2024年04月03日

青ヶ島という一期一会の絶景2

SBR_5387
前回に続き、今回も青ヶ島の旅の話ですが、


SBR_5448
今回の5日間の滞在で前3日をこちらのあおがしま屋さんでお世話になることにしましたが、青ヶ島全体で確実に営業している民宿は2件? 3件?とかその程度で、事前に何件か連絡をしてみたのですが、高齢で辞めてしまったりで泊まる場所自体の数が少なく、仕事関係で来島される方々も民宿を利用するので需要に供給が追い付かず、希望の日時での宿の確保も結構難しかったりします。

SBR_5419
そして青ヶ島は一軒だけある居酒屋さんを除くと飯処が無く、他では食事にありつけないので1日3食を宿で頂くのですが、とにかく毎食量が多くてどれも美味しかったのですが、小食の自分には少し食べきるのに大変な量で、小学校の頃に食べ終わるまで昼休みは出来ません!と言われて半泣きで食べていたのを軽く思い出しましたw

SBR_5272
ということで2日目のこの日は一日中ガスっていて風も爆風で、やれることが無いので風の当たらない場所に行って暇つぶしにレンタカーをカッコよく撮ってやろうとかやっていましたが、青ヶ島の良いところは何もやる事がないので焦らずに済むのが良いですね。

SBR_5285
それにしても一つ疑問に思ったのですが、なぜ強風が吹き荒れているのに霧は晴れないのでしょうかね。
島の外側を覗くと霧は海抜150m位から上空を覆っているのですが、笠雲と一緒で海からの湿った空気が島に当たって上昇する際の気圧変化で際限なく発生しているのか、

SBR_5475
もしくは海を見ていると強い風で海面から煙のように海水が舞い上がってそのまま上空に吹き上がっていくのですが、これが霧の原因なのか・・・と、学の無い自分には答えが分かりませんが、とりあえず霧よ早く晴れてくれ・・・と祈る一日でした。。。

SBR_5328
ちなみにこの日は特に海が大荒れ(島の人には日常)で、ここまで荒れてくれるとある意味迫力があって、波が岸壁に打ち付ける際の重低音が殊の外大きくて面白かったです。

SBR_5746
そんな感じで旅の2日目は朝からずっと暴風雨で夜半まで雨が降ったり止んだりと続き、3日目の深夜になってやっと雨も上がり薄っすらと雲の切れ間から月明かりが間が見え始めたので、これは行けるかも・・と、島の最高峰(423m)にある大凸部(おおとんぶ)公園という展望台を目指して宿を出て、雨が止んだばかりの山道は足元が悪いだろうなぁと覚悟して登ったのですが、道中水が流れていた形跡はあるものの、思いのほか水たまりがなく、火山性の地質が排水を助けて水が殆ど貯まらないのか?、雨上がりの山道でも全然靴が汚れず、旅行中靴がドロドロになるのを嫌ってレインカバーを持って行っていたのですが、その必要は無かったようです。

SBR_6108
水といえば、海に囲まれた青ヶ島では地下水に海水が浸透しているため飲料水として利用できず、画像のゴルフコースのような防水シートの張ってある部分に降った雨水を一箇所に集水して浄水し、飲料水や生活用水として常時6000t 近く貯蔵し使用しているそうで、

SBR_5365
他には、海が荒れることが多いので船を港に係留せずに陸地に上げるため、

SBR_5307
一般的なクローラークレーンではなく、この港側から繋がっているロープウェイのような滑車の付いたクレーンで毎回船を港から陸地に釣り上げて格納しているようで、厳しい環境に合わせた島独自の生活スタイルなども青ヶ島の見所の一つかも知れません。

SBR_5120
そして話は3日目の朝に戻り、予報通り朝方に雨が止んでやっと晴れてくれたので大凸部に向かいますが、順路は300mくらいの距離ですが、普段使わない筋肉を使うので登りがまぁまぁキツくて、日の出に間に合わないかもと急ぎ足で昇ったらそこそこ大変でしたが、

SBR_5585
なんとか日の出の時刻に合わせて青ヶ島最高峰の大凸部公園にてご来光を拝んで、

SBR_5873
日が高く昇ったお昼過ぎに尾山展望公園に昇って雲の切れ間から太陽の日が島全体を照らすタイミングを待ち続けてやっと二重カルデラの明るい画像を撮影することが出来ました^^
ちなみに画像でみると小さな島に見えるかもしれませんが、

SBR_5978
実際にはかなりの迫力で、今回青ヶ島を旅するのに際していろいろ調べていたら調べすぎて今更現地に行って実際の景色を見て感動するのかな?と行く前はちょっと不安でしたが、実際のスケール感はその場に降り立たないと分からないもので、やっと晴れてその雄大な全景が拝めた時には普通に感動してしまいました。

SBR_6133
そして青ヶ島に上陸して3日目の海上は比較的穏かで船が来るのかな?と思っていたのですが、八丈島側の天候不良の影響でこの日も船は欠航となり、欠航が続いていたヘリも2日振りに飛んだようで、この時期は連日転勤で来られていた方々が島を去る寂しい時期だそうで、ヘリの到着時刻付近には送り出しの還住太鼓の音が島中に響き渡っていた一日でした。


つづく





akane380 at 12:27│Comments(2)│ │青ヶ島旅行記 

この記事へのコメント

1. Posted by よこやん   2024年04月03日 13:17
良いですね
弁当の青菜は、明日葉かな?
台風来るとものすごいんでしょうね、きっと
2. Posted by Gabu   2024年04月04日 07:29
>よこやんさん

お疲れ様です^^
ご推察の通りお弁当の青菜は明日葉です^^
よこやんさんお詳しいですね!
ちなみに味は幼少期に油性クレヨンを舐めた時の味に似ていて、何も言われずにいつものお浸しと思って食べてたらぺって吐き出す味でした(笑)
でもパワーフード?らしく、栄養価も高い食材だそうです^^

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔