2008年12月02日

続・ハヤブサ顔面SWAP製作

最悪です。。。 記事を事細かに書き上げてもうそろそろで出来上がりってところでプレビューを見ようかとプレビューボタンをクリックした瞬間、悪夢のエラー表示で白紙になり一から書き直し決定・・・。
さすがに心が折れてPCの電源落として寝ましたw
また初めから書き直すので言葉少なめですがすいません。。。

そんなわけで気を取り直してw、前回の記事で隼のアッパーと12Rのサイドカウルを取り付ける為のカウル加工をご紹介しましたが、前回載せきれなかったその時の続きの作業内容をアップします。
ということで今回は前回製作した加工カウルとサイドカウルの接合編ですが、今回は制作した完成品をそのまま使用する訳ではなくFRP複製時のマスターとして使用する予定なので耐久性は2の次で作業効率優先の張りぼて製作にて作業を進めていきます。

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そして前回、隼のアッパーがとりあえず取り付けできるようになった状態で記事を終わりにしましたが、実際にはネジを使用して取り付けているので、その留めネジを外すと画像のように元々カウル幅が12Rよりも広い隼本来のカウル形状に戻ってしまいサイドカウルとのクリアランスがかなり開いてしまいます。

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また前回の作業時にサイドカウルと繋がる部分を直線でカットした為、画像のRの付いている部分が12R側に被ってしまうのでこの部分を綺麗に収まるようサイドカウル側に合わせる形で余分な部分を削って調整します。

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こんな感じで両者の面がフラットに接地するよう微調整も兼ねて研磨します。 

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そして作業に邪魔なデカールなどを取り除き、さらに全体的に#320のペーパーで足付け研磨をして準備完了。
この次の工程でカウルとカウルを接合するのですが、一度接合すると向きや位置などの修正が出来ないのでこの時点でしっかりと位置決めを行いますが、この時のポイントとして強度を持たせる為にカウルとカウルの隙間を1〜2mmほどクリアランスを設けてそこに接着させる溶剤を流し込みます。そして今回は元々一つだったカウルが割れたモノを修復するのと違い、全く別の形状のモノを接合するので接合面の下側が元の形状に戻ろうと反発していますので、この時点では位置がずれぬ様、画像のようなバイスなどで割れや傷が発生しない程度にカチッと固定して作業に入ります。(間違ってもガッチリ挟まないでくださいw)
また、今回はこの完成品をそのまま使う訳ではないので強度的な問題は多少省いて作業を進めていますので、強度を持たせる際の加工方法は参考までに1例として後でご紹介します。

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そして今回使用する材料がコレ↑です。
以前にも何度かご紹介していますが、バイク用品店やカーショプなどで売っているプラリペアです。
基本的な使い方はプラリペアのサイトを参照していただけると非常に解り易く説明されていますので気になる方はこちらをクリックしていただけるとプラリペアのHPへジャンプします。

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そしてあとはリペア材を流していくのですが、今回はこの作業の後にパテで接合面の修正をする事と、ブログで画像が見やすいということで表からリペア材を流していますが、普段補修する場合などは裏面からの作業の方が後々の処理が楽なので割れの補修の場合は裏からをお勧めします。
また今回のように面積が大きい(長い)場合は真ん中から外側に向かって作業した方がたわみや歪みが発生しずらいのですが、今回はカウルを炙って整形する工程があるので、まずは真ん中と下側で一度仮固定し、画像の下側を先に決めてそこを起点に外側へと作業を進めていきます。

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そしてリペア材が完全硬化しても画像のバイスで抑えている辺りは元のカウル形状に戻ろうとする力が常に掛かっているのでちょっとした衝撃でクラックなどが入りやすく、この力を無くすためホットガンでカウル形状に合うよう曲げたい部分を炙りながらもう一方の手でカウル形状をサイドカウル側の形状に合うよう力を加え整えます。感じとしてはベロベロになるまで熱するのではなく、若干緩くなる程度まで熱して、曲げて、そのままの形状を維持させて冷ますといった感じです。
また熱で炙る時はホットガンなどが最適ですが、無い場合にガスバーナーなどを使用しバーナーの直火をもろに当ててしまうとプラスチックの繊維がボロボロになり逆にパリパリ割れてしまうので一気に熱が当たらないよう注意が必要です。
また熱したカウルを触るので普通に火傷しますので気をつけてくださいw

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そして炙り作業が終わればこんな感じでリペア材の無い部分も元の形状に戻ろうと反発する力も無くなりサイドカウル形状を維持してくれます。

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あとはそんな感じの作業を繰り返し時間の関係でかなり雑ですが、一通りの作業が完了し片側終了。

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炙って多少整形しながら接合したのでライン的にはこんな仕上がりとなりました。が、やはりフロント側のアッパーとサイドカウルの幅の差で少しカクカクしているのでこの後のパテ盛りで消し去りたいと思います。

そして先ほども記したとおり、今回の作業方法では強度が余りありませんので通常の軽補修程度の作業工程を下記に残しておきます。

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大体の傷のイメージですが、普段、破損したABS樹脂や他のプラスチック素材などの補修で強度を出す為のリペア方法としては対象や環境に合わせて道具や技術もいろいろあるのですが、ここでは先ほどのプラリペアの基本的な使い方に載っているのとは少し違った形の簡易的な補修をご紹介します。

まずはこのような傷を補修する場合、この状態から亀裂の上にプラリペアや他の補修材(パテ)を盛ってもベース自体に亀裂が入っているので一体感が作れず強度はそこまで強くはありません。

そこでクラックの入っている部分に隙間を作る為と面を綺麗にする為に1〜2の隙間を作ります。
経験上、隙間は狭すぎても広すぎても強度に問題が出るように思います。
通常グラインダーの薄刃で亀裂をなぞるように切ればOKですが、傷が細かい場合などはヤスリやペーパーでせっせと研磨します。
そして切った断面の周りを#320程度のペーパーで足付け研磨し表側のエッジ部分(角)を抜け防止と接地面積を上げる為、テーパー状になるようサッとペーパーで研磨して(右図参照)、あとは脱脂をして表側からマスキングテープなどで画像のようにマスキングをします。 

そしてリペア材を充填していくのですが、この時にプラリペアなどの場合だと粘度が多少ありますので一度にボトっと垂らし込むとテーパー状の隅々までリペア材が行き届かず、マスキングを剥がした時に隙間が開いてしまう場合がありますので、リペア材を入れた時にトントンと軽く叩いて振動を与えてあげると綺麗に隅まで入りやすいです。

図の作りをミスったのですが、これはの工程と同時進行で行うと考えていただき、隙間にリペア材を流し終わったらステンレスの0.5〜1mm (バイク用品店でワイヤリング用に売ってるので十分です)ほどの針金を2cmほどの長さにカットして、なるべく角ができるようカクカクっと曲げて、それを画像のように一定感覚で置いて上からリペア材で埋め込んでいきます。感じ的にはで流したリペア材と針金を埋めるリペア材を硬化前に融合させる感じで同時に行い接地強度を上げます。
本来、板金屋さんなどでは専用の機材でこのような針金(専用)を熱しながら母材に生めこんだりするのですが、その応用のようなもので、他に薄くて細かい目のステンメッシュなども用途によっては使用します。
こうすることで前後左右への動きが制限されますので通常この方法で接合すればちょっとやそっとでは割れることは無いと思います。
あとはリペア材が硬化しマスキングテープを剥がせば表面は綺麗な面が出来ている(ハズですw)のでサッと表面処理をして完了です。

※この時に補修する部分に求められる強度を考慮して作業をするのですが、薄いペラペラなモノに対して補強を多く入れ過ぎたり、樹脂を多く付けてガチガチにしてしまっても耐久性が落ちるなど逆効果となる事がありますので、たわみや歪みを考慮しつつ必要最小限になるよう要所要所ポイントを考えて作業した方が良いと思います。



akane380 at 12:42│Comments(6)TrackBack(0)DRAG RACE 製作記 

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この記事へのコメント

1. Posted by ヘミバード   2008年12月02日 23:13
5 プラリペアを普通に使うんじゃなく、針金で補強を入れて強度を出すとはなるほどです!

こんな作業も大変でしょうけど、ブログを書き終えてエラーは本当に疲れますよね^^;
何回か経験ありますのでお気持ち分かります。。。

言葉少なめと言いつつも、丁寧に説明書いてくれててとても勉強になります^^
2. Posted by Gabu   2008年12月03日 10:47
>ヘミバードさん

ブログを書き終えてのエラーだけはほんとに辛いですよねw
ライブドアブログは停電などでPCがダウンした時に書き途中だった記事の復元機能がついているのですが、エクスプローラーエラーの場合は対応していないようです。。。
最初に書いた記事はもう少し細かく説明していたので時間が掛かった分、ショックが大きかったです^^;
でもカウルのリペア関係は良く作業要領を質問される部分なので出来るだけ説明を付け加えて作り直しました♪
3. Posted by ベルボトム   2008年12月03日 13:41
なるほど、こんな風にして仕上げていくんですね。
しかしすごいたくさんの工程、材料。
今までGabuさんはどうやって知識てにいれてきたのかな〜経験?
こんだけ知り尽くしていくには、時間も経験も必要ですね。
4. Posted by Gabu   2008年12月04日 10:26
>ベルボトムさん

地味に細かい作業が多いのですが、慣れればやり甲斐があって楽しい作業です^^
知識はエンジン関係などはレース屋時代に習得して板金関係は板金屋時代+独学で自分の物になるよう勉強してます^^;
毎日こんなことを人生の半分やっていますので自分のマシンの事なら自分で何でも作業出来ますが、逆にPCなど他のことはサッパリですw
あと走りもサッパリですwww
5. Posted by S14まさ   2008年12月04日 20:37
Gabuさん…わざわざ自分の為に作業レポートありがとうございます(笑)
やり方のコツも書いてあってとても勉強になります!

針金で補強とは電熱ピンの事ですね^^
このプラリペアっていうの、名前は違うものでしたが2〜3回借りて使った事ありました!!
HP見させていただきましたが、結構なお値段するんですね^^;
知り合いから全然知らずに借りてガンガン使ってました…。

前から見た写真、キレイなラインに仕上がってますね!
やはりヒートガンは使うべきですね…
ここまでキレイに仕上がったら後処理が楽そうです^^
自分はいつもガタガタに仕上げてパテてんこ盛りなんで結局、後処理で時間くってます^^;

ブログエラーは泣きますよね。
もうその日書き直す気ゼロになりますもんね^^;
自分は書き終わった最後に必ず文章を全てコピーしてから更新ボタンを押しますよ!

ライブドアブログは復元機能付いてるんですか!?
Gabuさんのブログはとても色々勉強になります^^
旧ブログでも拝見させていただきましたが、FRPの型取りというのも興味津々丸です(笑)
6. Posted by Gabu   2008年12月05日 13:13
>S14まささん

いえいえ、どう致しましてww っというのは冗談で、以前はFRPの修正方法を聞かれる事が多かったのですが、最近は純正カウルやバンパーなどのABS樹脂系の補修工程を聞かれる事が多くなったので、口頭で伝えるよりこっちの方が解りやすいかな?と記事として残してみました^^

ちなみに電熱ピンは以前に近所のツール王国で安く売っていたので買っちゃおうかなぁ・・・と狙っていたのですが、倒産した今となっては買わなくて良かったかも。。。と。
ピンのサイズが自社規格とかだったら最悪ですもんねw
ブログの更新前に保険でコピーしておくのは良い考えですね!ぜひ使わせて貰います^^
FRPの型取りたまぁーに失敗するので期待しててくださいww

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