2013年11月09日

とあるリフィル職人のお話・・・

〜これはとあるリフィル職人の嘘か本当か妄想か?なお話です。〜

NOSに限らず高圧ガスのボトルには外気温であったり気圧の関係であったり、何らかの影響で内部の圧が急激に上昇した際に、ボンべ内のガスを外に逃してボンベの破裂事故を未然に防ぐためのセーフティーバルブというものが備え付けられています。jpg
NOSのボトルでいえば のボルトのような部分がそれに当たるのですが、以前自分はこのセーフティーバルブがどう働くのか実際に見た事がなかったので、実際にガス圧が限界に達したらこのボルトがパンッ!と吹き飛んで中のガスを外に逃がすものだと思い、その飛んだボルトが弾丸のように発射されないように「ワイヤリングしとけよ」って意味でボルトに穴が開いているのかな?なんて思っておりましたが、

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ここ最近、NOSのリフィル作業も増えてきまして数をこなせばこなす程に経験値も上がる訳で、情報の少ないこの分野を進むべく、トライ&エラーで新たなノウハウをちらほら見つけながら職人は日々作業に精励しておりますが、先日、数本のボトルのリフィル作業をしている時にボトルの容量の認識をミスったようで、実際には2lbボトルへのリフィル作業だったのに別の2.5lbボトルの作業と間違えて作業を始めてしてしまい、いつもの様に作業後にボトルの重さを量ったら規定値の重さに達しておらず「あれれ・・・しっかり入りきってないじゃん!?」と勘違いをしてしまったようで、本人はボトルサイズの認識間違いをしているなんて夢にも思ってもいなかったので ” 圧力計が壊れたのかな? ” と・・・、実際には2lbボトルなので十分規定量に達していたのですがまだ足らないと思い込んだ職人は既に容量パンパンなボトルに再度リフィルを・・・

その結果、打ち込み始めて数秒後に突然の破裂音と共にボトルの破裂を未然に防ぐ為のセーフティーバルブが破裂し、そこから高圧のガスが大量に噴射して目の前辺り一面が真っ白になって手の付けられない惨状に^^:
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そしてボトル内のガスが抜けきって落ち着く頃には気化冷却によって-53゜Cで急激に冷やされたボトル表面はカチカチに凍って氷に覆われご覧の有り様に^^: (画像はあくまでもイメージです)
でもお陰でセーフティーバルブの動作を初めて知れました・・・、あ、飛ばないんだ。とw 

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で、セーフティーバルブの仕組みってどうなってるんだ?ということで、セーフティバルブのボルトを抜くとこのような銅の薄い板が挟んでセットされていまして、( 画像は破裂したものではなく新品です )

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この銅板に3000psi (約210kg)以上もの圧力が掛かると破裂してボルトの穴からボトル内部のガスが抜ける仕組みになっていたようで、破裂してもこのディスクを交換することで再利用が可能です。(国内の高圧ガス保安法でどうかは分かりませんのであくまでもそうゆうやり方が有りますという意味です)

でも通常3000psi なんて圧力は滅多に掛かりませんのでこんな症例を見たからといって爆弾を扱うようなドキドキ感は必要ないかと。
むしろ今回の失敗は逆に成功の証でもあるので職人的には喜ばしい事らしいのですが、SBR_1295
通常、単純にリフィルを行った際にはボトル内である現象が起きる為、ボトル自体の温度が上部は熱くて触れない程の温度に加熱され、加熱されて熱せられた影響で内部圧力が上昇してしまいボトルにガスを送りたくても送り側の圧が高すぎて跳ね返されて送れなくなってしまうので通常だと液化状態ではそこまで詰められず、結果的によく聞く「リフィルをお願いしたけど全然入ってない」現象が発生したりするのですが、

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職人も何とか温度上昇を下げられないものか?と日夜研究を重ねて、今ではこのとおりリフィル前後での温度変化を小さくする技術を得たので一気に液化状態で100%以上リフィルすることに成功♪ =破裂w という嬉しいような悲しいような結果に辿り着くことが出来ました。 といっても通常は危険なのでそこまで詰めませんが^^:

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そういえばNOSのボトルの事で、「このボトルは中にパイプが入っているタイプですかね?」とよく聞かれますが、内部にシフォンチューブが入っているかはボトルを手に持ってパンパンと平手でボトルを叩いて耳に当てると内部で「バィ〜ン」と振動する音が聞こえれば「チューブ有り」、聞こえなければ「チューブ無し」と簡単に判断が出来ますので気になる場合は試してみてください。

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気になるといえば、先日KさんのNOS社製の古いボトルの内部を内視鏡で調べていてふと思ったのですが、この中のコーティングって何でしょうかね?綺麗にパウダー処理がされていたのですが、ちょっと想像した一定の効果を持った特殊塗料なら違う用途でも使えるんだよなぁ・・・と少し気になりました。

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ちなみに先ほどのボトルと同じ年代か?それ以上か?・・・、こちらはマシンと共に幾多のドラッグレースの歴史を刻み、自分も2輪でドラッグレースを始める時にHPを見ていろいろマシンメイクなどを参考にさせて頂いた九州ドラッガーKさんのMy ボトルですが、この古いタイプのボトルバルブはカチッと形状が使いやすくてお洒落で、逆さまにセットした時に飛び出しが少ないので今のタイプよりも全然イケてます^^

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イケてるといえばyayaさんのボトルもオールドタイプですが、今回NX社製のボトルバルブ改を選択して頂きまして、NOS社とNX社のコラボである意味ニュースクール的な仕上がりに変身っす^^
これで来週のレースでいい結果が出てくれると嬉しいのですが^^

そんなこんなでNOSの作業関連のネタもいろいろあるのですが、この分野は具体的に書くと法律の壁がありますので変に書くと最近流行りの自爆バカッターになり兼ねませんので書きにくいんですよねぇ・・・って何のことでしょうw
当然、今回書いている事は全てリフィル職人から聞いた噂話を元にイメージして書いた話ですので事実とは異なります! あ、リフィル職人が誰かって聞かれてもそりゃ当然キギョウヒミツですが、リフィルの際にはsecretbase-racing@nifty.com宛にメールを頂ければ対応致しますw

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この記事へのコメント

1. Posted by NOBU   2013年11月10日 20:37
まったく自分にはご縁のないのでサッパリ解らないのですが、素人考えで押して入れるのではなくて、吸って入れるとか、真空にして入れるとかの充填方法とか無いのですかね?
今回1番気になったのは、凍結風にボンベを塗装したのかなです(^_^)
2. Posted by Gabu   2013年11月12日 01:01
>NOBUさん

お疲れ様です!

自分の地元は科学工場が沢山あるのでガス関係に詳しい人達が多いんです^^
なので補充方法はその人達からアドバイスをもらって独自の方法を確立しています。

あれは塗装ではなくCGという体でお願いします!(笑)
3. Posted by oneoff   2013年11月12日 12:20
俺..........その職人に会ったことあります!

何と言うか..........追求者のニオイがしましたw

また会ってみたいです。

4. Posted by Gabu   2013年11月13日 02:21
>one offさん

追求者はお好み焼き屋のオバちゃんにマヨネーズかけられて凹んでたと思いますw

奴は500円offチケットにズルして手書きで0を一つ追加して、偽造5000円offチケットを持ってそのうち現れるかもしれませんので注意してくださいww
5. Posted by yayabusa   2013年11月16日 20:04
お疲れ様です、
本日、リフィル職人さん作のボトル、オートポリスでプシュプシュ吹いて来ました、ベストの更新は微妙でしたが、作成していただいたボトルは非常に気に入っております、来シーズンもNOS関係の依頼、相談も含めお願い致します。職人さんに「開放したN2Oの吸引のしすぎに気を付けて下さい」とお伝えください。
6. Posted by Gabu   2013年11月17日 03:30
>yayabusaさん

お疲れ様です!
健太郎さんとのバトルを長尾さんが撮ってくれた動画で拝見させていただきましたがスタートミスが痛かったですね^^:

お互い来年健太郎さんにリベンジしましょう!w

PS. NOS職人が以前にセーフティーバルブが破裂した際に「ガスを吸い過ぎると頭が痛い事が分かりました!」と言っておりましたw

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