2009年03月15日

こちらの作業も再開

ここ最近、やっと暖かくなってきて夜中でも以前の日中と変わらない気温で少しずつ作業がやりやすい時期になってきましたが、昨年の今しがたにガレージに外装とフレーム&ホイールペイントの作業でやってきて、フレームを組み上げるついでにあまり状態の良くなかったエンジンもオーナーがYオクで新たに購入したO/h済みエンジンへと積み替えたヤマハのR1-Zですが、その後そのエンジンが不調(液ガスの塗りすぎによるオイル通路塞ぎ)と分かりエンジンO/hの作業をするかで悩んだ結果、オーナーサイドで程度の良いエンジンがあるとの事で新たにもう一基3XCエンジンを用意してくれたのですが、見た目綺麗でも何となく嫌な気がしたのでヘッドを剥ぐってシリンダー内を覗くと案の定排気側のシリンダーに深い縦傷と軽くカジった痕があり、さらにクランクを手で回すとゴロゴロと嫌な感触が・・・。そしてこのままではどちらにせよ長くは持たなそうなのでそれを判って載せ換えたところで走行中に焼き付きなどを起こして痛い思いをされてもこちらとしても嫌なので、とりあえずこちらではこのエンジンは積めない事をオーナーに説明し、部品取りかベースにする為そのエンジンを全バラにしてみたところ、クランクなどのオイルシールも破れ中のスプリングが飛び出していたりと年式相応なお疲れ様具合でした・・・^^; その後また闇雲にオークションなどでエンジンを探しても旧年式の2ストはリスクが大き過ぎるので三度手間になる前にいろいろオーナーと話しつつも、他の作業に追われで気付けばもうすぐあれから1年も経つんですね・・・。
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それにしてもNSR250と違って、このシリーズのエンジンは排気側の当たりが強いようで何だかんだ3基分のシリンダーを見てみたのですが、どれも同じような状態で、以前に1KTでレースをやっていた先輩に対策は無いものか?と相談したのですが、ヤマハの宿命だ。と言われましたw
ただ、このエンジンはNSR250などと違いメッキシリンダーではないのでO/Sピストンの使用が比較的安価に出来るので走行に見合った整備をすれば良いのか・・・。
でもまぁ全部が全部そうじゃないにしても、2ストエンジンはセッティングやオイルの質、乗り方などでかなり状態が左右されやすいのかもしれませんね。
ちなみにピストンの材質が悪いのか?などと画像奥のピストンを適当に近くにあったハンマーでピストンスカート部分をカン!と叩いたら意外にあっさりとパリンって割れてしまいました。。。 以前NSR250でも同じようにジャンクピストンで試してみたのですが、結構頑丈で大ハンマーでゴン!とやってやっと割れた記憶があるのでやはりホンダは優秀なのでしょうか?w ちなみに自分は壊すのが好きな訳ではありませんw ジャンクパーツを有効利用してどんな感じに壊れるか、剥離するように割れたり綺麗に割れたりと、割れ方、壊れ方を見るのも意外に為になったりします。

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そんなこんなで、既にここに至るまでに中古のエンジンを2基も用意して頂いたにも関わらず、長くは持たないだろうとのこちらの見解で不発に終わったりと少し遠回りをしてしまっているので予算的にシリンダーをボーリングしてO/Sピストン入れて・・・と低予算で当初考えていたオーナーに不発に終わったエンジン2基分を考えても今さら言うのも酷な話しなのかな・・・と腰下を組み上げた状態で一旦作業をストップしていましたが、どうにか腰上の打開策も試験的な対策として見つかったのでR1-ZのエンジンセミO/h 作業も今年のバイクシーズンに向けて再開出来そうです。
そしてNSR250の時と違って必要部品は全てメーカー在庫で揃ったのですが、試しにシリンダーの値段でも調べてみようと検索したらシリンダーだけ既にメーカー在庫無しw R1-Zの最終が1999年と他の2ストに比べれば比較的新しい車種だというのに在庫掃けとは・・・w やはりみんな同じ症状で困っていたのでしょうか・・・^^;
逆にこれで社外ピストンを使ったら結果はどうなるか?なんてのも興味があるのですが、今回の作業は消耗部品の交換目的な組み直し作業ですので無難な選択でやっていきます。
ちなみに2ストのエンジンは非常にシンプルで腰下の主要パーツはクランクとIN/OUT のミッション+シフトフォーク&ドラムと組む部品点数が少なく、どの部品も付くようにしか付かない構造で単純ですが、トルク管理以外にもクランクのオイルシールの組み付け方一つでフリクションが結構変わってしまい耐久性などにも悪影響が出ますので、個人的には前後1mmほど自由度がある中でのオイルシールの位置(角度)決めが重要だと考えています。


akane380 at 00:34│Comments(4)TrackBack(0)│ │作業記事 

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この記事へのコメント

1. Posted by S14まさ   2009年03月15日 23:27
5 ホイールをホワイトパールに塗っていたR1−Zでしたっけ?
またひとつ勉強させてもらいました^^
ピストンを割ってみるのも勉強になりますね!
今までずっと気にせず捨てていました…
もったいなかったですね^^;

液ガスの塗りすぎでオイルラインを塞いでしまって自分も痛い目見ました^^;
しかも先輩に「ここ気をつけて」と言われてるにもかかわらずで…

シリンダーはもう在庫無しですか…
それにしてもオークションで中古エンジンを探すのは難しいですね…
2. Posted by Gabu   2009年03月16日 04:13
>S14まささん

そうです、あの時のR1-Zもやっと作業再開です^^;
クランクケースに液ガスを塗って多分その時は組んだ人も注意していたのかもしれませんが、アッパーとロアーを合わせた時にはみ出る分を考慮していなかったようでプニッとなった分で綺麗にオイル通路が塞がれてました・・・。でもやはり慣れるまでは絶対にオイルを漏らしたくない気持ちが強すぎて気持ち多めに塗ってしまいますよね^^;

ちなみに補足ですが、記事で壊して壊れ方を見ると書きましたが、ショップ時代に交換した部品や壊れたパーツを捨てるのにドラム缶1缶幾らで業者に引き取ってもらっていたので、当時ジャンクパーツをいかにドラム缶に詰め込むかが下っ端の自分の役目だったので、出来るだけ小さくする為に切ったり砕いたりしているうちに一定の勘というか、自分の中での感覚的な強い奴と弱い奴の判断基準が出来てしまっているのでとにかくいろんな基準感覚を掴んでください^^;
以前にも書きましたが、自分は学が無いので基準ベースが周りの人よりも劣っており、その殆どが経験則で物事を捉えていますので一人の頭のおかしい人のモノの捉え方程度でお願いしますw

3. Posted by ヘミバード   2009年03月17日 23:58
R1ーZのオーナーさんお気の毒様でした。。。
ん!? もしかして隼買ってドラッグレースに!?

これからGabuさんの手によって本領発揮できますね^^まだ新しいと思ってたR1-Zも、既に10年以上経過してるんですね〜
例のタクトは20年ほど経ってるためか、純正パーツは在庫の無いものもあって困りました;:
4. Posted by Gabu   2009年03月18日 02:01
>ヘミバードさん

一瞬 ”何で隼の存在がわかったんだろ?”って不思議に思ったのですが、前回のR1-Zの記事で自分で書いてたんですね^^;
隼購入前に無駄にお金を使う訳にも行きませんので・・・w

それにしても何気なく思ったのですが、自分の12Rも00年式なので既に10年選手にリーチなんです^^;
と言う事は自分が21歳の時にリリースされていたのですが、全く印象にありませんでした・・・。そしてなんだか、なお更型遅れという印象が増えましたww

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