2020年03月04日

V-MAX1200 リトライ

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先月末にセントラルサーキットで開催されるドラッグレースイベントのドラフェスに参加する為に新たな計測装置のドラッギーを導入してスタートの練習を行ったV-MAX1200 ゼロヨン 9秒入りチャレンジですが、結果的にイベント当日の天気が雨予報との事で、イベントの2日前に2週間後の3月7日に延期が発表されたのですが、お陰で当日はイベント日が重なっていた筑波で開催されたAttack を観に行く事が出来たりで、主催者である長尾さんの早期判断は本当に助かりました^^
そしてもう一つ助かった事が有ったのですが、

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前回の練習時に最後の走行から2本目辺りからリアのタイヤ温度を測る際に近付くと、エンジンのリアバンク付近から排気音やエンジンのメカノイズの中に混じってほんの少しだけ微かに ” シ、シ、シ、シ、シ ” と異音が混ざって聞こえ始めて、バルブ周りに何か起こり始めたな・・・と察しつつ、まだ「シ」の段階だしそこまでのトラブルじゃないな。と、これが「チ、チ、チ、チ」や「タタタタ」の大きな音に変わると不味いけど、とりあえず2日後の夜に出発するので時間も無いし、今回はこのまま行って、戻って来てからエンジンを開けようと考えていたのですが、急遽イベントが延期になった事で時間が出来たため、直ぐに車両をオーナーに持ってきていただいてエンジンを開けてチェックをしてみると・・・

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自分の12Rでも散々悩まされたバルブコッター飛びの症状が又しても・・・。
で、自分の12Rの時にはバルブスプリングの変形と荷重を合わせる為の策が原因だったと判明したのですが、今回は何故・・・とリテーナーを確認してみると、

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お高いチタンリテーナーが無残に割れていて流石に自分の12Rでもこの症例は無いな。。。と。

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そして破損したリテーナーを観察してみると、本来凹に収まっているシムが‖Δ鉾瑤喀个靴銅个瓩砲覆辰燭箸海蹐鬟ムに押されて無理やり押し込まれた反動でリテーナーを割って、その反動で側に弾かれた所を再度カムが下りてきて押され、何度か打ち付けられたタイミングで運よく凹内に収まり、の欠け部分は,侶腓韻診吠劼リフター内から脱落する際に隙間に挟まって強い力が掛かった為に欠けた物と推測。
そしてその現象はエンジン始動時のクランキングで発生したと思われるのですが、今回のV-MAX1200では圧縮をかなり上げている事と、バルブスプリングを強化している事、そして元々セルモーターが弱い事が重なってセルの周りが悪く、バッテリーを2個並列で繋いで何とかセルを回している状態なのですが、ちょいちょいクランキング時にスターターギアが逃げてしまいその瞬間にカムのジャーナルがバルブスプリングの反力に負けて逃げてしまうような状態が稀に起こり、そのためにオーナーさんには「壊れるのでセルを回す際にラフに回さないでください」と、エンジンが掛かるまでボタンを押し続けて下さいと何度か注意をしたくらいにエンジン始動に気を遣う仕様なのですが、その勢いよくカムが押し戻ったほんの少しのクリアランスでリフターとシムが撃ち出されて一瞬宙に浮いてシムがズレたのだと思います。

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実際にシリンダー内を内視鏡で確認をしてみるとバルブとピストンの接触は軽度で、セルのクランキング程度のスピードだった事でシムが浮いてリフト量が増えた状態でもバルブが飛び出したシムとの隙間分カム側に飛び出す事でピストンとの接触もソフトになり損傷も最小限に抑えられ、そのタイミングでコッターがズレたものと考えられます。 これがエンジンが回っている高回転時だった場合には一発でバルブが打ち返されて致命傷が残るインパクトを与えていたと考えられますので、とりあえず全開走行時などに起こった事案ではないと判断をして問題無いとみてこのインナーシム+強化スプリングの仕様を継続していく事としました。

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そんなこんなで、今回のV-MAX1200は元々純正がアウターシムなところを海外ブランドの流用でインナーシム化をしているので、修正するとなると海外からの取り寄せとなるのですが、ヘッドガスケットとチタンリテーナーをそれぞれメーカーに発注したところ、チタンリテーナーだけ何とか先日入荷したので早速交換を・・・。

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で、ヘッドガスケットが間に合わなかったのでシリンダーヘッドを剥がさなくても作業出来る方法を・・・と考えて、燃焼室にコンプレッサーからの圧縮空気を送る事でリテーナーを外した際にバルブの脱落を防止する専用の工具が世の中に有る事を思い出して、とりあえずその真似で燃焼室に圧縮空気を送って・・・、

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専用の工具も無いし、治具を作る時間も勿体無いので、仲間に応援に来てもらって人力でバルブスプリングコンプレッサーの先端を押して貰って・・・とマンパワーで何とか無事に交換が完了♪
割れたリテーナーの破片はシリンダーヘッドのオイル溜まりの凹部分に取り残されている状態ですが、アルミのように削れるモノではないので今回はそのまま摘出せずに寝ていてもらいます。
あとは明日マフラーなどを組み付けて、金曜まで時間に余裕を持って仕上げられそうです^^


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ちなみに参考までに、圧縮空気をシリンダーに送ると言ってもプラグホールのネジ径と同じアダプターなんか無いぞ。。。と悩みつつ、以前にヤフオクで実験に使う用に2千円くらいで購入をして、使用一発目でゲージの針が壊れたシリンダーのリークテスターが有ったのを思い出し、それを使って今回圧縮空気を送る事が出来ましたので、自作で治具を作る場合には安価なヤフオク製を流用すると費用が抑えられるかもしれません^^

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そして今回のチェック時に昨年の走行でガスケットが抜けてしまった経緯があるので念のためにシリンダーの締付ボルトをチェックしたところ、前回同様真ん中の4本が緩んでいたので純正のスタッドボルトでは役不足な事も分かりました。
12Rなどだと強化品が売られていて比較的簡単に入手が出来るのですが、V-MAX用は出ていないようでARPなどで制作して貰うしか無いようです。。。

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ついでに分解時にアクセルのワイヤーを留めるステーのコの字部分が折れ掛かっているのを発見して溶接して補強。

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その後、ブラックにセラコートでコーティングをしてステーの対策も完了。

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そして前回手作業で加工をして少し段付きが残っていたインシュレーターの段差も旋盤を使って精度良く修正して、キャブと相談をして若干内径も拡大^^
とりあえずやれる事はやってみました的な感じですが、あとはオーナーさんが残りの0.3秒を詰めて9秒台に入れてくれるか結果は如何に・・・という事で、今年一発目のチャレンジ行ってきます♪



akane380 at 04:33│Comments(0)│ │V-MAX1200エンジン製作 

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