2016年10月

2016年10月23日

無駄に挑戦をするバカ者

毎週毎週一週間が過ぎるのがあっという間で、そろそろ11月3日に富士スピードウェイで開催されるアメフェスに向けて12Rの準備もしないとな・・・ ということで、SBR_0823
今回は作戦として、アメフェスでは今まで散々悪足掻きで試行錯誤をしてきたロックアップクラッチを封印して普通に手動のクラッチ操作で挑もうかな?と。
今まで何とかクラッチ側のセッティングで対処してマシンを制御してやろうと取り組んで参りましたが、アメリカの路面のようにベタベタにラバーが乗ってグリップの高い路面ならまだしも、国内のような普通の舗装路と変わらないグリップの低い路面ではアクセル全開でクラッチをスパっと離してもグリップせずロスを生むばかりなので、クラッチ側でスリップしないように調整すると今度はクラッチがその分滑るってだけでどっちにしても前に進まずタイムが落ちるばかりなんですよね・・・。
個人的に今のエンジンの仕様ならスタートさえ決まってくれれば確実に8秒台には入ると考えていて、いつもスタート〜60フィートの区間タイムが1.8秒前後なので、ここを1.5秒台に入れられれば後半のタイム差にかなり大きく影響しますので、とりあえず年々走る機会も減ってしまっているので今回は無難にロックアップを封印してタイム狙いで事前にスタート練習をして挑むことにしよう!と決めていたのですが、

SBR_0457
前回、茂原のイベントで迫力のあるドリフトのパフォーマンスを見ていたら何だか無難に行こうとした自分の考えがセコく感じてしまって、とにかく自分の独自的な考えを持った仕様で目標に向けて挑戦するから楽しめてるのかもな・・・ ということで作戦を変更して失敗を恐れずアレやコレやと作戦を練って、

SBR_0795
早速部品を注文。

SBR_0800
とりあえず現状マルチステージのロックアップクラッチを使用しているのはスタート時の馬力を稼ぐのが目的で、スタート時はクラッチを切った状態でアクセル開度100%の全開。で、そこにNOSをドライショットで40馬力分吹いていますので、クラッチをスパっと離した瞬間にギア比を考慮してもそこそこな馬力を発生させている訳ですが、単純にそのままではエンジンが鬼ストールするか、無事に繋がったとしても壮絶なバックドロップを食らうかリアタイヤが空転してしまうかで、それでは困るので微妙な力の伝達をロックアップクラッチ側で操作して段階的に伝達する出力を増やしてロスなく発進しようというのが本来の目的なのですが (※ マルチステージとシングルタイプのロックアップでは考え方、使い方が若干異なります)、とは言っても路面のグリップが低いとそれに合わせてロックアップの伝達調整を緩くしなくてはならず、結果的に通常の路面ではグリップが低すぎてロスしか生まなくなるので何とかならないかな?・・・と毎度何とかエンジンをマネジメントして制御してやろうと試行錯誤しながら挑戦しているわけで、このジレンマを解決するために前回モーテックを購入した訳ですが、モーテックの導入は来年からと決めておりますので今回は最後の悪足掻きで単純な仕組みでロックアップをサポートするシンプルなトラクションコントローラーを自前で制作して実験してみようかと思います。

SBR_0683
で、こちらも相変わらず試行錯誤なリアサスですが攻めの姿勢ということで、今回また更なるバネレートの仕様変更を行ってみました^^

SBR_0888
で、完成したマシンをいつものテストコースに持ち込んでいざテストですが、まだ実験一発目なので速い遅いの評価までは出来ませんが、とりあえずスタート時のトラクションをコントロールすることには成功しました♪

が・・・2本目の走行でトラクションコントロールの設定時間を短くしてクラッチ側の負荷を上げて走行したところ、
SBR_0808
スタートしてトラクションコントロールが解除されて一気に出力が全力で掛かった瞬間、インプットシャフト側のセラミックベアリングが無残な姿に。。。
本来ならトラクションのコントロールを段階的に解除出来れば良いのですが、ON-OFF操作の簡易的な仕様なもので解除後のパワーの立ち上がりに無理があったようです・・・。

SBR_0869
とりあえず時間が無いのでテストは終了してガレージに戻ってミッション交換のためにエンジンを降ろしますが、

SBR_0873
壊れた部品を集めて検証したところ、当初セラミックボールが粉砕してベアリングが破損したのかな?と思っていたのですが、粉砕されて居なくなったボールは一つで、破片の状況的にベアリングのレースが先に破損して壊れたという感じで、

SBR_0876
いい感じだったミッションも割れたレースの破片を噛み込んでしまって終了。。。

SBR_0879
分解時に気付いたのですが、フロントのスプロケットは以前から刃が欠けていたようでw 、ロックアップのセッティングが決まらないとこのように駆動系がどんどん壊れます^^:
なので本当は出力をもっと落として扱いやすくした方がタイムにもマシンにも良いってことは分かってはいるのですが、何とかこいつを制御してモノにしてやろうという挑戦が経験にもなり楽しいもので・・・w

SBR_0910
とりあえずエンジンも一通りバラしてチェックをしてみたのですが内燃機側は全く問題がないようなので、ミッション関係の部品が届き次第組み直して復活の予定ですが、

SBR_0818
ベアリングが粉砕して軸がズレた時にロックアップ用の専用ロッドが折れてしまったようで、アメリカのMPS Racing に注文したもののアメフェスまでに間に合うかどうか・・・。
最悪、溶接して加工屋さんにお願いして旋盤加工して誤魔化しで使用するか? この部分だけが不安材料です。。。

akane380 at 13:49|PermalinkComments(12)TrackBack(0)│ │DRAG RACE 製作記 

2016年10月13日

茂原パワーカプセル 祭 2016

SBR_0484
先日の連休に茂原ツインサーキットで行われたイベントのパワーカプセル 祭 に参加してきました。

SBR_0506
当日はDRAGマシンの展示目的での参加で、マシンを搬入して設営までは天気が持ってくれたのですが、

SBR_9765
予報通り次第に風が強まって雨が降り始め 午前中は生憎の天気となりましたが、それでも走っている人達はギャラリーを沸かせようとサービス精神旺盛で全開w
ジムニーのワンメイクレースではみんなロールしまくりでいつ横転するのかとヒヤヒヤしました^^:

SBR_0301
それでも午後には天気も回復してコース上でのイベントもドライコンディションに変わり、パフォーマーさん達のパフォーマンスも本領発揮で コースサイドを埋めつくしたお客さん達をガンガン湧かせていました。

SBR_0292
で、モタードのエキシビジョンレースを見ていて、モタードっててっきり片足を出して曲がって行くのかと思ったら普通にハングオンもアリなようで、この風体+モタードでのハングオンはちょっと仕事人っぽくてカッコ良かったです^^

SBR_0348
そして2輪の走行以外にも4輪のドリコン的な走行時間もあったのですが、

SBR_0412
その間に行われたD1 ドライバーによるデモランの迫力はスモークの量共に桁違いでした。

SBR_0584
そして最後には地元のローライダークラブによるパレードランも有ったりと、初めて参加しましたが予想以上に一日中楽しめる楽しいイベントでした^^

SBR_0548
そしてコース外では野外フェスにダンスステージ、バンド会場〜DJブース、フラダンスステージなど同時進行で5〜6ヶ所ものステージがあちらこちらに用意されていて、6:4くらいの割合でこちら目当てのファミリーや若いお客さんが多かったような印象でした^^

SBR_0090
当初入場料が一人1,000円(小学生以下無料)と安かったので細々としたイベントなのかな?と思っていたのですが、モータースポーツ側にしても音楽フェス側にしてもプロのアーティストであったりプロのライダーやドライバーを呼んでしっかりとした内容で よくこれで一人1,000円だけでやってられるな・・・ってくらい丸一日楽しめる内容ですので年一の茂原パワーカプセルお勧めです♪

SBR_0603
そして何よりも地元の近くでの開催ということもあって、そこかしこに知り合いが居て久しぶりに会う先輩なんかも居て、どこかしらでみんな繋がっているような地元の雰囲気がいろいろな面で本当に楽しかったです^^

このイベントに誘われた当初は丁度JD-STERのRd.4 と日程が被ってしまっていたので悩んだ結果、地元から近いイベントということもあってこちらを選んだのですが、SBR_9960
同じように悩んだのでしょうか?w 当日は同じ市原在住でJD-STERの撮影でおなじみな秋葉さんもこちらに居りましたw それにしても帰路はガレージまで下道30分・・・近場のイベントって素敵ですw

safposter
 そしてお次のイベントは11月3日の富士で行われる アメフェス に参加予定で、こちらは走れるイベントなので今年最後の走行に向けて12Rの準備も進めます^^

2016年10月01日

ちょっと楽しそう・・・

ここ最近いろいろな作業依頼を頂いてバシバシ終わらせていこう!とか思ってたら部品の欠陥や納期の遅れで作業が停滞して勢いとは裏腹に作業はドン詰まり。。。
しかも天気も悪く微妙に肌寒くなってきたりで何だか無駄に凹みます・・・w

SBR_6329
話が変わって、今年の春先くらいに輩CBRの作業をしていたのと時を同じくして足周りのモデファイでヤマハのYZF-R25が入庫していたのですが、

SBR_6158
このR25のオーナーさんはガレージの近くに勤めている方で、以前から仕事帰りにちょくちょくガレージにも遊びに寄ってくれていて久しぶりにサーキット走行でもしようかな?と、サーキット復活の為にこのYZF-R25を購入されたのですが、何度か近場の茂原ツインサーキットを走っているうちにタイムもマンネリ化してきてマシンに少しくらい手を入れようか?という話になりまして、うちはサーキット走行するマシンの足回りのセッティングとかさっぱりですよ・・・と、サーキットなら 遊心 のコーイチさんを紹介するので出来ればコーイチさんの元に行って助言も貰いながらしっかりやったらどうですか?と一旦は断ったものの、オーナーさんも自走でサーキットまで行って自走で帰ってくるスタンスでそこまで本気じゃないから逆に本気の人の所には行きづらい・・・と頼む側と頼まれる側が双方モゴモゴなりましてw、

SBR_6317
とりあえず作業は持ち込んで頂いたオーリンズのフロントスプリングとトリックスターのリアスプリングをポン付けするだけで良いということでオイルの粘度も油面も一般整備の範疇で部品交換だけを済ませ、

SBR_7803
タイヤはこのタイヤが良いらしくコーイチさんに発注してもらったモノを古いのと交換して組み付けて・・・この手の部品を単純に交換するだけでどれ程の効果が得られるんですかね?と二人とも若干期待薄でしたが、

SBR_9119
作業後一発目に参加した走行会であっさり自己ベストを更新したとのことで単純なポン付けでも交換しただけの甲斐はあったようです^^:
それにしても先日タイミングが合ったのでオーナーさんの走りを見に遊びがてらサーキットに行ってきたのですが、R25のオーナーさんが走る中上級クラスはスーパースポーツなんかも走っていて流石に入れそうにありませんが、見ていてどこか親近感が沸いてくる初心者クラスなら周回初心者の自分も仲間に入れてもらえそうだなぁ・・・とw
この茂原ツインサーキットは地元から1時間圏内と近場なので気楽に楽しめるなら良いなぁ・・・とか考えながら見ていたら実際に走ってみたくなっちゃって現在心が揺れています。。。
で、先日ガレージにコーイチさんが寄ってくれた時に気になってコーイチさんの茂原でのタイムを聞いたらレベルが違い過ぎますた・・・w

そして・・・
mobara
その茂原ツインサーキットにて来週末3連休の中日にあたる10月9日にモータースポーツと野外音楽フェスの融合した パワーカプセル 祭 というイベントが開催されます。
D1マシンのデモランあり、2輪のレースやスタントあり、ローライダーのパレードあり、etc...(詳細は上の画像をクリックしてご覧ください)なそちらのイベントにて2輪DRAG の普及活動も兼ねてマシン展示のお誘いを隼ターボに乗るDesign-8 の篤さんより受けて当日は自分の12Rも展示させていただく事となりました。
圏央道が出来てアクセスも良くなりましたのでお時間のある方は是非パワーカプセル 祭 に足を運んでみてください^^

akane380 at 17:10|PermalinkComments(4)TrackBack(0)