2010年06月23日

ZX-12R Fフォーク オーバーホール(前編)

禁煙開始1週間、ついに我慢できず禁煙失敗しました!w って言われてなぜかホッとした方へ。冗談どすw
もう吸いたい症候群も出ず安定してますので無事おさらば出来そうです^^ ってか人の禁煙を賭〇ネタにするなw あ、でも勝ったら折半で^^
ということで、ずーっと下書きのまま放置していたZX12RのKYB製Fフォークのオーバーホール作業ネタですが、今回、いろいろ専用工具を使わなくても作業できる方法が無いものか?と考えた結果、安全に作業できる方法が無かったので普通にSST(特殊工具)を使用していますが、一応何かのヒントになればと一連の作業工程をアップしておきます。

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それにしてもこの画像の時にMF06のFフォークのO/hネタをアップして、立て続けに12Rの倒立O/hネタをアップするつもりでいたのに、気付けばあの記事から先日で丸一年が経ちました。。。
ホント、一年365日なんてあっという間で、自分自身に何も変化が無い事に常に焦ります^^:
毎年今年こそは何か始めるぞ!って思うのですが・・・何も進まぬダメ人間w
そんなダメ人間は走りもダメダメなので基本的にサスペンションは必要整備としてバラして組む以外、
仕様変更や小ネタなどのスキルはありませんので、今回は画像多めの言葉少なめで紹介します^^:

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と言う事で早速作業ですが、今回のZX12R KYB製倒立フォークは通常の倒立フォークと内部構造が多少違う部分があるので、画像のカワサキ純正SSTが必要となります。

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使う用途は単純で、一般的な通常の倒立フォークであれば、画像のようにフォークキャップを緩めるとフォークシリンダーと接合しているナットが出てくるので、そこを緩めれば次に進めますが、12Rの場合は画像のようなフォークスペーサーが覆いかぶさっているのでナットを緩めるどころか、ナットを見ることすら出来ません。

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そこで先ほどのSSTを画像のようにセットして・・・

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あとは単純に画像のナットを左右対称に徐々に締め込んで行くと、

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フォークスペーサーだけが沈み込んでいきますので、ある程度沈めたところでフォークキャップを手で掴んでフォークシリンダーを上に引っぱると多少伸び出てきますので、

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そうしたらフォークシリンダーが戻らないようにスパナでロックナットを押さえつつ、キャップを緩めます。

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で、フォークキャップをバラした状態ですが、ここまでの作業でしかSSTを使わないので何か代用できる単純な物が有りそうなものですが、始めの方に書いた通りこの後にリスクのある作業があるので代用品を探すのは止めました。
それは・・・

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画像のフォークスペーサーを内部に押し込んで作業しましたが、

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内部にはスプリングが入っている為、しっかりと押さえ付けながらじゃないと、スプリングの力でフォークスペーサーがアウターから勢いよく発射され危険だからです。
真っ直ぐ飛び出せばまだ良いのですが、横方向に逃げた場合は何処に飛ぶか分かりませんので、行きは良い良い帰りは辛い・・・のバラす時は何とかなっても組む時にリスクが大きいハズですので・・・^^:
ということで、代用策は幾つかあったのですが、誰でも行けそうでもなくリスクが大きいので、ここまでの作業にSSTが必要です。とチャレンジャーな方は自己責任で代用策を考えて頂ければと思います。

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ということで、あとは普通の倒立フォークのO/hと同じ作業になりますので、フォークキャップを外して内部パーツを取り除いたら逆さまにして、アウターとインナーをストロークさせるとオイルが出てきますのでオイル受けなどに排出し、アウターチューブをインナーチューブから抜き取ったらフォークシリンダーを留めている画像のボルトを緩めます。
ちなみにここもディーラー的な正規な作業方法では内部から共回りを押さえるSSTが必要ですが、そんなもの一車種ずつ揃えてられまへん。と自分は毎度のようにインパクトで一撃です^^:

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そして内部パーツのバラしがざっと完了しました。

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あとはダストシールをスクレーパーか何か適当なモノを間に入れてコクッとやると外れますので、

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ダストシールが外れたら見えるスナップリングも外し・・・

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最後にオイルシールを抜き取って台座のワッシャーも外せば通常のバラしが完了です。
で、一年前のMF06のO/h記事でも画像のオイルシールの取り方を紹介しましたが、このオイルシールの外し方では傷がつくのでは?と以前にお話を頂いた事があったのでお断りですが、自分が4輪の下積み時代に毎日洗浄台の上で先輩メカがバラしたパーツを黙々と洗浄し、着きっぱなしのオイルシールなどをその灯油まみれの手でプーラーなどを使って外させてくれる訳も無く、先輩メカから効率重視で教わった裏テクですので、サクッと外すには慣れとコツが多少必要かもです。なので、この方法は個人的な作業方法ということで、自信の無い場合は通常の作業方法で行ってください。
というか、このブログの内容は自分がアホという以外は全てフィクションですので・・・w

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と言う事で、一通りFフォークのバラしと洗浄が完了しましたので、次回はこの順序で組み上げていきます。
※ 画像はスプリングの向きが逆です。

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この記事へのコメント

1. Posted by faith   2010年06月23日 09:26
なるほど〜うっかりフォーク取り外してもバラせないって事になるんですな^^:

来月FフォークOHしようかと思ってるんで見入ってしまいました........プロに任せよw

フォークのインナーに点サビ発見してかなりブルーですけどねーー:
再メッキとかしてたら......かなりの諭吉が飛んでいきますわw

困った。
2. Posted by Gabu   2010年06月24日 00:57
>faithさん

そうなんですよね。。。
今回の12RのFフォークネタは殆ど使えないネタだったのでアップするのも気が乗らなかったです。

でも単純に仕様変更とかではなく、ただのO/hであればイレギュラーな方法が一つだけあるのですが、怒られそうでアップする勇気がありませんでしたw

やっぱりサーキットなどを走るマシンのサスは専門の職人にお任せして調整してもらうのが一番かと・・・。
なので自分のRサスもただいま足回りのスペシャリストな先輩にお願いして修正中です♪

ちなみにインナーに焼け痕ってありませんか?
ラジアルマウント以前の型は持病のようにみんな焼ける部分があるのですが^^:
3. Posted by faith   2010年06月24日 09:33
サスでお世話になってるとこってオーリンズとWPとホンダ絡みが得意って言ってたから、このSSTなる工具持ってるんだろか.........


僕のはB型のラジアルマウントになってるやつなんですよ〜まだFサスをバラバラにしたことないんで焼けっぽいのはわからないですけどね^^
4. Posted by Gabu   2010年06月24日 23:49
>faithさん

たぶんサス専門のところであれば、このSSTでは無いかもしれませんが、もっと用途も幅広な複数車種に対応できる別の汎用性のある特殊工具なんかを持っているのではないかと思います。

今回のO/hで焼けが気になってバイク屋などで出くわすA型の12Rを見つけては確認したのですが、どれも初期型のフォークは同じ位置に焼きが入っている場合が多いようで、原因を掴まない限り、再メッキをしてもまた同じ事を繰り返しそうなので止めておきました。

まぁドラッグとストリートを軽く走る程度なのでFサスは基本的に高速走行でブレなければどうでも良いので^^:
5. Posted by ひろし   2010年06月25日 01:32
タバコ・・・・やめれそうですねぇ〜^^;

ん・・・・やはり、根性の持ち主だったのねぇ〜

医者にかかって、禁煙パッチを貰うのと

薬局で禁煙パッチを買うのとは

どちらが得なのでしょうか??

これまた、バイクと関係ないですねぇ〜


最近、ネコがバイクの周りにウロチョロ出没します

バイク好きのネコ!?Gabuを思い出します^^;
6. Posted by Gabu   2010年06月25日 14:10
>ひろしさん

禁煙にも慣れてタバコも無事止めれそうです^^

以前、日に4箱吸っていた頃を思い出すと何となくタバコを止めて気付いた部分の方が多かったので、吸う気になれなかったのが禁煙生活にプラスになったのかもしれません^^:

ちなみに禁煙パッチですが、薬局で幾らくらいで売っているのかが分からないのであれですが、自分が行った禁煙外来は保険が適用していたので診察と薬代の合計で3千円ちょいでした。
それで2週間に一回の8週でトータル4回の途中経過の診察に伺うので全額1万5千円くらいの費用ですが、自分の場合は10日も禁煙すれば元が取れるので安い出費ですね^^

自分家は人様の家のニャンコが入ってきて普通にくつろいでますよw

それにしても我が家のボスのガブも部屋のヤニ臭さが無くなって喜んでくれているかもしれません^^
ガブに一番悪い事をしてたなぁ・・・って今回つくづく思いました^^:



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