2009年10月

2009年10月31日

JD-STER Final

ということで前回の続きですが、トラックにマシンと道具を積み込みレース場を後にしましたが、自分等が普段泊まっている宿はレース場のゲートを出てすぐ目の前にあるゴルフ場の宿泊客用の宿です。
外見はパッと見、会社か何かの寮のような廃虚のような建物ですが、中に入ってみると・・・
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昭和の香り満載なお部屋で御座いますw
ちなみに画像の7畳間2つにトイレ、風呂、キッチンが付いて素泊まり3千円チョイと安く、ハイランドの敷地内なので移動が面倒臭くなくて良いんです。
そして以前に泊まった時に押しボタン式だったテレビがダイヤル式にレベルアップし、次回はリモコン式になったりして・・・って期待していたところ、前回同様のダイヤル式で世界不思議発見意外は写らないテレビに降格してました。。。 そんなこんなで準備が終わったらすぐに爆睡です。

そして当日。
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引き続き天気も良く、前日の不思議発見を見ながら作ったマップを入れてストリートETからテスト開始。

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とりあえず昨夜作ったマップの基本ラインで一度走ってみたところ、大きく的を外している感もなく問題も無さそうなので、次の順番が来る間に速攻でマップの入れ替えをして2本目のET走行に挑みます。


そしてなんとか前回入れられなかった9秒台に到達^^
ただ、このときエアシフターの調子が悪くシフトランプのタイミングに合わせてシフトボタンを押したところ、ギアが跳ね返されてシフトミスをしてしまったので、次はシフターの点火カットのタイミングを少し長めにして確実にしておかなきゃな。とストリートET2本を走り終わって少しずつタイムも詰まってきているので本戦に向けて次の予選走行までの間にセッティングと気になる他の部分を修正することに。

そしてシュートアウトの予選開始。
先ほど走った2本のデータを見ると良い感じにセッティングも煮詰まってきているので、さらにマップを修正し、先ほどミスがあったエアシフターのタイミングなども修正しての3本目。
※ ヘタレな自分の走りよりも隣レーンの吉川選手の走りとタイムを見て頂きたいです。

さすがというか、やはり北海道の猛者な方々は速いですね^^
走り終わって車に戻った時に仲間から ” ついに出ましたね!8秒台 ”って言われ、日本人ライダー初の公式クラス8秒台達成に自分が出した訳じゃないのに目標が現実に見れたこともあって凄く嬉しかったですね^^ 
片やクラス日本人初8秒ライダー、片や日本人初の時に負けたライダー・・・w
自分の目標タイムの走りを一番の特等席で見れて良い勉強になりました^^:

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そして自分も去年出した自己ベスト9秒670を約0.1秒短縮と気持ち自己ベストの更新に成功してました。
が、シフターの調子が相変わらずで毎回2速以降のシフトアップの時にシフトボタンを押してもシフトミス連発で常にエンジンをレブらせてしまい、こちらの気持ちに反して無情にもパンパンいってます・・・。
なので12500rpm 以降は燃料を思いっきり濃くして安パイを取ったらレブった途端に失速。。。と、なかなかシフターの呪縛から抜けられません^^:

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そんなこんなで今年の仕様はNOSの助けもあって、去年のモッサ〜っとした周りを見ながら走れる余裕のある加速感からシフトランプの点滅に対する反応に手こずる程度まで進化したので、エアシフターのシリンダーがスモールタイプだから力が無くて弾かれるのか?などと、いろいろ原因を探りながら残りの予選2本を走ったのですが、セッティングが煮詰まれば煮詰まるほどシフトミス連発でタイムが落ちる悪循環に嵌まり、予選が終わってみればタイムもズタボロになってしまい、結果はこんな感じでした。。。
それにしても蓋を開けてみれば8秒台が2台と皆さんアグレッシブで速いですね^^:
でも予選で吉川選手と計5本走れたのはラッキーでした^^
8秒台連発でマリオカートの上手い人の残像が残るやつみたいに何処がどう違うか凄く分かりやすかったです。ちなみに何処がどう違うか・・・全て違いました。。。w

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などと考えながら予選結果を元に昼休憩中にトーナメントの組み合わせが発表されたのですが、さすがに今回は不調の最中で誰と当たっても勝てる気がしません^^:


そして昼休憩も終わり、午後に残っているETでの残り2本を使って何とか不調を直して自己ベストの更新だけでも・・・とNOSの噴射タイミングを変えてみたり、噴射量を変えてみたり、アレやコレやと原因を掴もうとイジってみたのですが症状変わらずで、コースを走り終わって「一体何なんだコレ?」とリターンロードで一瞬だけ加速しながらシフトボタンを押すと素直に普通にシフトアップしたりで、高負荷時にダメになるのはやっぱりスモールシリンダーのせいなのか?など相変わらず原因不明の不調でプレッシャーも後押しして頭が回らず万策も尽きました・・・。 


そしていよいよシフターの不調を抱え気分が重いまま本戦がスタート。
とりあえず本戦は既に諦めモードだったので作戦も何もなく、スタートしてすぐに2速へシフトアップですぐさまレブり、シフトボタン連打でなんとか3速に入ったと思ったらまたすぐにシフトランプ点滅でいい加減シフトアップしてくれ!とシフトボタン連打(Bダッシュw)・・・が全く入らずレブりまくりで逆にカブって失速したところで諦めてアクセルを戻して4速に入れて終了・・・とシフターの不調が悪化するまではタイムも徐々に詰まってきていたので多少の期待もあったのですが、最後までシフターのトラブルに泣きました。

そして・・・。シフターのトラブルの原因もガレージに戻ってからロガーのデータを見て単純に判明したのですが、エアシフターを付ける前に付けていた(去年の前半仕様の)バトルシフターと現在のエアシフターのスイッチに対するカット方式を逆に思い込んでいたようで、今現在のカット方式は点火カット方式にしたと思っていたのですが、それはバトルシフターの時で、今は燃料カット方式でエアシフターのタイミングを制御していることを思い出しました。

勘違い⇒ 以前のバトルシフター:燃料カット 現状のエアシフター:点火カット
実際には⇒ 以前のバトルシフター:点火カット 現状のエアシフター:燃料カット

なのでシフトボタンを押してインジェクターからの燃料をカットしてもNOS側から燃料が継続して噴射されているので点火タイミングがくればシリンダー内で爆発し、0.5秒ほどインジェクターを殺したところでNOS側で一瞬の穴埋をされているので、トルクが抜けずにシフターがギアを入れようとしても弾かれる結果になっていたようです。。。
ほんと、バカ者ですね。現地で気付いていれば対処も出来たというのに毎回帰ってきてから気付く余裕の無さ・・・。
でも土曜のフリーで9秒台が一度も出せず、どうしましょ?って感じでしたが、結果的にミスばかりでしたがコンスタントに9秒台入りもでき、去年出した自己ベストもささやかながら更新できたので結果オーライですか・・・ね。。。って言うのは冗談で、普通に走れている60、330フィートでの区間タイムもスタート〜クラッチの繋ぎが下手でまだまだ遅いので、シフトミスさえ無ければ・・・とも言えず個人反省会を開いて来年はもっと頑張らないと目標は遠そうですが、本来なら今年は4戦あるうちの前2戦はちゃんとに走らせるためのテストと修正で後半2戦で秘密兵器投入の予定だったので、来年はまだまだここからタイムを詰めていけるよう頑張ります^^

そして今回はNOSの残圧不足で一気にピンチになったのですが、レース当日に北海道のツーリング商会さんの店長さんにNOSガスを分けて頂き、ツーリング商会さんのYさんやメカニックさんに待機エリアやバーンナウトエリアでマシンを押していただいたりと大変お世話になり、片付けが終わった頃を見計らってお礼を言いに行きたかったのですが、タイミングが合わず現地で言いそびれてしまいました。
あらためて今回は8秒の走りも見せていただきいろいろお世話になりありがとうございました。

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                       ということでリベンジ結果
                           初日フリー
                         1本目:12秒601 
                         2本目:11秒243 
                         3本目:11秒543 
                         4本目:10秒513 
                         5本目:10秒059
                          二日目Final 
                         6本目:10秒033
                         7本目:9秒724
                         8本目:9秒566
                         9本目:9秒809
                         10本目:9秒840
                         11本目:9秒933
                         12本目:9秒937
                         13本目:9秒834

                         参戦2年目終了。
                 目標まであと0.434秒と道程はまだまだ遠い・・・。

2009年10月28日

仙台ハイランド走行テスト(初日編)

年内最後の走行テスト、無事終了しました。が、今回は仲間に撮影を頼んでいたのでまだ画像などが手元に届かずフリー走行の模様で一時凌ぎします^^:
今回は時間的に余裕も有ったので普段のように出発直前までドタバタと作業に追われる事も無く、土曜の深夜に地元(自分は神奈川ではなく ”千葉”です)を出発しハイランドのゲートオープン前に到着出来るよう余裕を持ってのんびりと行ってきました。

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そして土曜日のフリー走行は関東は雨が降っていたようですが、仙台は秋晴れで少し肌寒いくらいとテスト走行には丁度いい感じで、このままテスト走行も良い感じに行くかと思いきや、基本的な走行すらまともに行っていなかった事が災いし、予想通りまたしても現地で時間とプレッシャーとの闘い・・・と参戦2年目プライベーターの苦悩な人生劇をお伝えしますw

そしてそんな事になろうとは思いもせずちゃっかり期待を込めた1本目。
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気持ちが焦り過ぎて思いっきりフライングしてスタートするも途中でカブったように吹けなくなったり、吹けたりで途中でアタックを諦め一発目のタイムは12秒601と問題外。
そしてセッティング的な問題か?とA/F計を見て一応マップを書き換え、他の原因も考えながらNOSのボトルヒーターの電源を切るのを忘れて入れっぱなしにしてしまい、とりあえず2本目行ってみよう!とエンジンを掛けるためにセルを回すと ”キュル・・キュル・・ガガガ・・・。” と今度はバッテリー上がり発生w
これだけはやらないようにって以前の記事にも書いていたのに予想外の事態発生でテンパってしまい、すっかり電源を切るのを忘れていました。。。


そしてブースターケーブルを持っていっていなかったので、車からバッテリーを外してスパナでジャンプさせてどうにかエンジンを掛けて・・・と、なんだかんだで午前のセッションもあと1本走れるかどうかの残り時間でコースイン。


が、スタートして一瞬だけ直ったかな?と思ったら、またしても同じ症状発生ですぐにスロットルを戻し、まともにアタック出来ず。。。
そしてピットに戻り消去法で原因を探したところ、単なる燃料の残量不足で加速時に燃料が偏りポンプが吸い上げられていないのではないか?と的を絞り、ちょうど昼休憩に入ったのでブースターケーブルと燃料を買いに行き、戻ってきたら午後のセッションが既に始まっていたので焦りながら燃料を給油し準備を整えコースイン。

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やはり先ほどまでの症状は燃料の偏りが原因だったようで、無駄に燃料を積みたくなかった作戦が失敗してました・・・。
そんなこんなで、例の症状は改善されたのですが今度はまさかのNOSの残圧不足で燃料だけ噴射して途中でカブってしまい前に進まず、ここまで3本走ってのベストが11秒243とまたまたお先真っ暗・・・。
このまま行くとロクなことが無さそうだな。。。と、想定外なNOSの残圧不足も発生してしまい、時間も限られていたので空しくもここでテストを終了することを決断しました^^:

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そして午後の走行枠の残り時間も1時間を切っていたのですが、当初、練習走行を5本申請していたのでまだ残り2本走行出来るエントリーが残っていたので、これをミスの無いように普通の状態でまともに走行して消化し、そのデータを元に再度燃調マップも作成し、当日にNOSを補充してもらって一から仕切りなおしでアタックする作戦にしました。というか、この時かなり気分が凹んでますw

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そして無難に走行も終えて、あとはこの時の走行データを元に、宿で夜な夜な燃調マップを作って一度試しに走って様子見です^^:

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と思ったら、今回は本当にいろいろ予想外なことが多くて作戦の仕切り直しの連続だったのですが、土曜のフリーに参加している人は日曜に参加受付をしなくても良いようにとの配慮で土曜日のフリー走行終了後に受付をすることが出来たので、それなら自分も・・・と受付を済ませてタイムスケジュールを受け取り見て唖然。。。
普段、セッティングなど調子をみるために参加するストリートETクラスの走行枠と予選走行の1本1本が時間差で来るのでセッティングを考え変更する時間が多少なりあるのですが、今回は午前中の初っ端に連続してストリートETを2本連荘で走行し、残りの予選を3本走って午後の初っ端にまたストリートETを2本連続で走り、いざ本戦。と、本戦前に全てのETを使って練習走行ができるので本来なら嬉しい変更なのですが、これでは走り終わったらすぐに順番待ちの列に並ばないと間に合わないので、少し前に決めた計画では時間的に間に合わず、ロガーを見てちょこちょこマップを書き換える余裕は無さそうです^^:
そこで又しても急遽作戦変更でw、とりあえず宿に戻って最後に2本走ったデータを元にイメージで事前に数種類の燃調マップを段階的に作っておき、走り終わった時の感覚を元に「多分、この辺だろう」と準備しておいたマップに書き換えて走ってを繰り返して試すしかないな、とピットにマシンを仕舞い、後片付けをして帰ろうとしたら、当日はピットを他のショップさんが使うので自分等は使えないとのことで、AC電源まで無くなり ”これじゃ明日はノートPCのバッテリーすらもたないな。。。” と、タイムは出ないわ、次から次へと問題が発生するわで、仲間とバイクをトラックに積み込み仙台ハイランドを後にしました・・・。

                       ということで、初日のテストタイム

                         1本目:12秒601 ガス欠
                         2本目:11秒243 ガス欠
                         3本目:11秒543 NOS欠w
                         4本目:10秒513 流し
                         5本目:10秒059 流し

こうして見ると、完全に前回のJD戦 Rd.3の時と同じような進み方のタイム結果ですね^^:
あの時も当日にドタバタして「もう一日あれば・・・」って悔やみましたが、今回は状況が厳しくても一応残りが一日ありますので、前回のリベンジとなったのか・・・。画像が手元に無いので^^:結果は次回にw

2009年10月24日

最後の悪あがき作業♪

ついに今年最後の仙台テストがやってきました♪
とりあえず今回は前回まともに走れなかったのでその辺りの修正と、最終調整に向けて生かしていなかった部品などを付けたり修正したりな細かい作業メインでやってみましたが、肝心のセッティングが前回走れずで終わってません^^:
なので今日、土曜日のフリー走行でなんとかセッティング出来ればと思います。

ということで出来る事は全てやって最終テストに臨みたいので、細々とした作業ですが気になる点は修正してしまえ・・・と、今回のNOSシステムはまだまだ燃料側の煮詰めが足りず、NOSを噴射した際に燃圧が一気に低下してN2Oガスと燃料のバランスが思いっきり崩れてしまうのではないか?と気掛かりな不安要素が残っているので、対策としていざとなったらインジェクター側で不足分をある程度の範囲で補えるようにして保険を掛けようと考えたのですが、以前のDry NOS仕様の時にバカみたいに大きなJETを4つも入れたが為に燃圧が高回転で不足し追いつかない事態を経験しているので、今回はそこまで必要にはならないハズですが一応保険的に燃料ポンプのハーネスを強化仕様にします

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そして画像は燃料ポンプハーネスとメインハーネスとが繋がる部分のカプラーですが、メインハーネス側が1.25SqのハーネスでECUから電流が流れてきているのに対し、燃料ポンプ側のハーネスは2.0Sqで作られおり、ポンプ側だけ太くてもメイン側が細いのでは高回転時などに本来の電圧が確保出来ない場合があるのでメイン側も太くします。

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ちなみに純正ハーネスではエンジンを掛けたアイドリングの状態で13.40v の電圧が掛かっていました。
そして強化ハーネスと言ってもメインハーネスをどうのこうのとイジるような事ではなく、バッテリーから直接電源を供給させようという単純なものです。

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そしてこちらが今回の配線図ですが、バッテリーから直接と言っても本当に直接繋いでしまうとポンプが止まらなくなってしまうので、間にリレーを咬ませて本来ポンプが作動する時のみ電流を送る仕組みにします。
※ 画像の配線図は自分の12R用ですので、他の車種に施す場合は下調べをお願いします。

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ということで今回は単純な作業なのでササッと完成し早速電圧チェックですが、先ほどの13.40vから14.17vと約0.8vのUPです♪
何となくたったの0.8v程度上がったところで意味あんの?って感じですが、NOS用のポンプで試したところ燃圧計にて約0.6psiほど燃圧がUPし、噴射時の落ち込みと立ち上がりがそこそこ改善されましたので、NOS側の燃料の噴出量も確実にアップ!と狙いは達成しました^^
というか最終戦は皆さん過給機にNOS、エンジンフルチューンと、とんでもない車両スペックばかりのクラスなので、所詮純正にプラスNOSな自分はこうゆう細かいところも地道に詰めないと納得して負けられないので出来る限りのことを行って惨敗したいと思いますw
あとはセッティングでどこまで詰められるか?
いかんせん、今年はテスト不足で煮詰めきれてませんが、最終戦ということで純正+NOSの結果が楽しみです^^

※ 電圧は常に一定ではなくエンジンの回転数や他の状況などによって常に変動していますので、画像はアイドリング時の平均的な数値として見て下さい。

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ちなみに・・・そんなこんなで今年はNOS関係だけでこれだけのリレーを使ってますので、そりゃ、電圧も低下するわな・・・って感じで、シートレールのアースも別で引き直して対応してます^^:

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あとはハーネス関係をそろそろ綺麗に纏めないとトラブルの原因になりかねないのでここら辺は来年の課題にします。
それにしても今年はテスト不足とはいえ、明日の練習走行後に良い感触を掴んでいるのか?はたまた頭を抱えているのか?w・・・、とりあえずは勝負以前に自己ベストくらいは更新出来るよう尽くしてきます^^


追記:この記事内容の作業を行うことにより、燃料セッティングが大幅に狂い、走行またはエンジンに支障をきたす恐れがありますので注意してください。

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2009年10月21日

今年はダメだこりゃ。

前回、バラしたまでは良かったものの、その後部品の入手が困難を予想された例の特殊サイズのベアリングは、地元が工場地帯で資材関係の問屋さんが多く存在するので片っ端から当たったところ、難なく入手に成功しました^^
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ちなみに今回のベアリングの規格は自社では聞いたことが無いと最初のNSKさんで言われましたが、入手したSKFベアリングの箱には made in south africa と記されているので南アフリカ方面の規格だったのでしょうか? 何にせよ遠い国の製品が難なく入手出来て一安心^^

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そして無事、ハブに組み付け完了です^^

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そして前回のベースセッティングも一応終わったので、最終セッティングに向けてラムエアを効かせるべく、配管も加工してエアクリーナー内部も整流板を入れ無事組み付け完了しました。

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あとはNOSのセッティングですが、時期的に気温が下がりボトルが冷えるとボトル内の残圧が減って噴出圧力が低下しても燃料側は電磁ポンプによる圧力で噴射するので供給量は変わらないということで、状況的にボトル内の圧力が下がれば混合比がズレて燃料が濃い状態になって走る度に燃調も徐々に濃い方向に変化してしまうので、出来るだけ一定の噴出圧力をキープ出来るようにボトルヒーターも用意し、ボトルを暖めて内圧を上げられるようにしました。
そこでこのボトルヒーターって一体どの位の時間と面積でヒーター自体が熱くなるのか?、また本当に冷え切った分厚い金属ボトルを暖めることが出来るのか?など事前に時間を計っておいて、必要ならその測った時間を走行前に外部バッテリーなどで暖めてから車体側のバッテリーに電源を移行させないと、いざという時に暖めが不十分で内圧が上がっていなかったり、ヒーターに電気を食われてのバッテリー上がりなどが心配だったのでいろいろ作戦を考えていたのですが、とりあえず配線をしてスイッチを入れ、1分位経ってどの位熱くなってるか触ってみたところ、しっかり全体に電熱線が入っているようで普通にビックリするくらいまで全体が熱くなってました^^:
てっきりヒーター自体が熱くなっても表面温度はグリップヒーター程度だろうと思っていたので実際にボトルに付けた状態でテストしてたら内圧が上がりすぎて危ないとこでした・・・。
※ 現在はセーフティーバルブを組んであるので一定圧でスイッチが切れます。
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そんなこんなで準備完了♪ で、今回はNOSも使うし道幅の広い長〇のゼロヨン会場でテストしようか?と思ったのですが、先客さんで11月の仙台に向けたっぽい車両がセッティングか練習走行をしていたのでオマーリさんがそろそろ来るかもと、場所をいつもの秘密のテストコースへ変更。
画像の場所は、道幅こそ片側2車線と狭いのですが公道ではないので交通量も無く、直線も2km近くあるのでコソ練にはもってこいの場所のハズが、この日はこの位置から後ろ手を見ると・・・


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直線のど真ん中を占拠してドラマの撮影をしていて走行出来ず意気消沈。。。
しかも撮影現場を撮影したら仲間がADらしき人に怒られましたw なので画像は修正してます。
それにしても何だか今年は運が良いんだか悪いんだか物事のタイミングが変な方向で微妙に噛み合ってしまうというか、他の事は順調に進むのに気合いを入れて12R関係の事をやろうとするとホント上手く行きませんね^^:
普段ここで出会う車なんて人気の無い場所を探すカップルくらいなのですがw、よりによってこの日に限って深夜の撮影だなんて・・・。
とりあえず前回NOS無しでセッティングはある程度出してあるので、この前のレースに比べれば幾分かマシですが、今年は走れていない分、内容を煮詰めて最後くらいは熱い走りがしたかったです・・・。
とか言いつつ不利な状況の方が人生楽しめるので走れていないからと言って諦めちゃいませんがw
毎回の如く気合いを入れて現地調達ならぬ現地調整で何とかするとして、とりあえず前回は全く楽しめなかったので今年の締めくくりは結果どうあれ楽しめるよう無い頭絞って不言実行頑張りますw

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2009年10月17日

JD戦までラスト一週間

10月も後半で来週末にはJD-STERの最終戦と今年のシーズン前は目標と計画を立ててかなり楽しみにしていたハズが、実際には全く走行出来ずで予定も消化出来ず全然楽しんでません・・・^^: なので、とりあえず今回は憂さ晴らし程度に楽しめれば良い感じで、個人目標は一つ一つの段階を追って進めたいので
今年の目標をそのまま来年に繋げる方向で仕切り直します^^:

そういえば話変わって半年ほど前に、ガレージの近くに雑炊屋さんがオープンしたので具合の悪い時に何気なくガレージを出て雑炊を食べに行って以来、そこの雑炊屋さんの雰囲気と味に嵌まって通うようになったお店があるのですが、その雑炊屋さんのオーナーさんも茂木などで耐久レースに参戦しているバイク乗りの方で、店内にピットで使うサインボードなどが飾ってあったりで、何度か通いバイク談義をするうちに ”以前はV-MAXに拘って耐久に出てて ”なんて話になり、レースの話をするうちに「最近、ドラッグで熱いV-MAX乗りの方が9秒入りしたんですよ」と話すと ”以前、ボクの周りでも凄くイジってNOSなんかを付けて速かった人が・・・”などと話をしていたのですが、次に行った時にその当時(10年ほど前)に登載された雑誌でレースに出てた頃の記事やマシンを見せてもらい、”こっちがこの前話したNOSが付いてて凄い速かったV-MAXで・・・ ”と言われ、その本を見てみたら自分が「速いV-MAXの人が居るんですよ」と言ったその張本人のKさんのV-MAXでした。

たまたま体調不良をきっかけに入った地元の雑炊屋さんでKさん達と絡みのある人に出くわすとはホント世の中って狭いですね。
※ 雑炊屋さんのオーナーさんは以前に星条旗カラーのV-MAXに乗っていた方です。

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そして話を戻して12Rの作業ですが、前回のセッティングでNOS無しでのベースが出来たので、NOSも取り入れた最終仕上げのセッティング準備として二次減速比も見直しつつ、各部のチェックで異常が見つかったリアのハブベアリングを交換します。

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そして今回は社外ホイールの専用ハブでベアリングにカラーが圧入されている為、仕組みが見えづらくイマイチ分からなかったので、まずはカラーごとベアリングをハブから外し、仕組みが分かったところで・・・

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固着しているだけなのか?圧入されいるのか分からないカラーをとりあえず抜き取ります。

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そして無事取り外し完了。
今回のベアリングは普段見える外側は見た目に異常もない感じでしたが、手で回すとゴロゴロと逝ってしまっている状態で、実際に取り外してみると普段見えない裏側のシールが破れ、ベアリング自体もサビでやられていました^^:

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ということで取り外したベアリングの番号を覚えて事前に地元のNSKにベアリングを買いに行って用意しておいた新品のベアリング(防水性無視)に早速打ち換えようと、ブログ用の画像を撮るためベアリングを箱から取り出して2つ並べてファインダー越しにピントを合わせてみると、何となく「あれ?何かサイズが違くないか?」と・・・。
取り外した元のベアリングに比べ、新しく用意したベアリングは明らかに厚みが違い、とりあえず取り外した方のベアリングと用意した新品ベアリングの品番を照らし合わせてみるとどちらも形式は6006と同じ。。。
ナゼ?と思いつつも古いベアリングを持ってベアリング屋さんへ行き、実際に見てもらったところ、大きく6006と刻印されている反対側のサビている部分の隅に小さく「63006」と記号があり、自分が見落として大きい方の刻印を形式だと思い込んだのが原因だったようで、正式な形式は63006でした^^:

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そんなこんなで一瞬焦りましたが正式な形式も判明したのでさっそく63006を貰おうと調べてもらったところ、NSKでは製造していない規格らしく、この規格がどこに存在するのかすら分からないとまで言われてしまったので他の問屋さんに調べてもらったところ、特殊なインチサイズでJIS規格ではないとのこと。。。 
てっきりホイールはイタリア製でもベアリングはmade in japanだろうと高をくくったのが失敗しまして・・今回こそは余裕をもって仙台に向かえると思っていたのですが、またしてもラスト1週間で大どんでん返しなイベント発生で、余裕どころか仙台に行けるかどうかに暗雲が・・・。
さすがに週末の最終セッティングに向けて単純な作業のつもりで始めたのでリスクを考えず予想だにしなかった今回の結果には参りました。。。 
とりあえず土日を挟んで週明けに問屋さんから納期の連絡があるのでそれを待ちつつ、こちらでも二輪、四輪かまわず何かしらの車種でこの規格のベアリングを純正採用していないか調べ中です^^:



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2009年10月14日

またやっちまいました。。。

前回に引き続き、またしてもエントリーの締め切りに間に合いませんでした。
というか、今回はしっかりと覚えていたのでエントリーしようしようと思いつつも、先送りしてなんだかんだ郵便局に行かず、締め切り日の12日に郵便局に行ったら連休の最終日で郵便局がやってませんでしたw

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ということで、いつもいつもホントすんません!とまたしても事務局さんに謝罪の電話をしつつ、先日無事にエントリーは完了。

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そしてセッティングですが、とりあえずRサスの調整から進めて2次減速比をいろいろ変えてNOS無しでスタートの練習も兼ねて夜な夜なセッティングを開始しましたが、ストリートだとコース上では遅いタイムであろう走りでも速く感じてしまうので、そのギャップを考えるとなかなか良い感覚が掴めません。
というか所詮エンジンノーマルなのでそんなに速いハズがない・・・ってことは半年以上乗ってなかったが為のブランクってやつでしょうか。。。
なんだか以前に比べて反射神経が鈍ってますが、立ち木に突っ込まないよう夜な夜な頑張ります^^:

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2009年10月10日

安く扱いやすく

ついにJD-STERの最終戦のエントリーが始まりましたね^^
先日の大荒れ台風も過ぎ去り、JD戦の当日は今日のような秋晴れになってもらいたいものです。
ということで、最終戦に向けて準備も着々と進んでいますが、準備といってもセッティングメインなのでエンジン関係には一切手を加えずに、足回りなどの調整をメインに作業を進めています。

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そして今回はまだ1本もまともに走れていないので、前回の走行で気になった部分の対策・・・というか、これは以前から面倒だった部分で、自分は昔からクラッチの遊び加減や繋ぎ加減がさっきまで良かったのに一度気になり始めるとちょくちょく変える癖があるので、12R純正のクラッチレバーだと遊びの変更がワイヤー側のアジャスターに緩み止めが付いていたりと非常に面倒で、特にレースの時など違和感を感じた時に瞬時に変えれないのがネックで仕方がありませんでした。。。

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そこで今回はKawasakiミドルなどに多く使われているダイアル式アジャスターの付いたクラッチレバーを流用し、選択肢を増やせるよう変更します。

--用意する部品--
ZRX400(ZR400F):レバーASSY,クラッチ
カワサキ部番(46076-0046)¥4,652

そして今回の流用の為の加工ポイントは・・、と言いたいところですが、取り付けに際しては加工のポイントもコツも何もなく、普通にボルトオンで取り付けが可能です。
ちなみにゼファー400で注文するとレバー部分がシルバーになってしまうので、ZRX400で注文するとレバーがブラックになります・・・。

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ということで、立ちゴケなどで傷付いたレバーを交換する際に+3000円の追加投資でこのクラッチ仕様に出来ますので、ロングツーリングや普段の街乗りで自分のように疲れ始めるとクラッチ操作が雑になる方には握り込みを瞬時に変更できるので、費用対効果で考えればお勧めかもしれませんね^^

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ちなみにダイアルアジャスターでどれ位の調整幅があるのか?ですが、ダイアル1の全開開き側(画像左)の状態でクラッチワイヤーの遊び調整をしてグリップからレバーまでの距離が10cmで、その後は5mm 間隔で狭くなり、ダイアル5の時に8cm (画像右)になります。

ダイアル1= 10cm
ダイアル2= 9.5cm
ダイアル3= 9cm
ダイアル4= 8.5cm
ダイアル5= 8cm

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そして上は5mm刻みで幅が変わりましたが、下側は約1mm刻みの5mm幅でレバーを握った際の握り込みが変化します。
画像左:ダイアル1(4cm)  画像右:ダイアル5(4.5cm)

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ということで、以前からスタート時のクラッチ操作が思うように行かず理想のトラクションも掛けられずで、もっとやり易いように変更しないとダメだと考えていたので、今回の作業でクラッチタイミングの微調整もやり易くなったということでグリップ環境が違いますが、半クラッチの当て方などセッティングの時にスタート練習も兼ねてちょっとした試みを混ぜて試してみたいと思います^^


akane380 at 10:10|PermalinkComments(2)TrackBack(0)│ │DRAG RACE 製作記 

2009年10月07日

闇夜に紛れてコソコソと・・・その2

ということで今回は、先週末にヘッドライトのトラブルで12Rの作業ネタが止まっていた(現在は復活しました♪)ので、勝手に「闇夜に紛れてコソコソと・・・」シリーズ(にはしませんがw)の "その2" ということで、更なるスリルを求めて以前から非常に気になっていた場所へ夜な夜な行ってきました。

その気になっていた場所とは・・・
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時間を気にせずにボケーっと息抜き出来るこのレインボーブリッジですが、普段、物事に煮詰まった時などに考えを整理しがてら、お気に入りの場所でボケーっとしたり写真を撮る練習をしながら作業の事などを考えると結構良い答えを出せるので房総や羽田周辺に都内など、忙しそうに歩く人の流れを見たい時や人を見たくない時など、その都度適当に行くのですが、

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調度この日は土曜日で十五夜の満月が見えたので下からレインボー越しに空を見上げていると、その横にある変な場所が気になり、” お!!、あそこに登って景色を眺めたら絶景では無かろうか・・・? ” と。
そんなこんなでカメラ片手に闇夜に紛れてコソコソと行って参りました。

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そしてご到着♪
普段ここを通る時は横目に景色を楽しめる状況ではないので、まじまじと上からの景色を眺めるのは初めてですが、今回は疲れた甲斐もあってこんな感じでかなり絶景です^^

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そして少し進んでお台場側。

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反対側にまわって東京の夜景を眺めても高所+海のど真ん中と前を遮るモノがないので良い感じです♪
という具合に眺めは最高なのですが、難点は高所恐怖症の人には厳しいのと仲間のように足を滑らせると帰らぬ人になってしまうくらいでしょうか。。。





         というのは全てウソです^^:

      真面目にそんなミッションを遂行したらタイーホ&ニュースネタ間違い無しですので^^:

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ほんと、くだらない記事ですいません・・・。 この時「12Rもライト待ちで作業出来ないしなぁ・・・」と十五夜の景色を見に行ってボケーっとしてる時にこのネタを考えまして・・・、ボケーっとしながらロクなこと考えてねーじゃねーか!?って話なんですがw

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まぁ、あの、とりあえず最近暇なカップルさんは是非レインボー遊歩道をデートコースにでも♪とプレゼンw
夜8:30まで入場出来て通行無料なのでたまーに良い勢いでカッ飛んでいく走り屋さん達のプチバトル観戦も是非。(部分的にトラックが通過すると空気が悪いですが。。。)

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そんなこんなで今回は定例7日(なのに全然顔出しが出来ていない・・・。)のお台場集結に復活した12Rで行けると思っていたのですが、天気が微妙なようで来月こそ参加?参戦?w 出来るようにしておきます。

akane380 at 00:24|PermalinkComments(4)TrackBack(0)│ │雑記 

2009年10月03日

セッティング準備開始

今月のレースに向けてそろそろ自分のマシンも準備を開始します。
とりあえず準備と言ってもセッティング関係がメインなので、車検のことも踏まえて公道走行を出来るよう、まずはマフラーや灯火類の整備から始めます。
そして今回は、普段の走行時にすり抜けなどでこちらの存在がアピール出来るようヘッドライトにHIDを組み込もうと思い、普通に高い奴を買う気も無かったので、いつものYオクスペシャルで行く事にしました。
そして今回Yオクを漁って購入してみたのがこちらです↓
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画像のH7タイプのバナーとバラストのセットで新品激安の3,500円。
それにオプションでバラストの薄型化で+500円にバナーを6000Kから7000Kへの変更でさらに+1,000円のトータル5,000円。送料を入れても6,000円弱とかなり激安です^^
あとはやはり、ちゃんとまともに使える品なのか?という問題ですが・・・、
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何て事無く普通に点灯しました^^ って言いたいとこですが、とりあえず点灯したことはしたのですが、バラストの電圧に問題が有るのか?常にジジジジジ・・・といってバナーの照射が水面に反射した光のようにユラユラと揺らいでしまい、たまぁーにパッっとまともに点いてはまたジジジジジ・・・と元に戻ったりの繰り返しです。。。

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そんなこんなでユラユラした光を直視するのも目が痛いので、とりあえずプロジェクター側にぶち込んでみたところ、ほんわかとした光でユラユラと癒し効果があるかもしれません。。。
そんな癒し効果もあって ”ま、いっか!?”って気分になれるハズもなく出品者さんに今までこの商品でこんな症例が無かったかを問い合わせしたところ、初めての症状なので一度商品を送り返して欲しいとのことで、儲けが有るのかな?と思うくらい安く販売していただいても対応に応じてくれて一安心です。
とりあえずHIDを送り返している間にセッティング準備を進めます^^



akane380 at 14:10|PermalinkComments(2)TrackBack(0)│ │DRAG RACE 製作記