2021年09月
2021年09月24日
ブラックCR&FCRキャブレター完成

非常にありがたい事にご依頼を多数いただいておりますキャブレター制作ですが、

カスタムされた個々の車両に合わせるべく、オーダーメード感覚でオーナー様のご希望する仕様になるよう、

ネジ一本、ワッシャー一枚まで細かく塗り分けを行っております関係で一機あたりの製作に時間が掛かってしまうのですが、




時間を掛けた分、今回もまた良い感じのキャブレター達が完成しました^^

そんなこんなで、今まではファンネルを交換するくらいしか個性を出せなかった定番キャブレターですが、

今ではここまで個性的な仕様に変身させられます^^


こちらのキャブレターのオーナー様は隅々まで手の入った真っ黒な空冷Zに乗られていて、真っ黒な車体にキャブレターだけシルバーに輝いている良くあるパターンを脱却するべく、今回は車体に合わせる形で配色のバランスなどはこちらにお任せいただく仕様にてロゴを外装のゴールドに合わせて他をフルブラックで渋めに纏めさせていただきました。


そしてこちらのスズキの油冷に組み付けられるFCRキャブレターは沖縄からご依頼を頂いたのですが、やはり沖縄という環境からか錆や腐食が多く、今回は防錆効果も求めてフルでセラコート処理を行わせて頂きました^^


そして、今回のオーナー様も何パターンかの仕様で悩まれていましたので、後々後悔して頂かぬよう実際に気になる数パターンを製作して、どの組み合わせが良いかをチョイスしていただき少しずつ製作を進めましたので時間は掛かってしまいましたが、先日お手元に届いて仕上がりにも満足していただけたとの事で、こちらもひと安心できました^^
2021年09月07日
Dragyの計測精度
ついにパラリンピックも終わってしまいましたね・・・。
何だか歳のせいか以前より断然疲れやすく、頑張っている人を見ないと自分も頑張ろうと思えなくなってきてしまって先が思いやられますw
それにしても各競技を見ていたらOXレーシングさんの車椅子を使っている選手が海外の選手にも多く、バイクで事故をして障害を負ってそれで終わりではなく、ピンチをチャンスに変えたOXレーシングさんは凄いなぁ・・と改めて感じました。

ちなみに我が家のガブももうすぐ19歳と高齢で、今年の春に高血圧からくる網膜剥離を起こしてしまい両目の視力を失ってしまいましたが、本人は全く気にする様子もなく先日もベランダに飛んできたセミを捕獲したりと我が家のパラリンピアンもまだまだ元気いっぱいです^^

そして今回のネタは書こう書こうと思ってすっかり忘れていた計測装置のDragyのお話です。

こちらのDragyは以前にも紹介した事があるのですが、ゼロヨンのタイムをGPSを使って簡易的に計測出来るシステムで、平均2万5千円ほどで購入が出来ます。

以前まで仕様変更などを行った際には、夜な夜な試走を繰り返して仲間に見ていてもらって見た目や感覚的な面で良し悪しを判断していましたが、クラッチのセッティングやタイヤの空気圧がもたらす変化など、見た目では判断が難しい事も増えた頃に電気職人の先輩に手伝ってもらってオリジナルで計測装置を作ったりもしたのですが、一回一回設置に時間が掛かってしまって面倒な事で今ではガレージのオブジェに。。。

そんな中、V-MAX1200の挑戦を受けてスタートの練習やタイヤのエア圧の違いが起こすタイム変化など、オーナーさんのライディングを研究する上でもう少し簡単に具体的に照らし合わせて判断をする方法は無い物か?と探した末に辿り着いたのがこのDragyです。
で、イベント時などにDragyに関心のある方から良く聞かれるDragyの計測精度ですが、5月のJD-STERに参戦した際に丁度いい機会だったので、オーナーさんにDragyを積んでもらって実際にDragyの計測結果と現地で計測してもらったタイム結果がどの位の差なのかを調べてみました。

計測した際の現地で頂いたタイムシートはこちらで、

現地のタイムシートが1/1000秒台に対してDragyは1/100秒台での計測となりますが、唯一計測誤差のあった60ft区間での計測誤差は1/100秒台のレベルで、現地の計測装置もイベント毎に設置をするので100%正確ではない事を考えるとどちらが正しいのかは判断が出来ません。
逆に毎回メジャーで光電管の設置位置を測りながら正確に設置をしているターゲットの長尾さんの計測精度が素晴らしいとも取れます^^

また、タイム以外にも計測した地点の標高、傾斜角、加速G、距離、高低差、モードを変えれば1/2mileや1mile、0-100km/h加速や100-0km/h制動タイムなど多彩な項目も同時に計測をしてくれますので、ブレーキやキャブレターのレースセッティングなどの際にも役立ちます。
また計測の開始などは操作不要で、スマホでDragyのアプリを立ち上げてDragyとリンクをさせたら走り始めると勝手に記録をして、また止まって走り始めると再度記録を開始します。
バイクで使用する際の唯一の欠点は計測時にはスマホを一緒に持っていないといけないので、すっ転んだ際にスマホが犠牲になり兼ねないという点だけ気を付けなくてはならない事位でしょうか。
イベントでただ漠然と走るよりもこのような計測装置を使ってしっかり自分の走りを数値化して良し悪しを判断し、ダメな部分を見つけて対策を練るのもまた面白い事かと思いますので、気になる方は是非ともゲットしてみてください^^
何だか歳のせいか以前より断然疲れやすく、頑張っている人を見ないと自分も頑張ろうと思えなくなってきてしまって先が思いやられますw
それにしても各競技を見ていたらOXレーシングさんの車椅子を使っている選手が海外の選手にも多く、バイクで事故をして障害を負ってそれで終わりではなく、ピンチをチャンスに変えたOXレーシングさんは凄いなぁ・・と改めて感じました。

ちなみに我が家のガブももうすぐ19歳と高齢で、今年の春に高血圧からくる網膜剥離を起こしてしまい両目の視力を失ってしまいましたが、本人は全く気にする様子もなく先日もベランダに飛んできたセミを捕獲したりと我が家のパラリンピアンもまだまだ元気いっぱいです^^

そして今回のネタは書こう書こうと思ってすっかり忘れていた計測装置のDragyのお話です。

こちらのDragyは以前にも紹介した事があるのですが、ゼロヨンのタイムをGPSを使って簡易的に計測出来るシステムで、平均2万5千円ほどで購入が出来ます。

以前まで仕様変更などを行った際には、夜な夜な試走を繰り返して仲間に見ていてもらって見た目や感覚的な面で良し悪しを判断していましたが、クラッチのセッティングやタイヤの空気圧がもたらす変化など、見た目では判断が難しい事も増えた頃に電気職人の先輩に手伝ってもらってオリジナルで計測装置を作ったりもしたのですが、一回一回設置に時間が掛かってしまって面倒な事で今ではガレージのオブジェに。。。

そんな中、V-MAX1200の挑戦を受けてスタートの練習やタイヤのエア圧の違いが起こすタイム変化など、オーナーさんのライディングを研究する上でもう少し簡単に具体的に照らし合わせて判断をする方法は無い物か?と探した末に辿り着いたのがこのDragyです。
で、イベント時などにDragyに関心のある方から良く聞かれるDragyの計測精度ですが、5月のJD-STERに参戦した際に丁度いい機会だったので、オーナーさんにDragyを積んでもらって実際にDragyの計測結果と現地で計測してもらったタイム結果がどの位の差なのかを調べてみました。

計測した際の現地で頂いたタイムシートはこちらで、
その時にDragyで計測したタイム結果がこちらとなります。
少し比較しにくいので見やすいよう下に並べて表示しますが、
少し比較しにくいので見やすいよう下に並べて表示しますが、

現地のタイムシートが1/1000秒台に対してDragyは1/100秒台での計測となりますが、唯一計測誤差のあった60ft区間での計測誤差は1/100秒台のレベルで、現地の計測装置もイベント毎に設置をするので100%正確ではない事を考えるとどちらが正しいのかは判断が出来ません。
逆に毎回メジャーで光電管の設置位置を測りながら正確に設置をしているターゲットの長尾さんの計測精度が素晴らしいとも取れます^^

また、タイム以外にも計測した地点の標高、傾斜角、加速G、距離、高低差、モードを変えれば1/2mileや1mile、0-100km/h加速や100-0km/h制動タイムなど多彩な項目も同時に計測をしてくれますので、ブレーキやキャブレターのレースセッティングなどの際にも役立ちます。
また計測の開始などは操作不要で、スマホでDragyのアプリを立ち上げてDragyとリンクをさせたら走り始めると勝手に記録をして、また止まって走り始めると再度記録を開始します。
バイクで使用する際の唯一の欠点は計測時にはスマホを一緒に持っていないといけないので、すっ転んだ際にスマホが犠牲になり兼ねないという点だけ気を付けなくてはならない事位でしょうか。
イベントでただ漠然と走るよりもこのような計測装置を使ってしっかり自分の走りを数値化して良し悪しを判断し、ダメな部分を見つけて対策を練るのもまた面白い事かと思いますので、気になる方は是非ともゲットしてみてください^^