2020年07月23日

V-MAX1700 オイルフィルターの移設作業

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前任者さんの置き土産ならぬ不良個所という地雷撤去が未だに続くVMAX1700の制作ですが、今年はありがたい事に月初め頃の深夜の時間帯が20℃前後で、エンジンを組むのに丁度良い環境だったので、補器類の制作もほぼ完了したところで一旦エンジンの方も組み付け始めました。

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そこで、以前にオイルフィルターの移設作業を記事にしたつもりでいたのですが、ブラケットを制作しようとしてタップが折れた事だけにしか触れていなかったので、今回はオイルフィルターの移設作業のご紹介です。

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今回制作しているV-MAX1700ですが、元々のEXHの取り回しがフロントバンクはシリンダーからハの字状に外向きに、エンジンの両左右を通って、後方で腹下の太鼓部分に接続する形となるのですが、

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今回はターボ仕様という事で、純正とは全く違う取り回し方式で4-2-1の集合をさせて、車体の右側の画像のような位置にタービンが収まるようにしています。

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そのような関係で元々オイルフィルターの付いていた部分にエキマニが通る事となるのですが、オイルフィルターを避けさせるとラジエターに接近し過ぎて熱害があり、ラジエターから離すとオイルフィルターに熱害が発生するという事で、

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ラジエターを移設するスペースは流石に無いので、フィルター側を動かして、ついでに今回はターボ仕様なので熱量的にも純正のオイルクーラーでは足りないと見越して合わせて水冷式オイルクーラーも新設してしまおうという算段で計画を立てました。

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で、4輪ではオイルフィルターの移設作業は良く行われる事もあって車種専用のキットなどが販売されていますが、今回のV-MAXに専用品は無いので、まずはこちらのフィルター移設ブロックを流用して使えるようにしていきます。

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まずはこの移設ブロックの移設先ですが、4輪ならエンジンルームにスペースが幾らでもあるので見た目重視や機能性重視など選びたい放題ですが、最近の詰め込み満載なバイクに何か新規でモノを付けるとなると、本当にスペースが無さ過ぎて苦労します。。。
ちなみに前回、この移設ブロックを固定するブラケットを制作している時にいつも通り普通にタップを立てていたら最後の最後でタップが折れるという致命的なミスを犯しましたが・・・、

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新たにレーザーカットをしてもらって、” レーザーで切り出したモノは断面に焼きが入ってしまうのでタップを立てる時には慎重にね〜 ” とのアドバイスを貰って無事にタップを立てて、ワイヤリング用の穴も空けて、最後にセラコート処理をして完成。
本当はジュラルミンなどで作った方が軽くて良いのかもしれませんが、絶対的な強度が欲しかったので鉄で制作しました。

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この程度のものであれば加工屋さんなら朝飯前なんでしょうけど、慣れない作り物作業はクリアランスだのピッチだのでホント、しんどいです。

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で、とりあえずフィルターをセットしてみよう!という段階で初めてお互いがメス同士だという事に気付きまして・・・、

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最終形態が決まっているので、その形状になるように同サイズのネジを取り寄せて、

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旋盤でゴリゴリと穴を開けて、

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移設ブロック側のOリング溝も旋盤で削り落として面を出して・・・、

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最後にセンターに穴を開けたボルトを溶接して固定すれば問題解決。

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ちなみに作るよりも、まず何処に移設するか?とかを考えるのが一番大変だったりしますが、とりあえず今回はスイングアームに干渉せず、地面とのクリアランスも確保出来て、フィルターの交換も容易なこの位置で収まりました。

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そしてエンジン側に取り付けるオイルの取り出し口もブロックを加工流用して使用しますので、こちらもメス同士となっていたものを、

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同じように加工したボルトを固定して・・・、

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このような形で装着。

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そして今回は純正のオイルフィルターを固定するパイプの内径が13个世辰燭里如加工したボルトの穴径なども全て13个撚湛し、

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油圧ホースも13舒幣紊鬟ープするべく、キノ〇ニさんで「他の同じサイズのホースに比べとにかく素材上内径が太い!」という1m当たり12,000円もする高級なテフロン・ケブラーメッシュホースを採用。

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内径も16个舛腓ねるので圧損の心配も無し!って思って高いホースだったけどやむを得ん。と納得していたのですが、

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これまたこのホース専用のお高いフィッティングを組んだ時におやおや・・・と気になる点が。

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ホース内径は他のホースと明らかに内径が違うけど、このフィッティングの内径細くね?と気になって測ってみると・・・、

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もう少し費用に見合ったホースの特徴を生かす術は無かったのでしょうかね・・・と。

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せめて汎用のフィッティング内径以上は確保して欲しかったです・・・。

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という事で、今回は一部分の内径が細くなってしまうので、オイルポンプの油量ではなく油圧アップで対応をする事にしました。

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ちなみにオイルフィルターを移設する事で失ってしまった純正のオイルクーラーをカバーするべく、オーバークールの心配が無い水冷の利点を生かして容量を増やしたオイルクーラーコアをベースに加工をし、

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オリジナルで制作した水冷式のオイルクーラーをエンジン脇に設置してオイルブロックの間に噛ませる事で油温の管理をしていきます。

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ホースの内径の話ついでに、こちらはV-MAX1700のブローバイのケースカバーですが、今回この真上をリアバンクから出たエキマニが通るので、そこを避けつつな配管が要求されどうしたものかなぁ・・・と考え、そもそもOUTとリターンがあるけど、そんなにブローバイが発生するのか? とエンジン側の仕様を見てみようとカバーをのけると、

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パッと見でブローバイの穴は何処に有るの?無くない?と、更によーく見てみると、

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申し訳なさそうに端っこに4伉の小っさい穴が開いてましたので、とりあえずカバーに開いていた大袈裟なブローバイ穴は塞いで、取り回しやすい一般的なホースで対応しようと思います。。。

akane380 at 03:14│Comments(4)│ │V-MAX1700 ターボ製作 

この記事へのコメント

1. Posted by 砂粒   2020年07月23日 15:38
「。。。」が苦心を物語っているように感じますw
コンプレッサーとタービン部分、大きくなってませんか?
もしかして、成長するのですか?
モンスターバイク、その呼び方に相応しい機種が出来上がりそうですね。
2. Posted by Gabu   2020年07月24日 03:58
>砂粒さん

お疲れ様です^^

本当は外注で作り物をお願い出来ればベストなのですが、詰め込みたい機能をお願いすると大抵言ってる意味が分からない面倒臭いと断られるか、バカ高い費用を提示されてしまうので自分でやるしかなく大変ですが、自分で作業をすれば追加費用などを気にすることなく細々と気に入らない部分などの仕様変更が容易に出来るので、突き詰めた仕様造りの場合には時間が掛かっても自分でやるのが一番だと感じる事ができました^^

タービンはご希望により初めに付いていたモノから1.5倍ほど容量の大きなモノに変更してあり、造り手乗り手共にハードルがぐーんと上がっております^^
3. Posted by エンドルフィン   2020年07月28日 20:15
5 お久しぶりです!
大変ですねぇ(゚o゚;; ホントお疲れ様です。ただ読んでて楽しいっス!!
4. Posted by Gabu   2020年07月29日 06:25
>エンドルフィンさん

お疲れ様です^^

理屈も分かっていて、やりたい事も決まっているのに、
それを具現化する技術力が自分自身に無いってところが一番疲れます^^:

ありがとう御座います!
暇つぶし程度に読んでいただければ幸いです^^

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