2019年08月22日

What's Cerakote?Cerakote の性能

〜 各種作業依頼に関しまして 〜

現時点での各作業における ” 納期のお約束 ” が出来る作業受付は、一ヶ月前後となります。
ご依頼を頂けます際にはお時間に余裕を持ってご依頼いただけますよう宜しくお願いいたします。

いつもご依頼を頂いておりますショップ様などにおかれましては納期に余裕を持ってご依頼を頂きたくご不便とご面倒をお掛けしますが、以上、宜しくお願いいたします。

※ 現在日中のガレージ内温度が暑過ぎて作業効率が悪い為、昼夜を逆転して涼しい深夜に作業を行っております関係で日中はガレージには殆ど居りません。
ブログも更新しない日中にはガレージにいつも居ないでご心配の声を頂き感謝しておりますが、そろそろ猛暑日も無くなり涼しくなって参りましたので通常形態に戻りますので宜しくお願いいたします。


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カワサキZ1 & TOYOTA 4AG シリンダーヘッド セラコート処理例

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今回の記事は当ガレージをご利用下さいますプロショップ様向けの説明を含んだ内容となりますので、セラコートのご依頼を頂く際に今一度セラコートについて知って頂ければと思い記事にしました。
もし分からない点や気になる点などが御座いましたら secretbase-racing@nifty.com 宛にお気軽にご連絡を頂ければと思います。


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以前から凄くありがたい事にいつもお世話になっているショップさんから知り合いのショップさんをご紹介して頂いて、更にご紹介からのご紹介などでセラコート関連の7割近くが全国のプロショップ様及び一部のレーシングチーム様からのご依頼となっている近頃ですが、

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ご紹介頂いてお問い合わせを頂いた際に 一番初めにサンプルなどをお渡しして実際にセラコートの性能を体感して頂くものの、セラコートには耐傷耐熱耐爆絶縁対近赤外線 etc・・など多くの種類があり、一種類で全てをカバーするわけではない ので、本来は求める性能に合わせた処理を行うのですが、やはりサンプルだけでは傷に強いとか剥がれ難いという特徴を伝えるのがやっとで、セラコートの性能に求める部分を間違われてオーダーされてしまう場合や、逆にどのような場合にお客さんにお勧めすれば良いのか?等の質問を頂く事もあるので、

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今回はオーダーを頂く際のヒントになればと、一般的な保護を目的とした耐傷性に優れたセラコートの優位性に関してこれらの熱交換器を例にご紹介をしたいと思います。

まず良くお問い合わせを頂く際に 「 放熱性 」を誤った捉え方をされているかも・・・という場合があるのですが、SBR_9033
例えば画像のようなアルミ地の剥き出しの部品に・・・

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画像のように一般的なブラックのセラコート処理をした場合に、更に放熱効果がUPするか?と言えば、答えはNOです。
セラコートには軍用ヘリのターボシャフトエンジンなどに使用される積極的に放熱を促すコーティングも存在しますが、全ての製品がそうではありません。
では何故セラコート処理をすると放熱性が良いという話になるのか?を視覚的に分かり易くご紹介していきます。

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まず今回使用するのはこちらの膜厚計という塗装などの膜厚を調べる計器ですが、これはベースの金属とセンサーの間にある物体の厚みを測るもので、何も無い無地の金属の上に置くと当然膜厚は0.0㎛ ( ㎛ :マイクロメートル )で、
※ 1弌1000㎛

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精度を確認するため、試しにどなたでも簡単に触れられる機会の多いコピー用紙の膜厚を測ってみると89.3㎛ となりましたが、一般的なコピー用紙の厚みを調べてみると90㎛ となっていましたので、使用にあたって誤差も少なく精度は良好です。
※分かり易く日常的に使われているミリに換算しますと 0.1mm=100㎛ となりますので、一般的なコピー用紙の厚みは90㎛ (0.09弌 と覚えて頂いて後に紹介する膜厚の比較イメージとしていただければと思います。

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そして参考値としまして手元にあった純正ラジエターの塗膜厚さを測ってみたところ161㎛ (0.161 )で、

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手元にあった世界的に有名なメージャーブランドのセ〇ラブ製のオイルクーラーの塗膜厚さは169㎛ (0.169 )となり、両製品ともコピー用紙2枚分近い厚さとなりました。

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そして今度は先ほどと同じようにセラコートの塗膜の厚さを測ってみると、先ほど紹介した純正品や既製品の約1/7の薄さとなる24㎛ (0.024 )で、コピー用紙の1/3以下の極薄膜で仕上がっていますが、当然この記事の為に特別に薄く仕上げた訳ではなく、セラコートの施工時に24㎛ (0.024 )で仕上げなさいとメーカーから指定されていますので、これがセラコートの基本的な塗膜厚さという事になります。
※今までの経験を元に、部品や用途によっては膜厚を上げたり下げたりしていますので、品物や使う状況によって仕上げの膜厚を調整しています。

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そして膜厚が厚くなりがちな艶有ブラックの場合は若干厚くなってコピー用紙の1/3の厚さの30㎛ (0.030 )となり、

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性能重視なレーサー向けにシークレットベースレーシングとして独自にテストを行って設定したレーシングスペックに至ってはコピー用紙の1/5以下の厚みとなる15㎛ (0.015 )1/100mm台の超極薄な塗膜厚さで仕上げておりますが、正直薄く仕上げるのは幾らでも出来るわけで、その塗膜の薄さでどれくらいの耐久性が得られるのか?ということで・・・、

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塗膜強度試験:見た目に分かり易いように試験的にステンレスの板にレーシングスペックとして100分台で仕上げたセラコートを鉄のハンマーで必要以上に叩いて、どれくらい耐えられるのか?の試験をしてみます。

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アルミ部品であれば粉々に粉砕されるであろう勢いで50回ほど断続的に叩いた結果がこちらとなりますが、全く傷が付かない訳ではありませんが、密着性が良く塗膜硬度も9H を誇りますので、0.02 以下の膜厚でも塗膜が負けることはなく、しっかりと母材に密着をして保護をしています。
この密着性と高強度な塗膜が熱交換器のフィンの強度をアップし、ゴミのこびり付きなども低減させる相乗効果を併せ持ちます。
※ 画像だけでは信憑性に欠けると思いますので記事の最後にこの実験を含む実際の検証動画を貼っておきますのでお時間があればご覧ください。

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塗膜密着性曝露試験:そしてこちらは曝露試験として金属部品の半分をセラコート処理をして野外に放置をし、風雨に晒した状態でどれ位の耐久性があるかを試験中ですが、この時点で半年以上放置をしてエッジ部分など若干の錆が浮いていますが、マスキングをした塗分け部分の境界面などは密着性の良いセラコートが酸化を抑える事で一切錆に侵されずに綺麗な状態を保っている事が確認できます。

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耐溶剤性: 耐溶剤性に関しましても非常に極薄な塗膜であってもガソリンやパーツクリーナー、シンナーやラッカーなど一般的に入手可能な溶剤に対して侵されずに母材を守る事が出来ますので、画像のようなキャブレターなども安心して施工をする事が可能です。

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このように非常に薄膜でありながらも塗膜強度があり、密着性も高く尚且つ熱伝導率の良いセラミックを含有するセラコートでエンジンや熱交換器などを保護する事によって、純正の厚く放熱効率の悪い仕様から放熱効果の高い仕様へと変える事が出来、尚且つ施工前の下地処理にブラストを用いて不要な塗膜や錆、腐食などを取り除いて母材表面を微細な凸凹状にすることで表面積を稼ぎつつ熱放射率を向上させることで相乗的に「放熱性を上げる」と表現をしていますので、セラコート処理をしたら勝手に温度を吸い取ってグングン冷却をするような効果はありませんので誤解の無いようご注意ください。

イメージ
簡単に身近なモノで例えるなら純正が安価に大量生産された脆くて放熱性が悪い厚着で、セラコートはそう簡単に破れない強靭なブランドモノの薄着といったところでしょうか。

またセラコートの機能性や品質に対しては数々のブランドに認められて採用されているという実績が豊富にあります。
NASA 50th Anniversary Apollo 11 Automatic Watch
こちらは海外のアパレルブランドがNASA と提携して今年でアポロ計画50周年を記念して作られた限定ウォッチのアポロ11号とSATURN-V ロケットをイメージしたホワイトモデルにCERAKOTE が採用されている例ですが、

NASA 50th Anniversary Automatic Watch
1960年代に運用されたSATURN-V ロケットは数々のアポロ計画でも活躍していますが、運用中に大きな事故も無く、ロケットのサイズもペイロード(打ち上げ登載重量)も史上最大でギネスに認定され、今でも抜かれる事が無い歴史的にアメリカを象徴するロケットの一つかと思いますが、そのSATURN-V ロケットモデルと、アポロ計画で月に着陸をした絶対的存在のアポロ11号のイメージカラーにCERAKOTE が採用されている辺りを見ても耐久性と品質が認められている証拠かと思います。

※セラコート処理のされた商品は別途$30の費用が発生するため、注釈として右下に書かれているCERAKOTEの紹介の訳ですが、
Cerakote is a heat-resistant.
ceramic finish that creates a robust strong shield against any external elements.

セラコートは耐熱性です。
セラミック仕上げにより、あらゆる外部要素に対して丈夫で強力なシールドを実現します。


とあり、正直ベゼルだけで$30の差額は高い気もしますが・・・、それだけの商品価値がセラコートには有るのかもしれません。

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また性能だけでなく仕上がりも良いので、耐久性や機能性を考えると本当に良いモノを求める場合には長く持つ分、コストパフォーマンスは良い製品だと思います。
とは言いえ、Cerakote の性能が認められても施工者の技術レベルによって性能が左右されてしまうので、日々精進して最高のパフォーマンスを出せるよう努めておりますが、塗膜が非常に薄いために起こる問題点や塗膜が硬過ぎる為に起こる問題点なども御座いますので、その辺の注意が必要な部品などの施工時には予めご説明をした上で対策をさせて頂きますのでご安心ください。

画像だけでは信憑性に欠けるかと思いますので、今回の記事内容を裏付けする内容で実際に測っているところや耐衝撃性の実演の様子などを紹介した下記動画を公開しておりますので、宜しければ参考までにご覧ください。
※ 公正に計測値の信頼性を持たせるよう編集点を作らず一度に撮影した為、ピントのズレなど若干見ずらい点が御座いますがご了承ください。



akane380 at 10:40│Comments(2)│ │セラコート 

この記事へのコメント

1. Posted by 砂粒   2019年08月23日 20:45
セラコートといえば、万能なイメージがありますよ。
動画のBGMがF1のエンジン音w
2. Posted by Gabu   2019年08月24日 04:56
>砂粒さん

お疲れ様です^^
そうですね、液体と気体以外なら殆どのモノに使えるような気がします^^
検証動画になってしまったので単調で見ていてもつまらないかと思いBGMだけでもやる気のあるV12サウンドにしてみました((笑)

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