2012年04月22日

FCRキャブ ペイントサービス

FCR
こちらでは車両をカスタマイズする中で、今まで個性が出し辛かったキャブレターへのガンコート及びセラコートによるペイントサービスの内容をFCRキャブを例にご紹介致します。

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こちらでご紹介させて頂くガンコートとは、米国 KG Industries, LLC 社製のGUN-KOTEという特殊な塗料を使った技術で、米海軍の特殊部隊ネイビーシールズが携行するライフルなどを作戦時の過酷な条件下から性能を維持するために開発されたと言われる機能性特殊塗料で、劣悪な環境からボディー表面を守る為にH〜2Hといわれる一般的なウレタン塗料の表面硬度に比べて9Hという圧倒的な表面硬度を誇り、耐擦性や耐傷性に優れ、強固な塗膜は剥離材やガソリンなどに浸けても塗膜が犯されない驚異の耐薬品性を兼ね備えた非常に高性能なコーティングで、その数々の利点をそっくりそのままモータースポーツの分野に生かすべく取り入れた " 機能性 ” を持ったコーティング技術です。
施工方法はガンコートの利点を最大限に生かせるよう一般的な塗料とは違う技術で塗装した後に、175度に熱した高温の焼付け乾燥炉の中で2時間掛けてじっくり焼き上げて施工します。

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そして先ほどのガンコートに代わる次世代高機能性コーティングとして誕生したセラミックをナノレベルで粉砕してコーティング剤に含有させたセラコートですが、現在では米国内の殆どの銃器メーカーがセラコートを採用しており、ハーレーダビッドソンやバンス&ハインズといった一流メーカーも多く採用している信頼の品質を誇ります。
セラコートの特徴としましてガンコートを超える耐久性、耐熱性、耐溶剤性などがあり、カラーバリエーションも100色以上と豊富で、60℃と低温域からの焼付け処理が可能ですので金属以外にもプラスチック製品やカーボンパーツなど幅広い分野での処理が可能です。

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セラコートに関する詳細は下記URLの記事に詳しく記載しておりますので宜しければご覧ください。
セラコートとは:http://secretbase-racing.com/archives/1881352.html


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キャブレターペイントサービス作業の流れ

〜作業内容〜
・分解洗浄 
・サンドブラスト処理 
・サンドブラスト処理後、超音波洗浄 
・化成処理 
・ペイント処理 
・高温焼付け処理 
・組み上げ 


上記作業手順の流れと作業内容を下記URLにて詳しくご紹介しております。
参考URL: http://secretbase-racing.com/archives/1838688.html    





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FCRキャブレターへのガンコート処理での注意点
20年近く前の一部の古いFCRキャブの中には加速ポンプ機構の一部に塗装焼付け時の高温で部品が溶けてしまう個体があります。
そのような場合には高温焼付けを必要としないセラコートでの施工となります。

ペイントサービスご希望で古い機種をお使いのオーナー様は下記参考URLにアクセスして頂ければお手持ちのFCRキャブがそのままガンコート可能かどうかの簡単な見分け判断が出来ますので、気になるオーナー様は今一度ご確認を宜しくお願い致します。
下記URLにて上記内容を詳しくご確認いただけます。
参考URL: http://secretbase-racing.com/archives/2014-11-17.html




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キャブレターペイントギャラリー
下記URLにて実際のペイント事例をご紹介しております。
参考URL: http://secretbase-racing.com/archives/cat_49704.html




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ガンコートの色見本
KG Industries, LLC 社製のGUN-KOTEとして正規でラインナップされているカラーバリエーションは元々軍事利用が目的の為、装飾を目的とした場合には残念ながら多くのカラーを選択することが出来ません。
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そこで、GUN-KOTEとして国内で流通している基本カラーをベースに独自に研究を行いカラーバリエーションを増やしたシークレットベースレーシングオリジナルカラーのラインナップを製作して幅広いカラーオーダーに対応出来るようにしております。
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当方ではこれらを元に更に調色してオリジナルカラーのガンコート色を作ることも出来ますので、ご希望の色がない場合にはご相談頂ければ出来る限り調色してご希望に添えるよう対応致します。






色見本の見方

GLOSS : 艶あり           ・SATIN : 6分つや

    ・FLAT : つや消し          ・ANODIZED : メタリック

・SBR : シークレットベースレーシングオリジナルカラー


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また、更なるオリジナリティを求めるオーナー様向けに、ガンコートと同レベルでの耐熱性、対薬品性を兼ね備えたラメやパールなどの特殊カラーもございますので、こんなカラーは出来ないの?などなど、ご希望が御座いましたらお気軽にご相談ください。








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FCRキャブレター セラコート&ガンコートの施工料金

〜基本仕様の内訳〜
・塗料はセラコートまたはGUN-KOTE を使用します。
・KEIHINロゴのペイントの塗り分けは外側の一気筒のみ
・トップキャップのCR文字は4気筒分塗り分け
・ボディーとロゴの各1色による2色使いは基本価格内のサービスとなり、それ以外は別途となります。
・トップキャップの塗装を結晶塗装に変更することも可能です。
・上記以外の仕様についてはその都度メール ( secretbase-racing@nifty.com ) にてお問い合わせください

FCRキャブレターへのガンコートペイントサービス基本価格表(税込み)

FCRスモールボディ−
・4連 49,000円
・2連 29,800円
・シングル 18,400円

FCRラージボディー
・4連 55,000円
・2連 33,200円
・シングル 20,540円

☆ 追加オプション ☆ ( ※ 特別セット料金)
・スピゴット @800円
・ステー @1000円
・連結パイプ @400円
・KEIHINロゴ特殊塗り分け仕様 @その都度
・複数色仕様 @その都度



FCRキャブレターへのセラコートペイントサービス基本価格表(税込み)

FCRスモールボディ−
・4連 58,800円
・2連 35,800円
・シングル 22,000円

FCRラージボディー
・4連 66,000円
・2連 39,800円
・シングル 24,640円


☆ 追加オプション ☆ ( ※ 特別セット料金)
・スピゴット @1000円
・ステー @1200円
・連結パイプ @400円
・KEIHINロゴ特殊塗り分け仕様 @その都度
・複数色仕様 @その都度





☆ 分解組み立て作業無し割引 ☆
(オーバーホール中など分解組み立て作業をご自身で行う場合)
・4連 −6,000円
・2連 −3,000円
・シングル −2,000円

※ 価格は予告なく変更する場合があります

※高温での焼付けに際して非分解部分のOリングなどに問題はありませんが、一部の古い製造ロッドにて焼付けを行うと加速ポンプに支障をきたす個体があります( 詳細は下記:「FCRキャブレターへのガンコート処理での注意点」 をご覧ください )ので、仮にその個体であった場合には一度こちらからご連絡させて頂きます。
※TPS(スロットルポジションセンサー)付きの場合に一部作業が出来ない場合が御座いますので事前にご質問等でのご確認をお願い致します。
※ 6連やV型マウント等、特殊仕様は要お問い合わせでお願い致します。
※ またこのサービスは塗装をメインとしており完全分解後に超音波洗浄等は行いますが、基本的に目に付かない細かな箇所のオーバーホール的な点検調整作業等(同調は除く)は含みませんので予めご了承ください。
※ 組み付け時の同調は機械同調にて組み上げます。
※ CRキャブやその他純正キャブにも対応致しますのでお気軽にお問い合わせください。



お問い合わせは右欄の「お問合せフォーム」、または、
secretbase-racing@nifty.com

までお気軽にどうぞ♪



akane380 at 10:48│Comments(0)│ │ガンコート&結晶塗装 

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