2013年03月

2013年03月30日

今年からCPピストンを採用

今年の12Rの仕様変更のポイントとして今までの仕様よりさらにフリクションロスの低減を目的にSBR_0404
今年から昨年まで使用していたJEピストンに代わって、憧れのX-style なCPピストンへと仕様を変更します。
今まで使用してきたJEピストンもバラしてチェックしてみても何処も悪い部分もなく非常に良い印象を持ったのですが、今回のCPピストンも以前からどうしても試してみたかったピストンなのでJEへの未練を断ち切る存在であることを願います^^

で、早速いつものようにピストンの重量合わせとバリ&エッジ落としですが、これがまた流石って感じでして・・・



一つ目は・・・

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225.8g ・・・カキカキ


んで次は・・・


お、同じく225.8g ・・・カキカキ


はい次・・・


おぉ、これまた225.8g ・・・カキカキ


しっかり検品して揃えて出荷してくれてんだなぁ・・・
公差±1g をうたってるくらいだからCPピストンさすがだな・・・。


で、はい次も・・・


当然225.8g でビシっと4発均一に揃って気分良し♪



CPピストン流石っす!




で、話は変わりまして先日ですね・・・、




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ってなるハズだったのに、これまた最後の最後に大きく誤差出ました229.6g なプラス4g ・・・。

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この形状で4g も違うって一体このピストンに何が起こった!? 
もしやサプライズ天国では今はこの手の悪質なサプライズが流行ってるのか?なんて思いつつ、
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何で他のピストンと4gも重量差が生まれたんだ!? と、手に取って見比べてみますと、まずトップランド裏に刻印されている表記が違い、おやおやこの展開はアウトまっしぐらコースでマズそうだぞ・・・と^^:

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で、ピストンと同封されている各寸法や材質などが記されているデータシートを確認して見比べてみると、大胆にもこの時点で既に違う規格じゃ。。。キチンと揃えて出荷しておくんなさいよ。。。という悲しさが・・・。

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とりあえず両者の製造年月を見てどうゆう在庫管理をしてんすか。。。と、製造年月の開き具合にさらに驚きっすw というかこうなると既に公差±1g とか意味無いですし・・・w

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で、とりあえずここで問題となるのがこの重量差を一体どうしましょ・・・?ということなのですが、単純に4g ってアルミ材質の比重による違いが多少あるかもしれませんが1円玉4枚分程のムダ肉をどう処理したらいいものかと。

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この無駄の無いX-style 形状に惚れてチョイスしたってのに、そこからさらに4g 落とせって正直無理じゃ・・・。
トップランド裏を下手に削ってしまうと熱で膨張した際に設計を無視した変形をしてしまうので無理だしなぁ・・・ JEの時のようにピンボス周辺を削るったって4g 分は怖いっすw
とりあえずコンロッド側で重量が他の個体より1g 重い個体があるので、最悪気分的にそれと組み合わせるとしてもまだ3g も減量せな。。。
これはもしや終了の鐘が・・・。

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ちなみに軽量といっても今まで使用していたJEピストンとCPピストンをピストン単体で比較すると、実は1g も差がないという事実があったりしますw
CPピストンはスカートが長い分、見た目よりも多少重量増なのですが、CPピストンはピストンピンが短いのでその分JEピストンよりも多少軽くなります・・・が、それ以上に大きな違いというか選んだ理由は・・・

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それは、なんとセカンドリングが無い2本リング仕様でフリクションが大幅に低減されるので重量でそこまで激的に重さが変わらなくても、この摩擦損失が大幅に向上出来るのが最大のメリットなので是非とも使ってみたかったんですよねぇ^^:
ちなみにこの2本リング仕様ですが、特別レース用という訳ではなくスタンダード仕様としてリリースされている(というか、CPピストンのバイク用ピストンの殆どが2本リング仕様みたいです)なのですが、前回まで使用していたJEピストンにも存在したトップリングのフラッタリング防止の為にトップリングとセカンドリングの間に設けられたV字溝がCPでは進化?してセカンドリングが無い分、少し大きめに作られています。
で、どうやらここにオイルを掻き込むことで上記以外にピストンの首振りを抑える要素も含まれている設計になっているらしいのですが、トップランドのラビリンス溝も気持ち幅が広めでこの部分でも耐焼付き性とブローバイの低減を向上させつつ首振りを制御しているのかも・・・と、JEと見比べて仕様の違いを考えてみましたが、実際は「行けば分かるさ・・・」と猪木節っすw
それにしても一つしか無いトップリングの厚みが1.2mmと、向こうの7秒クラスのモンスターマシンも同じ設計のピストンを使っていると考えると正直これだけでナゼ・・・って内燃機関の不思議をまざまざと感じます。

以上。






って、テメー、重量の話はどこ行ったんだよ!って話ですねw サーセンw

えぇ、まぁ、あのぉ、結果的にですね・・・


4g を削る勇気というか、果たして4g も削ってしまって良いのか?こうゆう場合は何処をどう削るべきなのか?・・・。自分にはその判断を下せるだけのスキルがまだ無いということで、今後の勉強の為に職人ならどう判断して何処をどう処理するのか?を知るためにも、最終的にいつもお世話になっているNAPRECさんならピストンも一から設計して製作してしまうくらいだから最善の判断を下してくれるだろう。と授業料を払って重量合わせをお願いしました。

そうしましたらですね・・・
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NAPRECさんから ” これ設計が違うよ ” って連絡があり、CPピストンさんアザーーッス!w って規格違いをセットで出荷しないでよ・・・とさらに凹みますw
まさかまさかで今までこんな事例に出会した事が無いので全然気付かなかったというか疑いすらしなかったのですが、どうやらで囲ったピンボス横の堀の肉厚が違ったようで、現行の方が軽量に改良されているようです^^:

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で、その部分をNAPRECさんにてマシニング加工を施してもらい可能な限り余分な肉を落としてもらったのですが、目標値は他のピストンと一緒の225.8g でしたが最終的に226.8g で限界終了となりました。
でもやはり本職の職人さんは凄いなぁ・・・と思うのが、希望として4g 軽くして欲しいと依頼されて作業に入っても最後の1g を削らない判断力というか、これ以上はマズいって止める決断が出来るところが凄いです。
その残り1g を4箇所の溝で分ければ一箇所0.25g 分の比較的軽い削除で済むのでそれくらいなら・・・と良かれとやってしまいそうですが、そこを行かない決断力とかはホントプロの仕業で勉強になります。
この1g を削らなかったという部分が逆に無理な軽量加工は施していないという安心感にも繋がりますしね。

とりあえず出荷ミスで要らぬ時間に出費と作業が増えてしまいましたが、その代わりお陰で新しい経験と知識が手に入ったと思えば結果オーライってことでピストンさん達はWPC処理に行ってもらいます♪

akane380 at 05:52|PermalinkComments(4)TrackBack(0)│ │DRAG RACE 製作記 

2013年03月26日

凶作。。。

前回のO/h 時に新品の状態にWPC処理を施して組み付けたクランクメタルさん・・・
次回のO/h 時に当たりが出て状態が良ければ再度WPC処理を施して最高な状態で使おうと予定していて、今回のO/h で結果を見るのが楽しみの一つだったメタル育成ですが、今回のO/hで親メタルを収穫してみた結果・・・SBR_0249
 悲しくも4年掛けて育てたメタルは豊作とはならず凶作な結果に・・・w
全体的にパッと見では当たりも良く、表面に施した灰色のWPC処理層も殆ど残っていて「お♪」って思ったのですが、前回の計測時にクランクのジャーナルを測定して、ケース側のボアを測定してで必要なメタルの厚みを計算したらセンターのメタルクリアランスだけが凄い微妙な数値で、2種類のメタルサイズのクリアランス後端と先端のど真ん中付近の数値で、一方は不可じゃないけどクリアランスが多少緩め、もう一方の選択でも不可じゃないけど逆に今度は多少キツめ。ってエロい状況だったのでw、クランクの芯出しも行ったしWPC処理も施してみたから今回は多少緩め側の選択にしてサラッと当たりがついてくれれば・・・という判断で緩めのメタルクリアランスにしてみたのですが・・・

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画像を拡大してみると異物を噛みこんで少し剥離とかしちゃって残念な結果になってます^^:
このような部分があると画像ので囲っている部分のように爪で引っ掻くと表面が柔らかくなっていて簡単に傷が入ってしまうので再利用不可です。。。
メタルクリアランスも言い方を変えるとオイルクリアランスなんて言うくらいでレーサーでは「クリアランスは緩めでオイルの粘度は高めに。」なんて良く言いますし、使用していたオイルもシルコリンのPRO-4 PLUSの5W/40と変なオイルを使っていた訳でもないのですが、交換サイクルが定期的じゃなく長かったからなんていう、その辺の絡みもありそうですね^^:
でもセンターのメタルは一番力を受ける部分だから油膜は厚い方がダンパー効果があって良いかな?なんて想像していたのですが、実際にバラしたメタルを見る限り、メタルにオイルが供給される孔のライン上は油膜が保持されていたのでWPC処理の表面層も残っていますが、その左右は逆にオイルが流れ出てしまった影響で油膜が薄くなり、かえって当たりがキツくなってしまっています・・・。

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で、実はこちらのケース側の剛性的な部分にも問題がありそうでネタにしようと思ったのですが、既に朝5時30を回って外は明るくスズメがチュンチュンって眠いっw 最近こんな生活ばかりでこれ以上はギブっすw

ということで、とりあえず今回は今までと逆のキツめのクリアランスとなるメタルをチョイスして勉強です^^:
自分のマシンは常に実験台ですからいろいろな比較実験をしたいですしね^^
そんなこんなでまた気を取り直して気長にメタルを育てたいと思いますw



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2013年03月23日

やる事欲張り過ぎたっすw

す、すばらすぃ〜ッス。
前回カムの選定を行い19日の夕方に梱包しEMSでNYに向けて発送したのですが、
usps
タイミングバッチリで翌々日には配達完了♪ こりゃもしかしたら間に合うかもしれんw とか思ったら来月下旬くらいかなぁ・・・との返事がw
それにしても送料もUSPSなんかと比べても全然安いですし、日本郵便の質は高いですw ということでカムの仕様変更も確定して話の流れが修正できましたので、前々回の記事は個人的な話とはいえ、他の方の事も考慮し判断した結果、誠に勝手ながら削除し修正させて頂きました^^:
それに伴い頂いたコメントも非表示とさせて頂きました。合わせて申し訳ありません。。。

で、本題ですが、なんか空腹時にコンビニに行って、空腹の欲求のあまり、アレもコレもと気付いたらカゴにとんでもない品物の量を入れてて「こんなに買ってどうすんだよ・・・。」みたいな状況に陥ることがあるのですが、同じく先月初旬の暖かくなってきた頃に、あれもやろう、これもやろうと風呂敷を広げ過ぎてちょっと一杯一杯になって焦ってきたアホな自分がここに居ますw

でもどの作業も以前から ” あーしよう。こーしよう。” と練っていた事案なので作業をしていると一歩一歩希望に近づいて非常にやり甲斐があって楽しいのですが、如何せんあと一ヶ月後にはマシンを形にして全開で走らせて、さらにタイムも狙わないとイケないって現実がなかなかいけずですw

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そんな状況ですが、一年近く前からやりたかった作業の一つとしてフロント周りのフェアリングの仕様を現在のアッパー+サイドカウル左右分割式から、アッパー+サイドカウル左右+アンダーカウルの三分割タイプに変更して整備性の向上とアンダーカウルにオイルキャッチ機能を追加することで、走行時やレース時の ” もしも ” のエンジンブローの際に「道路やコース上にオイルを撒き散らさない」事と、「自分のオイルにリアタイヤを乗せてコケて二次災害を起こさないw」の安全性を出来るだけ確保しようという狙いプラス・・・ 

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車もバイクもシャコタンだと腹底が持ちませんね・・・w ということで毎度の走行でアンダーカウルがボロボロになってしまうので、アンダーカウルを分割出来る仕様にすればダメージを負ったらそこだけ交換。またはドラッグ走行の際には予め接地する範囲を取り除いた仕様に変更してしまう。などといった感じで扱えるので思いっきり無茶が出来て宜しいかとw

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ただしひとつだけ心配な事がありまして、当初この隼換装カウルを作った時に当初左右を結合する下部分は繋ぎ目をネジ止めする仕様になっていたのですが、街乗りをして何度か路面にヒットするうちにネジ部分が砕けて無くなり、その後は受けた衝撃を撓ませることによって逃がす目的でタイラップ+パワーテープで止めて定期的に交換する仕様となっていたのですがw、今回この辺りをガッチリ作ってしまうと路面にヒットして突き上げられた力が今までと違い、ダイレクトにサイドカウルとの結合部分に伝ってしまう為、今度はそこから砕けてしまうと非常に宜しくないのでどうしたものかと悩んでいるのですがw
でもどうせ路面にヒットするのは目に見えている事なので、それならアンダーカウルを貼り込む際にFRP繊維の中にジッポライターの石とかチタンを複数練り込んでF1マシンやローライダーな人達のマシンのように、路面にアンダーカウルがヒットした際に綺麗な火花がパシャーっと散る仕様にして遊んでやろうか・・・とかそんなバリマシ世代の面影的な狙いもあったりするので当たってくれないと寂しかったりするので悩みどころですw

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そして今回はいざという時の為にオイルキャッチ機能をもたせるということで、ここのサイドカウルの正面部分を塞がないとイケないので・・・

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即席で純正のラジエター下部分のカウルで型を取って貼り付け部分を複製してみたのですが、個人的な意見ですが、ここの部分って元々はフロントタイヤが巻き上げる土や石などからエンジンを保護する目的で設けられたモノだと思うのですが、先ほどの画像を見ても分かるとおり、今まで自分のマシンにはこのカウル面は取り付けていませんでした。
理由は単純で無駄に風圧を受ける抵抗になりそうな事と、あまりガッチリ固定するとカウルが砕けて飛んでいっちゃうかもしれなく恐ろしかったからですw
まぁでも、このシュラウドでラジエターに向けて風の流れを送ったとして、そのラジエターの後ろにはエンジンが鎮座しているので空気の逃げが薄くて後方への流れが悪そうな気がするんですよね。
まぁ ” そんなんじゃ変んねーよ! ” って言われてしまいそうですが、去年のアタックでは最終的にたった0.2秒の壁を超えられずに終わったので、ここの処理で風圧の影響が減り0.1秒でも0.05秒でも良いからタイムの短縮に繋がれば・・・というチリも積もればの一貫って奴で・・・^^:

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んで、先ほどの切り抜き方はさすがにセンスのセの時も感じられないので却下w ということで、どうゆうデザインにしようか・・・?と書いては消し、書いては消しを繰り返した結果・・・

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妥協せずデザインをどんどん追い込んでいたらこんなに短くw
まぁ、ここに求めるのは仮にエンジンがブローして瞬間的にオイルが漏れたとしてもそれを受け止められるだけの容量さえ確保出来れば良い訳ですし、サイドカウルに設けられているダクトの位置的に受け止められる上限も決まってしまっていますしね・・・^^:

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ということでMoto GPスタイルなベリーショートで製作し、画像では確認しずらいですが近接するフロントタイヤに合わせて湾曲させ、後方に巻き込み風を流れやすくする的な ” 雰囲気 ” で作り直しました^^:

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で、作り直すといえば以前にオリジナルの形状にしたフロントフェンダーを型取りしようと取り外してみたら、フロントフェンダーのディフェーザー?部分の突起が三叉と干渉してしまっていたので、後先考えずぶった斬ってしまった件ですが・・・

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本来プラスチックやPPに直接FRPを貼り付けても密着せず強度が出せないのでそのような直接の施工はしないのですが、

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今回は型を取ったら破棄してしまう一発仕様なので作業スピード重視でそのまま裏から簡易的にFRPを貼り込んでベースを作り・・・

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その段差を板金して型取り用にトップコートを吹いたらフェンダーの造形は完了です。

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で、この作業の他に今回タンクカバーとシートカウルを一体式にしてクイックファスナー等で簡易的に脱着出来るようにしようとか思い、その外装製作も同時進行してまして、前回パズル化したシートカウルも板金を終えてこんな感じで今年はエンジンも外装も全てリニューアル♪ って完全にキャパが・・・w
なので間に合わなかったら最悪ロケットカウルでも付けて行こうかと・・・w
というか、真面目にロケットカウルとかダメですかね?
本気の本気で考えて何度も仲間に却下されているのですがww
真面目な顔して爆発カラーかなんかのロケットカウル付けた変な単車が突然現れて仮に8秒出したら相当ウケるかぶっ飛ばされるかのどっちかだと思うんですけどねw
そんな適当な野郎が一人くらい居たってええじゃないか!って・・・あ、はい、ダメっすよね。。。

akane380 at 00:25|PermalinkComments(8)TrackBack(0)│ │DRAG RACE 製作記 

2013年03月19日

渡米準備

前回のKENT CAMSの記事にも追伸しましたが、今回の仕様変更で急遽使ってみようか?と採用を決めたKENT CAMSですが、残念ながら今回の使用を中止しました。

ということで急遽に次ぐ急遽で回り回って当初予定していたカムを採用する流れに戻ったのですがw、当初予定していたカムに戻るということは加工に出さないとイケない訳で、今更加工に出しちゃうと来月の組み上げ時にカムが無くて困っちゃう訳で・・・w

というか、前回の記事の最後に ” カム周りで前回のO/h時に気になった部分が再燃した〜 ” みたいな事を書きましたが、

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実はこのカムジャーナルの当たりが部分的にキツくてクリアランスを測ってどうのという話だったのですが、話のベースにしたカムが無くなっちゃいましたのでボツでw

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気を取り直して、現在は海の向こうで加工してもらう為のベースカムの選定中ですが、

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こちらは自分の12Rから外したカムキャップですが、4年前にバラしてO/hした際に3つ用意したヘッドから状態の良い物をベースとして使おうと選別した際に、3つともカムキャップのジャーナル面がうろこ状になってしまっていたのでこれは12R病か?と、仕方ないので試験的に対策としてWPC処理を施して去年まで使用してバラした状態がこの状態ですが、灰色の部分がWPC処理表面がまだ残っている部分で、シルバー部分が当たりが強くWPC処理表面が薄く消えてしまった部分ですが、とりあえず一度当たりが付いてしまっているのでこれ以上の悪化は無いだろうとの判断でしたがダメな部分はやはりダメというか、悪化はしていないものの何か微妙な結果ですね。。。
でも3つが3つとも同じような症状で、もうこれは12Rの持病だな・・・。なんて思っていたのですが、先日カムを選ぶのにストックしてある予備のエンジンからカムを外してついでにカムキャップを確認してみたところ・・・

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同じ12Rなのに何故だ・・・!? というくらいに凄い状態が良くてびっくりしたっすw  思わず指で撫で撫でしていいなぁ・・・ってウットリしてみたりw
いいなぁ〜、どうせエンジン組むんならこっちの綺麗なカムキャップ使いたいなぁ・・・なんて思っちゃうんですけど、この状態の良いカムキャップを使いたいが為にこっちのシリンダーヘッドをごっそり移植するとなると、新しいヘッドを今のヘッドと同じ仕様にするのに一体幾らかかるやら。。。
なので、それなら今のヘッドを内燃機屋さんで修正してラインボーリングしてもらった方が絶対に安上がりで早いってオチなんですよねw
なので、とりあえず再度プラスチゲージでクリアランスを測ったら普通に許容範囲内だったのですが、やはり当たりが強く出ている部分はキツめの結果が出たのでさぁどうしましょ・・・って事で一つの試みをもうやっちゃったんですけど・・・しかも無くなったカムに合わせて・・・ゲホゲホww ほんと泣けてくるっすねw

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まぁ、とりあえず今年の要となるカム様にはシーズン入りする前にゆっくり海外修行に行かせて性能に磨きを掛けて帰ってきてもらいましょうw



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2013年03月16日

KENT CAMS

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ZX12R用のカム選択肢の1つとして考えていたKENT CAMSですが、今回は納期的な部分で折り合いが付かず別のカムをチョイスすることにしましたが、リーズナブルな価格設定で費用対効果も高そうだったので残念です^^:
ちなみにこちらのKENT CAMSの取り扱いはJAMさんで行なっていますので他車種も含め、興味の有る方は是非^^


akane380 at 02:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │DRAG RACE 製作記 

2013年03月12日

色々・・・

いつも利用している看板屋さんから「全商品半額キャンペーン!!」ってDMが届いたので、ちょうど以前製作した分のステッカーも無くなってきたし半額なら新しいの発注するか・・・と、SBR迷彩ステッカーデザイン
久しぶりにステッカーのデザインとか考えてみたり。。。

SBR迷彩
で、なんとなぁ〜く今年のマシンのイメージに合わせたイメージでコレに決定!ってことでデータを送ったら、「こちらは今回のキャンペーンの対象外です」ってメールがw
なら「全商品半額」だなんて書くなよ・・・。って普通に凹みましたよね。。。

で、凹むと言えば、逆に浮く話で仙台ハイランドの復活祭の詳細が少しずつ見え始めてきましたね♪
dragfan
詳細は決まり次第dragfan.net で随時詳細をアップしていくとの事です。
春の陽気と仙台の復活に心浮かれてさらにマシン製作の方の作業も進めていますが、欲を出していろいろな方面に手を出し過ぎて時間が足りない事が解ってきましたので非常に焦ってますw
詳細はまた後ほどアップ致しますが、多分、第一戦、二戦目辺りはまた暫定仕様となりそうです・・・。



one offさんへ
すいません!コメント返そうと思ったら自分のブログなのにコメント拒否されて返せませんでしたw 
なんだかライブドア側でスパム対策フィルターがどうのこうのという問題が発生しているようです^^:



akane380 at 02:34|PermalinkComments(9)TrackBack(0)│ │作業記事 

2013年03月09日

虎の子放出

自分の12Rのエンジンもバラして全体的な計測も完了し、必要な純正部品の選定をして発注を掛けたのですが、なんだか個人的にまだ新しく思える12Rも実際には製造から10年以上経つマシンということで年々純正パーツの値段が上がり、前回のO/h 時に発注した分と然程変わらない品をオーダーしたのですが、だいぶお値段がお高う御座いました・・・・。SBR_0157
中でもこちらのミッション様に至っては・・・

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インプット側、アウトプット側の両シャフトから各ギヤを取り外し、全バラにしたうえで各部のチェックをしてみると・・・

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ギヤの凸っとなったドッグ部分が元は右の赤矢印部分の凸の様に角があったハズなのに、他のギヤと噛み合う水色矢印側の方は凸の角が潰れ始め丸くなってしまっています。
角が潰れ始めてしまうとラフなギアチェンジを行った際に突然「カラカラカラ・・・」とギヤが彈かれてニュートラル状態になったり、ギア抜けやシフトミスなどの症状が出てきてしまいますので、普段おいそれと交換出来ない分、症状が軽度であってもこのタイミングで潔く部品の交換をしてしまいます。

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で、チェックしてみた結果、先ほどのような症状により今回の交換対象となるのはインプットギヤの3&4速と5速、それに3、4、5、6速の各アウトプットギヤで、前回のO/h 時にも交換した消耗箇所ですが、前回のO/h 時に各ギヤは大体5千円とか3&4速のダブルでも7、8千円前後だったハズですが、やはり年式が古くなるにつれ一定の年数を超えた純正パーツは年に一割位のペースで値上がり始めているようで、今回のこのミッション部分での部品代はざっと見積もって7万オーバーと、ちょっとした社外パーツが買えるお値段で御座います。。。

こんなことなら計画的に貯金しておけば良かったなぁ・・・




と、ならない為の・・・

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ガレージの片隅に保管されていた虎の子ミッションの出番ですw
このミッションはYオクで部品取り用のストックとして当時2500円くらいで買ったのですが、当初2500円なら1個でも使えるギヤがあれば安い買い物だ♪ なんて思って落札したら、全体的に傷の無い低走行なバリ物だったのでストック行き決定になったのですが、
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ミッションを包んである新聞紙の日付は平成19年となっているので6年前に買って前回のO/h 時には使わずそのままガレージの片隅で寝かせていたようで、お陰様で今回のO/h 費用を65,000円近く浮かせる事が出来ましたのでこれもひとつの計画性ということで・・・w
でもまぁ、年式的にこれからどんどん部品の供給体制も悪くなるでしょうからストックも有効に使えば非常に大きな経費削減になり、後の自分を助けますので中古部品も使い方によってはバカに出来ませんw

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また今回のミッションは前回のO/h 時にシフトミスの可能性を減らす為に不要なモノは取り除くべくキャンセルしたポジティブニュートラルファインダー機構を復活させる予定です^^:

理由としては・・・
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自分の12RのチェンジドラムカムにはSport Factory Proというメーカーの Evo Shift Star Kit という4輪で言うところのクイックシフター的な部品をこっそりセットしているのですがw 、これのお陰で足ではニュートラルコーナーの位置がクイック過ぎて入れられず、毎回手で微調整してニュートラルに入れているので非常に面倒くさい&たまぁに失敗してエンストを起こし、ニュートラルに入らないとセルが回せないので非常に焦る事とw 、周りのカワサキ車を見ていてもポジティブニュートラルファインダー機構によるシフトミスっぽいものを一度も見たことが無いので大丈夫っぽいな。という判断による復活です^^:

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その他の変更箇所は有りませんが、2速ギヤは今回もB型の17丁をセットしてギア比を変更していきます。




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2013年03月05日

クランクの補足

冬の間の日曜大工で作るブース制作もひと通り終わって、12Rの外装の作業に着手し、
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外装の作業と並行して進めるべく、エンジンの方の作業にもやっと入れました♪

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で、部品のオーダーと加工で時間を食うので一気に腰下までバラして各部を計測して必要な部品を選定していきますが、

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とりあえず今回改めて自分のマシンで使用していたB型のクランクを取り外しましたので、この前の記事で使用したB型クランクの画像が以前に撮影したもので、如何せん比較対称として微妙だったので、あちらの画像を比較しやすいように新しい画像に何点か差し替えておきました。

で、改めて両者を比べてみるといろいろ違う場所が出てくるのですが・・・
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ZX12R A1 :最高出力:178PS / 10500rpm 最大トルク:13.6kgm / 7500rpm
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ZX12R B1〜 :最高出力:178PS / 9500rpm 最大トルク:13.6kgm / 7500rpm
この他にカムや燃料のマップなんかもAとBで違いますし、単純に最高出力時の回転数の差がクランクが関係しているという訳ではありませんが、いろいろな部分でBの方が部品が良い事だけは確かですw

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そういえば、クランク記事の画像で使っているこの前暇つぶしで作ったクランクを置くスタンド?みたいなこの画像で下敷きにされている奴ですが、「あれ良いね」と言っていただけたのですが、バイク用のコンパクトな4発なら問題無いのかもしれませんが、基本的にクランクの保管は縦に立てて保管しないと自重で曲がる恐れがありますので横に寝かしての保管はしない方が良いです。
イメージ的に曲がるといってもグニャっと曲がるような見て分かる範囲の話ではなく、髪の毛一本分と同程度の100分の1mm単位の振れがクランクに発生した時点で殆どの場合は使用限度を超えて使えなくなってしまいますので、ピンやジャーナルをしっかり保護処理をしてオイルで湿らせた新聞紙にクランクを包んだら最後に衝撃吸収材で包んで良さ気なサイズの塩ビ管なんかにクランクをそのまま押し込んで倒れないように何かに固定して保管するのが賢明かと。。。
だからといってZ系のようなコンロッド一体式のクランクを立てて保管したら逆に曲がりますので要所要所でお願いします^^:



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2013年03月02日

パズル難易度★★★★★

2月の初旬に ” 春一番がもう吹いて焦る〜 ” なんて書きましたけど、どうもその時の春一番とは北陸地方で吹いた風のことだったようで、関東地方は先日の強風が春一番だったらしく、あの時無駄に焦り「間に合わなければそれはそれで・・・」なんて今では妥協案を見出してしまっているので今回の春一番では心に余裕が・・・w

で、ガレージのブース制作の方も前回硬化不良を起こしたシーリングもストーブをガンガンに炊いてブース内をサウナ状態にしたらなんとか反応して無事に固まった技を使い、今回やっと壁紙の貼り付けまで進みましたが、「壁紙貼るのは難しいよ〜。」「難しいぞぉ・・・。」といろいろな方に言われていたので少しビビっていきなりブース内の全壁面分は買わずに、試しに壁2面分だけホームセンターで買って施工してみよう。とか思ったらペタペタとあっさり2面分施工完了で、壁紙貼りは材料の進歩で意外に簡単でしたw

で、またしても壁紙ののりが乾きやすいようにブース内をストーブでガンガンに温めている間、火事にならぬよう一応火の番をしていなければいけないので、暇つぶしにオリジナルのパズルを作ってみました・・・


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って・・・サーセン、嘘です。

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レース中やセッティングの度に何度も何度も付けたり外したりを繰り返しているうちに、自分の12Rのシングルシートカウルの裏側が割れてボロボロになってしまったので、

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火の番をしている間に何気なくスクレーパーやカッターの刃でパキパキ剥がしていたら、中途半端に終われなくなってしまい結果5時間も掛かってしまったとです・・・。
しかも狭いブース内でさらに壁紙で通気口を塞いでしまった中でストーブガンガン炊きでの作業・・・
ちょいとそこまで感覚で軽くポックリ逝きかけたとですw

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アホな話はさて置き、ついでに今年はこのオリジナルデザインのマスターフロントフェンダーも型取りしてFRPで複製し、さらなる軽量化を施そうということで・・・

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全体的にサンディングして綺麗に研磨をして、矢印のカナードのような突起部分がフロントフォークを突き出ししている為に、大きな力が加わる度に三叉と接触していたので・・・

SBR_0047
邪魔だ!! 邪魔だ!! かっとばせ〜!!ってことでぶった斬りました。さぁ、ど〜しましょ・・・w

akane380 at 01:04|PermalinkComments(2)TrackBack(0)│ │DRAG RACE 製作記