2017年11月

2017年11月11日

セラコート New Black 誕生

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セラコートを扱い始めて黒の質が非常に良くなり、性能も耐熱性や放熱性に耐傷性、耐薬品性など求める性能に応じて色々と特殊な黒を施工させていただいておりますが、

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そのような他に無いアドバンテージを持つセラコートのブラックシリーズにも唯一の欠点がありまして、それは「強い光沢のある黒が無い」という問題を以前から抱えていたのですが、今年の春頃についにセラコートでの艶有りブラックがリリースされたとの事で、待ってました!と早速入手してサービスを開始したものの、

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このセラコートの艶有りブラックが非常に難敵と言いますか、シビアな性質をしておりまして、

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このような形状をしている部品が相手だと同じ塗料で同時に施工して全ての工程を全く同じくしても仕上がりの質感が変わってしまい、

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結果、仕上がりが気に入らずやり直すとまた先ほどとは違った仕上がりになってしまったりで・・・

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失敗を重ねながら癖を掴んで応用してまた再度やり直すといった事を繰り返して、

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毎回納得のいく仕上がりになるまでに何ども心が折れそうになりながら施工をしているのですが、

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以前にハーレーのディーラー様よりご依頼頂いた幅広のハンドルも艶ありの黒で施工をしたのですが、この単純な形状でも仕上がりにムラがあって結果的にやり直しでもうセラコートの艶有りブラックの扱いは止めようかな・・・と。

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で、毎回大失敗をしている訳ではなく、艶や肌質などホンの少しだけ仕上がりが気に入らなかったりなウチのチェックで合格とは言えないいわゆる ” B級品 ” 的な仕上がりが多く、何でこんなに安定しないのかをセラコートの日本総代理店の鈴友さんに聞いたところ、どうやらセラコートを製造している米国のNIC社が量産向けに塗装専用の産業機械を製造してリリースし始めたらしく、今回の艶有りブラックはその産業機械で塗り易いように作った機械向けの塗料とのことで、副産物的に艶が生まれたらしく、しかも結果的に本国で即製造中止になったとのことで繰り返しの精密作業が得意な産業マシーンでも扱えない性質ならそりゃ扱いが難しくても当然だわな・・・と。
その後、その塗料をベースに若干改良された艶ありブラックが日本でだけリリースされたのですが、それも相変わらず不良率が高く、鈴友さんに直接伺って性質や仕上がりの確認などを行ったりと、この艶有りブラックには散々振り回されてもう本当にウンザリしかけた頃に、セラコートの次世代シリーズである ELITE(エリート)シリーズのブラックがようやく解禁されるとの事で、色も今までのダークグリーン寄りなブラックではなくしっかりとしたブラックで艶もちゃんとに有るという話だったので・・・

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この艶有りブラック問題を解決するべく早速ELITEシリーズのE-100 Black out を取り寄せてみました^^





で、早速艶有りブラックで希望されていた部品があったので試しに使ってみたところ・・・



どんな感じに仕上がったかと言いますと・・・










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 絶対にこれじゃない感が満載な仕上がりに・・・w

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しかもこの最強 ELITEシリーズのブラックのリリースを待っていた施工部品とまさかの類似色で採用出来ずw  ただ質感と色は良いので艶消し系のオーダーを頂いた際にはこれはこれで流行りそうな気はするのですが^^:

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ということで結果的に先ほどの部品もやり直しでオーダーを頂いた艶有りの仕上げにてフィニッシュ。

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また、通常の6分艶でもこのような形状の物であれば艶感はかなり出るので、物によっては6分艶で仕上げさせていただきたいかと^^:

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逆にこのような部品であれば艶有りでの施工も楽なので・・・とか言いながらこの部品も一度気に食わずやり直しましたが。。。
とりあえずリスクが高くネガティブな光沢のある艶黒の扱いを無くそうか・・・個人的にまだまだ艶有りブラック問題は続きそうです・・・。


akane380 at 01:11|PermalinkComments(6)セラコート