2010年03月

2010年03月31日

行きたいのは山々。。。

先日やっと、向こうのショップに加工に出した自分の12Rの部品と、今年仕様として新たに購入した部品達が到着しまし、何だかんだで2月の始めに購入して約1ヶ月半も掛かってお高い税金まで課税されましたが・・・どうにかこれで作業も進められそうです^^
で、今回も向こうの担当者さんとメールのやり取りなどをしながら本場の流行やセッティング面での支流などをやり取りしつつ文化の違いを感じて、いつか勉強のため本場の走りやマシンなんかを見に行きたいし、本場で走ってみたいんですよね〜。なんて言っていたところ・・・

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5月のAMA DRAG BIKE のチケット ” 割引券 ”を一緒に入れて送ってくれましたw
当然、開催地はアメリカでとりあえずこんなレースもあるぞ!と教えるために入れてくれたのか?、はたまた見たいなら来いよ!って軽いノリで同封してくれたのか・・・? ^^:
とりあえず、休日高速1,000円乗り放題が休日空港1,000円ぶっ飛び放題ならアメリカだろうが何処でも構わないんですけど。。。
でもせっかく $5 OFFになるチケットですし行かなきゃ損・・・て、やっぱり遠すぎて全然魅力が感じられません。が、そんなこったろうと思ってよ、この貧乏人が・・・。と担当者さんが思ったかわ別として、もう一つのレースパンフが同封されていました。
それがこちら↓
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なんと賞金レースのお誘いで、プロ・ストリートクラスで優勝すれば賞金$5,000♪、リアル・ストリートクラス優勝でも賞金$2,500GET♪ これなら旅費が稼げる!一丁やったるで〜って方は是非どうぞ^^: 
とりあえず、やはり担当者さんは走りたいならこんなのもあるぞ!と教えるために同封してくれたのか?、はたまたやはり素で本気か・・・?w
とりあえず向こうでマシンの勉強をする前に、まずは現地で語学をマスターしつつ、担当者さんへの色々なツッコミ方を先に勉強したいですねw

ちなみにこちらがGrudgement Dayというイベントの様子らしいのですが、多分、競技距離は1/8milでみんなゴール付近で5速まで入れているので、かなりショートな仕様ですが、それでもスタートも普通に上手くてかなり速く、特に最後の一台の走りがある意味最高で、それでも勝つからホント、向こうの人たちはアクセルを緩めずスリルを求めるこの手のことは凄いなぁ・・・と^^:
この人達を見習って、自分も今年は一本くらい、これは決まった!っていうしっかりした走りがしたいので、こうゆう映像も参考にいろいろマシンをセットアップしていきます。ってことで、到着した部品は順次作業に取り掛かり次第、追って紹介していきます^^

akane380 at 02:45|PermalinkComments(2)TrackBack(0)│ │DRAG RACE 製作記 

2010年03月27日

ZX12Rのクラッチ整備

ということで、相変わらず向こうから届く予定のパーツは通関で止められたまま届きませんが、12Rのネタもぼちぼち織り交ぜて紹介していきます。
で、今回の作業はこちら・・・
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って題名そのままZX12Rのクラッチ周りの整備ですが、今回まだ届いていない品物の中に新しい強化クラッチも入っているので、前回のクラッチ板交換以来、4年越しでのクラッチリニューアルです♪ が、画像のトラクションプレートはまだ使える許容範囲内なのでテスト用に使います^^:
で、今回バラしてみても前回同様、センター付近のスチールプレートに焼け跡があるのですが、今回はその対策も兼ねてクラッチ周りの気になる修正を行います。

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そして状況判断として12Rのクラッチ周りの潤滑方式は他の部分のお零れをもらって潤滑していると思われるのですが、オイルの進入経路としてクラッチバスケットの軸部分の潤滑油とドライブシャフト先端に刺さるリリースシャフトとの隙間からのお零れでまかなっていると考えると、ちょうどクラッチバスケットが無くなり、内部にクラッチハブのあるセンター周辺の潤滑や冷却が遠心力が働き行き届いていないのではないかと。

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そこで、正直クラッチが焼けようが焼けまいがそこはどうでもいい部分なのですが、本当の問題(気になる部分)は、クラッチハブの内部に入り込んだオイルが直ぐに抜けてくれないと、内部のオイルが変にバランサーの役目をしてしまい、結果的に無駄な抵抗が増えるという事です。
とは言っても、そんなのがっちりしたドライブシャフトが軸で尚且つクラッチバスケットのギア部分はクランクから常に動力を得ているんだから、見るからに振れることはないだろ?と思われそうですが、エンジン内部のお決まり箇所の数グラム、100分の数ミリ、数cc に躍起になって拘っておいてここを見逃すのは矛盾していると思いますので・・・って自分の個人的な考えですのでw
でもクランクの芯だしもフライホイールのバランス修正も気筒間での重量合わせなども、全ては高い次元でバランス良く回す為のものですので、回転部分のバランスは出来る限り見落としてはいけない部分だと個人的には思いますので、やれるだけのことはやっておきます^^
とか言いつつ、ホンダ、ヤマハ、スズキの大型車&ミドルレーサー関係は大抵の車種がオイル抜きの穴がちゃんと元々開いていますので・・・w
前回のR1-Zでさえ開いていたと思いますww

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それなのに、これだけ深いクラッチハブに抜き穴1つ開けなかったカワサキさんって硬派ですw
とりあえずクラッチハブと睨めっこしながら何処に幾つ抜き穴を開けるか考え中・・・。

とりあえず大体開ける位置は決まってしまうのですが、せっかくなのでいろいろノギスで測って開ける位置と数を数パターン考えて・・・、

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思い立ったが吉日♪ とばかりに仕様が決まったら一気に加工開始♪

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で、内側もよりオイルを排出しつつクラッチに潤滑できる様に何度も組んではイメージしてを繰り返し、試験的にオリジナルのマル秘加工も施します^^

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結果、改良型一号無事完成です^^
これで次回バラした時に、スチールプレートの焼けが改善されていればオイルの抜け効果があると判断出来るので、また一つ次回にバラす楽しみが出来ました^^
あとは今年も12Rの泣き所のクラッチバスケットが粉砕しないよう無事を祈るだけですw

※ クラッチ周りはクランクの力をもろに受ける部分なので変に穴を多く開けたり、穴を開ける位置を間違えるとオイルも出ず、強度をただ落とすだけとなってしまうので闇雲に加工することはお勧めしません^^:



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2010年03月24日

よくある日常。

先週末は殆どガレージで作業する暇なく、車関係とバイク関係のお店を掛け持ちして走り回っていたので作業ネタが無いのですが、金曜に習志野と柏の境にある車関係のお店にお邪魔をしたところ、何やらめちゃくちゃ爆音なエンジン音が工場一帯に轟いていたので何事かと思いきや、工場のすぐ真裏が雑木林を挟んで海上自衛隊の航空基地だったようで、飛行機(P-3C?)が目の前を通過していて、余りの感動にフェンス越しに基地内を見ていたらフェンスから飛び出していた小枝が利き目の左目に刺さりw、その日はそのまま眼科に行って治療をしてもらうハメに・・・。

そんなこんなで土曜日は目が霞んでよく見えなかったので予定を一日ずらして日曜日に館山のバイク屋さんへ・・・。

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と思いきや、日曜日のあの強風のお陰で、高速を走っていたら軽トラが風に押し返されてアクセルベタ踏みしているのに速度上がらずで虚しくなり下道で館山へ。
ちなみに画像はそのバイク屋さんから通りに出て向かいっ側の景色ですが、太平洋を一望できるオーシャンビュー?的な良い景色です。が、当日はフラワーロードのヤシの木が折れそうなくらいの強風で海は大きく荒れて、潮の花がかなり飛んで、それもまた幻想的・・・。とか思っていたら砂埃がまた左目に入って悶絶してましたw
でも前回の自衛隊基地の側と言い、個人的には羨ましい環境です^^

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そして前回、目を負傷してまともに話が出来なかったので連休最終日の月曜日にまた習志野のショップに伺うことになっていたので、今回は自衛隊の基地を撮影しようとコンデジを持って車屋さんに向かい、いざ現地に到着すると・・・、

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練習してませんでした・・・。というか、日曜祝日は自衛隊も休みだってことをすっかり忘れてました。
が、そんな自分に救世主登場♪

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どこからともなくトトトト・・・とキジが出てきて、さすが自衛隊。ここで国鳥が出てくるとわ・・・。と非常にほんわかムードで30分くらいキジ観察をし、自分はこの連休中、一体何をやっていたのだろうか・・・?と自分で自分が心配になってしまいましたw

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そして次の日に半年前から車検が切れてたよ・・・と仲間から連絡があり、あのまま乗ってて捕まってたらヤバかった。。。ということで、そんなの日本で一番と二番目に偉い人が知りませんでしたの一言で許されるんだから、知らぬ存ぜぬで気にすんな。とか断りモードで接したのですがw、そのまま車検を急遽押し頼まれてしまったので袖ヶ浦の陸自へ・・・。

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とりあえず午前中は別の用事があったので、午後一の第3ラウンドで通す予定が、午前中の作業で時間が押してしまい最終ラウンドになってしまったので、速攻でバイクを荷台から降ろして書類を作成して検査ラインに向かい、一度光軸検査で引っ掛かりましたが、テスター屋に持っていく時間が無いので検査合格基準内に自分で調整して・・・、

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二発目で無事合格♪ ってそっちが車検切れかよ!って感じですがw

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今回は両方車検を頼まれていたので効率よく一回にやってしまえの一石二鳥作戦でした・・・。

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とりあえず書いている自分がよく分からない記事になってますが、3連休が終わってやっと自分の時間が出来ましたが、向こうから週末には届く予定のパーツが連休の影響で通関検査で遅れ、22日に入国して未だに国際交換支店で足止め中。。。(今日現在で19日分がやっと処理完了とのことで先は長い・・・。)
料金割り高でも良いからとにかく早く!と速達にしたのに足止めを喰らい、尚且つ課税対象にも選んで頂いて、なんだかなぁ・・・。って感じですが、この部品が届き次第、今年の12R製作も全体的に開始です♪

akane380 at 17:55|PermalinkComments(2)TrackBack(0)│ │雑記 

2010年03月19日

タイミングバッチリ!?

いやぁ・・・前回の記事でガレージの近況を報告しましたが、撤退すると言っても別にバイク環境を辞める訳ではありませんので^^:
いろいろお話やメールを頂いて「残念です」とか「次も頑張って」など頂戴しておりますが、本人は思いっきり前向きに考えていますので、まだもう少しだけ過去の存在にするのは待ってくださいw
とりあえず周りにはいろいろな人間が居ますので、不動産関係の仲間から ” あそこに良い物件が有ったよ ” とか建築関係の仲間から ” 一時避難でうちの倉庫使えば? ” や意味不明なところでは ” ここだけの話、激安物件のビル一棟なら有るんですけど・・・ ” などなど。。。周りに感謝しつつもいろいろ心配をかけてしまって申し訳ない状況ですが、とりあえずどう転んでも何とかなりそうです^^:
逆に心配なのが、これからレース準備もしながら今月入ってきたペイント3台を仕上げなければいけないので、それらの作業の方が目の前の現実的には大変です・・・。

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そして先日、とあるバイク屋さんの社長さんが作業入庫するマシンをガレージに持ってきてくれたついでに、作業の打ち合わせがてらにとご飯を食べに行き、帰りがけに立ち寄ったコンビニで今月号のミスターバイクBGが目についたので、何気なく立ち読みしながらパラパラっとページを見てみると懐かしい思い出が・・・。

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画像はBGの絶版道というコーナーに出ていたZ-FATHERの松永さんの記事ですが、自分等が以前6、7年前に後輩達のバイクは当時地元のバイク屋では個性が強すぎて修理をしてくれないとの事で面倒を見てあげたいからとバイク屋を始めた時に、まずは一応バイク屋らしく店に置く在庫車両やドレスアップ系の小物類も置こうということで仕入れルートを探していた時に、自分の知り合いの社長さんの兄貴分が松永さんの後輩に当たる方で「行けば必ず力になってくれるから行ってみな。」と言われ、その方から当時のハードな話などを聞いていたのと、カスタムブームの頃に第三京浜で何度もぶっち切られた軍団の特に毎回印象に残っていたキレた走りをしていた人が松永さんだった事もあり、相当やばい人のイメージが頭の中でグルグルした状態で松永さんの元へ行ってしまったのですが、実際にお店に着いて挨拶をして事情を話したところ、今までのいろんなイメージを余所にあっさり車両や部品を卸してくださり、内心ホッとしている自分等にハンドルやショート管などを見繕ってくれて「これ開店祝いの祝儀だから持っていきなよ」とその時もこの雑誌の写真のような気さくな笑顔で親指を立てて応援してくれたのを思い出しました。
あの当時も店舗を借りてとりあえずバイク屋をやろう!で仲間と見切り発車で始めてしまい、始めてはみたものの先が見えずに不安だったのですが、その時に車両などを車に積み込んで帰り際に見送ってくれた松永さんから「とにかく楽しくやりな!困ったらいつでも来なよ!」と言っていただいたのを思い出して、何だか今回のガレージ撤退の件でもまたタイミング良く雑誌の松永さんに励まされたようで思わず嬉し懐かしくて久しぶりにこのBGを買ってしまいました^^
そんなこんなで、こういった昔の懐かしいことを思い出しつつ、まだまだ自分の中でやり残した事が沢山あるので自分のガレージライフもまだまだ続きます♪

PS、自分等のバイク屋はその後、小中学校のPTA総会から注意箇所としてご指定を頂き、いろいろな意味で地元でも非常に気になるお店と評判になったのですが、基本、類は友を呼ぶで一定の人種が夜な夜な集まった結果、自分等の 溜まり場  お店はいろいろな圧力により潰されました・・・反省^^:



akane380 at 04:37|PermalinkComments(2)TrackBack(0)│ │雑記 

2010年03月15日

世界改め、ああゆう単車の車窓から・・・。

突然ですが、少し面倒なことになりました。以前に仲間とやっていたバイク屋を畳んだ時に、自分の手持ち車両の保管場所に悩んで5、6年前から始めた個人的なガレージライフですが、この度、大家さんの意向によりガレージを解体するとのことで、半年の猶予を持って撤退することとなりました。
とりあえず少し前からそんな感じの話が出ていたので、” あぁ来たか。” って感じなのですが、単純にこれが仕事ならマズイ!って焦る状況ですが、自分が人生の半分を費やして下積みをしてきた事がなんだったのかを知りたくてドラッグレースに挑戦するための秘密基地としてマシンと向き合う場所にしてきましたが・・・
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まぁ、とりあえずどうするべきかを考える為にも自分がマシンと触れ合うきっかけになったあの頃の初心を忘れるべからずで初心に戻って暴走行為でも・・・ってのは冗談ですw
画像は以前後輩が集会中の単車を見て一言、 ” ああゆう単車ってどんな感じに前方が見えるのか一度乗ってみたいっすね。 ” と言っていたので「世界の車窓から」ならぬ「ああゆう単車のカウルから」で疑似体験w っていうのも冗談で、ちゃんとに陸自で構造変更をして車検もあるマシンです。
それにしてもここでどう身を振るか・・・。
悪い事があっても自分の身の振り方で良い方向に持っていけるハズなのでいろいろ悩みます。
いやぁ〜自分の人生浮き沈みが激しくて参った参ったですw

akane380 at 05:23|PermalinkComments(5)TrackBack(0)│ │雑記 

2010年03月10日

FCRキャブ 塗装完了♪

そういえば、ガレージでNSR250を製作中の仲間から有力な情報が・・・、

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Yahooオークションにおける最高入札額の変更

■ 最高入札額を下げる
「現在の価格+入札単位」以上なら、その金額で再入札することで、最高入札額を下げられます。
たとえば、20,000円で入札して、「現在の価格」が1,000円(入札単位100円)の場合、2,000円で再入札すると、最高入札額は2,000円に下がります。「現在の価格」は1,000円のまま変わりません。

                                               Yahooオークションヘルプより
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とのことで・・・
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時既に遅し!! w 以後気をつけます。。。
まぁ、今回の入札ミスが無ければ今回の実験も無かったということで結果オーライに持っていければ良いかなと・・・。とは言いつつ、既に本来欲しかったヨシムラTMR-MJNの新品を買ってもお釣りがくる位に無駄使いしてますが悔いは無し!と強がってみたりします^^:
とりあえず以前から気になっていた事や、やりたかった事などを出来るチャンスということで前向きに・・・w
そんなこんなで今回はFCRキャブの外見が画像のとおりかなり汚れているので・・・
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いろいろな道具を駆使してサビやら腐食やら燃料の吹き返し跡などを徹底的に綺麗に磨きをかけました♪
というのは冗談で、オリジナル仕様にペイントするべく塗装が油で弾かないようにと普通にセコセコと細かい部分まで磨いて汚れを落としましたが、細かな凹凸が多くて意外に手間が掛かりました・・・^^:
そして今回は前回の記事で登場したチェックバルブが外せないので電解加工中に真鍮が溶けてしまうことでアルマイト処理が出来ず、一部外したくないOリングがあるので高温で加熱するパウダーコートも却下。

FCR
そこで今回はオリジナルで画像のFCRキャブ用のマスキングキットを作り、通常のウレタン塗装よりも塗膜の強度を上げる方法でペイントをしました。

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ということで、マスキングシートが完成してすっ飛んでガレージに向かったのでカメラのメモリーを持って行くのを忘れてしまい、いきなり作業終了ですいませんw

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とりあえず、どうせ塗るんだったらカワサキライム / 白か、リムの色に合わせてキャンディーブルー / 黄色か・・・などといろいろ悩んだのですが、最終的にエンジンも後々ブラックで塗る予定なので、それに合わせてブラック / ゴールドで、当初は艶ありでしたが仲間とやっぱりマットブラックの方がメカメカしいと言うことで最終的にこうなりましたが、12R同様マットブラックは個人的に好きな色なので結構このボディーは気に入りました♪
でも何となく4連のFCRを最近の携帯電話のようにパステルカラーで一気筒ずつ鮮やかに塗り分けても面白そうなので、そのうち適当なジャンクのFCRキャブを探して部屋のインテリアとしてでも作ってみたいですね^^
そんなこんなで、とりあえず少しずつ自分のやり方で想いをかたちにして完成を目指します♪
って、そろそろ12Rも想いをかたちに作戦をスタートせねば。。。って毎回言うばかりw 
今度こそ真面目に始めます^^:


2014/10/5 更新

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☆ 2014年10月よりGUNコートによるキャブレターへのペイントサービスを開始致しました ☆


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詳細をご希望の方は secretbase-racing@nifty.com までお問い合わせください。

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2010年03月06日

続・FCRキャブ 〜加速ポンプ不調編〜

ということで、前回FCRキャブの加速ポンプが不調になった際の定番ポイントで、ダイアフラムとリンク周りのよく起こる症状を書きましたが、残る最後の燃料通路の場合は基本的には燃料通路の詰まりによるトラブルが主な原因で各燃料通路をケミカル類を使って綺麗に洗浄してあげれば大体は改善される反面、洗浄時やチェック時に少々注意しないといけない点が幾つかあります。
が、まずは加速ポンプの燃料通路の入り口〜出口までを一通り追ってみます。

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こので囲んだ穴がフロート室から加速ポンプカバーへと燃料を送る入り口で、ここから流れた燃料は、

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で囲った部分を抜けてダイアフラムのある加速ポンプカバー内に流れます。

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そして矢印から流れてカバー内に溜まったガソリンは、加速ポンプが作動して圧が掛かると矢印から押し出され、

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画像一枚目のからフロート側面を貫通して画像二枚目のを経て、

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から進入して部分の加速ポンプジェットが組み上げ時に設置されるベース部分へと流れます。

といった具合に普通に平均2mm径の貫通穴が各セクションごとに開いているだけなのですが、FCRなどをオーバーホールする際には意外にこの単純な部分に落とし穴があったりします。

ffcr
上の画像は加速ポンプのダイアフラム前後の通路部分の様子ですが、加速ポンプはダイアフラムを押した際の圧を利用して圧送を行う仕組みなので、圧縮した際に流入側に圧力が逆流しないよう、かつ加速ポンプジェットがフロート内部の油面位置よりも高い位置にあるので加速ポンプのレスポンスを損なわないよう油面の低下を規制するためにダイアフラムの前後(IN/OUT)には燃料の流れを規制するチェックバルブ(逆止弁)が仕込まれているのですが、バラしたキャブボディーの穴という穴にエンジンコンディショナーなどを吹き付け、そのまま数時間(酷い時には一昼夜)放置してしまうとこのチェックバルブのシールが侵され圧が保てなくなってしまいます。
特に画像右側の部分のチェックバルブの存在は普段分解しない非分解箇所なので見えない+チェックバルブの流れの規制は「燃料通路⇒加速ポンプジェット」への流れなのでキャブクリーナーなどを噴射すればジェットから噴射するので、ただのストレートだと思われがちで、洗浄の仕方、後処理の仕方によっては逆にチェックバルブをダメにする可能性があります。
また、エンジンコンディショナーは非常に強力で結構頑固なので通常のパーツクリーナーなどでシュ〜っとやってもエンコンの成分が全て落ちにくく、夏場など気温の暑い時期にキャブのオーバーホールをして次の日にルンルンで車体に取り付けた時には既に固着していた・・・なんて事にもなりかねませんのでエンコンの扱いは面倒ですが効きが良いので止められませんw
ちなみに加速ポンプで稀に3,4回連続でアクセルを煽って徐々に加速ポンプの噴出圧が徐々に上がり、少し経つとまた油面が下がっている個体がありますが、そういう場合はここのチェックバルブにゴミが噛んでいるか、シールが弱っている可能性があります。逆に久しぶりに動かす場合は、このチェックバルブが固着して同じような症状を招くケースもあります。

FCRキャブなどはこの他にもいろいろ通常のキャブと違って気を付けないといけない作業部分などがあるのですが、とりあえず加速ポンプ不良の定番ポイントは個人的な経験談ですが、前回のリンク周りとダイアフラム、そして今回の燃料通路ということで・・・眠くて頭が回らず話が纏められそうにないので寝ますw

とか言いつつエンジンコンディショナー繋がりで小ネタですが、よくエンコンを車体にキャブが付いている(O/h 時ではない)状態でプシュ〜っとやって汚れを落とすというやり方がありますが、エンコンは樹脂やゴム類を痛めますのでインジェクション車の場合などはスロットルボディー周辺の各センサーの故障、ECUのトラブルなどを引き起こし不調や故障の原因になります(実際に問題が多く発生しインジェクション車への使用を禁止とのこと。)ので、最近のインジェクション車にキャブレターの時と同じようなエンコンの使い方は注意が必要です。
※分解時の使用なら〇です。

とりあえずエンコンは汚れを落とす頼もしい存在=相手への攻撃性が強い&後処理が適当だと面倒くさいことになるので取り扱いには性質を踏まえた上での慣れや注意が必要です。



2010年03月03日

FCRキャブ 〜加速ポンプ不調編〜

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今回はFCRキャブネタついでに、FCRキャブの装着車両で長いこと乗らなかったり、キャブレターをオーバーホールした際に稀に起こる症状の加速ポンプ不調のトラブルシューティング(定番編)としてですが、4気筒ある中の何箇所かの加速ポンプから燃料が噴射されない、勢いが無くジワッとしか出ない、全く出ないなど定期的なメンテナンスをしていなかったりで出る症状も様々です。

そこでまず、原因を探るためには相手を知ろうということで、FCRキャブの加速ポンプの仕組みを簡単にご紹介します。
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まずキャブボディーを引っくり返すと下側に加速ポンプのカバーがボルト3本で留まっているので、これを六角レンチなどを使って取り外します。

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すると、中からダイアフラム(黒い円盤)とスプリングが出てきますので、これは置いてあるだけなので指で摘まんで取り外して・・・

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あとは何も無く終わりですw こんな感じで構造は至ってシンプルです。

そして加速ポンプの動きですが、
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アクセルワイヤーの繋がるスロットルシャフトにリンクレバーを介して加速ポンプ用のロッドなどが付いており、スロットルの動きに連動して加速ポンプを働かせる仕組みになっています。

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そして先ほどバラした加速ポンプの台座中央部に矢印で示したポッチがありますが、あれが上の画像のスロットルシャフトとリンクしているロッドで、アクセルが閉じている通常の状態ではロッドは押されていないので画像右のダイアフラムも凹の状態ですが、

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アクセルを開けて加速ポンプレバーが作動すると、右画像のようにロッドが台座から飛び出して左画像のようにダイアフラムがロッドに押されて凸っとなり、ポンプカバー内に圧力が掛かり、その圧力をうけて燃料が加速ポンプジェットに圧送されるといった感じなのですが、仕組み的には単純に自転車の空気入れや注射器と同じで「押す⇒出る、引く⇒吸う」ですw
なので仕組みさえ分かれば難しく考えず対処も単純で、FCRキャブの加速ポンプが不調になった場合の大体の原因は、

1ダイアフラム
2加速ポンプリンクレバー周辺
3燃料通路

の3点の確認で大体片が付くので、あとは各パートを消去法で原因追求するだけです。


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そしてダイアフラムで一番多い症状が放置期間が長かったり、オーバーホール時に使用するケミカル類の一部きつい成分などにより劣化してしまって硬くなり柔軟性が無くなってしまうパターンなのですが、画像のダイアフラムは両方とも同じ向きで置いてありますが、右のプニプニと柔軟性がある良品に対して、左のダイアフラムは行ったら行きっぱなしで柔軟性がありません。

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個人的な経験ですが、加速ポンプ不良の場合、大体の原因がこのようなダイアフラムの劣化による症状が多いと思います。
その次がダイアフラムの裏表の逆付けや取り付け時のミスなどですが、

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また、ダイアフラムに多少の柔軟性があっても劣化していたり痛んで多少硬くなってくると、画像矢印のリンクレバー部分のトーションコイルSPが硬いダイアフラムを押す前にスプリング側が伸びて力を逃がしてしまい、ダイアフラムを押し切れない場合もありますので、定期的にこのロッド周りを目視してチェックしてみるのも良いかもしれません。
ということで、多気筒キャブで全部の加速ポンプジェットから燃料が出ない、またはジワッとしか出ない場合には、ここまでのダイアフラムやリンク周りの不良が特に怪しいと考えられますが、一箇所だけ出ないなどという場合にはその気筒に対する燃料通路などの詰まりを疑います。

また、矢印のリンクレバーに付いている切り欠き部分のクリアランスを広げたり狭めたりして加速ポンプの噴射タイミングを調整できるのですが、雑に扱ったりしてここを変形させてしまうと加速ポンプが正常に動かなくなりますので注意が必要です。

ということで残るは燃料通路の説明だけですが、どうせだから燃料通路の流れも順を追って紹介しようとしたら無駄に記事が長くなってしまい、睡魔に勝てなそうなのでまた次回に続きます・・・。