2022年03月

2022年03月28日

人と違ってなんぼな性分

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前回の記事で三者三様のキャブレター製作の内容を紹介させて頂きましたが、その作業と入れ違いで・・・、

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今回はこちらのAE86に搭載されている4AGに取り付けるFCRキャブレターの製作をご依頼いただきました。

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今回ご依頼をいただいたのは以前にもAE86に搭載された4AG用のFCRキャブレターを製作させていただいたイナズマワークスの池田さんからのご依頼で、

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最近の池田さんの作品ではV8を積んだ拘り満載のAE86(https://motor-fan.jp/weboption/article/15220/01_ad4i0355/)も話題になるなど、池田さんはShow car制作のスペシャリストですが、今回ご依頼を頂いた際の希望色は「赤」で、果たしてどんな仕上がりになるのか作業前から楽しみで仕方なかったです^^

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という事で作業開始ですが、以前にも書きましたが、4輪で使用されていたFCRキャブレターはエンジンからの熱害がバイクの比ではないようで、今のところ非分解部分のOリングが生きていた個体は見た事がないくらいに全て遣られてしまっています。

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なので、例によって今回も非分解部分まで分解してOリングを交換しますが、うちのオリジナル製作した非分解箇所用のOリングは熱にも強いフッ素ゴムで製作していますので、当面非分解部分のトラブルは発生しないかと思います^^

で、今回は細かな作業内容は省略して一気に完成形のご紹介ですが、
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赤ベースにシルバーでこのような感じにド派手に製作させて頂きました♪

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普段はやはり黒系でのご依頼が多いので久しぶりのド派手仕様の製作で楽しく作業をさせていただきましたが、やはりショーカスタムなどで人を惹きつけるマシンを作る人の感性は違うなと、このド派手な仕様をオーダーしてくださった池田さんは本当に凄いなと感じました^^
車両の完成はまだまだ先になるのかもしれませんが、イナズマワークスさんの作る新たな車両の完成が今から楽しみです♪

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そしてイナズマワークスさんのFCRキャブレターと同時進行で制作を進めさせて頂いた存在自体が個性的なKZ1300用の直6FCRキャブレターですが、

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エンジンの排気量が1300佞任1気筒辺りの排気量が小さいのでスモールキャブレターベースで作られているのが非常に可愛い個体です。

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そして全分解からのオーダー仕様にて細かく1点ずつセラコート処理をして、

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組み上げ後にオーバーフローと加速ポンプのチェックを行なったら・・・

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真っ黒が逆に個性的なKZ1300用6連FCRキャブレターの完成です^^

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今回も全てセラコート処理で仕上げさせて頂きましたが、やはり6発は迫力が有って良いですね^^


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という事で、2つの個性的なキャブレターが完成しました♪
この度はFCR製作のご依頼を頂きまして誠にありがとう御座いました^^



話のついでに過去いちド派手なFCRキャブレターのご紹介も・・・



過去いちド派手な仕様はこちらのSR20DE用のFCRキャブレターですが、
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組み付けの際に目が痛くなったのを未だに覚えているくらいド派手でした^^

ちなみに以前までは迷彩色がメインだったセラコートもここ最近外資系のブランドなどとの絡みで派手な色も多くリリースしていますので、
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車両に合わせて周りと一味違ったド派手な仕様をチャレンジしたい方は製作依頼を楽しみにお待ちしております^^

こちらも以前に紹介したかどうか忘れてしまいましたが、派手仕様ということで、
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ヨシムラFCR-MJNベースで製作させて頂いた、たぶん世界で一番派手なヨシムラFCR-MJNですが、個性を出す事って楽しいですよね^^

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昨日同オーナー様からヨシムラ製のオイルクーラーガードのセラコート処理もご依頼いただきまして、車両の派手渋なヨシムラ化がより一層進んでおられるようです^^

ただ、周りと一緒じゃないと不安なんて方も世の中には居るので個性個性言ってんじゃねーよ!って話ですが、ちなみに自分の12Rのスロットルボディも個性を出しておりまして、
My ZX12R
My ZX12R.
以前にも紹介しておりますが、絶対に他人と被らない金ピカ仕様となっておりますw
誰もやらない事を創意工夫してやるのが楽しい性分なもので・・・。

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誰もやらない事。

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やっちゃう的なw
というか、個性を追い求めていたらKLX製作でやらかしてしまったので、次回はその辺を書こうと思います。。。



2022年03月16日

三者三様のFCRキャブレター作業

昨年までキャブレター関係の記事が多かったので、またキャブかよ!と思われるのが嫌で少し書くのを止めようと思ったら、あっという間に3月も中盤に入ってしまいました。。。

今回は昨年末に作業をご依頼頂いた3機のFCRキャブレターの紹介ですが、
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1機目はこちらのブラックボディのFCRキャブレターで、

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作業内容はブラックボディのFCRキャブレターをセラコート処理にて派手渋な真のブラック仕様に変更をする作業をご依頼いただきました。

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そして残すもう2機のうちの一機は、同じくセラコート処理によるブラック仕様のオーダーと、もう一機はほぼレストアを兼ねたオーバーホールの作業メニューにてご依頼をいただきました。

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で、まずはオーバーホールをご依頼いただきましたこちらの25年近く前に販売された初期ロッドのFCRキャブレターですが、某有名ショップさんで以前にオーバーホールをお願いするも、オーバーホール作業から戻ってきたら、作業を依頼する前の状態よりもキャブレターの状態が悪くなって戻ってきた・・という事でお問い合わせを頂いての入庫ですが、

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FCRキャブレターに限って言えば、オーバーホール作業で入庫する個体の一定数が以前にショップさんでオーバーホール作業を行った個体で、作業から戻ってきて車体に付けてエンジンを掛けたら絶不調になっていた・・・。という話ですが、記載されているショップ名を見るとキャブレターのオーバーホール作業を売りにしているショップさんの名前も有ったりで、純正キャブレターと同じノリでキャブレタークリーナーなどを吹き掛けてしまっているのかな・・・と。
FCRキャブレターに限って言えば、非分解部分を分解した事が無いとあそこに重要なOリングが入っているなんて想像もしませんのでショップさんも悪気は無いんですよね、むしろお客さんに喜んでもらおうとしっかりと綺麗に洗浄をしようとして、エア通路などにケミカルを入れているわけであって、決して不調になる事が故意ではないのが悲しいところです。。。
ちなみにたまぁに洗浄剤は何を使っているのか?と聞かれますが、アルマイトなどの掛かっていない素地のFCRキャブレターや純正キャブレターに関しては、基本的にウェットブラストと超音波洗浄機を使って汚れを落として、最後にママレモンで洗う程度でケミカル類は一切使っていません。

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こちらのTDMR( TMR)キャブレターのように独特な肌の質感を持っているキャブレターの場合にはウェットブラストは当てられないので、

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そのような場合にはこのようなキャブレタークリーナーを使用して、

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ドボンと漬け込み洗浄をしますが、

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ご覧のようにOリングを侵しますのでOリングなどが取りきれないFCRキャブレターやTMRには不向きでお勧めは出来ませんが・・・洗浄に関してこの辺はあまり深く書くと他の方の作業にケチをつけてしまうような話になってしまうので話を戻しまして、

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で、こちらのキャブレターは20年以上使われているだけあって、錆、腐食、ゴムの劣化など、外見は非常にヤレていて、

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キャブレター自体も漏れ出していたガソリンでベタベタです。。。

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ただ中身は一度オーバーホール作業を実施しているだけあって非常に綺麗だったのですが、

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リップシールが本来の右の丸い状態からガソリンによってベロベロに溶けて見るも無残な状態になっていました。

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という事で、こちらのキャブレターは非分解部分のメンテナンスを行う為、非分解部分まで分解を行いました。

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ちなみに初期のワンウェイバルブの栓はジュラコンのような素材で出来ているのですが、製造から20年以上が経過し、経年劣化でクリアランスが緩くなり栓が内部で動いてしまっていたようで、このように綺麗な状態で取り出す事が出来ましたが、ワンウェイバルブが内部で自由に動いてしまっては意味が無いので、この辺も不調の一因だったようです。

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とりあえず抜けてしまった加速ポンプのワンウェイバルブは、オリジナルの真鍮製に打ち換えてリペアをいたします。

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そしてお次は沖縄からご依頼を頂きましたこちらのFCRキャブレターですが、ありがたい事に沖縄のオーナー様からご依頼を頂く機会が結構多く、

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沖縄=綺麗な海=潮風=錆? となってしまうのか、沖縄からご依頼を頂く個体の殆どが錆びや腐食に侵されてしまっています。

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そして今回の個体はキャブレター内部にも結構な錆の混入が見られ、オーナー様に車両側のタンク内の錆びのご確認をお願いしたのですが、

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ここで問題ですが、一番左のフロートバルブが新品で左4つが今回取り出したものですが、異常のある個体は含まれていますでしょうか?なんていきなり問題を出してみたり・・・。



正解は・・・






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全て異常ありで要交換です。理由は慢性的な錆の流入によってフロートバルブが偏摩耗していましたので、今回はフロートバルブも要交換となりました。※画像左が新品で右が当該部品です
個人的に視力が悪く、この手の偏摩耗は肉眼では見抜けないので電子顕微鏡で確認して初めて気が付きます^^:

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ちなみにこのフロートバルブに付ける特殊クリップも右の新品に対して左のクリップは変形をしており、フロートバルブが自由に回転出来ない状態でしたので、細かな部分で結構見逃しがちなポイントですが、要交換です。

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そして今回はキャブレターを分解して各Oリングの状態の悪さが分かったので、現時点では問題ありませんでしたが、綺麗に施工した後も長く良い状態で乗って頂く為、予防的に非分解部分のOリングも交換するご判断をオーナー様からいただきました。

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という事でオーバーホール作業の個体とセラコート処理の個体をそれぞれ分解して、

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オーバーホール作業の個体はボディなどが年式相応に汚れているので、どの程度綺麗に仕上げるか磨き仕上げのチェックを行って、

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新品以上に綺麗な状態に(願望)なるように3日かけて各部品をクリーニングして、錆や腐食を可能な限り除去。

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そして残りの2機はセラコート処理にてそれぞれご希望の仕様へと変貌をさせて・・・、

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あとは淡々と組み付けです。

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そしてオーバーホール作業のFCRキャブレターには、当時初期型には付いていなかったFCRのステッカーをサービスで貼らせていただいて、

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三者三様のFCRキャブレターの作業が完了しました^^

まずはオーバーホール作業のFCRキャブレターですが、
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25年近く前に販売された当時よりも綺麗に!を目指してオーバーホール作業というよりもレストアをさせて頂きました。
また、細かな初期型と現行の相違点などを現行タイプに変更させていただいて、お返しして車体に取り付けて試乗インプレを頂いたところ、気になっていた不調箇所も解消し「久しぶりに乗ってて楽しい」とのお言葉も頂けて嬉しかったです^^

そしてお次は沖縄県からご依頼を頂きましたFCRキャブレターですが、
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元々有った錆や腐食を磨き落として、表面に露出する真鍮部品以外の金属面はほぼセラコート処理にて2色のブラックを使い分けて仕上げさせて頂きました。
今回使用したセラコートは密着性に優れているので、錆や腐食の発生を通常時よりも抑える効果もありますので、塩害の多い環境でも良い状態をキープしてくれると思います^^
こちらのオーナー様にも仕上がりを喜んでいただけたので心の中でガッツポーズをして良い年末になりました^^

そして最後はFCRキャブレターのブラックボディベースのブラック仕様ですが、
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こちらのFCRキャブレターも真鍮以外の露出する金属面は全て施工対象とさせて頂いて、派手シブな艶有ブラック×ゴールドで仕上げさせていただきました^^
こちらの施工対象として渦巻ファンネルの施工が何気に大変でしたが、苦労した甲斐も有って渦巻ファンネルの艶感が個性的で凄く良い作品が完成しました♪
そしてオーナー様にも「最高の仕上がり」と満足して頂けたので、ホッとすると同時に職人冥利に尽きるなぁ・・・としみじみと感謝をさせていただきました^^

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余談ですが、完成画像を撮っているこの時が一番幸せです^^
この度はご依頼を頂きまして誠にありがとう御座いました。

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そして入れ替えでその次に控えているこちらの4AG用のFCRキャブレターですが、以前にもFCRキャブレターを一機製作させていただいた業界では有名な四輪のカスタムビルダー様からのリピート製作でのご依頼ですが、ド派手に変身します^^
その仕上がりは次回に・・・。




2022年03月02日

結果発表〜

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先週末、遠路はるばる兵庫県のセントラルサーキットにて行われたドラッグフェスティバルに参加させて頂き、いつものV-MAX1200を走らせに行って参りました。

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今回の遠征の目的は、セントラルサーキットのラバーの効いた強グリップの路面を活かして、スタートから全開で路面にパワーを伝えて更なる自己ベスト更新を狙う!
ただ、今までこのセントラルサーキットでは強いグリップ力に悩まされてスタートが決まらず、完璧な走りが一度も出来ずにいたりします。

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そんなセントラルサーキット遠征ですが、朝は車体がカチカチに凍る程の極寒からスタートして午後は4月上旬並みの陽気に強めな向かい風と、一日を通して条件を合わせるのが大変でタイムも狙えずでしたが、

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何度か仕様変更を繰り返して午後にはセッティングも合ってきて、残り少ない走行枠で何とかタイムを狙おうとオーナーさん渾身のスタート!

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で、スタートと同時にカメラのシャッターを切った途端にカメラの電池が切れてファインダー内の視界が真っ暗でその先の状況を見れなかったのですが、

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どうやらまたしても高々とフロントをリフトさせてしまったようで、着地の衝撃で?フロントホイールがぺにゃっと変形してしまい悲しい姿に、やっぱりサスペンションって重要なんだなぁ・・・としみじみ。

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その後、走りに支障は無さそうとのオーナーさん判断にて走行を開始するも、出番目前にてクラッシュ発生でコースクローズとなってしまい、自己ベスト更新は狙えませんでした。。。

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とは言え、あのまま走行を続けても今回の自己ベスト更新は狙えそうにありませんでしたので、セントラルの強グリップ克服の道のりは遠そうです。

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それにしても今回ドラフェスに参加して感じたのですが、色々な方達の頑張りでドラッグレース人口は着実に増えていますね^^
先日のレースでも女性が運転する古い車が決勝まで勝ち残って戦っていましたが、インデックスクラスという車両の性能差=勝敗とはならないクラス(仮に500馬力のマシンと100馬力のマシンが並んで勝負をしたとしても、ゴールラインを同時に通過するようにスタートのタイミングをずらす仕組みがインデックスクラスというものです)が設けられているので敷居も低く、ちょっと気になるから参加してみようかなぁ・・・なんて場合には車両はなんだってOK!ということで参加のハードルがかなり低くなっているのが参加人口の増加に繋がっているのでしょうね^^

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今回は「わ」ナンバーのカーシェアリングなのか?レンタカー?で参加されている猛者な方も見受けられましたw

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イベントとしては今回も100台近い色々な車両が参加されていましたので、先ずは観戦だけでも面白いかもしれませんよ^^
挑戦する勇気が大切で、やりたい事や気になる事を我慢して悔いを残す事ほど残念な事はありませんので・・・
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という事で、今回は個人的な悔いを残さない為に、昔から一度泊まってみたかったメリケンパークオリエンタルホテルに一泊して帰ってきました^^

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母親が神戸出身なので、小学生の頃は夏休みに毎年神戸に遊びに行って、三宮〜元町までぶらっと歩いて、最後にハーバーランドでゆっくりして婆ちゃんの家に戻るのが定番ルートだったのですが、いつかあのかまぼこみたいなホテルに泊まってみたいなぁ・・・と思っていまして、やっと念願が叶いました。

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そして朝早く起きて元町のアーケードや高架下なんかを散策してみましたが、ここだけは震災以降もあまり変わっていないような・・・部分的に耐震工事で閉鎖されている区間もありましたが、出来ればお店が開いている時間帯に散策したかったですね。

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そしてこちらもいつぞやのロングツーリング以来、久しぶりに見つけたもっこすw

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前日に興味本位で一度食べてみたかった1万円/100g超えのお高い神戸牛のステーキを頂いたのですが、朝っぱらから食べるもっこすの中華そばの方が全然美味しかったですw

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そして最後にこちらも以前から行ってみたかったメリケンパーク内にあるカワサキワールドに寄ってきたのですが、

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900円払ったのに展示バイクが十数台と殆ど見所が・・・無いw
川崎重工としての見所も薄く、バイク目当てに行くなら旧車専門の中古車屋さんに行った方が見所があるのでは・・・。

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ちなみに帰りに寄った鈴鹿パーキングの展示車両の方が見応えがありますた・・・。
ということで、V-MAXのオーナーさんは結果にガッカリ、自分は旅に満足な遠征でしたw




akane380 at 01:40|PermalinkComments(2)│ │V-MAX1200エンジン製作