2014年11月05日

FCRキャブ ガンコート作業の流れ

以前にも同じような作業ネタを書いたのですが、今回改めてガンコートネタのまとめ記事を作ろうと思いまして、それ用の記事ということで・・・、SBR_0936
今回ガンコート処理をするFCRキャブがこちらのかなりボロボロなヤツですが、これ実は自分の仲間のガレージから引っ張り出してきたモノで、20年近く前のカスタムブーム全盛時に自分等が毎週末保土ヶ谷PAに走りに行っていた当時に仲間のゼファー400に付けていたモノでして、金や設備があればもっとまともな改造を施していたのでしょうけど、当時から今も変わらずな貧乏だったものでw 金じゃ買えないオリジナルを求めて免許取り立ての十代の小僧どもは夜な夜な集まってはセコセコKEIHINのロゴやCRのロゴをタッチペンで塗ってたりしてて「もう少し綺麗に塗れよ。。。」って当時、仲間に突っ込んだのを今でも思い出しますw
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そんな年代モノなのでネジが違うモノが付いていたりパイプ関係が劣化して折れていたりとあちこち痛みが激しいのですが・・・

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とりあえずまずはそれら各部のダメージなどを確認しながら作業しやすいように綺麗に分解して、

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基本的な洗浄を行いますが、この時点で塗装面の脱脂も兼ねて油汚れなどは可能な限り綺麗にします。

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その後全てのパーツをしっかりマスキングしてブラストを当てて塗装に適した肌質に整えたら、

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中性洗剤でサンドブラストによるメディア汚れを綺麗に洗い流して、

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洗浄だけでは取り切れていない可能性もあるので、その後超音波洗浄器を使って隅々に残っている目に見えない微かなブラストのメディア汚れを浮き上がらせて取り除き、

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一旦、炉で熱して強制的に水分を飛ばして乾燥させた後に、

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今度は特殊な薬品に各パーツを浸けてキャブ表面を塗装に適した状態にする為に化成処理を施して、

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再度、炉で強制的に薬品を飛ばして乾燥させた後にオリジナルのマスキングキットを使って必要箇所をマスキングしたらやっと下準備完了で塗装工程に移りますが、

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塗装工程でも各色その都度焼き上げを施し、最終的に段階的に炉の温度を上げて最後は170℃の高温で通常は1時間とされているところを焼きムラを無くすために倍近い時間を掛け、しっかり焼き上げることでガンコート本来の塗膜強度を確保します。

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そして焼きあがったら各パーツをチェックし、

問題がなければ
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20年近い時を経てガンコート処理で新たに生まれ変わったFCRキャブの完成です♪



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その後ボロボロになっていた消耗品などを新品に交換して組み上げて


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完成後に各部のチェックをして問題が無ければ作業終了です。



akane380 at 11:39│Comments(2)TrackBack(0)FCRキャブ 〜改造編〜 | ガンコート&結晶塗装

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この記事へのコメント

1. Posted by ケンタロウ   2014年11月06日 01:19
超音波洗浄機買ったんすね(^-^)

エンジンパーツは入りますか?

また、鉄とアルミで色の違いは出ますか?
2. Posted by Gabu   2014年11月06日 04:02
>ケンタロウさん

お疲れ様です!
超音波洗浄機も振動子の周波数とかいろいろあって最終的に決めかねていた所に研究所からの出物があったので、とりあえず小物用にゲットした感じです。
なのでシリンダーヘッドなどは犬神家のように垂直に半々に浸けなければ処理しきれませんw
また、鉄もアルミ(鋳物)も今のところ変色は無いですが、洗浄液を変えたらどうかは分かりません。


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