2013年03月30日

今年からCPピストンを採用

今年の12Rの仕様変更のポイントとして今までの仕様よりさらにフリクションロスの低減を目的にSBR_0404
今年から昨年まで使用していたJEピストンに代わって、憧れのX-style なCPピストンへと仕様を変更します。
今まで使用してきたJEピストンもバラしてチェックしてみても何処も悪い部分もなく非常に良い印象を持ったのですが、今回のCPピストンも以前からどうしても試してみたかったピストンなのでJEへの未練を断ち切る存在であることを願います^^

で、早速いつものようにピストンの重量合わせとバリ&エッジ落としですが、これがまた流石って感じでして・・・



一つ目は・・・

SBR_0366

225.8g ・・・カキカキ


んで次は・・・


お、同じく225.8g ・・・カキカキ


はい次・・・


おぉ、これまた225.8g ・・・カキカキ


しっかり検品して揃えて出荷してくれてんだなぁ・・・
公差±1g をうたってるくらいだからCPピストンさすがだな・・・。


で、はい次も・・・


当然225.8g でビシっと4発均一に揃って気分良し♪



CPピストン流石っす!




で、話は変わりまして先日ですね・・・、




SBR_0362s
ってなるハズだったのに、これまた最後の最後に大きく誤差出ました229.6g なプラス4g ・・・。

SBR_0362
この形状で4g も違うって一体このピストンに何が起こった!? 
もしやサプライズ天国では今はこの手の悪質なサプライズが流行ってるのか?なんて思いつつ、
SBR_0372
何で他のピストンと4gも重量差が生まれたんだ!? と、手に取って見比べてみますと、まずトップランド裏に刻印されている表記が違い、おやおやこの展開はアウトまっしぐらコースでマズそうだぞ・・・と^^:

SBR_0368
で、ピストンと同封されている各寸法や材質などが記されているデータシートを確認して見比べてみると、大胆にもこの時点で既に違う規格じゃ。。。キチンと揃えて出荷しておくんなさいよ。。。という悲しさが・・・。

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とりあえず両者の製造年月を見てどうゆう在庫管理をしてんすか。。。と、製造年月の開き具合にさらに驚きっすw というかこうなると既に公差±1g とか意味無いですし・・・w

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で、とりあえずここで問題となるのがこの重量差を一体どうしましょ・・・?ということなのですが、単純に4g ってアルミ材質の比重による違いが多少あるかもしれませんが1円玉4枚分程のムダ肉をどう処理したらいいものかと。

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この無駄の無いX-style 形状に惚れてチョイスしたってのに、そこからさらに4g 落とせって正直無理じゃ・・・。
トップランド裏を下手に削ってしまうと熱で膨張した際に設計を無視した変形をしてしまうので無理だしなぁ・・・ JEの時のようにピンボス周辺を削るったって4g 分は怖いっすw
とりあえずコンロッド側で重量が他の個体より1g 重い個体があるので、最悪気分的にそれと組み合わせるとしてもまだ3g も減量せな。。。
これはもしや終了の鐘が・・・。

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ちなみに軽量といっても今まで使用していたJEピストンとCPピストンをピストン単体で比較すると、実は1g も差がないという事実があったりしますw
CPピストンはスカートが長い分、見た目よりも多少重量増なのですが、CPピストンはピストンピンが短いのでその分JEピストンよりも多少軽くなります・・・が、それ以上に大きな違いというか選んだ理由は・・・

SBR_0607
それは、なんとセカンドリングが無い2本リング仕様でフリクションが大幅に低減されるので重量でそこまで激的に重さが変わらなくても、この摩擦損失が大幅に向上出来るのが最大のメリットなので是非とも使ってみたかったんですよねぇ^^:
ちなみにこの2本リング仕様ですが、特別レース用という訳ではなくスタンダード仕様としてリリースされている(というか、CPピストンのバイク用ピストンの殆どが2本リング仕様みたいです)なのですが、前回まで使用していたJEピストンにも存在したトップリングのフラッタリング防止の為にトップリングとセカンドリングの間に設けられたV字溝がCPでは進化?してセカンドリングが無い分、少し大きめに作られています。
で、どうやらここにオイルを掻き込むことで上記以外にピストンの首振りを抑える要素も含まれている設計になっているらしいのですが、トップランドのラビリンス溝も気持ち幅が広めでこの部分でも耐焼付き性とブローバイの低減を向上させつつ首振りを制御しているのかも・・・と、JEと見比べて仕様の違いを考えてみましたが、実際は「行けば分かるさ・・・」と猪木節っすw
それにしても一つしか無いトップリングの厚みが1.2mmと、向こうの7秒クラスのモンスターマシンも同じ設計のピストンを使っていると考えると正直これだけでナゼ・・・って内燃機関の不思議をまざまざと感じます。

以上。






って、テメー、重量の話はどこ行ったんだよ!って話ですねw サーセンw

えぇ、まぁ、あのぉ、結果的にですね・・・


4g を削る勇気というか、果たして4g も削ってしまって良いのか?こうゆう場合は何処をどう削るべきなのか?・・・。自分にはその判断を下せるだけのスキルがまだ無いということで、今後の勉強の為に職人ならどう判断して何処をどう処理するのか?を知るためにも、最終的にいつもお世話になっているNAPRECさんならピストンも一から設計して製作してしまうくらいだから最善の判断を下してくれるだろう。と授業料を払って重量合わせをお願いしました。

そうしましたらですね・・・
SBR_0372a
NAPRECさんから ” これ設計が違うよ ” って連絡があり、CPピストンさんアザーーッス!w って規格違いをセットで出荷しないでよ・・・とさらに凹みますw
まさかまさかで今までこんな事例に出会した事が無いので全然気付かなかったというか疑いすらしなかったのですが、どうやらで囲ったピンボス横の堀の肉厚が違ったようで、現行の方が軽量に改良されているようです^^:

SBR_0599
で、その部分をNAPRECさんにてマシニング加工を施してもらい可能な限り余分な肉を落としてもらったのですが、目標値は他のピストンと一緒の225.8g でしたが最終的に226.8g で限界終了となりました。
でもやはり本職の職人さんは凄いなぁ・・・と思うのが、希望として4g 軽くして欲しいと依頼されて作業に入っても最後の1g を削らない判断力というか、これ以上はマズいって止める決断が出来るところが凄いです。
その残り1g を4箇所の溝で分ければ一箇所0.25g 分の比較的軽い削除で済むのでそれくらいなら・・・と良かれとやってしまいそうですが、そこを行かない決断力とかはホントプロの仕業で勉強になります。
この1g を削らなかったという部分が逆に無理な軽量加工は施していないという安心感にも繋がりますしね。

とりあえず出荷ミスで要らぬ時間に出費と作業が増えてしまいましたが、その代わりお陰で新しい経験と知識が手に入ったと思えば結果オーライってことでピストンさん達はWPC処理に行ってもらいます♪

akane380 at 05:52│Comments(4)TrackBack(0)│ │DRAG RACE 製作記 

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この記事へのコメント

1. Posted by oneoff   2013年03月30日 13:54
マニぃ!

このブログに惹かれたのも純正ピストンを集めて重さを揃えてた記事なんすよねぇ..........


あぁ懐かしいw

まだ結婚してなかった頃だったなぁ............


にしてもマニぃ!
2. Posted by Gabu   2013年03月31日 04:28
>one offさん

そうでしたね〜w
one offさんはその後結婚して独立して・・・って人生を邁進されているってのに
自分は今だに変わらずピストンをセコセコと。。。

で、マニぃって ”¥ ”ですか?w


3. Posted by K   2013年04月02日 23:47
ピストンの作りも、それを梱包するアメちゃんのアバウトさも、カウルもみな楽しく拝見してました。
少し忙しくてコメント出来てませんが変わらず頑張って下さい。
この前の記事はヤングオートとバリマシが愛読書な私のツボを突いてました。
4. Posted by Gabu   2013年04月03日 04:44
>Kさん

いつもコメントくださりありがとう御座います。

”してました。”なんて過去形になっていたのでKさんに何か悪いことでも起こったのかと思って一瞬焦りました^^:

コメントは最大級に暇な時の暇つぶし程度で頂ければと思いますので気にしないでください^^
そういえばヤングオートも最近ちょくちょく復刻版?で販売されて付録のヤングオートステッカーが懐かしくて買ってしまってますw





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