2019年10月

2019年10月26日

V-MAX1200 リトライ

前回のドラッグフェスティバルでガスケット抜けの症状でリタイアしたV-MAX1200ですが、SBR_2437
現地に発注したメタルガスケットの入荷がギリギリになってしまったので、エンジンを降ろすのも大事を取って先日の台風通過を待ってから車体から降ろしまして、

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分解点検の結果、あらかたの予想通りリアバンクのガスケット抜けでした。
とりあえず症状からして最後の一本で抜けた訳ではなく、もっと前から圧縮が抜けてしまっていたようです^^:
前回、燃焼室の仕様を変更してリスクを若干減らす方向で作業をした事と、直4と違ってV型は常にバラけた排気音な事が相まって正常時をまだ把握出来ていなかったので全く症状に気が付いていませんでした・・・。

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とりあえずガスケットトラブルは自分の12Rでも散々経験をしましたが、V-MAXのエンジンでは初めての症状なので、原因と思わしき部分に焦点を合わせて消去法で対策を練って組み方を変えトライ&エラーで信頼性を上げるべく対応してみます。

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そして圧縮漏れを起こしていないフロントバンク側の燃焼具合ですが、純正の時はボアを7个盥げた事との相性か?燃焼具合にバラけが出ていた燃焼跡も、修正後は外側にしっかりと燃焼ガスが広がって形も左右対称と非常に好印象な結果で、今回施した燃焼室の成形が悪くはない方向に向かったようでホッと一安心^^

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多分、現行マシンのエンジンをバラす方がこの燃焼跡を見て「は?普通じゃん」って感じられると思うのですが、30年前の設計の古いV-MAXがそうなったんです・・・。と理解して頂ければと。
ちなみにこのピストンにも耐爆セラコートを施工しておいたのですが、900℃近くまで耐えられるコーティングの外周部分が燃えて無くなっているので、セッティングの安全マージンをもう少し増やす事にしました^^:

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また、今回このV-MAX1200のエンジンを組む際に、新調したシリンダーライナーと再利用するピストンの初期馴染みを助ける為に、ライナー表面にリン酸マンガン処理という黒い結晶性のリン酸マンガン系の皮膜を形成する化成処理を施していたのですが、

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100卅行時にエンジンをバラした際にオイルを抜いてチェックをしたところ、削られたリン酸マンガンの結晶で真っ黒でドロドロになったオイルが出てきたのですが、

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エンジン内部を洗浄してフィルターも交換してオイルも新品に入れ替えて組み付けて再度今回バラした結果、今回は一切リン酸マンガンの結晶が出てこなかったので、次回からリン酸マンガン処理をした一発目のオイルは安モノのオイルにしようと心に誓いました。。。

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そしてV-MAX1200のネガティブポイントであろうオイルフィルターからクランクの潤滑に向かう油圧配管部分のOリング抜けもやっと前回の対策が功をなしてOリングも飛び出さなくなったので、これでやっと安心して全開にして貰えます^^

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そしてエンジンを組んで車体に載せて・・・

セッティング
夜半から雨で明日にはオーナーさんが日曜に北海道で開催されるキングオブザストリップというドラッグイベントにこのV-MAXを持って行くという事で、人伝手に知り合ったチーバ君とかいう人の私有地をお借りして各部のチェックとセッティングを見直して、最終的に今回落ち着いたメインジェットのサイズが#195で今回のV-MAXのエンジンを作って一番初めに多分この位だろうと見積もって準備したものの、結局#188止まりで使用する事がなかった#195なのですが、気温が下がった要因もありますが、各部の見直しと修正が効いて燃料も更に入るようになってやっと#195が普通に使えるようになりました。
とりあえず不運な事に今回の台風の影響で大洗からのフェリーが出なくなったという事で八戸まで走り、そこからフェリーで北海道に渡るということで今頃東北道を爆走中かと思いますが、とりあえず予定していた地元での練習走行も行えずでしたので、とりあえずはイベントを楽しんで今年最後のテスト走行なので、シーズン終了前にタイムを残すかエンジンを壊すかのどちらかで戻って来て頂ければと思います^^



それにしても何だか今年は天候が荒ぶって千葉が試される大地と化してますね・・・。
これからの季節はツーリングなんかで千葉の山道を抜けて太平洋側の外房の海まで走ると、途中の山道で金木犀の香りなんかもして非常に気持ちのいい季節なんですが、今年はお気に入りのルートが土砂崩れでやられてしまったりと大変な一年になってしまいました。。。iphone_IMG_2352
そして、前回の台風と前々回の台風でいつも行くご飯屋さんとか大丈夫だったんだろうか?と被害が気になっていつも気晴らしに行く外房に様子を見に行き、結果、いつも立ち寄るところは既に被害も無くなって良かった良かった・・・。と、ご飯をご馳走になって帰る前に海に寄ってボーっとしていたのですが、ルアー釣りをしている釣りキチが何か大物を釣ったらしく竿をしならせて何がヒットしたんだろうか・・・と見ていたらエイを釣って、「なんだエイが引っ掛かったのか・・・」と何気なく見ているとリリースせずに近くの小さな潮だまりに引っ張り上げてそこに入れてルアーを外している様子で、そこまで意識する事も無く 「 アカエイ持って帰るのか・・・」 程度に捉えてまたボーっとしていたのですが、少ししたらその釣りキチが自分の後ろを通って帰って行き、「あれ?エイは?」と、気になってその釣りキチがエイを入れたであろう潮だまりに行くと普通に横幅で60僂らいのアカエイがバチャバチャと暴れていてあの釣りキチはアホなのか?と。
こんな小さな潮だまりに放置して小さな子供たちが見つけて興味を持って触ったりしたら毒のある棘で危険だし、そもそもこのままじゃこのエイ苦しんで死ぬだろ?と。
釣り人なら釣った魚は食べるなり逃がすなり異常繁殖しているならしっかりとトドメを刺して駆除すなり責任持てアホンダラ。などとイラつきつつ、いつか釣りに行って使おうと1年前に買った袋に入ったままの新品のタモ(網)が車に釣り道具と共に積みっぱなしだったので、その新品のタモですくって助けてやった結果・・・

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これぞド素人!と言わんばかりに初めて使うもんでw、まぁ純粋にエイをすくい上げてしまった瞬間、バキっという音と共に新品のタモが折れましたw
そういえば釣り番組なんかでもすくい上げるんじゃなく垂直に手繰り寄せるように引き上げてたなぁ。。。なんて考えるも後の祭りで、とりあえずお高かった新品のタモを他人の釣った魚でド素人がへし折るという・・・w
多分、あの釣りキチがド素人で実践デビューの機会がない自分にタモの使い方を教えてくれたんだなぁ。。。と殺意を沸かせながら感謝しつつ、エイもその後折れた状態で海に戻せたし、まぁ良かったのかな・・・ということで、生き物を大切にしましょうね。というお願いでしたw




akane380 at 10:59|PermalinkComments(4)│ │V-MAX1200エンジン製作 

2019年10月16日

セントラルサーキットのドラッグ走行 ( バイク編 )

セントラルコース図
先月の下旬にV-MAX1200のシェイクダウンで兵庫県まで遠征してきたセントラルサーキットですが、以前から周回コースと併設されたドラッグコースが有る事は知りつつも、関東から600匱紊箸いΦ離がネックで今まで一度も行ったことが無く、気にはなっていたものの今までに何度か「セントラルはゴール後の直線距離が短いので止まりきれずにコースアウトして突っ込んだ」という実体験などもチョイチョイ聞いていたので、現在制作中のV-MAX1700ターボなどフルパワー車には厳しいのかなぁ・・・と、今回初めて現地に行ってみて他の方からも ” セントラルどうだった? ” と、現状走る場所の無い国内ドラッガーの気になるところ・・という事で、セントラルで一番気になっているゴール後の短い減速距離が実際にどの位か?を興味のある方に知って頂きたく、実際の走行動画でコース紹介も兼ねて下記にアップしてみました。

止まれるか止まれないか・・・は結論から言うと8秒台で止まれる人も居る一方で11秒台で突っ込んでしまう人も居たりでブレーキ性能や技術によるところが大きいと思います。
某2輪ドラッグのレースの時もゴールラインを通過してもアクセルを戻さずオフィシャルから注意を受けるような反応の遅い人などがチョイチョイ居ましたが、あの手の人は確実にアウトかと。
なので、個人的には終速250〜260夘婉瓩泙任覆薺す腓い妊ぅ韻襪箸六廚い泙垢、あくまでも自己責任にて判断をして頂ければと思います。

セントラルサーキット
ただ2輪の場合に少し気になったのが、画像の4輪のドラスリから出たタイヤカスと剥がれたラバーがベトベトとコースインの時にタイヤにくっ付いて拾ってしまうので、

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特にフロントタイヤの接地面積が非常に狭い2輪では、タイヤ表面を消しカスのような粘り気のあるゴムで覆われてしまうとグリップが得られない以前に、フルブレーキ時にこのタイヤカスでズルっと滑りそうだな・・・という危機感だけは正直持ちました^^:

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という事で、久しぶりにドラッグレースに触れて良い音で走るエントラントの人達を見ていたら凄く羨ましくて、V-MAX1200の作業もそろそろ終盤で、ガレージのスペース的にも時間的にも若干の余裕が生まれるかな・・と、人生楽しんだもん勝ちという理由で、V-MAX1700の作業の合間に自分の12Rの作業もそろそろ少しずつ復活していこうと、先日新社屋に移転されたGCGさんにお邪魔してストリートメインに大きく方向性を変えて遊ぶべくいろいろ部品調達に動き出しましたが、実験、冒険何でもありな自由度のある自分用のマシン制作♪ これから好き勝手に作っていきたいと思います^^





akane380 at 07:51|PermalinkComments(4)

2019年10月11日

暴風リベンジマッチ

2019 10/12 23:30更新

この度の台風19号にて当方に限りましては心配していた被害は一切ありませんでした。
ガレージも無傷で停電などもありませんので、各作業予定に変更なく進めて参りますので宜しくお願いいたします。
※ 地域的に台風被害などでご都合が悪くなった場合には無理せずキャンセル、延期全く問題ありませんので気兼ねなくお気軽にお知らせください。
またご心配を頂いた皆様、ご連絡をくださった皆様、本当にありがとうございましたm(_ _)m







前回の台風15号で雨戸が吹っ飛ばされてガラスが割られて近所のゴルフ場が倒壊してで、仲間とこれからは毎年こんな台風が来るんだろうなぁ・・・なんて話しながら、来年は今回の経験を元にバッチリ対策してやる!って言ってたら一ヶ月も経たずに人類史上最大級とか噂されながら超大型補強バージョンでリトライ・・・w
ちなみに地元は既にスタンドは大渋滞でスーパーの商品棚はスッカラカンで軽いパニックです。
まぁそれくらい前回の台風が恐怖でトラウマになっているって事なんですが。。。

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ちなみに前回暴風域に入って4〜50mクラスの風で雨戸が飛ばされまして、オワッタ・・・とか思いつつも、この状況で飛散物がガラスに当たったら本当にシャレにならん!と、外に出ようとしたら風圧で家のドアが開かず、開いたと思ったら風で全開に持って行かれてドアが飛びそうになるみたいな状況の中で、これは外に出るの無理だな。と玄関で考えつつも、そのままガラスが割れたらもっと悲惨だしなぁ・・・。と、外の状況が異常なのを察したガブがニャーニャーと怖がっている時の鳴き声をあげていたのでガブを守る為にも意を決して外に出たら数秒で全身びっしょりでコリャマズイ。と、部屋に戻って海パン&ラッシュガードに着替えて本気でバイク用のフルフェイスを被ろうか迷って視界が狭くなるから止めよう・・とかその位の心理状況の中、外に出て飛んでくる飛散物をアパートの影から監視して、飛んで来たらキャッチしてアパートの裏にそそくさとひとまず運ぶという行動を繰り返していたのですが、更に風が強くなって飛散物が多くなってしゃがんでいても飛ばされそうな状況になってしまい、マズイマズイ!と画像のベランダの格子の中に避難して飛散物を避けつつ、格子に掴まって飛ばされないように耐えていたら格子が負荷に耐えられず折れてました・・・。

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ちなみに当時うちの敷地に入ってきた飛散物の半分でこれです。
15号の接近時も ” まぁ何とかなるだろう ” と思って気象庁の「時間と共に景色が変わる」という発表も相変わらず大げさだなぁ・・なんて気持ちで流してましたが、今回のは本当にヤバそうなので参考までにこのような記事を書いてみました。

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ちなみに現時点の予測だと神奈川〜都内で5〜60mの暴風が予測されています。
60mの風速ってどの位だよ?って話ですが、60mの風速だと時速換算で216劼覗っている時の風圧です。前回地元の市原市が暴風域に入った時の気圧が確か980hPa前後だったので、あれ以上の勢力でやってきます。
上記天気サイトは下記URLで見れますので複数の情報源の一つ程度に参考にしてみてください。
https://www.windy.com/

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ということで、ガレージのシャッターも風に破られないように廃材を使って補強を入れてみました。

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とりあえず自宅の方も前回はこの雨戸の隙間から風が入って剥がされたのではないか?ということで、

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風の侵入を防ぐようにして、あとは上段、中段、下段に抑え木を当ててって、ここは沖縄か!wって話ですが、取り越し苦労に終わるならそっちの方が良いのでとりあえずやるだけやってみて乗り切れるかやってみますw
多分今回も嵐の前の静けさから徐々に荒れて絶望を迎えそうな気がしますが、台風進路にお住まいの皆様も十分お気を付けください。

akane380 at 12:22|PermalinkComments(6)

2019年10月02日

DRAG Festival × V-MAX1200

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兵庫県のセントラルサーキットで開催されたDRAG Festivalに0泊3日という強行スケジュールにて、V-MAX1200のシェイクダウンを行ってきました^^
今回V-MAX1200での1/4mile 9秒台入りを目指したチャレンジですが、オーナーさんが独自に縛りを設けてまして、

・チェーン駆動にはせずシャフトドライブに拘る。
・過給機やNOSなどを使わず純粋にエンジンのパワーだけで。
・エアシフターや点火カットなどを使用せず通常のハンドシフトで。
・フレーム補強やサブフレームは使用せず純正フレームのままで。


というドラッグレースらしからぬ鬼縛りが有るのでなかなか難しい挑戦だったりしますが、参加台数の多いV-MAXの中でこの条件で9秒台を叩き出したマシンが未だに1台も居ないという事で、V-MAX好きなオーナーさんはこの条件に拘って挑戦されておりますw

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そして当日は午後から雨の予報だったのですが、一瞬雨が降ったかな?という程度で予報が外れて終日めちゃくちゃ暑かったです^^:

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そして今回の目的は初めて作るエンジンなので一発目からタイムが狙えるほど甘くはないという事を踏まえて、まずはシェイクダウンで現状の戦闘力を見る事と、壊れる箇所があれば早めに壊して対策を取る事、そして今まで使用していたシンコータイヤとの比較として前日にコーイチさんのところで入れて貰った新しいダンロップのSPORTMAX Q4というリアタイヤの評価なども兼ねてのテスト走行という位置づけでの参加です。

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そしてマシンの方も無事にコースインをして、2〜3年振りに愛機に跨りドラッグレースに参戦するオーナーと共についに勝負の時が^^
朝一番の走行は久しぶりのサーキット走行という事と、たぶんエンジンに対して信頼が持てていないと思うので、無理をせずとりあえず慣らしも兼ねて様子見で流す感じで走ってもらって10.930秒というタイム結果から一日がスタート。

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そこからマシンの仕様は一切変えずにスタートや乗り方などを画像や動画で確認してはダメ出しをしてオーナーのライディングと自分の組んだエンジンの相性を合わせるべく修正していく方向で、しっかりと走るたびにタイムを更新して、5本目の走行で0.5秒近くタイムを刻んで10”479秒と、スタートから60ftの一番重要な区間タイムもまだまだ全然詰められる余地が見受けられるので非常にいい感じだな〜などと思いつつも、いつまでも走れる訳ではなくスケジュール的に次で最後の走行なので思いっきり行きましょう!おもいっきり!とオーナーを鼓舞して迎えた最後の一本でついに・・・。





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スタートでヘッドガスケットが抜けてしまいクーラントをお漏らししてスッキリ後腐れなく終了w
リスク回避で若干のパワーダウンをしてもやはり古いエンジンだとこうなるかぁ・・・と、とりあえず今月末にオーナーさんが北海道のドラッグレースに参戦するとの事なので、この最後の一本で粗が露呈してくれたのは本当に助かりました^^:
北海道まで行って一本目のスタートでお漏らししたなんて言ったら目も当てられないのでw
とりあえず現在の国内の2輪のドラッグレースは競技距離1/8mile ( 660ft) での開催なので、今回のタイムシートの660ft区間のタイムで競った場合にどの位の戦闘力かな・・とJD-STERさんの直近のリザルトで照らし合わせてみるとまぁまぁ面白い位置にいる事は分かったので、とりあえずこちらはまだ始まったばかりなので今後に期待しつつ、再度エンジンを降ろして北海道に向けてチェックと修正を入れます^^

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それにしても2輪の関東遠征組でいつもイベントに参加した際にご一緒になる事が多いGPZ仕様のロングシャーシにZX14のE/g + NOSで参戦するK選手のマシンですが、以前にガレージに遊びに来てくださった時に抱えていたトラブルも無事に払拭されていたようで当日は只管良い音でかっ飛ばされておりました^^
ZXT20の進化版となるZXT40 E/g のポテンシャルが何処まで行くのか楽しみなマシンです^^

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そしてこちらはハーレーで参加されていたライダーさんとマシンですが、ロケットカウルが凄く似合っててカッコ良かったです^^
V-MAXのオーナーさんにもロケットカウル付けましょうよ!って言ったらやんわり断られましたがw、V-MAXならコミネのデュアルが凄く似合うと思うので残念ですw

ということでV-MAX1200の挑戦はまだまだ続きます^^