2009年03月25日

オリジナルNC製作

それにしてもこのネタは以前から、そのうちに機会があれば休日に楽しむオリジナル改のヒントに役立つかもしれないし載せておこう。と予定していた作業なのですが、如何せんサラッと紹介する予定がなんだかんだで少し引っ張り気味になってしまいました。
そんなオリジナルNC加工ですが、前回からの続きです。
IMG_1525
まず、前回までの記事でアルミの板にネジ穴の位置を決め、それを元にデザインをしましたが、今回はそこから切り出して削り出す作業となります。
そしてデザインですが、一度切り抜いてしまうと元に戻せないので画像のこの段階が最終デザインになります。
デザイン確定後、カットしている時に保護シートが剥がれるとカットするラインが分からなくなるので、保険としてマジックで書いたライン上を一度カッターなどで上からなぞってアルミ板にカットラインの線を罫書き線として残しておきます。そうすればカットしている最中に保護シートが剥がれても慌てずにカットが出来ますので^^ ちなみに画像では前回のデザインからシッポの部分を少しだけ形状変更してみました。
そしてカットするのに必要なのは本来なら卓上の糸ノコなどがあればいいのですが普段滅多に使うモノではないので、今回は以前に車の内装を作る時にMDFを切るのに購入したホームセンターの格安ジグソーを使ってカットします。

IMG_1527
そしてデザインに対して少しだけ余白を持たせて大雑把にザックリとカットした状態ですが、カットする時にしっかりと板を固定しておかないと画像のようにジグソーが暴れて無数の叩き痕が残りますので出来ればホームセンターなどで安く売っているC型クランプなどで作業台などのガッチリした場所に固定して切るか、またはジグソーの足にゴムラバーなどを巻いて傷が付かないようにしてカットした方が良いです。今回は作業台に既にエンジンパーツが乗っかっていたので切粉が入るとマズイことからそのまま外で適当にカットしてしまいましたが、もしこうなったとしても少し手間は増えますが、最終的には綺麗に仕上げられますのでとりあえずカットをしっかり行います。また、今回はジグソーのアルミ用の刃が手元に無かったのでそのまま木工用の刃で作業してしまいました。。。多分、コレが切りづらかった一番の要因ですw 出来れば刃も専用を使った方が無難ですが、何もかも上手くいっては面白みが無いということで失敗も取り入れつつ試行錯誤します^^
ちなみに画像右の一部分は既に今回使用するNCマシンにて少しだけ研磨した状態ですが、今回使用するいざという時に役立つ身近なNCマシンとはズバリ・・・




                 udes
                    
                               ですw

                   腕にのどかな春らしさをプラスしてみました・・・


IMG_1528IMG_1531
っと言う事でペコッと登場Myリューターw あとは自分の腕を信じてNC研磨(NC=ノークレーム)作業ですw
ホントこんなくだらないネタで引っぱってすいません!ホントにNCなのはこの記事でお願いします^^::
でも何でも高性能な機材が揃っている世の中とはいえ、昔の職人さん達は何も無い時代に自分の腕と勘を頼りにで何でも試行錯誤しながら作っていたわけで、やはり職人は腕を磨いてナンボということでアホな自分はせっせとアルミを磨きますww ほんと最近グダグダな記事ですいません。。。
ちなみにポート研磨同様、アルミを削る時は保護メガネと粉塵マスクは必要です。マスクをしないで作業をして、作業が終わって何気なく唇を舐めるとアルミホイールを噛んだ時のあの衝撃が口中に広がります。

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そして曲面はリューターで、直線的な平面はサンダーを使って不要部分を削り落としたモノが画像左の状態ですが、なんだか微妙なデザインです^^; 後からのデザイン変更は失敗でしたね・・・。
そして裏っ返すとジグソーの傷が酷いので、この傷を取り除く作業をしますが、作業内容的にはポート研磨の時と一緒でペーパーを使って徐々に傷を取り除いていきます。
ただ、今回は多少深い傷があるので、事前に空研ぎ用の#80⇒#180⇒#320の順で事前に深い傷を取り除いてから、耐水ペーパーの#400⇒#600⇒#800⇒#1200⇒#1500⇒#2000の順に研磨して傷取りをします。塗装をする場合は#800辺りまでで十分だと思います。
※ただ、このジュラルミンという素材は耐食性が弱いらしくクリアー塗装やアルマイト処理などをした方が良いのかもしれません。

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                    そして一通り磨き終わったら完成です^^
                   あまり近くで見ると磨きの粗がバレるので・・・


                         少し離れて見ると・・・




                 IMG_1557
          五右衛門さん登場で飽きの来ないデザインへとバッサリ変貌を果たしましたw         
            正直なところ、途中からあのデザインには無理があるなと思いまして^^;


IMG_1572
そんなこんなでふざけた記事内容でしたが無事製作完了です^^; 
今回はハンドメイドということでマシニングなどの完成度には到底及びませんが、逆に自分が動けば幾らでも生産可能ということでスペアとしても使えるよう取り付け角の違う2タイプを製作してみました。
ちなみに手前の材質は当初10mm厚で注文し、予想に反して厚みがあり過ぎたので却下したA7075の超超ジュラルミンと言われる材質ですが、今回制作したA2017 ジュラルミンよりも強度がはるかに上な材質と言う割には、加工や磨きはA7075の方が全然楽で、逆にA2017はペーパーで綺麗に面を研磨してもバフを掛けると表面が粗くなってしまい、熱の入るバフ研磨には向いていないのでしょうかね?
今回はとりあえず黒く塗るか、アルマイトを掛ける予定なので綺麗に光らなくても良いのですが、少し気になる部分でした。それにしても今回は初っ端に発注ミスをしてしまい「10mm厚い!」と思って新たに発注し直したらまた10mmを頼むとは・・・結構ショックでした・・・。

IMG_1575
そして実際に完成したパーツを取り付けてネジ穴の位置やシフターの角度などに問題が無ければオリジナルブラケットの完成です^^ (現状仮組みなのでネジは適当にあったモノを仮で使用してます)
そんなこんなで今回は間違っても「Z」をモチーフにした訳ではなく、オンリー・ワンな「1」をモチーフに製作しましたw (もう少し角度が付いてたら「ラッキー7」をモチーフに・・・。)冗談です^^;
とまぁ、こんな感じで ”オッサンだんだん形が変わってんすけど。。。”などと仲間につっ込まれつつ、わいわい楽しくやってるのも面白いのですが、何よりも今回の加工は単価が多分タバコ銭以下と安く済み、尚且つ欲しいモノを即席で用意出来る事が最大のメリットで、何も無い状況から漠然と「こんなのが欲しい」と思っても、どう形にするかって部分で悩む事が多いですが、こうして結果を知ると意外に答えが単純で ”じゃあ、あれはこうすれば良いんだな。” と応用が広がる事が多いです。その応用を広げると今回のような単純な形状ではなく、立体的な形状や複雑な形状でも創意工夫をすることで意外に単純になったりもします。
なのでもしリューターやコンプレッサーが無い環境ならどうするか?など置かれた条件でどうクリアーするかの引き出しというか、経験のようなモノを増やすと作業がやり易くなります。
リューターなどが無ければ単純に鉄ノコでゆっくり正確にカットして鉄ヤスリでバリとエッジを処理してペーパーで仕上げれば環境に左右されず同じ結果が求められますので。

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ということで、やってみたら意外と簡単だったということがよく在りますので、理想の形にする為の一つの考え方としてこんな感じでDAYを楽しめますよ。的な記事でしたが、あくまでも個人での楽しみとしてですので、いきなり強度を無視したキャリパーサポートなどは作らないでくださいw 以前に一人居ましたのでww
逆にこの程度のモノであれば自分でも作れると分かっていれば、良い加工屋さん探しのヒントにもなりますし、一度試作品を自分で作って寸法を出し、荒い部分などを修正してもらった上でマシニングセンタで製品を作ってもらうなど、出来る部分と出来ない部分とを上手く分ければマシンいじりが今よりも少し楽しくなるかもしれません^^ 
そして画像はエアシフターのシリンダーをブラケットに取り付ける時に、そのままではネジで締め付けられて固定されてしまい自由度がないので、今回はネジ穴に対して1mmほど長いカラーを入れてネジを締め切った状態でも前後左右にある程度自由に動けるようセミフローティング仕様にしました。 あとはこれでシフトミスのリスクがどれだけ減るか?そこだけは走って確かめないと・・・と言ったところです^^;





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この記事へのコメント

1. Posted by ヘミバード   2009年03月25日 01:25
全然くだらないネタなんかじゃないですよ〜
この「NC」の方が面白かったです^^それに高価な道具が無くても出来るところがいいです^^

Gabuさんが作業工程を紹介してくれると「自分もチャレンジしてみようか」って気になるから不思議です。
今日は旧ブログのラップ塗装を参考にさせていただいてラップ、キャンディー塗装にチャレンジしてみました。
ラップを剥がすタイミングが遅くて綺麗な模様は出来ませんでしたが^^;
2. Posted by Gabu   2009年03月25日 11:31
>ヘミバードさん

ありがとう御座います^^
作業内容を知らないと特殊なモノを使うのか?とか難しく考えがちですが、逆にこうして一連の作業内容を知るとなんだかくだらなく思えませんか?w
逆に今回はそういった単純な発想をお伝えしたかったので、どこかで役に立ってくれれば良いのですが^^:

それにしてもラップ塗装も慣れれば単純なんですが、コツを掴むまでがしんどいですよね。
自分も12Rのネタが一段落したら塗装記事でもアップしたいのですが、そもそも12Rのペイントが・・・w
今年も自分のマシンはやっつけ万歳仕様ですかね。。。



3. Posted by S14まさ   2009年03月25日 19:34
5 前回は材料屋さんのURLありがとうございました!拝見させていただきましたよ!

いや〜、NCってなんですかこれは(笑)
ぶっちゃけ本当にNCなんて出てくるのかな、なんて疑問に思っていました^^;
「腕」なんて素晴らしすぎるオチですよ!!こういうのを探していました!!!完璧すぎます!!!
ここまでキレイに仕上がるとは正直驚きですよ…感動しますよ…

キャリパーサポートを作るにはジュラルミンじゃなくて、もっと硬いものを使わなきゃダメですか?
それとこのジュラルミンを鏡面にした状態でウレタンクリヤー吹いたら、曇るというか鏡面が濁る感じになったりしますか??
質問ばっかりですいません!!

自分もこのネタぱくってオンリーワンな部品つくっちゃいます^^
今週末、とりあえずジグソーをホームセンターで購入してきます♪
シフトアップが大成功することを祈ってます^^
4. Posted by Gabu   2009年03月26日 22:22
>S14まささん

NCと言ったらノークレームのNCではないかと・・・w
自分でやってナンボなオリジナルで想いを形にするプライベートアングラブログですので正攻法だけとは限りませんw
理想と現実を考えてから理想を現実にです^^:
ちなみにキャリパーサポートなどに使用されている材質はジュラルミンが主ではないかと思いますが、さすがに命に関わる重大な部分なので、いきなりそこには行かず、まずは他の部分で何回か別のモノを作っていろいろ試した方が無難ではないかと思います^^:
コンロッドの記事で書こうかと思いつつ最終的に長くなるからと削除しましたが、応力の集中や疲労などいろいろ強い素材と言えども制約事がある筈ですので。
また、以前にバフ面にクリヤーを吹いてくれと頼まれ作業した事がありますが、曇りや濁りは発生しませんでした。


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