2009年02月

2009年02月26日

ポート研磨の道具

先週末、去年の暮れに発注した部品がやっと無事到着しました♪
なんだか向こうでの出荷時に書類の不備があったようで、また一旦送り返されるのかといろいろ焦りましたが、無事手元に届いて一安心です^^;
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ということで届いたパーツをご紹介する前に、前回のヘッド加工の時にお伝えしたポート研磨ネタでも・・・と思ったのですが、ポート研磨の内容は前回も書きましたが効果があるとか無いとか、〇〇らしい・・・。など、個人個人の考え方や捉え方が違う部分なので記事にし難いのでどうしようかと悩んだのですが、今回は理論や効率的な部分の内容は一切取り入れず、とりあえずポート内部を綺麗にする流れでご紹介します。
ちなみに自分はポート研磨に対しては、以前のショップ時代に通っていたチューニングメーカーの方から実験データや知識をいろいろ教えてもらい、今でもその時の理論と効率を考えて作業すれば効果はあるものとして作業していますが、逆に失敗すると成功した時の倍近いリスクがあり、純正から形状を変える場合にはいろいろな他の部分との兼ね合いがありますので、この記事は暇つぶし程度に見てくださいw とは言いつつ、失敗があるから成功があるで人生散々失敗してます・・・。が、自分で実際にやってみないとモノにできないので失敗も結果的に時間が経てば成功の一つです^^; 
また、一回の記事では作業記事が長くなってしまい紹介しきれないと思うので、今回はポート研磨に使用する道具編としてお伝えします。

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そんな訳で自分が今まで作業をしているうちに徐々に集まっていったポート研磨用の道具入れの中身を出すとこんな感じで、工具箱の中には他にもいろいろ没になった道具があるのですが、出先で形状や仕上がりなどが気になって買ってみたものの、二度と日の目を見ることなくお蔵入りになってしまうパターンが多く、いろいろ買い漁ってみても自然に毎回使う種類は限られてきます^^;
そしてメインとなるリューターですが、電気ドリルでも可能ですが、電気ドリルはトルクがあり過ぎて引っ掛かった時などでもお構いナシに回ってしまうので変圧器を入れて回転数を落とせば安全に使えるのですが、やはりコンパクトで扱いやすいエアーリューターがお勧めです。
ちなみにこの画像のエアリューターは自分が16、7の時に当時のライダーという雑誌を見ながらポートを研磨すると本当にパワーが上がるのか?と気になって超硬バーを買ってきて電気ドリルにセットして自分のゼファー400のヘッドを作業したところ、ポート内部をガッチャガチャにしてしまいw、仕方なく購入したモノですが、それ以来人生の約半分を共に過ごしていますが定期的にオイルを添加してメンテナンスしてあげれば今でも現役で普通に使える殆ど一生モノの道具だと思います^^
余談ですが、その時の人生初ポート研磨は恐ろしい量を削り、挙句の果てに意味不明に燃焼室まで研磨して貴重なGPz400F-2のヘッド一基を瞬殺でダメにしました・・・好奇心旺盛はモノをすぐに壊す癖がw
そして手前の青いのもエアリューターですが、こちらのマイクロタイプは基本的に部品の細かい加工時に使用します。

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そして研磨をする際に使用するアタッチメントですが、基本的(個人的)には画像の軸付砥石や超硬バーを使用して始めの荒削り作業を進めていきます。
また超硬バーには大きく分けて2種類あるのですが、画像右のスパイラルカット(右)とマスターカット(左)の2種類があり、スパイラルカットは見た目どおり刃がスパイラル状になっていて、研磨する部分の肉を削ぎ落としながらザックリ研磨する時などに使用し、マスターカットはヤスリ状の刃でスパイラルに比べ少しずつ穏やかに?削る事ができます。
また形状やシャンク(棒の部分)の長さなども豊富な種類があるのですが、バイクのエンジンでは殆どロングシャンクは使わないので、以前に買って使用しているうちにブレが出た場合はみんな短くカットして再利用しています。

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ちなみにリューターにロングシャンクをセットしてエア調整を間違えて一気に高回転で回すと頭が重いので遠心力で一発で芯がブレます。回した時にブ〜ンと音や振動が発生したら殆ど使い物になりません。
その例を作ろうとして適当なマイクロフラップをリューターにセットして一気に高回転で回し、案の定予定通り一瞬で曲がったのですがw、写真を撮ろうとよくよくファインダー越しに見たらまだまだ使えるフラップだったようで、これ一つでタバコが買える値段なので結構ショックでした。。。w (超硬バーならここまで極端には曲がりません。)

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そして上の超硬バーなどを使って荒削りした面を綺麗に整形するのに使用するのが画像のマイクロフラップですが、これは紙ヤスリが何枚も軸棒に取り付けてあるのもで#60〜#400までの荒さをサイズの違う2種類を自分は使用しています。が、先ほども言いましたがこのマイクロフラップはコストパフォーマンスが非常に悪く、一個あたり450円ほどするのですが、ポート2箇所分持つか持たないかなので自分は極力使わず、ここぞという場面 (ここぞという場面=面倒臭いときw ) 意外は画像右のホームセンターで売っているアルミの3mm位の棒に糸ノコで切れ込みを入れ、そこに耐水ペーパーを適当なサイズに切ったモノを差し込んで固定し、画像のように巻いたうえでガムテープなどで止めて、表面がダメになったら少しめくって綺麗な部分を出してを繰り返しながら作業をしています。

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この方法ならコストパフォーマンスこそアルミ棒300円にペーパー1枚100円と最高に良いのですが、とにかく作業が地道で根気が要りますが、慣れればこれが普通になりますので贅沢は禁物ですw
ちなみにこの棒をアルミではなく、ステンレスや鉄などで代用すると、作業中にペーパーが破れたりスッポ抜けた時にポート内部に深い傷を付けてしまうので、保険の為にも軟らかいアルミを使用し、そのうちにブレが出てきたら新しいのを作り直して使用します。1本1mのアルミ棒から6本位作れますので、1mの棒が一本あればポート研磨数十基分は持つと思います^^
そんなこんなで大まかな道具の説明でしたが、次回は当時の自分を想定して限られた環境での作業として画像右の必要最小限な3種類の道具を使って「とりあえずこんな感じで作業します」的な大まかポート研磨の作業流れをご紹介します。


2009年02月22日

移植で異色なマシン作り♪

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ちょっとショックなことがw スカイラインの作業も一段落して今回制作したフェンダーと白ゲルのままだったボンネットを適当にボディーと同系の黒に塗ったのですが、あまりにも適当に塗ったため、塗りは汚いは色は合ってないはで予想に反してかなりイケてない仕上がりにちょっとショックを受けてしまいました^^;
とりあえずまだサイドステップなどのエアロ関係を取り付けていないのでアンバランスなのは仕方がないのですが、せめてもう少しまとまりが出てから全体的にご紹介しますw
そんなこんなで一応スカイラインの顔面SWAP作業にも一旦目途が付きそうな予感ですが、そんな中で12Rの顔面SWAPはといえば・・・前回ミスして急遽修正に入ったBUSA顔面SWAPカウルでしたが、今回は仕方なく時間の関係上で証拠隠滅とばかりに粉砕してしまいました・・・。

そんなこんなで今回のこの計画は・・・・



まだまだ続きますw
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作業時間と材料代が勿体無かったので新たに両者のカウルをYオクで調達してきましたw
12Rのカウルで競売に参加していた方・・ナイスファイトでした。。。 諦めてくれてホッとしましたw
そんなこんなで今回は予想より少し高くつきましたが、走行予定まで残り2ヶ月余りと余裕も無く時間には変えられないので仕方がなかったんです^^;
ということで前回の記事と同じやり方で作業しとりあえず一旦こちらも形にします。というか、前回の記事にデータを残しておいて良かったです^^; まさか自分が必要とするとは思ってもいませんでしたw
ちなみに前回の隼のカウルと今回のカウルでは若干爪の入る位置などが違うようですが、元々違う車種に無理やり取り付けるのでお構いなしに作業を進めていきます!

そんなわけで他車種流用のいい所は気に入ったデザインや一段上のパワーが比較的安価に手に入ることですが、そんな中でも海外サイトで見つけた自分のお気に入りがこちらです。↓
e35babe579db644cとりあえず左のKATANAモドキはSWAPというか、フレームがワンオフっぽいですが、エンジンはGSX1300Rベースにターボ+Nosで武装しロー&ロング仕様と自分も是非ともこんな変体仕様が欲しいですw
そして右はPerformance Machineのデモ車? ハーレーのV-RODにカワサキ ZX-6Rのシングルシート風にモデファイしたカウルを着けてレーシーな感じに仕上げたマシンでこーゆうのもアリなんだな。と、さすが有名ブランドだけあって作りが綺麗でカッコイイですし勉強になります。
そして以前にイギリスでGSX1300R用の1900ccKitの話題に触れましたが、やはりイギリスの人達はアメリカの遊び心でマシンを作るのとは少し違う人達なのか、今回はこんなのを見つけました。↓

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これ何を流用したエンジンか分かりますか?
以前からKZやFZのV8、V12仕様はチラホラと見かけましたが、やはり検索したら存在しましたBUSA V8仕様w なんだかイギリスの方では画像後方に写っている赤いレースカーにこのエンジンを載せてコンプリートとしても販売しているらしく、2.6L仕様と2.8L仕様が選べるようです。ってただ単にベースの隼シリンダーが新型か旧型かという選択でしょうか・・・w

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そして上のエンジンをイジって普通の乗用車にもやはり乗せる人がいるようで、こちらはBUSA V8 ツインターボ仕様と何処に行ってもBUSA人気は止まらずZX人気絶不調w
でもSS750の直6仕様ならオーストラリアのHPで見かけました。
クランクとクランクケースをワンオフ削りだしで製作して水冷ヘッド仕様ってなぜその技術力でSS750のシリンダー流用?とツッコミたくなりましたが、世の中変体な方が多いようで・・・w

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そんなこんなでオンリーワンなSWAP作業は続きます^^;

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2009年02月18日

Nos専用ヘッド制作 〜続き編〜

すっかり記事にして既にアップ済みかと思いこんでいた例のNos噴射用のフォガーノズルの取り付け位置の決定とそれに伴う加工ですが、前回あれやこれやと悩んだ末になかなか理想的な取り付け位置が見つからず、どうしたものか?と行き詰まりそうになりましたが、どうにか解決策も見つかり作業は順調に進んでおります♪
そして今回のNos仕様ではいろいろ以前から思っていた事や試したかった事などを後々の為、試験的に取り入れて試していこうということで、取り付けに対しても幾つかの拘りがあったのですが、それは
・ノズルがポート内に突き出さない事
・出来るだけ効率よく燃焼室にガスを取り込むこと
・Jet 交換などセッティング変更がやり易いこと
・配管が無理な形状にならないこと
・他と違う発想を出来るだけ取り入れること
の以上5点+経費が掛からないことですw
そこである程度Nosの事を自分なりに調べた結果、理想的な考えがあったのでどうすればそれに近づくか?をエンジンと睨めっこしながら考え、案が出る⇒却下⇒案が出る⇒不可能っす。といった具合に考えた結果、多少妥協点がありますがどうにか考えを纏められたので、それを形にするべく別の実験も兼ねて材料片手に仲間の働く工場へ・・・。

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この仲間は溶接一筋十数年の職人で、普段から工場での聞き慣れない特殊合金などの溶接を担当しているだけあって以前のチタンマフラーや自分のレース用ステンマフラーの溶接など、毎回こちらの細かい要望どおりにきっちり仕上げてくれる職人魂を持った頼もしい存在です。
そして今回のヘッドはアルミの鋳物への溶接ということで、以前のチタンやステンに比べると完全に面倒な材質だったので、このヘッドの材質に合う溶棒探しからしてかなり苦労しましたが(その割には何だっていいんじゃね?と言ってましたがw)、今回のこの溶接が上手く付いてくれれば、後の可能性に広がるので仲間と実験がてらに作業を進めてみました。

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そして今回、溶接の熱でヘッドが歪むかな?・・・と心配していたところ、普通にヘッドが傷付かないようビニールの上に置いてそんな心配はいらん!とばかりに作業開始。
まずは溶接がきちんと付くかを実験して仲間からOK!が出たところで今回の最終形状を伝えて仲間が作業し、自分は工場の近くに居た猫と遊んでたら即席で角度を決める冶具を作って面出しまでやってくれてましたw
そして「本来こんなモン旋盤屋に出さねーとダメだろ」と言いながらもさっさとノズルの挿さる位置決めをして、このボール盤癖があるんだよなぁ・・などと言いながら最後の穴あけまでしてくれる何とも職人気質なプロ根性を持った仲間で御座いますw

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そんなこんなで、仲間に溶接で肉盛りをしてもらった部分をガレージに帰ってからリューターでサッと整形して撮影用に仮で色をつけて完成♪ って今回の作業は何にもしないで殆ど仲間が片付けてくれました^^;
今回、当初の予定であった上から燃焼室手前のバルブ付近を狙って打ち込む計画はスペースの関係上断念しましたが、とりあえずポート内に露出せず各気筒を同条件にすることができたので良しとしました^^;
そして本来ならこのままフォガーノズル用のタップ(ネジ穴)を開けるのですが、このヘッドは一度このままポート研磨をしてポートが完成したらノズルの差込み量などを揃えて打ち込みします。

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と、言うことでヘッド制作がやっと進んできましたが、ヘッドといえばポート研磨ネタですが、ポート研磨のネタはそのヘッドが持つバルブ径やリフト量、ポート形状に仕様など、ある程度の相対的な制約があり、個人個人の考えも十人十色な部分で所詮裏づけの無い一個人の考えでここをこーしました的なネタも面白くないので今回は違った形として作業記録にしようかな?と、ちょうど部品取り用のジャンクヘッドを一個用意したので、一箇所だけ気になって既に試しに研磨していますが、別で新規に何となくなポート研磨の作業手順でも作ります^^;


2009年02月14日

良い感じに引っ掛かってます・・・。

去年の12月の中旬にドルが$1=98円台まで下がったところでお買い得!とばかりに向こうへ幾つか部品の注文をしていたのですが、当初5、6日中には送り出すと言っていたのに1週間が経ち、2週間が経ちで確認のメールを送ると「私達もあなたの商品が届くのを待っています。。。」というどうしようもない悲しい返信が・・・。
基本的に今までの経験上、日本と違って早くて安心とは決して言えない事が多く、1月の時点で催促のメールを送った時に「私達も心配している」と返事があった時には素直に諦めが肝心と半場諦めモードへ突入してましたがw、2ヶ月経った先週、やっと送ることが出来たとの通知が♪
そして毎日まだかまだかとEMSの追跡をしているのですが、途中までは非常に良い感じで海を渡ってきたのに税関で引っ掛かってしまったのか通関検査が通りませんw 
(2ヶ月も待ったんだからUPSくらいサービスして欲しかったw)
多分、今回の品物はこれといって輸入禁止項目を含んでいない&2日以上停滞しているのに税関から通知が来ないので問題は無いハズですが、後から別のところに発注した他の商品はすんなり届きで、この商品には最初から最後までかなり焦らされてます・・・^^;
というか、いまだに円相場は90円前後を行ったり来たりで無理に焦る必要無かったようで・・・。

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そんなこんなで、このままの調子でのらりくらりと行くと4月あたりにかなり後悔してそうな感じで、早く作業を進めたいのですが、まだまだ下準備が済んでいないのでもう少し時間が掛かりそうです^^;

その下準備ですが、一体何が下準備かと言えば以前にもお伝えした計測など、他にも前回取り入れた予算制限がある中で、出来るだけ効率とバランスよく仕上げられる仕様を考える為にも短所や長所を探りつつ比較検討と地道に楽しみながらやっているのですが、去年の仕様と今年目指す仕様を考えた時に何処をどうすればタイムが上がるか?を考える時の一つの目安として我流ですがご紹介します。



                       <純正データでの比較>

レブリミット ZX12R 10500rpm GSX1300R 10500rpm ZX14 10500rpm レッド−500rpmにて仮定

1速 2.429 (34/14) 到達速度(km/h)122.1 / 122.3 / 123.1  
2速 1.824 (31/17) 到達速度(km/h)162.6 / 165.1 / 166   ドロップ(rpm) 7885 / 7778 / 7788
3速 1.440 (36/25) 到達速度(km/h) 206 / 209.6 / 209.1  ドロップ(rpm) 8289 / 8272 / 8332
4速 1.250 (30/24) 到達速度(km/h)237.3 / 248.9 / 242.4  ドロップ(rpm) 9115 / 8842 / 9059
5速 1.130 (26/23) 到達速度(km/h)262.5 / 281.5 / 280   ドロップ(rpm) 9492 / 9282 / 9090
6速 1.033 (31/30) 到達速度(km/h)287.2 / 306.6 / 311.9  ドロップ(rpm) 9599 / 9640 / 9426

上のデータは純正ギア比で現実的にレブリミットの11000rpmから500rpmを差し引いた10500rpm時に各ギアで到達する速度と指定回転数でギアをシフトアップした時に落ち込む回転数を割りだしたものです。
誰とは言わず一緒にタイムアップ目指しましょうということでGSX1300RとZX14も参考に足しておきます♪
※ZX12R以外の2台は総減速比が正確に分からなかった為、メーカー公表値より算出しましたので各ギアで1、2km/hほど前後していると思います。また、タイヤの数値は銘柄関係なく全車統一で計算。
と、このデータを見て何か変だとは思いませんか?なんと!!ZX12Rは6速時に300km/hをオーバーしていませんw が、あんの野朗と思うこと無かれwレブリミットをキッチリレッド手前の11000rpmまで回したと仮定すると6速11000rpmで300.9km/hに到達する計算ですので純正だと意外に余裕って訳でも無いらしいです。
それに比べて他の二台はパワーを付けるとタイムが伸びやすくなることがわかります。。。く、悔しい・・・w
なんて感じにギア比を計算するだけでもいろいろとメカ的な上限や仕様などが分かるのですが、こんな感じで各部を細かく調べながら良いところは伸ばす方向で悪いところには出来るだけ対策をするといった事を調べています。
また上記データは純正値なのでF,Rのスプロケットを変更して2次減速比をイジることで到達スピードを上げたり下げたりする事が出来るのですが、ドロップ値に対してはミッションが純正な限り変動させる事はできません。

ちなみに自分の去年の仕様ですが・・・

< 08'仕様データ(リミット11000rpm)>
4速 1.250 (30/24) 到達速度(km/h)234.8km/h

と、旧ブログで結果報告をしている走行データの終速と比較しても平均して数キロ以内の誤差なので4速吹け切りでゴールライン通過とセッティングした通りの走りが出来るようになったと個人的に考えていました。
が、ミッションが今年も純正である以上、物理的な限界が分かっているので同じような4速吹け切りパターンではタイムに差ほど影響しません。
そこで単純にレブリミットを上げ高回転に振る、過給機などを加えて変速スパンを短くして5速でゴールラインを通過する、2次側をイジって下を補いつつ上を伸ばす方向で考える(希望w)などなど、現実的、非現実的を踏まえこんな感じで下準備を進め、それにはどうしたら効果的か?と方向性を探りながら作業を進めています^^;
メーカー系なら単純に「じゃあ、とりあえずミッション作ろっか」って話ですが、個人レベルでましてや金額制限がある今回の状況では出来る事なんて数少ないのでいろんな組み合わせ表を作ったりと結構苦労しますが、ヤツ専用(BUSAですw)は海外では相変わらずバリエーション豊富にアフターパーツとして流通してるから又しても悔しいところです・・・w
そんなこんなで、12R用で1stギアが極端にローなモノがあれば、あとは2次側でロングに振ってもスタートダッシュは決められるんですよね・・・あとはNosなり過給なりぶち込んで無理やりブン回しで後追い逃げ切りってそんな白いマシンが一台居たような居ないような。。。
とりあえず変速ロスを作りたくないので4速通過が理想ですが、過給機無し(Nos仕様)のZX14で7秒台に入れたRickey Gadson選手の走りを見ていたら5速でゴールライン通過。というか、半端なくシフトアップが早くて唖然ですが、こんな感じで下準備を進めてます^^;

※あくまでも個人的な考えですのでまたまた暇つぶし程度にお願いしますw

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2009年02月10日

予算=速さ?

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今年のレースに向けた12Rのエンジンの仕様を日々考えているのですが、最近少しずつ全体的な考えがまとまってきました♪
まず5月に向けたエンジンの仕様ですが、コストを抑える方向で部品と加工賃を35万円までに抑えます。
当初、ブログという不特定多数の人が見る場で言ったからにはプライドに賭けても目標を狙わなくては・・・とバカ高い予算になってしまっていたのですが、その仕様だとどうも面白みが無いというか、自分の中で夢が無いなと。当然、お金も無いんですけどねww
そして今までもゼファー400を改造して大型に喰らい付いていったり、ボロいAE86にターボを付けて当時働いていたショップのお客のGTRを抜いてやろうと無茶したりと基本的に冗談っぽい仕様で相手のウケを狙うのが好きなので無駄に背伸びしてバカ真面目に目標や記録を狙うのも良いのですが、それはとりあえず他の人に任せておいて、やはり自分は自分らしく一見真面目そうで ”実はバカ”なやり方で人と違ったアプローチで一段下から上を狙って行こうと決めました^^
とは言っても最終目標は変わらず無謀にも同クラスとしては国内ドラッグでの日本人では多分未到達な8秒入りw
でも本音はよく言われる「お金=速さ」を崩したいのが最大の目標ですw
厳しい条件で上に行ければ行けただけ達成感がありますし、ドラッグレースの敷居がが下がれば嬉しいですからね♪ というか、仲間を強引に走らせるにはビンボーチューンでもイケる!っとまずは示さないとみんな走ろうとしないんですよ・・・。 といったことで、やっと挑戦らしい内容になってきましたが、蓋を開けてみたら9秒前半も出せない仕様になってたらすいませんw

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そんなこんなでスケールの大きいようで実は小さな決断でしたw


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2009年02月06日

人生初の新車購入☆

やりました!
今まで散々色々なバイクや車を所有してきましたが、毎回中古か不動車を買ってきてはコツコツ自分専用マシンへと作り変えてとボンビー人生まっしぐらでしたが、いつかは新車に乗ってやる!という夢がついに叶い、人生初の新車をGETしましたぁぁぁ・・・。ってもう半分オチが見えてますねw

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こちら↑ 以前から仲間と ”なんか面白い事ないかね?” と話している時に ”みんなでYオクで売ってる中〇製のミニでも買って適当に遊ぶか?”と話が持ち上がり、毎回何気なくポチポチと3万円入札していたら入札4回目にしてYahooからの通知メールで落札したとの報告がw
普段、このバイクの平均落札が3万5千円前後だったので、気持ち的に落札出来ないだろうくらいに思って入札していたので一瞬ラッキー!と思うも、以前のATVの時に中〇製の激安はヤバイことを身を持って経験しているので本当に落札して良かったのか・・・と少し不安に。。。
まぁ、値段が値段だし壊れたらそのままブン投げちゃえばいいか。などと仲間と話し、とりあえずはモノを取って来ようと出品者さんが家から20分程の所のお店だったので次の日に用足しのついでにお店に立ち寄ると ”ここには在庫を置いてないから直接取引きは出来ない、別の場所から後で送る”と安心ストアー出品なのに手持ち在庫なし。。。近くの倉庫に在庫していると言っていたのにとりあえず直接は無理だからと言いつつ別の場所から商品が出荷され無駄に送料+8千円追加w なんだか乗り気から段々後悔へと変わってきましたが、とりあえず3日後に宅急便の配送センターに届いたとの事で引き取りに行き早速組み上げてみました^^


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組み立ててみて意外だったのですが、以前の中〇製ATVに比べて作りもしっかりしており、110cc 4速M/Tから生み出されるトルクフルなエンジンにより走りも機敏で前後油圧ブレーキ+ペータルディスクの採用&グッドデザインなルックスなどなど、とても3万8千円で購入したバイクとは思えません・・・と言いたかったがやはり間違ってもそんな事は言えない値段相応な出来w
毎回あちら製のマシンは見た目のデザインこそ良いトコ取りでイカしているのですが、非常に組み付けが雑でリアブレーキに至ってはエアが噛んでいるのか全く効かず、110ccのエンジンに合っていないであろうモンキー純正風キャブのお陰でチョークを戻すと吸入エアが足りずバリバリ言ってエンジンがすぐに逝きそうですw
しかも画像は壊れた後に撮ったものですが( もう既にw )、リアブレーキのエア抜きをしようとブレーキペダルを手でポンピングしていたらリアマスターがいきなり壊れ・・・、ガ~ン!!っと屈んだ状態で車体に手をついて ”なんでそんなにモロいの?”とマスター部分を覗き込んだ瞬間、少し体重を掛けただけでグニャっと反対側に向けてサイドスタンドの根元が曲ってしまいました・・・。
IMG_0648IMG_0656ちなみにリアマスターは何が壊れたかと言えば、ただ単にシャフトが抜け落ちただけだったのですが、ブレーキフルードを抜いてみてビックリw 何を使用しているのかジェル状の高粘度なトロ〜ンとした液体が出てまいりましたw また、曲がったサイドスタンドですが、どうもステップのバーにスタンドが一緒に付いているらしく、ステップバーの鉄が軟らかすぎてテコの原理で簡単に曲がってしまうようです・・・^^;
そして曲がる→戻す→曲がる→戻すを3回繰り返した結果、もう折れるのも時間の問題です。。。というか、スタンドを出して車体を普通に止めただけで自重で曲がるとは正直そこまでは予想していませんでしたw
でもコレを見れば納得かも?と思ってしまうのですが、そもそも何でブレーキのシャフトが抜けたかといえば・・・
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完全な設計の緩さでしょうか?w これを見た瞬間、やっぱり恐ろしいな。と思ってしまったのですが、只でさえフットブレーキで力が掛かる部分なのにこんな薄い板材を使用し、手で軽くポンピングしただけなのにベロベロに曲がってあさっての方向を向いておりますw 
ちなみにこの画像は壊れてすぐに撮った画像ですが、剥がれた塗膜の下には既にサビが・・・しかも梱包から取り出したら至る所からサビ発生w 
ブレーキの故障にサビ被害・・・新車なのにスカイラインと同じ症状とは・・・。 というかスプリングは一発で伸びてスプリングの意味無しで、初期不良は1週間以内なら部品交換で対応するとの事でしたが、同じモノを送られても同じ結果が待っているだけですし、あなたの扱いがおかしかったんじゃないですか?なんて言われても面倒くさいので言う気にもなれません^^;
人生初の新車は人生初の一度も乗れずにブログのネタとしてお蔵入りとなりましたwww
もう二度と買わんっ!w

※今回の記事はたまたま自分の運が悪かっただけか、同一車両やあちら製の車両が全てこうであると言う訳ではありませんのでパロディーネタ程度に見てくださいww

そういえば・・・。
前回お伝えした今年のJD-STERの参加日程ですが、Rd2の8/2が一週ずれの8/9へと変更になり、走行日数が増えました♪ 悪い事があれば良い事もあるもんですねw


akane380 at 00:05|PermalinkComments(4)TrackBack(0)│ │ミニモトさん 

2009年02月02日

R32 部品調達完了!

前回部品がボロくなって要交換となったスカイラインの部品調達が完了しました♪
やはり4輪は2輪と違って部品の調達が楽でいいですね^^
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そして今回用意したものはストレートにHCR32用で良い部品が無かったのでBNR32用のYオク19,800ステンマフラーとS13の解体車から外してもらったマスターバックとマスターシリンダー。
そして今回容量アップする錆びない燃料タンクがコチラ↓

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さすがにATLなどの安全タンクまでは手が出せないので・・・今回はBNR32の純正燃料タンク(樹脂製)を流用することにしましたw 一応HCR32よりも12L容量が多いので単純に燃費が6Km/Lなら72km走行距離が伸び、仙台まで400kmなので楽勝ですが、燃費が5Km/Lに落ちるとギリギリアウトw
とりあえずエンジンもRBの6発からSRの4発に載せ換えてあるので気持ち6Km/Lあると信じたいでが、そこはあまり関係ないですかね^^;

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ちなみにBNR32のタンクをHCR32に載せ換える場合はBNR側のマウントステーを使って取り付けるのですが、取り付けネジの位置もBNR32と違ってHCR32はシャシーが多少違うので画像のゴムでメクラをしてある部分を使い、もう一方はネジを入れる穴が下側に開けてあってもナット側が付いておらず、トランク側のアンダーコートを少しだけ剥がして、鉄板を少し切って上からナットを入れて共締めして取り付けます。多分、HNR32はRと一緒なので無加工です。って今さらR32イジる人も居ないですよね。。。

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また、BNRがメインハーネスから直引きなのに対し、HCRは途中でカプラーONなので配線も多少加工しなくてはならないのですが、110(だったような?117?)平端子のメスを使って図のように取り付ければ残量計なども使用できます。(抵抗値が微妙で確認中です)

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ちなみにタンクを開けてびっくりw 安く購入したのに燃料ポンプまで付いてました♪
また、前回の錆びの混入でどこまで入り込んでいるか心配だったので燃料フィルターも新品に交換ですが、当初エンジンもイジるつもりだったので無駄にZ32用のフィルターが入っていたりします^^:
こう考えると車って色んな車種のパーツが流用できて良いですよね。
車はもう乗れればいいや程度にイジる気が無いのでその内エンジンもSRから先輩の家に転がってるL型にでも載せ代えて楽しく走れる仕様を作りたいのですが、L型載せたらエンジンをイジるなって方が無理でしょうか・・・。でも地元でたまーに見かけるS30とケンメリがいい音でカッ飛んでてシビれるんですよw
と、とりあえず今回の燃料タンク移植でリア周りは完全にR仕様になったのでリアから見ればブリスターに3ナンバー登録とタイプMだとは気付かれないハズw
それにしても6年前の構想を今やると微妙にムナシイのはナゼですかww

akane380 at 14:12|PermalinkComments(10)│ │作業記事