2009年03月07日

JE Piston

すいません、本当は前回のポート研磨ネタの続きを書こうと思っていたのですが、前回のポート研磨時にちょっと無理が祟ってか脇腹を負傷したようで、直ぐに治るかな?と思いつつも無理な体勢がとれないので記事用の作業を進めることが出来ませんでした^^;
とりあえず病院に行けよって話なんですが待たされるのが面倒で・・・。
と言う事で、今回は話が変わって今年のエンジンに使用するパーツが届いたのでその辺りをご紹介します。

IMG_1392
今回発注したパーツはJE Pistons の83mm純正ボアサイズピストンとFerrea の1mm オーバーサイズ INバルブ、ビッグバルブでのバルブ重量増加に対してAPEのチタンリテーナー、 COMETICのヘッドガスケット(純正厚)+リペアKitを奢ってみたのですが、今回からNOSの使用に伴いピストンだけでも強化するべく導入を決めたものの、いろいろなメーカーからリリースされている中で何処のメーカーのピストンにするかで非常に悩みました。
悩むといってもWiseco、JE、CPと3ブランドで毎度おなじみの優柔不断さを発揮していたのですが、最終的に向こうのレース関係の掲示板などで名前の挙がる率がダントツなJE piston と見た目の機能美が良かったCP piston で悩み、悩みに悩んで決め手となったのがこちら

     
多分、どこのメーカーでも作り方などは高額な機材を導入してオリジナルの経験を元にプロフェッショナルな仕事をされているとは思いますが、なんかこーゆうのを見てしまうと単純に仕上がりとかが気になりませんか?w
しかもJEは使っている材質や熱膨張時の形状なども良いらしく(宣伝文句鵜呑みですが)、その割には意外と安いんです。まぁ、多く売れているから割引率が高いのか、割引率が高いから多く売れているのか・・・w とりあえずJEで!ということでJE Pistonsで安い場所を探しているうちにJEのZX12用でも正規ラインナップとそうじゃないカスタムがあるらしく、いろいろ探っているうちに良いピストンを発見し今回購入したのですが、

JEPiston
本来JE PistonsのZX12用を買うと多分メーカーHPには ”FSR”と記載されていたので画像のスカート形状なハズですが、今回の自分が購入したモノは、スカート形状が円形などちらかと言えばスタンダードな形状です。
そして圧縮比も正規が13:1に対して自分の購入した物は純正より0.2低い12:1と普通に考えるとデチューンな感じですが、この今回自分が選んだピストンのスカート形状なども上の画像と見比べるとレーシーではありませんが、実はしっかりとした意味があり決して妥協しているわけではありません。
IMG_1410
ちなみに正規品のピストン単体重量がメーカー公表値234gに対してこのピストンの仕様公表値は229gとFSRタイプよりも軽く設計されています。(トップ形状の違いによる重量差もありますが・・)
でも一番正規品に勝っている部分、それはなんと5万円でお釣りがくる価格だった事ですww
材質も基本設計も正規品と同じなら安い方が差額で加工してバージョンアップできますし、本当はCOMETICの薄いメタルガスケットを入れれば圧縮比も若干稼げたのですが、元々ZX12はパンチがあるので今回取り入れるオリジナルの秘密兵器との兼ね合いで無駄に圧縮比を上げてドラッグのスタート時に扱いづらくなるのが嫌なこととNOSの使用による初期リスクを避けるなどの目的があって今回は純正強化的なこのピストンにしました。今回はパワーを上げるのが目的ではありませんので^^

IMG_1399IMG_1401
ちなみにこちらのFerrea製ビッグバルブですが、ビッグバルブ化にもポートと同じく賛否両論あると思いますので、なんで今回のそんな仕様に必要なの?については個人的な考えです程度に流してもらって、とりあえずこのバルブの作りをご覧ください
何気なく左の画像を大きくして見ると画像右のFerreaのバルブの傘部分に加工した時の削り痕があり、なんだよこれ・・と、ここをペーパーで研磨して鏡面仕上げに・・・ンケケ。。なんてやってしまうとFerreaの人間がガッカリしそうですがw、この渦状の仕上げにもちゃんとした効率的な役目が絡んでいます。また、右の画像で比較してみると両者の狙いが別れるのですが、純正の傘形状は角度が10°でシート当たり面より下が薄い形状となり、逆にFerrea製は傘形状が25°で当たり面の下が若干肉厚とそれこそ極限の仕様でしか理論上の効果は期待できないのかもしれませんが、細かい事にも妥協しない作りに届いた箱から取り出してパッと手に取り検品した時に他とは違うFerreaのやる気を感じる嬉しい仕上げでした

IMG_1401z
先ほどの画像だと色の効果で黒い純正バルブがやけに小さく見えたと思うのですが、色を抜くと形状などが分かりやすいかと思います。ステム形状も良いですよねぇ・・・w
ちなみに先ほどの狙いとは左の純正は低中速向き、右のFerrea製は高回転向きな仕様と理論上では言われています。 ちなみにナゼ?っと気になった方は調べてみてください^^ 小さな「ヘェ」がいろいろ出てくると思いますw

akane380 at 01:11│Comments(7)TrackBack(0)DRAG RACE 製作記 

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この記事へのコメント

1. Posted by ベルボトム   2009年03月07日 10:04
すごい輝きですね。
しかもこれだけバラバラだとあたしにはどこの部品かワカリマセン(笑)

Gabuさん、バイクのことで相談があったのでメールしましたので後でみてみてください。
2. Posted by Gabu   2009年03月07日 18:57
>ベルボトムさん

今回のピストンは正直なところ機能美が無いなぁ〜と思っていたのですが、バルブは小一時間ばかりずっと見入ってました^^;
先ほど頂いたメールを返信しましたので参考になれば良いのですが、早くBILLさんが原因追求してくれるといいですね^^
3. Posted by S14まさ   2009年03月08日 23:05
ピストンやポートを鏡面にするのはわかるのですが、バルブはなぜでしょう…?
この渦状の加工によってバルブが振動で微妙にまわってバルブの当たり面を均一にしてくれるとかですか!?
たしかバルブリテーナーにはそういう加工がしてあるなんて聞いたこと有ったような無いような…
空気の流れとかですか???
北半球は渦が右回り、南半球とかはその逆とか(笑)
わかりまへん(笑)
自分だったら間違いなく渦状の削り跡を消し去ってますね^^;
4. Posted by BB   2009年03月09日 00:56
機能的に考え抜かれていて妥協の無いカタチって、どうしてこんなに美しいんですかね?
実は若い頃に某自動車メーカーでエンジンの設計をしていたことがあるんですが、練りに練って描いた図面がデザイン部門のくだらない主張で却下されることが多々あって、腹が痛かった記憶があります。
あ、脇腹負傷て、大丈夫ですか?
病院行かずにとりあえずパテ埋めとかしてませんよね?(笑)
5. Posted by Gabu   2009年03月09日 03:13
>S14まささん

>北半球は渦が右回り、南半球とかはその逆とか

そうです!そして樹海に持っていくとどっち回りにしようか困ったちゃんです・・・ww
というのは冗談ですが、この辺りを調べてもらえると他の要素も検索に引っ掛っていろいろな繋がりが見えて面白いんじゃないかなぁ・・・。と思ったので、ここの効果は書かなかったのですが、「吸気用エンジンバルブの傘裏部に多数の渦状溝を設けると、混合ガスが渦流となってシリンダ内に吸引され、燃焼効率が向上する」これは、ある企業の特許申請時の特許請求説明文からの部分的引用ですが(マズイですかね?w)、雑誌などには載らないような細かい要素がいろいろあって調べると雑誌などで定番の内容が矛盾していたりで、じゃぁこれが良いのかと言えば相乗効果を期待したりと、やはり自分でやって試すのが一番だなぁ。。。と思います^^; 


>BBさん

性能を追求した結果の機能美っていいですよね♪
そして今は部屋のオブジェになってたりします♪
BBさんエンジンの設計をされていたんですか^^
自分は本田さんが好きで本田さん関係の本は殆ど読んだのですが、どの本でもちょくちょく開発同士の主張を通そうとするいがみ合いが出てきて一つ一つ部門ごとに喧嘩しながらお互いがライバルとなって一台の車を作りあげるんだなぁと情熱と意地の世界だ・・・と思いました^^;
でも一つの目標に対してお互いの考えをぶつけ合いながら作り上げて行くのは完成した時の喜びが半端ではなさそうですね^^
逆を言えばそこにたどり着くまでは己との戦いってことですよね。
そして自分は己との戦いに敗れて脇腹を負傷しましたが、外傷じゃないのでパテは使えませんww
あばらの変な部分が折れたのでFRPで補修しときます・・・w

6. Posted by ヘミバード   2009年03月09日 23:01
脇腹大丈夫ですか?
自分は最近ペーパーのかけ過ぎか右手の親指が痛みます^^;

ピストンの写真でうっすらとバルブリセスのところにも加工した痕が見えますが、これも渦が巻くような加工がしてあるんでしょうか?
ピカピカのチューニングパーツでエンジンを組んでいくのはワクワクしますね^^
7. Posted by Gabu   2009年03月10日 01:16
>ヘミバードさん

脇腹は医者に行ってもコルセットと痛み止めを出されて終わりだと思うので、適当に誤魔化しながらやってます^^;

ピストンのリセス部分ですが、あれは見たまんまの加工痕です・・・。
今回のピストンは安かったので文句も言えませんが、細かい修正箇所がちょこちょこあるので少し手直ししてから組み付けます。
そしてもう少しでエンジンパーツも一通り揃うので、そろそろエンジンも車体から下ろして、分解作業に入ります^^

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