり、めちゃくちゃセッティングが狂っていない限り殆ど普通に走ってくれるのでセッティングのゴールが見えづらいのですが、本当に煮詰まった時は排気音が全域で全く別物になります。
とか言いながら加速ポンプを殺しての状態でしたけど^^:
真面目な話、自分は今まで街乗りで加速ポンプを生かした状態で完璧にセッティングが出せた例って多分、一度も無いんですよね。。。
加速ポンプを殺して良い状態に持っていけても生かすと死んで、死んだ部分を補うと他が潰れ・・・w
まぁ元々サーキットでタイムを詰める為に開発された物なので街乗りなんか考えていませんぜ!と言われればそれまでの話なのですが・・・^^:
とりあえず今回はこの噴射のタイミングと噴射量を改善するのが目的と、もう一つは加速ポンプの噴射パターンを現状の水鉄砲からもう少し燃焼し易いように噴射パターンを細かくしたらどんな影響を与えるか?
とりあえずストリートで扱いやすくなればレースでもコントロールし易くなるはずですのでデータ収集ということでKLXに取り付ける前にビックスクーターに取り付けた方が症状が解り易いかな?といろいろ思いつつ実験してみたいと思います。

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ということで早速作業開始ですが噴射タイミングや噴射量は後半で作業しますので、まずは加速ポンプジェットを取り外しますが、実はこの作業自体は一度手元にあったFCRで経験済みで加速ポンプジェットの取り外しは今回が2回目と、ここのジェットはマイナスドライバーで回せるのかと思いきや実は圧入されています。

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なので、まずはポンプジェットにエキストラクタを打ち込む為の下穴をドリルで開けます。
ドリルで穴を開ける際に結構パリパリとジェットが割れてしまうので慎重にやった方が良いです。って誰もやらねーよ!って話ですがw

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そして下穴が開いたところでエキストラクタをコンコンっと軽く打ち込んでしっかり下穴に食わせ、その後ヒートガンでジェット周辺を適度に温めたら・・・

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あとはエキストラクタを反時計回りに回せばパキッっと回って無事ジェットが抜き取れます。
ちなみにこの加速ポンプジェットも部品として単体では出なかったので、それを知らずに当時、興味半分でバラしたFCRキャブは、我が家から燃えないゴミの日に出荷され消え去りました・・・。

FCR-7
まぁ、一度きりの人生に失敗なんていくらでもありますので悔いの無い様に今回は加速ポンプジェットの外寸を残しておきますw
本田宗一郎さん曰く「やってみもせんで何が解る」「成功は99%の失敗に支えられた1%である」
本田さんの本を読み漁って心に残った名言(個人的にです)ですが、ほんとに良い言葉だなぁと思います。
とりあえず何事も夢と目標でしょうかね。

FCR-5
ということで思い描いた夢の仕様を図に描き、加工屋さんに発注を掛けたら現段階では内容的に加工できないと言われ・・・、その後数社に問い合わせてみたところ最終的にどこかで聞いたことのある精密部品の製造を手がける某企業を紹介されて ” 製作できますよ ”との事で見積もりをお願いして連絡を受けてみると ”エッ、そんな聞いた事もない加工技術を使わないとコレできないんですか? ” という状況で見積もりの金額が余裕でキャブ本体の値段を超える・・・。夢と現実のギャップが。。。
とりあえず趣味の範囲なので・・・。と、一番最初の加工屋さんに人生ナメてました。。。とか謝りつつ、コストを下げる為に図面を書き直しては提出、アドバイスを貰いさらに書き直しては提出(夢を諦めきれずまだ上の図w)・・・で、最終的に加工屋さんとの話し合いで妥協に妥協を重ねた結果・・・

FCR-6
こんなにもシンプルな構造になってしまいましたw 現実はとっても厳しいざます。。。
とりあえず元に対して流入通路と噴射孔の流量や面積を変化させて噴出量や噴出時間を変えられればまずはOKということで試作してもらってます^^: 

※ 各寸法は個人的な実験なので伏せています。



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