2019年01月22日

2019年01月22日

V-MAX1200 E/g腰下セッティング

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ここ数日、朝方まで作業をして帰る頃に夜空を見上げると綺麗な金星と木星が見えるのですが、調べたら今さっき(5時過ぎ)が最接近のタイミングだったようでちょっと良いモノを見れました^^

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そして作業の方ですが、前回ピストンのリセス加工を行ったV-MAX1200のピストントップにも耐爆性のセラコート処理を行って、やっとそれぞれのピストンが揃いました^^

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右から自分のZX12R +NOS実験くん仕様、V-MAX1200改1400 1/4mile 9秒台目標仕様、V-MAX1700+TURBO まずは400馬力目標仕様、と、自分の12Rは時間的に走れるかは分かりませんが、今年は年始からこの2台のV-MAXの作業が本格始動したので久々の挑戦で楽しくて仕方ないです^^

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特に新旧のV-MAXを同時にそれぞれ違うアプローチで目標に向けての作業ということで、今年は確実に良い勉強と経験の年となりそうです。

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で、今回も前回に引き続きV-MAX1200のエンジン制作の紹介ですが、今回1200のクランクは元々のクランクの子メタルが焼き付いてしまっていたので部品取りのエンジンから摘出したクランクをラッピング処理をして使用する流れで、前回1700クランクで大変な思いをしたバランス取りは今回は見送りました。

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シリンダーの方も元々付いていたシリンダーをスリーブを打ち直して面研も済ませて再使用するはずが、メタル選定時にまさかのケース不良が発覚し・・・

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中古のケースをベースに再度新規で作り直しをして、

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初期なじみ性と耐摩耗性の向上+作業待機中の防錆効果を目的にリン酸マンガン皮膜処理を行いました。

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そしてメタル類にはWPC処理を施して少しでもフリクションを減らせるように進めています。

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で、ここまで作業を進めて昨年の暮れにピストントップの容積を測ろうと一度腰下を組み付けたのですが、予定ではスルスルと回るクランクをイメージしていたのにズズズッっとクランクの周りが渋く、何じゃこりゃ?と再度分解して確認をしてみると

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サイドクリアランスがキツ過ぎてケースとクランクの当たりが強いことが判明。。。

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35年前の設計のエンジンで物自体も古い物なので細かな修正や調整が必要になってきますが、

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組み合わせる現物に合わせて細目のオイルストーンで面を修正して、

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一旦規定トルクで組み付けてサイドクリアランスを測ってまたバラシて修正して・・・、

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良い感じに回るように仕上がったところで、以前に興味を持って取り寄せてみたセラコートのマイクロスリックドライフィルムコーティングというライフルなどの銃身に施して弾丸の射出時の摩擦を低減して滑りを良くする為に開発された製品で、

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モノは試しにと取り寄せてみたものの、ピストンやバルブ周りなど施工時の塗膜厚の均一化など、技術的な問題が生じてしまいオブジェと化していたモノを今回は保険的に使用してみました。
今回のV-MAX1200のエンジン制作は自分のZX12RやV-MAX1700 ターボと違って、オーナーさんがNOSや過給機を使わずNAの条件に拘って目標の9秒台入りを目指して10年近く挑んできたままの基本ベースで、排気量もカムシャフトもピストンも主要な部品や仕様は以前の仕様と同じ内容ですので、同じ仕様でどこでタイムを縮められるように努力をするかというと腰下でいえばメインはクランクの軸抵抗を出来る限り減らして軸トルクを上げる努力が求められ、結果的に凄く時間の掛かる小さな事の積み重ねでやっと数馬力上がるか上がらないかがNAの調整の世界で、目標を達成できればそれだけやり甲斐も大きいので、目標を達成出来ると信じて進めていきます^^

それにしても先日凄いニュースが出たのですが、
nikkei
以前から宇宙航空研究開発機構のJAXAなどが関わって内燃機関の熱効率(燃料の化学エネルギーが有効な仕事に変換された割合)50%越えを目標に研究をされていたものがついに達成されたとのことで、国内メーカーが40年かけて10%の向上を達成して40%で近年頭打ちだったものを、大学の研究チームを中心にたったの5年で更にそこから10%向上の50%超え達成とのことで、この技術が上手く生かせれば燃費も既存の内燃機関よりも3割向上と、世界のEV市場に対抗して国産の技術でもまだまだ内燃機関にも可能性はあるという結果を導き出してくれたことが凄く嬉しいです。
内容はガソリン車とディーゼル車で研究内容もそれぞれ多岐にわたるのですが、以前に調べた時にはJAXAの最新解析ソフトを使った燃焼室やポート形状の最適化や、メタル表面やジャーナルなど摺動面のトライボロジー研究など、効率を最大限に上げるための研究が紹介されていましたが、これらの研究を元に、また新たな革新的な新技術が自分等にフィードバックされるのが待ち遠しいですね^^

今回の発表の詳細はこちら ⇒ 国立研究開発法人 科学技術振興機構


akane380 at 06:38|PermalinkComments(4)