2009年06月27日

今年の仕様は・・・

先日から12Rの作業を開始しました^^
といっても完全に遅れている外装の板金からで、エンジンは未だにバラバラですがw
とりあえず月末仕上げの車両に手こずり追い込みを掛ける予定が追い討ちを掛けられるハメに・・・w
とりあえずもう少し時間が掛かりそうな感じですが、残り2週間・・・。真面目にエンジンも着手しないとヤバそうです^^:

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ちなみにエンジン部品の加工や修正は全て終わっているので、あとは組むだけの状態ですが、今回の自分の仕様はとりあえず今年はベース製作として純正エンジンを基本に、IN側のバルブを1mmビックバルブにして重量増の分、リテーナーをチタンに変更+ピストンをJE製のSTDピストンに交換しただけと、素材を生かす方向でパワーアップ的なイジりは行っていません。 逆に圧縮比が0.6落ちてしまったので下がってるかも・・・w
ただし、さすがに今年参加するクラスはエンジンフルチューンや過給機など強力な武装を施されされている車両の多いクラスですのでノーマルエンジン+NOSで戦いつつ自己目標NOS無し9.5秒、NOSあり8秒台入りを狙います^^

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そして今年の仕様目的は、せっかくサーキットでタイムを計れるのだからエンジンをフルO/hして各部のクリアランスや損失馬力の軽減を目的に組んで、その効果をタイムに置き換えて去年のタイムと比較して見てみたいというのが目的なのですが、そんな気持ちとは裏腹に今回使用するヘッドは元の詳細が不明な中古ヘッドをベースに製作しており、これがまたなかなか程度が悪く画像のようにカムジャーナルの面がかなり荒れていました。
というか、画像で見るとジャーナルの表面がガリガリに見えますが、自分の目が悪いのか実際にはここまで酷くないというか、この写真をPCに取り込んでモニター越しに見た時に自分も正直焦りました。。。が、実際には爪で引っかいた時にツーっと滑らず、ズズズ・・と抵抗を感じるよくある状態です。^^:

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そしてこの抵抗を減らす為にカムジャーナル部分を#8000〜#15000のペーパーを順に使ってクランク同様、荒れて抵抗の大きい表面のクリーニングをするのですが、ここは個人的に一番神経を使う部分なので画像の一箇所一箇所を作業するのにも結構な時間を要します。。。
ちなみにこの後、吸気側の全加工が終わったところで一度カムシャフトを実際の規定トルクで組み込んで、加工前と加工後の比較を何とかお伝え出来ないかな?と悩んだ末、非常に身近なモノで実験してみました。
その非常に身近なモノとはこちらです・・・↓
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大抵の家庭に有るであろう爪楊枝を使ってどの位の力が必要かを試したのですが、加工無しの方は爪楊枝を3本束にして折れるか折れないかのギリギリまで歪んでカムを動かす事が出来ましたが、一度カムがジャーナルの面に引っ掛かると3本では折れてしまいました。ちなみに4本だとカムスプロケットに入りませんでした^^:
対して加工側は1本でそこそこ余裕を持って動かすことが出来、一度動き始めるとストレスなく動きました^^
と、お暇な方は3本を折る力加減と一本が折れるか折れないかの力加減を試して見てくださいw
ちなみに以前Moto GPか何かの特集でファクトリー映像が流れた時に何気なく見ていたら一瞬映ったカムシャフトにメッキを掛けたような空気抵抗を考えてかピッカピカのカムが見えて凄いと思いました^^:
あのカムにいきなり爪楊枝当てたらぶっ飛ばされるんでしょうねw そしてその上を行くF1マシンとかってどうなっちゃってるのか触れてみたいです。恐る恐る爪楊枝片手にw
そして今回の実験は片側のみでしたが、本来はカム2本分なので二倍の力(単純にです)が必要になりますので、この加工は結構なフリクションロスの低減に繋げる効果があります。

ただし・・・
※今回の加工はジャーナルを研磨して面を出すだけと非常に単純そうに見えますが、実際には当時の実験車両で何回もヘッドとカムをダメにしたりとリスクも高く、散々泣かされ失敗する度に原因を追求し、やっていい事とやっちゃイケない事を見極めつつ、板金と同じように今までの苦い経験を元に手触りやカムをセットして動かした時の感触やノイズ、経験や判断などを頼りに作業しています。なのでクランク同様、クリアランスや形状が非常に重要な部分ですので、ここを削れば良いのかと見た目だけを頼りに作業をして失敗すると、最悪カムが焼き付いてエンジン1基をダメにしてしまう他、重大な事故に繋がり兼ねませんので、この記事は一個人の取り組みとして参考程度にお願いします。
※また、純正では元々これだけの抵抗があるという意味ではありません。
この内容は今回のエンジンに対しての内容です。
※今回の実験で使用したカムホルダーには同加工とWPC+MOS2の複合処理がしてあります。


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そしてカムの抵抗の前にこちらのカムチェーンですが、今回バラしたエンジンに付いていたカムチェーンの伸びは新品と対してあまり変わらず使用限度の規定値に余裕で収まっていたのですが、画像左のように一度適当に揉んでそのまま洗濯物をパンパンと左右に引っ張る位の力でまっすぐに伸ばして置いた状況が画像右で、同じ事を行った上側の新品に比べ、下側の中古は引っ張られる側と撓み側で癖がついてしまい、これらを指で押してまっすぐにしようと力を入れると「ぺキ、ペキ」っと動きが悪くなっているので伸び率に関係なく新品に交換します。
といった感じで今年の自分の仕様は純正ありきの昨年とあまり代わり映えのない仕様ですが、こんな仕様で果たしてあの猛者クラスで戦えるのか?そこを楽しみにこれで挑戦してみます^^
それにしても早く組んで気分だけでも楽になりたいです・・・というか、毎日忘れてエントリー用紙を今だにコピーしてもらっていない自分はエントリーに間に合うのでしょうか・・・?w


akane380 at 17:00│Comments(3)TrackBack(0)DRAG RACE 製作記 

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この記事へのコメント

1. Posted by ヘミバード   2009年06月28日 22:28
昨年と代わり映えしないと言っても、中身は凄く進化してるんじゃないでしょうか^^

カムチェーンも古い物は抵抗が大きそうですね:;
各部のフリクションロスを少なくしての効果がどれだけ出るか楽しみです^^

エントリー、忘れずにお願いします^^;

2. Posted by S14まさ   2009年06月29日 00:08
5 エントリー用紙…急いでください(笑)

カムジャーナルってこんなにピカピカになるものなんですね!!
質問なのですが、程度にもよると思うのですがカムジャーナルを今回みたいにリフレッシュさせてあげてエンジンを組んだ場合、
エンジンがかかっている状態での音とか感覚とか結構違うものですか??

ツマヨウジでのフリクション測定、これはウケましたが名案ですよね!^0^
非常に分りやすいです!!!
現時点でここまでフリクションが違うとエンジン全開走行が楽しみです!!
3. Posted by Gabu   2009年06月29日 02:20
>ヘミバードさん

今年の仕様は殆ど純正レベルですが、結構楽しいと思います^^
下手にカム交換やボアアップしてバランスを崩しつつ特性を誤魔化すよりも純正をしっかりと見直して組んだ方が耐久性もありフィーリングも変化して速くて楽しいですから♪
とりあえずタイム以外のパワー競争には今のところ興味が無いのでパワーよりも実タイム優先でやってみます^^
エントリーも急がなくちゃまずいのですが、仙台の7月って殆ど雨なんですよ^^:
統計6割強の確率の雨が晴れてくれるのか・・・そこが一番の勝負ですw

>S14まささん

シリンダーも素材はアルミの鋳物なので磨くと綺麗に光ります^^
質問の答えですが、今回の場合だと以前に対してアイドリングは確実にフリクションが減った分、上がると思います。レスポンスも変化しますし音質は変わらないかもしれませんが、印象は多少変わると思います^^
イメージ的には車でエアコンを作動させたフリクション状態と作動させない状態に近い結果かもしれません。
ただしカムジャーナルのクリアランスや他の部分などをしっかり見ながら行わないと一瞬でエンジンが逝きますので純正ベースでと考えた場合にハイリスク&ハイリターンです^^:

いろいろ考えて気になった方が実際に同じ力加減を試せるモノを探したら爪楊枝に行き着きましたw
実際にはあの力+バルブスプリングを縮める力が加わるので結構要的な場所です。
とりあえずタイムに出して結果を残したいと思いますが、果たしてそんなに上手くいくか?w
今年が楽しみですね^^

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