2018年07月

2018年07月22日

セラコート × 色合わせ

ここ最近何だか滅茶苦茶お問い合わせが増えたのですが、本当に申し訳ないのですが、返信するのは日に3件が精一杯ですので、返信まで少し時間をください。。。
※ 返信は深夜〜早朝の時間帯となりますので合わせて宜しくお願いいたしますm(_ _)m
また基本的に作業中は電話に出れませんので右欄のお問い合わせフォームかメール secretbase-racing@nifty.com にて宜しくお願いいたします。

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で、今回はセラコートのお問い合わせで多い色合わせについてですが、ウレタン塗装であればカラーも豊富で、例えば黒なら代表的な色味の表現で「 赤味のある黒、青味のある黒、白味のある黒」など真っ黒だけではなく、正面から見た時の色味と斜め横方向から透かした時の色味の違いなどで細かく何種類もの ” 黒 ” が用意されていて、シルバーの場合にはメタリックの粒子の粗さや透かした際の色味などでかなりの種類の ” シルバー ” が用意されているので、色合わせに関しては使える色が豊富な分、無限に色の製作が可能で、ソリッド(単色)であれば基本的に再現出来ない色は無いくらいのレベルです。

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逆にセラコートはというと、元々軍事用途が主なコーティングですので基本的に敵に見つかり難いカモフラージュ系のダーク系がメインで鮮やかな色は代表的な色が各一色づつラインナップされているだけと、色合わせをするにはかなり厳しいカラーバリエーションとなりますので、色合わせを希望された時には以前は頑張って対応していましたが、

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調色段階の色と焼いた時の仕上がり色で変わってしまったり、焼くタイミングや温度などでも仕上がりの色が微妙に変わってしまうなどで実際の作業で使うネタの量や時間よりも調色で使うネタの量や時間の方が圧倒的に多く、それらを請求するとちょっとした部品などでもかなり高額となってしまい作業請求をするこちらとしても面白くありませんので現在では基本的には無理ですとお断りをするようにしました^^:

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なので ” この色と全く同じで! ” という場合には「無理です」とお断りをしますが、画像のマスターシリンダーのような「こんな感じの色味で5m 離れた所から見て目立たなければOK!」という寛大な場合には色にもよりますが調色は可能と考えて頂ければと思います。

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ちなみに ” コレじゃなきゃダメ! ” という指定以外の雰囲気に合わせた色合わせなどであれば柔軟に対応しています。
昨年末のパシフィコ横浜で開催されたYOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOWに出展したシュアショットさんのショーバイクにも前年のマシンに引き続いてセラコートを採用していただいたのですが、

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実は当時、足回りやキャブレター周りのセラコート処理は問題なく行えたのですが、マフラーに関してはセラコートの耐熱コーティングが自然乾燥で5日を要するので部品を持ち込んで頂いてから会場に車両を搬入するまでの猶予が2日程とかなりタイトなスケジュールだったので、他の部品のみ速攻で作業をしてマフラーのみまた後日ということで保留となっていまして、

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少し前にVIBES誌の表紙を飾る事が決まったとの事で保留になっていたマフラーを塗らさせていただきました^^
今回は安っぽい感じには仕上げたくないとの事で、安い缶スプレーのような単純なシルバーでの仕上がりは却下で、希望としては鉄っぽさをイメージしたノスタルジックな雰囲気に合う仕上がりが希望との事で、こちらのミスでシュアショットさんの顔に泥を塗るわけにはいかないと、シルバー、黒、ゴールドしかないラインナップを組み合わせてショーの時の無垢の鉄管の時のイメージに近づくよう絶妙なスチール感を演出して仕上げてみました^^
といってもこの色味で反応するのは自分とシュアショットの代表の相川さんくらいで、逆にこの色を気にされるということは違和感があってマシンの雰囲気に合ってない色という事になってしまうので、不自然に思われない何にも気にされない色味にする事が目標なのですが。

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ということで組み付けた車両をまだ見ていなかったので今月号のVIBES誌を買って仕上がりを見てみたのですが、

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部分的に浮くこともなく、ショーの時のイメージを崩さず車体の雰囲気に溶け込んでいて問題も無さそうで安心しました^^
ちなみにBIVES誌といえばカバーGALのヘアヌードが中折のグラビアページに載っているイメージですが、こんなアリアナグランデ似のオネーちゃんが脱ぐのか?と思ったら問題なく素っ裸でこちらも安心しました?w

ということで、神経質な色合わせ=X  拘りつつ大凡での色合わせ=〇 とお考え下さいw

akane380 at 06:24|PermalinkComments(4)│ │セラコート 

2018年07月08日

捨て駒くんレギュラーになる

どうでもいい話の前に毎月携帯のポイントで勝手に増えて使い道も無く勝手に消されるTポイントの友好的な使い方を発見ですw
Tポイント貯めても使い道がねーぞ!と言う自分のような悲しい方は下記から3ステップで怪しい募金のように詐欺られる事なく大雨被害の災害支援のために使われると思います。






ということで以下どうでもいいお話。




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ここ最近FCRキャブやCRキャブだけでなく純正やTMRなどのキャブレターの製作依頼も増えてきたのですが、

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以前にTMRの分解時にこのチョークバルブの11mm頭のネジを外すのに、普通の工具だとキャブ側とのクリアランスが狭すぎてラチェットの駒が入らず、

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仕方が無いので安い11mmの12Pのディープソケットを近所のアストロで買ってきて、

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使い捨て覚悟で旋盤で薄く加工したのですが、

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最近チョイチョイ出番が増えてきたので工具箱のレギュラー入り確定で捨て駒のまま終わらずに済みますた。。。

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っていうどうでもいいお話でした。


akane380 at 14:24|PermalinkComments(8)│ │セラコート