2013年06月05日
腰下の点検開始
ということで前回のJD-STER から戻って4速以降でのシフタートラブルを治すべく早速エンジンを車体から降ろしました。
で、今回ミッションをO/h するために以前から欲しくて構想を練っていたミッションO/h 用のエンジンスタンドアタッチメントを制作してみたのですが、こいつがかなりご機嫌で力の掛けやすい体勢にクルクル回して使えるので作業効率もアップで最高の一品になりました^^
ということで各部をチェックしながら分解作業を進め、クランクケースを割って気になっていたミッションをチェックしたところ・・・
ミッション自体は組んだ時のままの状態で異常無し。
で、一番気になっていたウォーターポンプ周りはというと・・・
前回エンジンを組んだ際にはウォーターポンプのシャフトにサビは付着していなかったのですが、今回バラしてみるとインペラーのネック部分にガッツリとサビが付着し、メカニカルシール内で多少の抵抗となっていましたが・・・。
前回レース中に途中までバラしてみた際に違和感を感じたのはどうもこの錆が原因で動きが悪くなっていた・・・のかぁ?って、あの時感じた状況とバラしてみた状況が一致せず今ひとつ腑に落ちないのですが^^:
とりあえず毎年レースシーズンに入ると最低でも月に1、2回はエンジンの脱着だのラジエターの脱着だのでラジエターの冷却水を抜くので、普段からラジエター冷却水は経済的でLLCなどの不純物を混ぜない分、熱伝導率にも優れているただの真水を好んで使っているので対錆的な面が弱点ではあるのですが、ここまで4年使用して錆びなかったシャフトが今回なぜ急に・・・って感じです^^:
一つの仮説としてフロントタイヤと接触して穴が空いた部分を補修してラジエターの通路が塞がったが為に各通路に余計な圧が掛かり、下の方に錆などが沈殿して今まで通路を塞いでいたモノが圧送されて舞出たが為にポンプ周りに大量の錆が混入したのではないかと・・・。
実際NOSを使って高速でエンジンが吹け上がり始めると1.1Kg のラジエターキャップを押し戻してリリーフ側から冷却水が噴き出るので、ラジエター部分で1.1Kg 以上の内圧が一時的に掛かっていることは間違いないハズですし。
とりあえず現状では憶測の域ですが、部分的に細かく調べて原因を探ってみます。