2013年01月19日

コンロッド対決

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突然ですが、

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右から順に、CB750用ヨシムラ製アルミコンロッド、GSX1300R 隼用キャリロHビームコンロッド、ZX12R用クロワー製H断面コンロッド、さてどれが一番重いでしょうか?!ってネタを当時書こうと思っていた3年位前の下書きを発見したのでまたまたリサイクルw
で、一応暇な方が居ましたら見た目にどれが一番重いと思いますか?
見た目に大きい真ん中のGSX1300R用か?そんなこと言っといて一見大きい隼用のモノより左のZX12R用のHビームの方が実は重いんです!とか言うんじゃねーの?とか、いくらCB750用のヨシムラスーパーロッドがアルミ製とはいえ、1970年代当時の製造技術じゃ意外に重いんじゃないのか?なんて考えてみたりw

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で、答えですが・・・、実際には見たまんま真ん中のGSX1300R用のキャリロHビームが一番重量があるので「なんだよそれオチねーのかよ」って話なのですが・・・w
まぁこうして双方を実際に重ねて比べるとこれだけの差がありますから下段の隼用のHビームの方が重量があって当然っちゃ当然なのですが。。。

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ちなみに実際にコンロッド単体で重量を測ってみるとZX12R用のクロワー製Hビームの重量が313.8g

それに対してGSX1300R用のキャリロHビームは・・・
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さすがにこちらは大きいだけあって先ほどの12R用の313.8g に対して重さが315.4g も!! って12Rのとたった1.6g しか差がねーじゃねーか!って話なのですがw、なぜ大きさに差があったのに1円玉2枚分も変わらない重量なのか・・・。

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それはショートストロークな12Rのコンロッドは剛性確保のためにメタル幅が広かったりでその分重量増なんです・・・。

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ちなみにヨシムラのCB750用のスーパーロッドはやはりアルミということで脅威の200g とダントツの最軽量w

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1970年代の初期の頃に国内ではなくアメリカで製造されていたようですが、キャップの合わせ面をギザギザにして剛性を上げつつ位置ズレを防止したりと現代のかち割りタイプに似た発想を当時に採用していた吉村さんの熱意はさすがです。
で、さらに驚きなのはこのコンロッドが発売されていた1970年代当時、750RS用のヨシムラ製860ccボアアップKit の値段が16,700円、ボンネビルカムシャフトが23,800円という時代に、なんとこのコンロッドセットが48,000円もしたというので当時は高級品の一つだったようです。

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ということで嘘か真か・・コンロッド本体の次は1本20g に満たないコンロッドボルトのネタで次回に続きますが、手前がキャリロ製で奥がARP製と両方サイズは同じですが、さてやはり重さも同じでしょうか?w

akane380 at 03:49│Comments(2)TrackBack(0)│ │雑記 | DRAG RACE 製作記

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この記事へのコメント

1. Posted by NOBU   2013年01月20日 13:20
どこに目が行くて、ハカリが仕事の時たまに使うハカリと同じなのがビックリです。
使用用途は全然ちがいますが…
2. Posted by Gabu   2013年01月21日 01:51
>NOBUさん

信頼性と機能、価格を総合的に求めるとメーカーも機種も限られてきますよねw
でもマイクロメーターと同じで秤も用途に合わせて数種類使い分けてます^^

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