2017年03月19日

日々感謝

ここ最近いつも深夜にブログを更新する時間もメールの返信などに当てて費やしていたらあっという間に3週間も時が過ぎていました^^:

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とりあえずこの3週間の間にVMAX1200の作業も以前から抱えていたFCRキャブの取り付け不具合箇所なんかを細々と調整して補修しつつ、

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シリンダーの内燃機加工も無事に終えて全体的に通しが済んだので必要な部品の選定を済ませて発注をしたら、ヤマハに在庫無しで入荷まで予定で1ヶ月待ちとの事で1アウト。。。

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自分の12Rのエンジン製作も始めないとなぁ・・・と、虎の子で大切に予備エンジンとして取っておいた最終型の極上エンジンから取り出したクランクシャフトを計測したところ、今まで使用していたクランクと大差なく目くそ鼻くそで2アウト。。。

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そしてシリンダーヘッドのバルブ周りの仕様も少し変えたいんだよなぁ・・・とここ最近の新型エンジンのバルブサイズを調べて流用出来そうなモノを見つけ、後は調べても情報が出てこなかったステム長が短くなければ加工して使える♪ とドキドキワクワクしながら取り寄せてみたら・・・

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分かり易いほど短くて一瞬で5千円が吹っ飛んで3アウトw
画像左の1本だけ長いバルブが普段自分の12Rで使用しているFerrea製のバルブなのですが、こちらは輸入コストも入れると1本あたり5千円ほどするので、今回の純正バルブが流用出来れば入手も楽で新規でも安価にビックバルブ仕様が作れたのでちょっと期待が外れたのは残念でした^^:

逆に残念じゃなかった事もあったのですが、SBR_1042
去年の後半で12Rのピストンにセラコートのピストンコートを施したアレですが・・・

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今回エンジンを分解して確認してみたところ、

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一応前回の富士での走行程度(と言ってもNOSを全開で吹いてミッション砕く勢いで回していますが)でも剥がれなどもなく耐火性と密着性はまだまだ負荷を掛けてもイケそうな感じです。
なので今回新規で作るエンジンにも再度このピストンコートを施してテストを重ねてみて、耐久性に問題が無いようであればEXHポートの壁面に仕上げとして使えるなぁ・・・と。
ついでに燃焼室側にも施せば圧縮比もホンの微かに稼げてさらにお得かなとw
毎回次回の分解時にカーボンの付着を嫌って燃焼室の鏡面仕上げやEXHポートの鏡面仕上げをするのですが、この作業が意外に手間で、このピストンコートが使えればカーボンの付着も抑えられて分解時の洗浄がだいぶ楽になりますので引き続きテストをして判断してみます。



そんなセラコートもここ最近では応用でいろいろな事をさせていただきました。
ということでここ最近の作業をダイジェストで・・・SBR_6774
都内のショップさんからの作業で元の塗装を剥離して地の金属をヘアライン仕上げにしたタンクを錆や腐食から守る為にセラコートのスーパークリアーで保護をするというものですが、セラコートのクリアーは他に無い密着性と防汚性を兼ね備えているのでこの手の仕上げには調度良い選択ではないかと^^  こちらは以前にも同様の仕様を作業させていただいてのリピート作業でした。

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そして最近はバイクや車関係意外でも自転車の部品や自分にはよく分からないものなども作業をしているのですが、こちらは先輩ご愛用の釣具のリールのハンドルを耐久性のあるブラックにしたいとの事で穴の部分だけマスキングをしてアルマイトを残したセラコート仕様ですが、マスキングで心が折れそうになった分、仕上がりも喜んでいただけてやり甲斐のあった作業でした。

SBR_6665そしてこちらもメッキ仕様からブラックに変更の依頼で昨年の暮れにショーバイクの製作でセラコート処理を担当させていただいた八街のハーレー専門店さんからの依頼品ですが、今回の希望は艶ありブラックとのことで、正直個人的にガンコートやセラコートは元々の仕様が6分艶ですのでウレタンやパウダーコートのような艶ありブラックは苦手というか無理・・・な面がありまして、セラコートだと先ほどの釣具のハンドルに施した艶感がクリアー無しでは最大で、

SBR_0725そんな事から以前に同じように艶ありブラックでご依頼をいただいたこちらのエンジンカバー一式はガンコートを選んでいただいて、

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納得するまで何度もやり直してトラウマになりかけた記憶があるので艶っつやのブラックを希望される場合にはパウダーコートを施工してくれる業者さんを素直に紹介してしまうのですが 、
※ 仕上がりの映り込みの確認用にマスキングテープを乗せています。

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今回は以前にもパウダーを試したけど剥がれ易くて却下とのことでこちらで作業を引き受けさせていただいて、

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トラウマ再来で早々に白旗を揚げてガンコートブラックのトップコートとしてセラコートクリアーを使わせていただき、若干割高になって恐縮しつつも何とか耐久性も兼ね備えた艶ありブラックで仕上げる事が出来てホッと一安心しました^^

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そしてこちらはコーイチさんのお店からのご依頼で古い車のワイパー部分のインナーパネルのリメイクとしてセラコートのつや消しブラックを施工ですが、セラコートは他の塗装と違って塗りました感が無いので仕上がりも違和感が無く、こうゆう使い方もアリだな・・・と一つ勉強にも^^


SBR_6724それからキャブレターの製作もありがたい事に順調に受けさせていただいております♪

SBR_6831こちらの純正キャブレターは遠方から直接持ち込みをしていただきまして、セラコート仕様にて製作させていただきましたが、

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今回の配色はオーナーさん自らが事前に調べてご指定いただいた色で自分も使った事が無い色だったので米国のセラコートより色を取り寄せた時にはどんな仕上がりになるのか楽しみでしたが、実際にバラバラの部品をくみ上げてみると春らしく爽やかな色合いで非常に綺麗なキャブレターの完成となりました^^

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それにしても以前まではFCRとCRキャブの製作が圧倒的に多かったのですが、ここ最近は純正キャブのオーバーホールついでにオールペン的な作業も増えてレストア的な意味合いの作業も増えてきたのでついにウェットブラストの機材も導入したのですが、そちらの方は置き場所が無いとか色々問題がありまして、また改めてご紹介します^^:


ちなみに現状でセラコートの性能には必要十分な性能を感じているので十分満足しているのですが、ここにきてセラコートよりテフロンを遥かに超える各性能を有した高強度なハイパフォーマンスコーティングがリリースされたそうです。
摩擦係数が少なく高耐磨耗性とのことで自分の250TRの救世主になるか?w 試したいことが^^
こちらのELITEシリーズも近々取り寄せて試してみようと思いますのでこれからもますます新しい経験と応用が広がりそうです♪

CORROSION PROTECTION = 腐食保護
ABRASION RESISTANCE = 耐磨耗性







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この記事へのコメント

1. Posted by 砂粒   2017年03月19日 22:56
ピストンコート・・・見えないところにお洒落はお洒落の基本ですね!日本語が変だ。

セラコートはインナーパネルみたいな樹脂?にも出来ちゃうのですか!?

テフロンより摩擦係数少ないなんて・・・今度、鉄フライパン持って行こうかなw
2. Posted by Gabu   2017年03月20日 03:20
砂粒さん

お疲れ様です^^

ピストンコートは次回バラした時に「おぉ!」っとなる見えないお洒落かもしれませんね^^

セラコートはABSや塩ビなどには密着力があるのですが、やはりPP系は厳しかったです^^:

今回の新しいシリーズは今まで以上に別用途にも応用が広がりそうですちょっと楽しみです^^
3. Posted by エンドルフィン   2017年03月20日 15:13
5 色々大変そうですね(^_^;)ファイトーっ‼︎
4. Posted by Gabu   2017年03月22日 03:01
> エンドルフィンさん

ありがとう御座います!
いろいろ大変ですが作業に嵌ると自分の頭にもエンドルフィンが大量に発生するので楽しく悩みながらやっております^^
5. Posted by oneoff   2017年03月29日 16:13
過労で倒れないでくださいよw

釣具のやつはペダルかと思ってしまいました!


僕のセラコートフレームもたのしみでっす!(白目
6. Posted by Gabu   2017年03月30日 05:22
>one offさん

消息を絶って来月頭にone offさんに内緒で突撃しようと企んでいたのですが、最近気温が低すぎてフレームが仕上げきらないのでボツになってしまいました。。。
というか、飛行機の格安チケットが既に取れませんでした。。。
とりあえずフレームだけでも早く渡せるように引き続き時間作りをがんばります!^^

PS,
one offさんのはご希望が派手派手だったのでフレームはウレタンキャンディー仕上げです^^

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