2015年12月
2015年12月26日
2015 総括
今年もあと残り7日を切ったというのに全然年末って雰囲気がありませんw
まぁ基本自由人な独り身なので無理に正月気分にならなくても良いのかな?ってな感じでここ数年毎年ガレージで除夜の鐘を聴きながら作業をして年越しをしているので今年も例年通り元旦から作業してそうですが、でも一年一区切りで振り返ってみたら今年も個人的には良い一年だったな・・・と。
一年前は耐溶剤性に優れたガンコートを取り扱い始めたおかげで今までガソリンに侵されて耐久性的に無理だった念願のキャブレターへのペイントサービスを始められて、今まで個人的に不可能だった領域の作業が可能となって、個人的に作業の幅も広がっておかげさまで今年も数多くのペイント作業を担当させて頂くことが出来ました。
そしていろいろな優位性を兼ね備え作業の幅を広げてくれたガンコートでも、マフラーやタービンなど赤熱する高温域での耐熱性能だけは持ち合わせておらず、逆に施工する際に高温で焼き付けの出来ない耐熱性の無い物には施工が出来ないという制約があったりで環境的にまだ完ぺきではなく、今年はそれらの要求に対して不可能だった作業領域を広げるべく新たな取り組みとして、必要に応じて焼き付けの温度を調整出来て用途に合わせて1100℃の高温にも耐えられる新たなセラコートを取り扱い始めた訳ですが、
講習を受けて取り扱ってしまえばこっちのもんだ!とばかり思っていたら本来の耐熱温度からそこそこ低い領域であれば何も問題ないのですが、やはり本来決められた施工方法を守っていても限界域+α での厳しい条件に対応させるためにはただマニュアル通りに塗っただけでは満足な信頼性が得られず、取り扱うに当ってどうやって施工すれば高い信頼性と求める性能が得られるのか?はもちろんの事、
それとは逆に何をやったら失敗に繋がるのかも知っていた方がいろいろな面で応用や選択がしやすくなるので、それらの実験データなどの蓄積も積極的に行って自分の技量を確認しつつ、
だいぶ良い結果も得られるようになったので本来の耐熱温度を超えた過剰な悪ノリ動画を撮影して以前にこちらでアップし、もしかしたらやり過ぎだって怒られるかな・・・とか内心思っていたのですが、予想に反してセラコート開発元のNICのfacebookとホームページでその実験動画が紹介されて、今ではNIC社のラボで行われるセラコートの各種性能試験の試験結果を 紹介するページ 内の一つとして自分の耐熱実験の動画を採用して頂いたりと、セラコートも良い滑り出しで初年度をスタートすることが出来ました^^
そしてそのようなトライ&エラーを重ねて信頼性と性能を両立することで結果的に新たな個性の演出を受け入れていただける積極的なオーナーさん達により良い状態の技術をフィードバックする事が出来れば・・・と、ついに個人的な技術の可能性を広げて今年もまた一つ「高耐熱性」と「非耐熱処理」という作業の幅を広げることが出来ました^^
ただ、こうして技術を身に着けても一人では限界がありますので作業をさせてくれる人が居ることに常々感謝です。
そしてセラコートやガンコートを始めた事で今まで縁の無かった他分野の人達や昔から活躍を知っている業界の大先輩などとも作業を通して関わり合い知り合うことが出来て、非常に濃い刺激的な一年でもありました。
レースの方は去年の最終戦でコッター飛びが再発してしまったエンジンをヘッドを中心に対策を加えて仕様を変えながら組みなおすも、今年は天気とタイミングに左右されて殆ど不参加みたいな感じでしたが今年走れなかった分、来年は12Rと共にまた目標目指して頑張りたいと思います。
今年一年お世話になりました皆様、いろいろ絡んで頂いた皆様、こちらを覗いてくださった皆様、本当にありがとう御座いました。
新たに迎える新年も新しい出会いと発見が多い年になるよう積極的に挑戦をして進んで参りたいと思いますので、また来年もどうぞよろしくお願い致します。
まぁ基本自由人な独り身なので無理に正月気分にならなくても良いのかな?ってな感じでここ数年毎年ガレージで除夜の鐘を聴きながら作業をして年越しをしているので今年も例年通り元旦から作業してそうですが、でも一年一区切りで振り返ってみたら今年も個人的には良い一年だったな・・・と。
一年前は耐溶剤性に優れたガンコートを取り扱い始めたおかげで今までガソリンに侵されて耐久性的に無理だった念願のキャブレターへのペイントサービスを始められて、今まで個人的に不可能だった領域の作業が可能となって、個人的に作業の幅も広がっておかげさまで今年も数多くのペイント作業を担当させて頂くことが出来ました。
そしていろいろな優位性を兼ね備え作業の幅を広げてくれたガンコートでも、マフラーやタービンなど赤熱する高温域での耐熱性能だけは持ち合わせておらず、逆に施工する際に高温で焼き付けの出来ない耐熱性の無い物には施工が出来ないという制約があったりで環境的にまだ完ぺきではなく、今年はそれらの要求に対して不可能だった作業領域を広げるべく新たな取り組みとして、必要に応じて焼き付けの温度を調整出来て用途に合わせて1100℃の高温にも耐えられる新たなセラコートを取り扱い始めた訳ですが、
講習を受けて取り扱ってしまえばこっちのもんだ!とばかり思っていたら本来の耐熱温度からそこそこ低い領域であれば何も問題ないのですが、やはり本来決められた施工方法を守っていても限界域+α での厳しい条件に対応させるためにはただマニュアル通りに塗っただけでは満足な信頼性が得られず、取り扱うに当ってどうやって施工すれば高い信頼性と求める性能が得られるのか?はもちろんの事、
それとは逆に何をやったら失敗に繋がるのかも知っていた方がいろいろな面で応用や選択がしやすくなるので、それらの実験データなどの蓄積も積極的に行って自分の技量を確認しつつ、
だいぶ良い結果も得られるようになったので本来の耐熱温度を超えた過剰な悪ノリ動画を撮影して以前にこちらでアップし、もしかしたらやり過ぎだって怒られるかな・・・とか内心思っていたのですが、予想に反してセラコート開発元のNICのfacebookとホームページでその実験動画が紹介されて、今ではNIC社のラボで行われるセラコートの各種性能試験の試験結果を 紹介するページ 内の一つとして自分の耐熱実験の動画を採用して頂いたりと、セラコートも良い滑り出しで初年度をスタートすることが出来ました^^
そしてそのようなトライ&エラーを重ねて信頼性と性能を両立することで結果的に新たな個性の演出を受け入れていただける積極的なオーナーさん達により良い状態の技術をフィードバックする事が出来れば・・・と、ついに個人的な技術の可能性を広げて今年もまた一つ「高耐熱性」と「非耐熱処理」という作業の幅を広げることが出来ました^^
ただ、こうして技術を身に着けても一人では限界がありますので作業をさせてくれる人が居ることに常々感謝です。
そしてセラコートやガンコートを始めた事で今まで縁の無かった他分野の人達や昔から活躍を知っている業界の大先輩などとも作業を通して関わり合い知り合うことが出来て、非常に濃い刺激的な一年でもありました。
レースの方は去年の最終戦でコッター飛びが再発してしまったエンジンをヘッドを中心に対策を加えて仕様を変えながら組みなおすも、今年は天気とタイミングに左右されて殆ど不参加みたいな感じでしたが今年走れなかった分、来年は12Rと共にまた目標目指して頑張りたいと思います。
今年一年お世話になりました皆様、いろいろ絡んで頂いた皆様、こちらを覗いてくださった皆様、本当にありがとう御座いました。
新たに迎える新年も新しい出会いと発見が多い年になるよう積極的に挑戦をして進んで参りたいと思いますので、また来年もどうぞよろしくお願い致します。
それでは少し早いですが、皆様、良いお年をお迎えください。
本当に一年間ありがとう御座いました。
SECRET BASE Racing 2015 〆
本当に一年間ありがとう御座いました。
SECRET BASE Racing 2015 〆
2015年12月17日
懐かしの空冷2バルブ
先日仲間のバカ面した昔の写真を探そうとアルバムを開いたら懐かしい写真が幾つか出てきたのですが、15、6の頃からこの世界に嵌ってどうしたら効率よく速いエンジンが出来るんだろうなぁ・・・と興味が湧き始めて20数年毎日同じような事をして全く成長が無いなぁ・・・と改めて自分の将来が心配になりますがw
自分にとってまだネット環境が無い時代で、知りたいことがあれば自分で試してでしか答えを得る事が出来なかったこの当時はN浦のストリートゼロヨンにゼファー400を650ccにボアを広げたマシンを持ち込んで毎週末走っていた頃で、当時2輪でN浦のミドルクラス最速だったFCRキャブ+HRCのキットパーツを組んだCBR400RRにだけどうしても勝てなくて実家の物置にエンジンを何機も解体屋から買って来てバラしては組んでのトライ&エラーを毎日繰り返して、最終的にN浦のゼロヨン会場も潰れて一度もそのCBR400RRには勝てなかったのですが、N浦が潰れたあとは毎週末の第三京浜での己の中での目指せ!!〇00kmオーバーな最高速チャレンジなどこの頃はホント、アホみたいにカワサキの空冷ミドルE/g をバラしてたなぁと。
今ならゼファー750だとエンジンの形で一発でバレるのでGPZ750Fのエンジンをスワップしてそれをベースにした方が手っ取り早いだろうな・・・とか、だったら750TURBOのエンジンとか面白そうだなとか考えつつ、
そんな懐かしい写真なんかを見たタイミングでちょうど懐かしのカワサキ空冷ミドルE/g がオーバーホールで入庫。
ネジを緩める度になんかメチャクチャ懐かしいなぁ・・とか思いながらバラしてたら来年も頑張ろうって気持ちになりましたがやっぱり鬱でしょうか・・・w
ちょっとセラコートの調色でド嵌りして精神が病んでますが、無事に年末を迎えられる様にラストスパート頑張りますw
自分にとってまだネット環境が無い時代で、知りたいことがあれば自分で試してでしか答えを得る事が出来なかったこの当時はN浦のストリートゼロヨンにゼファー400を650ccにボアを広げたマシンを持ち込んで毎週末走っていた頃で、当時2輪でN浦のミドルクラス最速だったFCRキャブ+HRCのキットパーツを組んだCBR400RRにだけどうしても勝てなくて実家の物置にエンジンを何機も解体屋から買って来てバラしては組んでのトライ&エラーを毎日繰り返して、最終的にN浦のゼロヨン会場も潰れて一度もそのCBR400RRには勝てなかったのですが、N浦が潰れたあとは毎週末の第三京浜での己の中での目指せ!!〇00kmオーバーな最高速チャレンジなどこの頃はホント、アホみたいにカワサキの空冷ミドルE/g をバラしてたなぁと。
今ならゼファー750だとエンジンの形で一発でバレるのでGPZ750Fのエンジンをスワップしてそれをベースにした方が手っ取り早いだろうな・・・とか、だったら750TURBOのエンジンとか面白そうだなとか考えつつ、
そんな懐かしい写真なんかを見たタイミングでちょうど懐かしのカワサキ空冷ミドルE/g がオーバーホールで入庫。
ネジを緩める度になんかメチャクチャ懐かしいなぁ・・とか思いながらバラしてたら来年も頑張ろうって気持ちになりましたがやっぱり鬱でしょうか・・・w
ちょっとセラコートの調色でド嵌りして精神が病んでますが、無事に年末を迎えられる様にラストスパート頑張りますw
2015年12月10日
粋な心意気
少し前のことになるのですが、宅配のヤマトさんからガンコートやセラコートの依頼品が届いて一つ一つ荷物の確認をしている時に「ん?」となったのですが、
なんとウチにウチ仕様のダンボールで荷物がw
なんだこれ!! わざわざステンシルを作ってくれたの!?、粋な事を・・ありがたいなぁ〜・・・とか思いながら梱包の仕方も細かくて綺麗だし、貼ってあるラベルシールやダンボールに印刷されているブランドマークも初めてみるタイプのモノだったので ” もしかしたらお洒落な梱包資材の輸入販売などをされているプロの人なのかもな。 ” と推測。
で、箱を開けると中もきっちりと衝撃材で荷物が守られていて梱包のお手本のような仕上りで気分が良いです♪
そして中から荷物を取り出すと更に厳重な梱包がなされているのですが、このテープがこれまた初めて見るタイプで手では全く切る事が出来ないほどの強度があって、繊維質な感じで絶対にこの荷物のオーナーさんは梱包材の業者さんだな・・・。と読みをして聞いてみたところ、全くの読み違いで仕事柄梱包業務を日常的に行っているある意味梱包のプロの方でした^^:
ちなみに中身はお疲れ気味なFCRキャブレターで・・・
粋な梱包にお応えするべく、こちらのFCRキャブはボディにはセラコートを施し、細かい部品にはガンコートを施して組み上がったら元通りに梱包して発送^^
そして色の打ち合わせの際に「ウチの作業は基本的に発送されてきたモノを塗って送り返すのが殆どなので、普段自分が仕上げたキャブが付いた状態のマシンを見た事がないんですよねぇ・・・」と話したのを覚えていてくれて、後日仕上がったFCRキャブを装着したマシンをわざわざガレージまで見せに来て頂きました♪
足回りから車体に至るまで隅々に高価なカスタムが施されたZRXですが、そんな中で一手間掛けたキャブのパッと見でのFCRキャブという定番の中にあるイレギュラーな ” ナンダコレ? ” 感は個性があってなかなか良い感じではないかと^^
純正で物足りなくなったり、人と同じが嫌だったり、いろいろな考えで究極の性能やサーキットでのタイムを狙うのとは違う楽しみとしてカスタムを行う手段としてマフラーの次に入門的なキャブレター交換ですが、今までは ” 交換 = ゴール ” となってしまい回りを見渡せばみな同じキャブレターといったように、キャブレターをせっかく換えても換えたキャブの見た目がみんな同じでどうしてもマシンに合わせたコーディネートが出来ず、仕様によっては如何にも ” レーシングキャブが付いてます! ” な見た目のバランスの悪さが嫌でずっとキャブもマシンに合わせて塗れたらなぁ・・・と思って今の環境に至りますが、やはりこうしてエンジンに色を合わせることで内燃機関の一部としての一体感が出てパッと見の迫力やマニアックさ加減も個人的には凄く良い感じで、こうして自分の車両以外を見ることで改めて再確認が出来て見せに来ていただいたKさんには本当に感謝しています^^
ということでこれに自信を付けてキャブレターにも個性を!シリーズ第何弾?か分かりませんがw、また来年オリジナルを追求した新たな動き・・・始めます^^
2015年12月04日
覚醒せり
去年に引き続き今年もレース活動らしい活動も無くシーズン終了となりまして、良い結果も悪い結果もどちらも残せなかったものの、後半で地元で行ったテスト走行では良い感じの掴みを得ているのでその結果が来年果たして本当に好タイムに影響があるのかどうか?を早く試してみたいな・・・って感じなのですが、
そんな自分と同じように、こちらのマシンも来年は以前の勢いを取り戻して楽しみなシーズンになるのでは無いかと。というのも、こちらのGSX1300R 隼ターボに乗るTさんは以前はプロストックライダーとして活躍されていた方で、現在の住まいもガレージから程近い距離に住んでおられることからちょくちょくガレージに遊びに来てくれていろいろな当時の面白話などを聞かせて頂いているのですが、去年辺りからJDなどでの走りやリザルトを見てもどうも調子が良くないというか、こちらのハヤブサターボは元々ドラッグの本場 米国で製作され国内の公式記録として初めてストリートクラスで8秒入りしたモンスターマシンで、当時のベストタイムは仙台ハイランドにて8秒中盤だったと思うのですが、当時は国内で8秒台なんてまだ無理じゃないか?なんて話も囁かれ、某メーカーが一番初めに8秒入りして勝ったマシンに賞金を出す!なんてのもあった中で12Rで8秒入りさせる!と息巻いてた自分にとって、この平成の黒船に乗ってきた隼ターボがあっさりと8秒台に入れてきた時のあの衝撃が頭に焼き付いているので、ここ最近の走りを見るとあの当時の勢いに陰りが見えているのでどうしたんだろうなぁ・・・と。
そんな事を思いつつ、10月に参加したJD-STERで改めてその走りを見るとエンジンの音まで酷くなって、しかも信号ダッシュをキメるヤクルトレディーばりに遅い・・・。
で、前回参加させて頂いたもてぎでのイベントへ誘ってくれたのがこの隼ターボに乗るTさんだったので、このままの走りではマズイのではないか・・・と思い、” 今のはエンジンの調子を見るのにわざとゆっくり走ったんですか? ” と聞くと「いや全開にしてた」と。。。
普段はショップさんがサポートしているマシンに対して絶対に口出しはしないのですが、もてぎのイベントに向けてTさんも何とかパフォーマンスを取り戻せないものか?と現地で頑張っておられたので隣で試される現場力!とか仲間とバカばっかりやってられないなと少しマシンを見させて頂いて不調の原因を探らせて頂くと、ターボ車の宿命的なエキマニ割れでの圧縮漏れによるパワーロスで、エンジン音が変だなぁと思ったのもこれが原因だっただけと大事には至っていない様子でここ最近の不調の原因も分かったりで皆揃って一安心^^
というか、タービンをグラグラさせたらボトっと落ちて危機一髪でしたw
それにしても今回はパイピング抜けなど明らかな症状と異なり徐々にエキマニが割れていったのでなかなか気付き難い部分もあったとは思うのですが、割れが進むにつれてマシンの不調が大きくなり、その都度調子がおかしいぞ?と、いろいろ各部を変更したり対策を打ったりしてしまっているので、各部のセッティングがグシャグシャで、その部分を元に戻したり リセッティングしたりする時間を考慮すると11月のもてぎのイベントまでに時間が全く無いということで、今回はこちらのガレージにて仲間の溶接職人を呼んでパッチなども当てず応急的に補修をして対策。
それにしても溶接をしてくれた仲間もこの隼ターボが国内で初めて8秒入りした時に自分のサポートで仙台ハイランドにいて一緒にその記録の走りを見ていたので、まさかあの時の凄ぇハヤブサのエキマニを将来自分で溶接する日が来るとは夢にも思わなかったなぁ〜っなんて言ってましたが、ほんと、人生なんてよく分からないものですねw
で、溶接が完了したらブラストを当てて、
どさくさ紛れにセラコートのテストもお願いしちゃいましたw
そして組み付けて完成です^^
それにしてもボロボロになったガスケットを見ても、だいぶ前から排気漏れを起こして400馬力オーバーの本調子を出し切れていなかったぽいですね^^:
崩れる本調子に歯止めを掛けるべく行った個々の変更箇所を元に戻すのが大変そうですが、とりあえず本調子を取り戻したこのハヤブサターボが8秒台に復帰するまでに自分の12Rも何とか8秒入りさせて、あの時仲間と凄ぇー!! っと感動した異次元の走りと是非とも時を越えて対戦してみたいなと^^
で、注文したガスケットの到着待ちの間のプラス作業で、今回は好きにやっていいとの事でブラック化を進めるべく、こちらのロックアップクラッチ用に張り出したクラッチカバーもセラコート仕様に・・・。
って遊びが過ぎてこんな風にしてすいませんw
そんなこんなでモンスター復活なるか!? 来年はこちらのマシンのタイムの行方も楽しみです^^
そんな自分と同じように、こちらのマシンも来年は以前の勢いを取り戻して楽しみなシーズンになるのでは無いかと。というのも、こちらのGSX1300R 隼ターボに乗るTさんは以前はプロストックライダーとして活躍されていた方で、現在の住まいもガレージから程近い距離に住んでおられることからちょくちょくガレージに遊びに来てくれていろいろな当時の面白話などを聞かせて頂いているのですが、去年辺りからJDなどでの走りやリザルトを見てもどうも調子が良くないというか、こちらのハヤブサターボは元々ドラッグの本場 米国で製作され国内の公式記録として初めてストリートクラスで8秒入りしたモンスターマシンで、当時のベストタイムは仙台ハイランドにて8秒中盤だったと思うのですが、当時は国内で8秒台なんてまだ無理じゃないか?なんて話も囁かれ、某メーカーが一番初めに8秒入りして勝ったマシンに賞金を出す!なんてのもあった中で12Rで8秒入りさせる!と息巻いてた自分にとって、この平成の黒船に乗ってきた隼ターボがあっさりと8秒台に入れてきた時のあの衝撃が頭に焼き付いているので、ここ最近の走りを見るとあの当時の勢いに陰りが見えているのでどうしたんだろうなぁ・・・と。
そんな事を思いつつ、10月に参加したJD-STERで改めてその走りを見るとエンジンの音まで酷くなって、しかも信号ダッシュをキメるヤクルトレディーばりに遅い・・・。
で、前回参加させて頂いたもてぎでのイベントへ誘ってくれたのがこの隼ターボに乗るTさんだったので、このままの走りではマズイのではないか・・・と思い、” 今のはエンジンの調子を見るのにわざとゆっくり走ったんですか? ” と聞くと「いや全開にしてた」と。。。
普段はショップさんがサポートしているマシンに対して絶対に口出しはしないのですが、もてぎのイベントに向けてTさんも何とかパフォーマンスを取り戻せないものか?と現地で頑張っておられたので隣で試される現場力!とか仲間とバカばっかりやってられないなと少しマシンを見させて頂いて不調の原因を探らせて頂くと、ターボ車の宿命的なエキマニ割れでの圧縮漏れによるパワーロスで、エンジン音が変だなぁと思ったのもこれが原因だっただけと大事には至っていない様子でここ最近の不調の原因も分かったりで皆揃って一安心^^
というか、タービンをグラグラさせたらボトっと落ちて危機一髪でしたw
それにしても今回はパイピング抜けなど明らかな症状と異なり徐々にエキマニが割れていったのでなかなか気付き難い部分もあったとは思うのですが、割れが進むにつれてマシンの不調が大きくなり、その都度調子がおかしいぞ?と、いろいろ各部を変更したり対策を打ったりしてしまっているので、各部のセッティングがグシャグシャで、その部分を元に戻したり リセッティングしたりする時間を考慮すると11月のもてぎのイベントまでに時間が全く無いということで、今回はこちらのガレージにて仲間の溶接職人を呼んでパッチなども当てず応急的に補修をして対策。
それにしても溶接をしてくれた仲間もこの隼ターボが国内で初めて8秒入りした時に自分のサポートで仙台ハイランドにいて一緒にその記録の走りを見ていたので、まさかあの時の凄ぇハヤブサのエキマニを将来自分で溶接する日が来るとは夢にも思わなかったなぁ〜っなんて言ってましたが、ほんと、人生なんてよく分からないものですねw
で、溶接が完了したらブラストを当てて、
どさくさ紛れにセラコートのテストもお願いしちゃいましたw
そして組み付けて完成です^^
それにしてもボロボロになったガスケットを見ても、だいぶ前から排気漏れを起こして400馬力オーバーの本調子を出し切れていなかったぽいですね^^:
崩れる本調子に歯止めを掛けるべく行った個々の変更箇所を元に戻すのが大変そうですが、とりあえず本調子を取り戻したこのハヤブサターボが8秒台に復帰するまでに自分の12Rも何とか8秒入りさせて、あの時仲間と凄ぇー!! っと感動した異次元の走りと是非とも時を越えて対戦してみたいなと^^
で、注文したガスケットの到着待ちの間のプラス作業で、今回は好きにやっていいとの事でブラック化を進めるべく、こちらのロックアップクラッチ用に張り出したクラッチカバーもセラコート仕様に・・・。
って遊びが過ぎてこんな風にしてすいませんw
そんなこんなでモンスター復活なるか!? 来年はこちらのマシンのタイムの行方も楽しみです^^