2024年04月06日

青ヶ島という一期一会の絶景3

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青ヶ島の旅も4日となり、この日も天気は晴れで、夕方から曇りの予報。
画像は「じょうまん」という牧場地区で、星の箱舟といわれる青ヶ島の中で夜には町明かりが届かないので一番星が綺麗に観えるスポットとのことでしたが、今回は月齢的にも天候的にも好条件は期待できないのが残念なところでした。

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この牧場で飼育されている牛は東京ビーフとしてブランド化され、幻の黒毛和牛とも呼ばれているそうですが、このほのぼのとした様を見てしまうと何だか複雑な気持ちで美味しそうとは思いたくありませんでした^^:

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そして4日目からは宿を移動してこちらのかいゆう丸さんで2日間お世話になりますが、

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こちらのかいゆう丸さんもご飯が美味しくて嬉しいのですが、とにかく量が多いw
もしかして普通の人の食生活ではこの量が普通なのか・・・?とちょっと気になりましたが、何はともあれ食べてみたかった島寿司も本当に美味しくて、かいゆう丸さんの食事も朝昼晩の3食全て満足でした。

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そんな美味しい朝食を頂きながらふと正面の景色を見た時に、あれ?この景色以前にも見たことがあるぞ・・・。となりまして、いや、この正面の景色絶対に見たことがある!何だろう、ここで生まれ育ったようなこの懐かしい景色は・・、これはまさかデジャヴじゃ・・・、

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ん〜?

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キャ〜ッ!! これはやはりまさかの愛する我が地元の五井の風景♪

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どんな因果か運命か、海を隔てて遠く離れた絶海の孤島の青ヶ島にまで来て、毎日見ている自分の家の近所の景色を見る事になるとはw
人生とは面白いもので、縁あってこの3月のカレンダーだけがタイミングよく自分の地元の画像が使われていたようで、「千葉県」とか「市原市」などの大きな括りならまぁ、あるかもね!って感じですが、ピンポイントで青ヶ島よりも小さな町の五井ってところに今回お世話になったかいゆう丸さんが偶然にも関連性がある事にびっくりで、人生って色んな偶然が起こるから不思議なものですよね。

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とりあえず、
どこから来たの?
ここから来ました。
に使えて丁度良かったですw

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そしてこの日も船は欠航となり山の中を散策しますが、沖縄県では準絶滅危惧種として登録されているオオタニワタリがそこかしこに群生していて湿度の高い伊豆諸島ならではの光景だそうです。

ちなみに絶滅危惧種といえば、毎日港の自動販売機で売っていた甘い缶コーヒーを買いに行くのが日課だったのですが、
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ジュースを買って出てくるお釣りの硬貨がめちゃくちゃ古くて、昔から常に島の中だけで貨幣が循環しているようで、

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この昭和49年製の100円玉は外周のギザギザが既に擦り減ってツルツルになってしまっていて、500円玉は懐かしいNIPPON GINKO 500 YEN の堀文字の入ったタイプで、このような古い硬貨ばかりが更新される事なく未だに使われているところを見るに、島外からあまり外貨が入ってこないのかな?と。

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そんなことも考えて島にお金を落としていきたいのですが、村唯一の商店と居酒屋さん以外に何もお金を使う場所がない・・・ということで、自分はお酒は飲めないのですが、お土産に島の特産の青酎とひんぎゃの塩を買って、お酒が好きな友人に配らせていただき、

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宿と商店で売っていたお土産用のTシャツをそれぞれ購入させていただきました^^

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そしてこの日しか夕日が見える条件の日が無かったので、港で三宝港のサンセットの撮影をするべく待機して、ギリギリ雲の隙間から太陽が顔を覗かせてくれた瞬間をパチリと。

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そして一旦宿に戻って夕食を頂いてから港に戻って月夜の三宝港の写真を狙いますが、相変わらず雲が多く、でもその雲の隙間から時折見える星空が満月に近い月明かりにも関わらず、かなりの密度で星が見えていて、星の箱舟と言うだけあって青ヶ島の星空のポテンシャルは相当高いのだろうなと感じました。

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そんなこんなで深夜に誰も居ない港で潮騒の音を聴きつつ、のんびりしながら雲の切れ間から月が顔を覗かせた瞬間に長時間露光でパチリと撮影して、とりあえず青ヶ島にて朝昼夕晩の写真が撮れて満足ですが、もう少し天候に恵まれればなぁ・・と、ちょっと心残りが。
とりあえず今回の旅行でロケハン的な地理的な事は分かったので、次来るのであれば2泊で十分そうなのでもう一度星空を狙ってみたいのですが、如何せん予定通り往復できる望みが限りなく低いのがネックなんですよね・・・。

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ちなみに青ヶ島に旅行に行くならどの時期が一番お勧めかを複数の島民の方に聞いてみたのですが、台風が来なければという前提の下、9月がお勧めという意見が一番多かったです。
ただ、星空を見るならやはり寒い時期がお勧めらしいのですが、寒い時期は低気圧の影響をもろに受けるので、条件の良い日にピンポイントで来島するには運も必要そうですね。


もう少しつづく







akane380 at 01:29│Comments(0)│ │青ヶ島旅行記 

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