2013年04月20日
エンジン組み付け開始
参ったっす、連日徹夜で粘って作業しているのですが、来週末のシーズン入りに向けて新規で制作している例の外装達が完全に間に合いそうにありませんw
エンジンも水曜に組み始めて本当は今週中に火を入れる予定でしたが、諸事情により来週の水曜辺りに火が入る予定で作業を見直しています。
というのも・・・

なんと!「最短でも月末くらいになる」といっていたカムですが、現地の方が急いでくれたのか?イジらしくも中途半端にこの ” よっし!組むか! ” と気合をいれて腰を上げたタイミングで到着w
とりあえず前回のケントカムの問題があった際に、新しく発注したカムも間に合いそうに無いからシェイクダウンは純正カムで行こう。。。と決めていたので何の準備もしていませんで、今更どうにも出来ず・・・w

ということで仕切りなおしてエンジンの組み上げ開始ですが、組み上げる前に今年の仕様からバランサーも除去する予定でしたので・・・

バランサーシャフトのオイル吹き出し口をTig 溶接で肉盛りして塞ぎ、ケースに差し込む際に邪魔となる溶接痕を綺麗に磨いたら除去完成♪
これで前回増設したピストンクーラーのオイルジェット分の油圧も確実に確保出来たと思うのでリリーフバルブに仕込んだシムも除去してトータルすると結構なフリクションロスの低減に繋がったと思います。
ちなみにバランサーを除去したらバランスが崩れるってイメージでしたが、もともとこのバランサーシャフトの働きを理解するとそういう事ではないようで、人間が不快に感じる縦方向の振動を横方向に変換する目的だったか、その逆か・・・とりあえずそんな感じの役割でしたが、その振動が人間に与える害というか影響は意外に大きいらしいので、今回のバランサーレス仕様でのロングツーリングは止めとこうと思いますw

で、シャフトと言えば今回セルモーターの動力をクランクに伝達させる為のクラッチ部分のシャフトにもDLC処理を施しました♪ って、はぁ?そんなトコにDLCやって意味あんのかよ?って疑問に思った方・・・・・
まぁそんなこんなでここまでいろいろ調整や加工を施してきた部品達を実際に組み上げて行くわけですが、

自分は普段エンジンなどを組む時にスタビレーの730D R/10 という10〜100Nm対応のデジタル式のトルクレンチを気に入って使っているのですが、なんと今回エンジンを組もうと電池を新品と入れ替えた際にその730Dがバグりまして^^: ショックを受けつつ購入店に持ち込んでメーカーに送ってチェックをしてもらった所、ソフトウェアのアップデートの問題とかで国内で対処出来ないので本国のドイツに送って・・・などという話の流れになってしまい、そんな時間は無いっす!ということでスタビレーの輸入元の喜一工具さんに救済策として喜一工具さんで取り扱っているトルクレンチのデモ機を代わりに貸して頂きました^^:
で、手前のシグネットのトルクレンチはトルクレンジが6Nm 〜 30Nm なのですが、以前から車体周りなどの細かい場所用に気になっていたので今回試せてラッキー♪ なんて思ってたのですが、やはり使いやすくてお値段も1万円を切る価格と・・・これは買ってしまいそうですw

そういえばトルク管理ついでにいつもふと疑問に思うことがあるのですが、ARPのコンロッドボルトなどはトルク管理ではなく画像のストレッチゲージなどを使用してボルトの伸び率を量って締め込み具合を調整するボルトなのですが、そのARPボルトのパッケージの中に「ストレッチゲージが無ければ◯◯ft-lbsで締めてください」みたいなことが書いてあるのですが、試しに卸したてのARPボルトの慣らしがてらにその指定トルクで締め込んでみたところ、ボルトは全然伸びておらず規定の最低伸び幅に達するまでに個体によっては15ft-lbs 近くオーバートルクを要する物もあったりして「なんだコレ?どういうことだ?伸ばさなくても良いの?」って感じだったのですが、自分が説明の英文の訳し方を間違えて勘違いしているだけなのか・・・。
とりあえず怖いので普通に伸び率を測って締めましたが^^:

そんな事を考えていたら腰下の組み付け完成でロワーケースとアッパーケースを合体させて腰下完了です。

で、そのままの流れで今度は腰上部品の組み付けですが・・・・

ここでまたしても問題発生w 何故かCPピストンに同梱されていたエキスパンダリングが1本だけ種類が違ってます。。。
で、今回発注したCPピストンで1個だけ規格が違う個体が混ざっていたのを思い出し、その個体分の物かな?とか思って見てみたら、エキスパンダリングなどは同一規格のようで完全に出荷時のパッキングミスで一発KOでノックアウト。。。 ホント、今回は次から次へと悩みのタネが・・どうしましょw

ということも有ろうかと、別でストック分も発注していたのでギリギリ助かりました♪ なんて感じの出来る男じゃ自分は御座いませんw ただ単にリングのギャップ調整でミスった際の予備としてオーダーしておいたもので偶然助かりましたw
ほんと、運が良いんだか悪いんだか・・・って確実に運が悪いんですけどねw

やっぱり諦めきれないので届いたカムを即投入出来ないものかと急遽調整開始w
まず、ヘッドを一度全部バラして強化バルブスプリングなどに入れ替え、再度バルブクリアランスの計算をして必要なシムを算出したところ、ベストなシムが在庫に無かったので欲しいシム厚に一番近いシムをセットして現状の仮状態でバルタイもセットし、来週の初めにメーカーからシムが届いたら速攻でシムを組んでバルタイを合わせてv/p を測って・・・・と、ウマくいけば諦めていた初戦からカムを使えるかもしれませんw が、使えなかった時のダメージは組み直す手間を考えるとそら怖ろしや。。。ですw
まぁこんな事やっているから外装が間に合わなくなってしまったのですが・・・^^:

そんな外装は現時点で型取りの真っ最中でこんな感じです・・・
眠くて自分で何書いてるんだかよく分からなくなってきましたw
誤字脱字が多かったらすいません・・・
エンジンも水曜に組み始めて本当は今週中に火を入れる予定でしたが、諸事情により来週の水曜辺りに火が入る予定で作業を見直しています。
というのも・・・

なんと!「最短でも月末くらいになる」といっていたカムですが、現地の方が急いでくれたのか?イジらしくも中途半端にこの ” よっし!組むか! ” と気合をいれて腰を上げたタイミングで到着w
とりあえず前回のケントカムの問題があった際に、新しく発注したカムも間に合いそうに無いからシェイクダウンは純正カムで行こう。。。と決めていたので何の準備もしていませんで、今更どうにも出来ず・・・w

ということで仕切りなおしてエンジンの組み上げ開始ですが、組み上げる前に今年の仕様からバランサーも除去する予定でしたので・・・

バランサーシャフトのオイル吹き出し口をTig 溶接で肉盛りして塞ぎ、ケースに差し込む際に邪魔となる溶接痕を綺麗に磨いたら除去完成♪
これで前回増設したピストンクーラーのオイルジェット分の油圧も確実に確保出来たと思うのでリリーフバルブに仕込んだシムも除去してトータルすると結構なフリクションロスの低減に繋がったと思います。
ちなみにバランサーを除去したらバランスが崩れるってイメージでしたが、もともとこのバランサーシャフトの働きを理解するとそういう事ではないようで、人間が不快に感じる縦方向の振動を横方向に変換する目的だったか、その逆か・・・とりあえずそんな感じの役割でしたが、その振動が人間に与える害というか影響は意外に大きいらしいので、今回のバランサーレス仕様でのロングツーリングは止めとこうと思いますw

で、シャフトと言えば今回セルモーターの動力をクランクに伝達させる為のクラッチ部分のシャフトにもDLC処理を施しました♪ って、はぁ?そんなトコにDLCやって意味あんのかよ?って疑問に思った方・・・・・
その思いは多分正解っすw
ただ単にセルの回り方で効果が実感できるのか試したかっただけっす・・w
ただ単にセルの回り方で効果が実感できるのか試したかっただけっす・・w
まぁそんなこんなでここまでいろいろ調整や加工を施してきた部品達を実際に組み上げて行くわけですが、

自分は普段エンジンなどを組む時にスタビレーの730D R/10 という10〜100Nm対応のデジタル式のトルクレンチを気に入って使っているのですが、なんと今回エンジンを組もうと電池を新品と入れ替えた際にその730Dがバグりまして^^: ショックを受けつつ購入店に持ち込んでメーカーに送ってチェックをしてもらった所、ソフトウェアのアップデートの問題とかで国内で対処出来ないので本国のドイツに送って・・・などという話の流れになってしまい、そんな時間は無いっす!ということでスタビレーの輸入元の喜一工具さんに救済策として喜一工具さんで取り扱っているトルクレンチのデモ機を代わりに貸して頂きました^^:
で、手前のシグネットのトルクレンチはトルクレンジが6Nm 〜 30Nm なのですが、以前から車体周りなどの細かい場所用に気になっていたので今回試せてラッキー♪ なんて思ってたのですが、やはり使いやすくてお値段も1万円を切る価格と・・・これは買ってしまいそうですw

そういえばトルク管理ついでにいつもふと疑問に思うことがあるのですが、ARPのコンロッドボルトなどはトルク管理ではなく画像のストレッチゲージなどを使用してボルトの伸び率を量って締め込み具合を調整するボルトなのですが、そのARPボルトのパッケージの中に「ストレッチゲージが無ければ◯◯ft-lbsで締めてください」みたいなことが書いてあるのですが、試しに卸したてのARPボルトの慣らしがてらにその指定トルクで締め込んでみたところ、ボルトは全然伸びておらず規定の最低伸び幅に達するまでに個体によっては15ft-lbs 近くオーバートルクを要する物もあったりして「なんだコレ?どういうことだ?伸ばさなくても良いの?」って感じだったのですが、自分が説明の英文の訳し方を間違えて勘違いしているだけなのか・・・。
とりあえず怖いので普通に伸び率を測って締めましたが^^:

そんな事を考えていたら腰下の組み付け完成でロワーケースとアッパーケースを合体させて腰下完了です。

で、そのままの流れで今度は腰上部品の組み付けですが・・・・

ここでまたしても問題発生w 何故かCPピストンに同梱されていたエキスパンダリングが1本だけ種類が違ってます。。。
で、今回発注したCPピストンで1個だけ規格が違う個体が混ざっていたのを思い出し、その個体分の物かな?とか思って見てみたら、エキスパンダリングなどは同一規格のようで完全に出荷時のパッキングミスで一発KOでノックアウト。。。 ホント、今回は次から次へと悩みのタネが・・どうしましょw

ということも有ろうかと、別でストック分も発注していたのでギリギリ助かりました♪ なんて感じの出来る男じゃ自分は御座いませんw ただ単にリングのギャップ調整でミスった際の予備としてオーダーしておいたもので偶然助かりましたw
ほんと、運が良いんだか悪いんだか・・・って確実に運が悪いんですけどねw
なぁんて感じで作業したのが先日の深夜のことですが・・・

やっぱり諦めきれないので届いたカムを即投入出来ないものかと急遽調整開始w
まず、ヘッドを一度全部バラして強化バルブスプリングなどに入れ替え、再度バルブクリアランスの計算をして必要なシムを算出したところ、ベストなシムが在庫に無かったので欲しいシム厚に一番近いシムをセットして現状の仮状態でバルタイもセットし、来週の初めにメーカーからシムが届いたら速攻でシムを組んでバルタイを合わせてv/p を測って・・・・と、ウマくいけば諦めていた初戦からカムを使えるかもしれませんw が、使えなかった時のダメージは組み直す手間を考えるとそら怖ろしや。。。ですw
まぁこんな事やっているから外装が間に合わなくなってしまったのですが・・・^^:

そんな外装は現時点で型取りの真っ最中でこんな感じです・・・
眠くて自分で何書いてるんだかよく分からなくなってきましたw
誤字脱字が多かったらすいません・・・
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この記事へのコメント
1. Posted by NOBU 2013年04月20日 10:30
お疲れ様です。
後、1週間頑張って下さい。
自分らは復活祭見にだけ行こうかと思っておりましたが、なぜだか復活祭に出走することになりました、自分は邪魔しに行くだけですが…
コース状況なんか解ったらお知らせします(笑
後、1週間頑張って下さい。
自分らは復活祭見にだけ行こうかと思っておりましたが、なぜだか復活祭に出走することになりました、自分は邪魔しに行くだけですが…
コース状況なんか解ったらお知らせします(笑
2. Posted by oneoff 2013年04月20日 11:42
連日こんなじゃ倒れますねw
にしてもハプニング多いすけど、何とか突っ走ってますねv^^
ネイキッド12Rで走る写真が楽しみです!
にしてもハプニング多いすけど、何とか突っ走ってますねv^^
ネイキッド12Rで走る写真が楽しみです!
3. Posted by Gabu 2013年04月22日 02:37
>NOBUさん
お疲れ様です^^
残り一週間ベストを尽くします!
復活祭行かれるんですか?
自分ももう少し近い距離なら行きたいところなんですが^^:
またコース状況が分かりましたら教えてください^^
お疲れ様です^^
残り一週間ベストを尽くします!
復活祭行かれるんですか?
自分ももう少し近い距離なら行きたいところなんですが^^:
またコース状況が分かりましたら教えてください^^
4. Posted by Gabu 2013年04月22日 02:42
>one offさん
少しマズイ事に入院した時と同じように歩くだけで息切れする症状が出はじめましたw
残り一週間身体にも耐えてもらいたいとこです^^:
フロントのアッパーカウルだけは何もイジってないので逆にアッパーだけの頭でっかち仕様になりそうですw
少しマズイ事に入院した時と同じように歩くだけで息切れする症状が出はじめましたw
残り一週間身体にも耐えてもらいたいとこです^^:
フロントのアッパーカウルだけは何もイジってないので逆にアッパーだけの頭でっかち仕様になりそうですw