FCRキャブ 〜改造編〜

2016年04月14日

勇往邁進中・・・

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やっと昼間は単車に乗っていても寒くないシーズンがやってきましたね♪
先日天気が良かったので房総方面にマシンの写真でも撮りに行こうかな?と思ったのですが、交通安全週間でオマリーさんがそこら中に隠れているので回れ右して帰ってきましたw
この時期R297を通って房総方面に行かれる方はオマリーさんの餌食にならぬようお気を付けください^^:

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で、キャブレターペイントの方も順調に作業依頼を頂けて続々とカラーキャブレターを世に排出中ですが、

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上の2つは別々のオーナーさんからの依頼で共にハーレーに使用されているFCRキャブですが、ここにきてやっと一歩踏み出した派手系の仕様依頼を頂く機会が増えてきました^^
作業自体は細かくて大変なのですが、完成画像を沢山集めたいのでいろいろなアイデアでの挑戦をお待ちしておりますw


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2016年03月15日

FCRネジリペア

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以前にCRキャブをセラコート仕様にて制作させて頂いた際に、オーナーさんから普段はそのマシンは都内のZ系で有名なお店に整備をお任せしているとのお話を伺っていたのですが、いつものようにキャブをバラし始めるとネジの締め付けトルクが当たり前のように適正で、どこを緩めても緩めた際にパキン‼ なんて甲高い金属音がする訳もなく、適正トルクでカチッスーっとネジが緩む凄く丁寧な締め付けで、作業をするにあたってネジを緩めるこちらが気分が良くなるような仕事をされていて勉強させて頂きましたが、

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キャブレターのネジって結構な確率でやっつけられている場合が多いですよね^^:
うちに作業で入ってくるキャブでもチラホラと要修正な個体が混ざってきますが。。。
普通に考えたら4mmのボルトですのでそこまでグイグイ締め込んだらナメるって分かっていても、やはりガソリンが漏れ出たら危ないというイメージからか?必要以上に高いトルクで締め込まれてネジ山をズコズコにしてしまうケースが多いのかもしれませんが、

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ひと昔前だったらそんな場合は金属パテで埋めてタップ立てて、その後は強度が無いので恐る恐る締め込んで使って・・という感じでしたが、今はリコイルでネジ穴を修正すれば場所によっては元の状態以上の強度も可能と、技術の進歩に日々感謝です^^

感謝と言えば・・・

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先日仕上げたFCRキャブのガンコート仕様の装着画像をオーナーさまから送って頂いたのですが、自分が当時乗っていたボロハチとは違ってメチャクチャ綺麗に作り込まれたエンジンルームにAE100系の5Vの4AGをスワップしたハチロクへの装着で、綺麗に作り込まれたエンジンに合わせてガンコート処理をしたFCRキャブも、取り付けた際にエンジンとの一体感があって、送って頂いたメールを開いてパッとこの画像が表示された時に自分がキャブレターを塗りたいと思っていたのが車体やエンジンとの一体感を出したいという思いからだったので、まさにコレだ^^ と、装着画像を送って頂けて改めてこのペイントサービスを始めて良かったなと再確認することが出来ました♪
今回もこのような有意義なプロジェクトに関わらせて頂くことが出来ました事、誠に光栄に思います♪

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そしてもう一枚送って頂けましたこちらの画像は以前にセラコートにて仕上げさせて頂いたCRキャブですが、先ほどのメカニカルな雰囲気のFCRキャブとは対象的に、カワサキ空冷Zの雰囲気を損なわないようにとエンジンの質感に合わせたセラコート仕様のCRキャブで、オーナー様サイドで色の選択に悩まれた甲斐もあって組み付け後の纏まりもバッチリで、エンジン周りの色使いも統一して他と差別化を図った渋い仕上がりになっていて、色調の選択の際にアドバイスをさせて頂いたこちらとしましてもこの纏まり具合に一安心しました^^
セラコートなどは錆びや腐食などの耐食性に大変優れていますので、単なるイメチェンというだけでなく、今後もこの状態を長く維持してくれる強い味方になってくれることと思います♪

ということで、今回装着画像を送って頂くことでいろいろと自分の中でも再確認することが出来ました。
画像を送って頂けました両オーナー様、本当にありがとう御座いました^^

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2014年11月17日

FCRキャブのガンコート処理における注意点

※ 2015.8/10より当ガレージはセラコートの認定工場となり、高温焼付けの工程を必要としないコーティング技術を導入しましたので、下記ブログ記事内で「一部ガンコート処理が出来ないキャブレターがあるのでご注意ください」と記載しておりますが、現在ではそのような場合においてはセラコートでの施工が可能となっておりますのでご安心ください。
よって以下のブログ記事の内容は過去の話としてお読み頂ければと思います。


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セラコートについてはこちらをご覧ください。
http://secretbase-racing.com/archives/1881352.html




ここから下のブログ内容は過去の話の内容です!※





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以前からご興味を頂きFCRキャブのガンコート処理について質問される中で「非分解箇所のOリングは焼付け時に耐えられるのか?」との質問を多く頂きますが、

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こちらで複数のFCRキャブを使用してテストを行ったところ、この部分のOリングは焼付け時の熱では変形などの影響はありません。 が、一部のFCRキャブで170℃の高温で焼付けを行った際に別の部分が溶けてしまう個体が存在することを確認しておりまして、

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その別の溶ける部分とは画像の矢印で指した加速ポンプ機構のワンウェイバルブ部分なのですが、

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現行のFCRキャブですとここのワンウェイバルブのスプリングを画像のような真鍮ブロックを使って嵌め殺しで止めているのですが、

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20年近く前のFCRキャブではここの真鍮部分がジュラコンのような材質で作られており、これが高温で焼いた際に溶けて流れ出てしまうことを確認しています。

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しかも厄介なことにワンウェイバルブは各ボディーの非分解箇所に一箇所ずつ設けられていたりします。
※ 画像右は既に溶けて無くなった状態です。

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ということで、加速ポンプのワンウェイ部分のブロックが真鍮の場合は問題ありませんが、古いジュラコンタイプの場合はワンウェイバルブ部分を現行の真鍮タイプに交換前提での作業となりますが、この部分は元々非分解箇所なので京浜からの部品供給がありません・・・。
なので代用できそうなスプリングを探してみたのですが、線径が0.1mmで自由長が5mmの巻き数が16.5巻なんて特殊なスプリングが市販で存在するワケもなく、どうしようか・・・と悩んだ結果、

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やるんだったら徹底的にということで、今回新規にオリジナルでワンウェイ部分のスプリングも製作して対応できるようになりました♪ また、今回こうして複数のキャブを使って実験をしていく中で、非分解部分のOリングがエンコンなどの強力なキャブクリーナーによってベロベロに溶けてしまっている個体が幾つか見受けられ「これじゃスロー系の調子は最悪だっただろうな・・・と、これがジャンクになった原因かな?」と、そんな状況を見ましたので対策として非分解部分のOリング製作の件も検討段階に入っておりますのでそちらも製作することになりましたら追ってご紹介致します。

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ちなみにスプリングは一生掛かっても使い切らないであろう500個も無駄に製作しましたので、加速ポンプのワンウェイバルブ部分の修理でお困りの方にはご連絡頂ければお譲り致しますのでお気軽に^^

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そんなこんなでジュラコンタイプのFCRキャブかを見分けるには加速ポンプのダイアフラム部分のカバーを外して直接確認するのが確実ですが、外見上でも取り付けた状態でキャブの右側の側面にステッカーを貼る枠のような塀が無い古いタイプは今のところ100%ジュラコンタイプとなっております。

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FCRキャブも80年代後半からのカスタムブームから現役!もしくはそれ以前から現役!なんて機種もまだまだ沢山存在するでしょうから、これからはボディーの消耗など致命的な場合を除いてはオーバーホールから一歩踏み込んだレストア的な修理対応も必要になってくるのかもしれませんが、そういった事にも出来る限り対応していけるように頑張らないと・・・と新品を買えない貧乏な自分は心に誓うのでしたw

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2014年11月05日

FCRキャブ ガンコート作業の流れ

以前にも同じような作業ネタを書いたのですが、今回改めてガンコートネタのまとめ記事を作ろうと思いまして、それ用の記事ということで・・・、SBR_0936
今回ガンコート処理をするFCRキャブがこちらのかなりボロボロなヤツですが、これ実は自分の仲間のガレージから引っ張り出してきたモノで、20年近く前のカスタムブーム全盛時に自分等が毎週末保土ヶ谷PAに走りに行っていた当時に仲間のゼファー400に付けていたモノでして、金や設備があればもっとまともな改造を施していたのでしょうけど、当時から今も変わらずな貧乏だったものでw 金じゃ買えないオリジナルを求めて免許取り立ての十代の小僧どもは夜な夜な集まってはセコセコKEIHINのロゴやCRのロゴをタッチペンで塗ってたりしてて「もう少し綺麗に塗れよ。。。」って当時、仲間に突っ込んだのを今でも思い出しますw
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そんな年代モノなのでネジが違うモノが付いていたりパイプ関係が劣化して折れていたりとあちこち痛みが激しいのですが・・・

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とりあえずまずはそれら各部のダメージなどを確認しながら作業しやすいように綺麗に分解して、

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基本的な洗浄を行いますが、この時点で塗装面の脱脂も兼ねて油汚れなどは可能な限り綺麗にします。

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その後全てのパーツをしっかりマスキングしてブラストを当てて塗装に適した肌質に整えたら、

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中性洗剤でサンドブラストによるメディア汚れを綺麗に洗い流して、

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洗浄だけでは取り切れていない可能性もあるので、その後超音波洗浄器を使って隅々に残っている目に見えない微かなブラストのメディア汚れを浮き上がらせて取り除き、

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一旦、炉で熱して強制的に水分を飛ばして乾燥させた後に、

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今度は特殊な薬品に各パーツを浸けてキャブ表面を塗装に適した状態にする為に化成処理を施して、

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再度、炉で強制的に薬品を飛ばして乾燥させた後にオリジナルのマスキングキットを使って必要箇所をマスキングしたらやっと下準備完了で塗装工程に移りますが、

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塗装工程でも各色その都度焼き上げを施し、最終的に段階的に炉の温度を上げて最後は170℃の高温で通常は1時間とされているところを焼きムラを無くすために倍近い時間を掛け、しっかり焼き上げることでガンコート本来の塗膜強度を確保します。

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そして焼きあがったら各パーツをチェックし、

問題がなければ
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20年近い時を経てガンコート処理で新たに生まれ変わったFCRキャブの完成です♪



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その後ボロボロになっていた消耗品などを新品に交換して組み上げて


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完成後に各部のチェックをして問題が無ければ作業終了です。



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2014年10月21日

FCRキャブ ペイントイメージ

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前回FCRキャブの塗装作業ネタをアップしてから頂くお問い合わせの中で一番多いのが「あの黒にゴールドの仕様にしていただいた場合」というフレーズなのですが、今回のサービスは個々のマシンに合わせたいろいろなカラーバリエーションが選べますよ〜。ということを知って頂くべく、敢えて誰も絶対にやらないようなこんな仕様のモノも製作可能ですw な、お遊び感覚で作った作品をご紹介致します。





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ということで一発目は昔に箱根のターンパイクで見た古いカフェスタイルのドゥカティがもの凄く格好良くて、未だに ” あれはカッコ良かったよなぁ・・・ ” なんて思い出したりするのですが、もしあの綺麗なロッソ系カラーのドゥカティに合わせるとしたらこんな感じだろうなぁ・・・。とロッソ系の赤を基調にKEIHINのロゴをイタリアの国旗仕様にして・・・と、以前から勝手な妄想で考えていた仕様ですがこんなのもアリではないかとw
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そしてこちらは現行〜旧車まで幅広く合わせやすいカラーを意識して、派手過ぎず渋過ぎない純正っぽさをイメージして塗ってみました。
カラーはマットグレーでこの為に調色したオリジナル色になります。
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そしてここから段々路線がズレてきますがw 、レースのレギュレーションでキャブレターを換えてはいけない場合などにキャブを迷彩柄にしてしまえば目立ち難いからバレないのでは無かろうか・・・?とバカを地で行ってみますた仕様でして、カラーはこちらもオリジナルで調色したマットダークグリーンで悪ノリ100%で製作したものの、ハーレーなどオサレ系に良さそう。とちゃっかり一番人気だったりしますw
そして悪ノリついでに描いた日章旗もちゃんとGUNコートで塗っているので抜かりはありませんw
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そしてこちらはキャブで思いっきり遊んでみよう♪ ということをコンセプトに100年先まで多分誰もやらないであろうチンドン屋カラーで塗ってみましたw
こちらも文字なども全てオリジナルで調色しましたGUNコートによるもので、ベースのグラデーションをかけたピンクもオリジナル調色カラーとなっております。
一文字づつ色を変えるため「塗る⇒焼く⇒マスキングする」をその都度繰り返し行うので地味に一番手間が掛かっており、出来れば二度とやりたくないカラーかとw
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そしてこちらは、敢えて強気な純白仕様で真ん中に日の丸イメージの赤!という実用性無視の完全な興味本位のアルビノ仕様ですが、今回のペイントでGUNコートの白は隠ぺい性が弱いので次回からちゃんと対策してから塗らなきゃダメだな・・・。と勉強になったりもして、とりあえず勉強の為にも塗っておいて良かったな・・・という、やはり何事も一度実際にやってみないと解らん!ということでw
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そしてKEIHINといえば・・・ということで、SUPER GT500シリーズなどに参戦しているKEIHIN REAL RACING のHSV-010のカラーリングをイメージして青×シルバーでペイントしてみました^^
今回は試しに塗れるボディーの数が限られていたのでより多くの色が使えるツートンカラーで塗ったモノが多いのですが、このような色の組み合わせでも実際に塗ってみると意外に決まったりでキャブペイントの可能性も十分広そうで安心しました^^
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そしてこちらはライムグリーンで塗ろうか?イエローで塗ろうか?と悩んで決められずにそのまま作業したらこうなりましたw な鮮やかな色合いで仕上げてみました^^
こちらのライムグリーンもオリジナルで調色した色になるのですが、GUNコートでカワサキライム風の色が作れたので近々自分のボロボロになった12Rのホイールも塗装し直し決定か・・・w
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そして最後のこちらはGUNコートの塗料設定にムラサキ色が無かったのでオリジナルで試しに作ってみたところ、これは渋くてアリだな・・・とラインナップに決定^^
本当は先ほどの迷彩仕様がザクっぽいからドム仕様も必要かな?とか思って作りかけたのですが、あまりガンダムに詳しくなかったのでイメージしきれずに諦めたという・・・w
こちらは文字のオレンジもオリジナルで調色したオリジナルカラーで、ボディーのムラサキ〜ラベンダーまで全てがオリジナル色となっています。
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ということで今回は参考出品的に前回の黒×ゴールドとは違うお遊び半分な8種類を作ってみましたが、

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GUNコートには設定されているだけでこれだけの数のカラーバリエーションがあり、

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さらに設定に無い色などは常にオリジナルで調合して出来るだけご希望に添えるように対応しておりますので、仮にペイントをご希望の際には ” KEIHINの文字はこの色で、ボディーはこの色が希望なんだけど ” 等自分だけのオリジナル仕様などお気軽にご相談して頂ければと思います^^

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また、オリジナルで調色した色のガソリンなどに対する耐薬品性の簡易的な試験などもその都度行っておりますので、その結果なども踏まえて作業させて頂きます。

そして一番お問い合わせが多い費用に対するお問い合わせですが、
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基本となる分解組み立て+塗装のこちらの仕様で62,000円となりますが、スピゴットやステー類を塗らないキャブボディーのみの場合は55,000円となり、分解組み立てをご自身で行って頂ける場合にはその分割引されて49,000円でこの仕様と同じモノが製作可能です。
(Oリングやガスケットなど消耗品代は除く)

その他詳細は以下となります。

〜作業内容〜
・分解洗浄
・サンドブラスト処理
・サンドブラスト処理後、超音波洗浄
・化成処理
・ペイント仕上げ
・組み上げ

〜基本仕様〜
・塗料はKG Industries, LLC 社製のGUN-KOTE を使用します。
・KEIHINロゴのペイントの塗り分けは外側の一気筒のみ
・トップキャップのCR文字は4気筒分塗り分け
・ボディーとロゴの各1色による2色使いは基本価格内のサービスとなり、それ以外はご希望に合わせたオプションとなります。
・トップキャップの塗装を結晶塗装に変更することも可能です。
・上記以外の仕様についてはその都度メール ( secretbase-racing@nifty.com ) にてお問い合わせください。

FCRキャブへのGUNコートペイントサービス基本価格表(税込み)

FCRスモールボディ−
・4連 49,000円
・2連 36,800円
・シングル 22,200円

FCRラージボディー
・4連 55,000円
・2連 39,800円
・シングル 24,200円

オプション(※ 特別セット価格)
・スピゴット @800円
・ステー @1000円
・連結パイプ @400円
・KEIHINロゴ特殊塗り分け仕様 @その都度
・複数色仕様 @その都度

分解組み立て作業無し割引(オーバーホール中など分解組み立て作業をご自身で行う場合)
・4連 −6,000円
・2連 −3,000円
・シングル −2,000円

※ 価格は予告なく変更する場合があります

※ 6連やV型マウント等、特殊仕様は要お問い合わせでお願い致します。
※ またこのサービスは塗装をメインとしており分解洗浄は行いますが、基本的にオーバーホール的な点検調整作業等(同調は除く)は含みませんので予めご了承ください。
※ 組み付け時の同調は機械同調にて組み上げます。
※ CRキャブやその他純正キャブにも対応致しますのでお気軽にお問い合わせください。




お問い合わせはお気軽に
secretbase-racing@nifty.com

まで 。


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2014年10月05日

キャブレターへのペイントサービス開始

ついに技術的問題を克服して完成しました♪
以前にマシンをイジるうえで外装やエンジン、ホイールなどに個性を与えるように、キャブレターにも個性やマシンとの統一性が与えられないものか?とFCRキャブへの塗装を試み
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結果的に見た目は非常に良くても通常のウレタン塗装では耐ガソリン性の面で問題があり、検索してあの記事に辿り着いた方々から何度か興味を頂いて質問のお問い合わせを頂くも、技術的な面で今は作業を受けられません。とお詫びのメールを返信しつつ、そのようなお問い合わせを頂く度に何とかせねばと、
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下地処理をどうするか?を考えオリジナルで拘った自分仕様のブラストキャビネットを作り、

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一番の問題であったガソリンにも負けない強固な塗膜作りを目指して特殊塗料にも対応出来る焼付け乾燥炉も準備して、

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下地作りからマスキング、そして塗り工程まで一つ一つの作業に時間を掛けてトライ&エラーを繰り返し、一番初めに興味をもって作業に取り掛かってから5年近い年月を経て・・・
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技術、設備、材料、知識共にやっと理想的な作業環境を確立することが出来ました^^

ということで簡単に作業手順のご紹介ですが・・・SBR_8644
まずはキャブレターを分解して作業に邪魔なモノを全て取り除きます。

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そしてクリーニングも兼ねた下地作りですが、通常キャブレターにサンドブラストを当てると後々に各所に入り込んだメディアが通路を塞ぐなどの悪さをする可能性があるのでこの場合はウエットブラストを掛けるのが一般的だと思うのですが、もともと板金塗装も行う側の個人的な見解として、ガラスビーズを使ったウェットブラスト後の表面は梨地仕上げで表面積が少なく、肌質も光沢が得られる程なだらかなので塗膜の密着性で考えると理想としてはサンドブラスト処理での粗目で複雑なギザギザな肌質の方が表面積も増えて向いていると思うので何とかサンドブラスト処理を簡易的に上手くキャブレターに施せないものか?と、この部分で何度も行き詰まって散々考えさせられて試行錯誤をしましたが、

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幾度と無く試しては失敗・・・。を繰り返し煮詰めた結果、やっと気密性バッチリで簡易的にマスキングを行える治具が製作出来たので、やっと安心してギリギリまできっちりブラストを当てることが出来るようになりました^^

そして作業の流れとしてクリーニングも兼ねたブラスト処理を行って下地作りを終えたら一旦綺麗に洗浄して、SBR_9351
塗装前の肌質をさらに上げるために特殊な溶剤に浸けてさらに塗膜の密着性をよくさせるのですが、これは自動車の製造ラインの塗装工程で一番初めに塗装の密着性を上げるために薬品のプールに車のボディーがドボンと浸かるのと同じ工程で、これを行うことによって更に塗膜の密着性が向上します。
※ この薬品はゴムやアルミ、真鍮などに対して無害ですが、塗装工程では油分などを嫌う為、ベアリングなどをバラさない場合及び、キャブレター内部の状態によってはマスキングを施してのスプレーによる塗付など状況により作業方法は異なります。

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そして薬品に浸けたら直ぐに高温の炉で一気に薬品を飛ばして強制乾燥させて下地作りは完成です^^

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その後、熱が冷めたら炉から取り出してオリジナルのマスキングキットで不要な部分をマスキングして・・・

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GUNコートを使用して塗り分けて焼き上げれば待ち望んだカスタム塗装のキャブレターが完成します♪

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前回のウレタン塗装と違ってGUNコートは性能を出すために塗り方が特殊で結果的に塗膜が非常に薄くなるので厚塗りベタ塗り感一切なし^^

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ウレタン塗装ではガソリンに侵されて溶けるのが怖くて塗りきらなかった部分まで今回はしっかり色を入れているので、細部の仕上がりはこのような感じになりました^^

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そして今回はスピゴットもGUNコートにて真鍮っぽく塗ってみましたが、スピゴットの削り出されたツルっとした内側にも今回はサンドブラストを当てて、そのブラスト処理によって表面積を増やしつつ、加速ポンプなどで内壁についた液状のガソリンをより気化しやすいように・・・そんな気持ち程度の効果も狙ってみました^^

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ということで消耗品を交換しつつの組み付けですが、

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普段12Rや250TRに乗っている自分にとって正直このFCRでは手首が疲れますw
なので今回はアクセルのリターンスプリングを現状の販売時の左の120%仕様から真ん中の100%仕様に変更しようかと思ったのですが、悪ノリで右の75%仕様にしたら逆に軽すぎて街乗りだと轍や振動などでアクセルが微妙に動いてしまいギクシャクして逆に疲れるという・・・w
とりあえず何事も経験ってことで近々100%仕様に戻します^^:

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というわけで、ついに実用的なカスタムペイント仕様のFCRキャブ 第一号が完成致しました♪

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構想から考えたら多分、10年以上ですが w、紆余曲折を経てやっと人と違ったキャブレターの新しい遊びを提案出来るようになって、これからはお問い合わせに対しても以前と違ってしっかり答えることが出来る♪ って思うとあまりにも嬉しくてダウンドラフト仕様もイメージしてみたり^^

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そして早速車体に組み付けて仕上がり具合のチェックですが、チラ見せな赤いファンネル含め、エンジン周り、外装共に赤黒で一体感が出てかなり引き締まったと思うのですが如何でしょうか^^

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個人的にはこの画像を見ると早くフロントフェンダーも作らなきゃ。。。ってそっちに気が行ってしまいますがw 、パッと見ノーマル風で一見人とは違った遊び要素もあって個人的には大満足です^^

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ちなみに遊び要素ついでに今回は塗装する際に元々貼ってあるステッカーを剥がさないといけないので、代わりにこんなオリジナルステッカーも作って貼ってみましたw

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そしてカラーバリエーションは無限大にありますのでエンジンの色に合わせたり、外装の色に合わせたりした場合に一体どんな感じの色やデザインが作れるのか?また、どこまで作業することが可能なのか?を、実験的にイメージして試した作品を参考程度に次回にでもアップしてみます^^

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2010年03月10日

FCRキャブ 塗装完了♪

そういえば、ガレージでNSR250を製作中の仲間から有力な情報が・・・、

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Yahooオークションにおける最高入札額の変更

■ 最高入札額を下げる
「現在の価格+入札単位」以上なら、その金額で再入札することで、最高入札額を下げられます。
たとえば、20,000円で入札して、「現在の価格」が1,000円(入札単位100円)の場合、2,000円で再入札すると、最高入札額は2,000円に下がります。「現在の価格」は1,000円のまま変わりません。

                                               Yahooオークションヘルプより
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とのことで・・・
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時既に遅し!! w 以後気をつけます。。。
まぁ、今回の入札ミスが無ければ今回の実験も無かったということで結果オーライに持っていければ良いかなと・・・。とは言いつつ、既に本来欲しかったヨシムラTMR-MJNの新品を買ってもお釣りがくる位に無駄使いしてますが悔いは無し!と強がってみたりします^^:
とりあえず以前から気になっていた事や、やりたかった事などを出来るチャンスということで前向きに・・・w
そんなこんなで今回はFCRキャブの外見が画像のとおりかなり汚れているので・・・
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いろいろな道具を駆使してサビやら腐食やら燃料の吹き返し跡などを徹底的に綺麗に磨きをかけました♪
というのは冗談で、オリジナル仕様にペイントするべく塗装が油で弾かないようにと普通にセコセコと細かい部分まで磨いて汚れを落としましたが、細かな凹凸が多くて意外に手間が掛かりました・・・^^:
そして今回は前回の記事で登場したチェックバルブが外せないので電解加工中に真鍮が溶けてしまうことでアルマイト処理が出来ず、一部外したくないOリングがあるので高温で加熱するパウダーコートも却下。

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そこで今回はオリジナルで画像のFCRキャブ用のマスキングキットを作り、通常のウレタン塗装よりも塗膜の強度を上げる方法でペイントをしました。

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ということで、マスキングシートが完成してすっ飛んでガレージに向かったのでカメラのメモリーを持って行くのを忘れてしまい、いきなり作業終了ですいませんw

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とりあえず、どうせ塗るんだったらカワサキライム / 白か、リムの色に合わせてキャンディーブルー / 黄色か・・・などといろいろ悩んだのですが、最終的にエンジンも後々ブラックで塗る予定なので、それに合わせてブラック / ゴールドで、当初は艶ありでしたが仲間とやっぱりマットブラックの方がメカメカしいと言うことで最終的にこうなりましたが、12R同様マットブラックは個人的に好きな色なので結構このボディーは気に入りました♪
でも何となく4連のFCRを最近の携帯電話のようにパステルカラーで一気筒ずつ鮮やかに塗り分けても面白そうなので、そのうち適当なジャンクのFCRキャブを探して部屋のインテリアとしてでも作ってみたいですね^^
そんなこんなで、とりあえず少しずつ自分のやり方で想いをかたちにして完成を目指します♪
って、そろそろ12Rも想いをかたちに作戦をスタートせねば。。。って毎回言うばかりw 
今度こそ真面目に始めます^^:


2014/10/5 更新

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☆ 2014年10月よりGUNコートによるキャブレターへのペイントサービスを開始致しました ☆


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詳細をご希望の方は secretbase-racing@nifty.com までお問い合わせください。

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2010年03月06日

続・FCRキャブ 〜加速ポンプ不調編〜

ということで、前回FCRキャブの加速ポンプが不調になった際の定番ポイントで、ダイアフラムとリンク周りのよく起こる症状を書きましたが、残る最後の燃料通路の場合は基本的には燃料通路の詰まりによるトラブルが主な原因で各燃料通路をケミカル類を使って綺麗に洗浄してあげれば大体は改善される反面、洗浄時やチェック時に少々注意しないといけない点が幾つかあります。
が、まずは加速ポンプの燃料通路の入り口〜出口までを一通り追ってみます。

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こので囲んだ穴がフロート室から加速ポンプカバーへと燃料を送る入り口で、ここから流れた燃料は、

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で囲った部分を抜けてダイアフラムのある加速ポンプカバー内に流れます。

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そして矢印から流れてカバー内に溜まったガソリンは、加速ポンプが作動して圧が掛かると矢印から押し出され、

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画像一枚目のからフロート側面を貫通して画像二枚目のを経て、

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から進入して部分の加速ポンプジェットが組み上げ時に設置されるベース部分へと流れます。

といった具合に普通に平均2mm径の貫通穴が各セクションごとに開いているだけなのですが、FCRなどをオーバーホールする際には意外にこの単純な部分に落とし穴があったりします。

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上の画像は加速ポンプのダイアフラム前後の通路部分の様子ですが、加速ポンプはダイアフラムを押した際の圧を利用して圧送を行う仕組みなので、圧縮した際に流入側に圧力が逆流しないよう、かつ加速ポンプジェットがフロート内部の油面位置よりも高い位置にあるので加速ポンプのレスポンスを損なわないよう油面の低下を規制するためにダイアフラムの前後(IN/OUT)には燃料の流れを規制するチェックバルブ(逆止弁)が仕込まれているのですが、バラしたキャブボディーの穴という穴にエンジンコンディショナーなどを吹き付け、そのまま数時間(酷い時には一昼夜)放置してしまうとこのチェックバルブのシールが侵され圧が保てなくなってしまいます。
特に画像右側の部分のチェックバルブの存在は普段分解しない非分解箇所なので見えない+チェックバルブの流れの規制は「燃料通路⇒加速ポンプジェット」への流れなのでキャブクリーナーなどを噴射すればジェットから噴射するので、ただのストレートだと思われがちで、洗浄の仕方、後処理の仕方によっては逆にチェックバルブをダメにする可能性があります。
また、エンジンコンディショナーは非常に強力で結構頑固なので通常のパーツクリーナーなどでシュ〜っとやってもエンコンの成分が全て落ちにくく、夏場など気温の暑い時期にキャブのオーバーホールをして次の日にルンルンで車体に取り付けた時には既に固着していた・・・なんて事にもなりかねませんのでエンコンの扱いは面倒ですが効きが良いので止められませんw
ちなみに加速ポンプで稀に3,4回連続でアクセルを煽って徐々に加速ポンプの噴出圧が徐々に上がり、少し経つとまた油面が下がっている個体がありますが、そういう場合はここのチェックバルブにゴミが噛んでいるか、シールが弱っている可能性があります。逆に久しぶりに動かす場合は、このチェックバルブが固着して同じような症状を招くケースもあります。

FCRキャブなどはこの他にもいろいろ通常のキャブと違って気を付けないといけない作業部分などがあるのですが、とりあえず加速ポンプ不良の定番ポイントは個人的な経験談ですが、前回のリンク周りとダイアフラム、そして今回の燃料通路ということで・・・眠くて頭が回らず話が纏められそうにないので寝ますw

とか言いつつエンジンコンディショナー繋がりで小ネタですが、よくエンコンを車体にキャブが付いている(O/h 時ではない)状態でプシュ〜っとやって汚れを落とすというやり方がありますが、エンコンは樹脂やゴム類を痛めますのでインジェクション車の場合などはスロットルボディー周辺の各センサーの故障、ECUのトラブルなどを引き起こし不調や故障の原因になります(実際に問題が多く発生しインジェクション車への使用を禁止とのこと。)ので、最近のインジェクション車にキャブレターの時と同じようなエンコンの使い方は注意が必要です。
※分解時の使用なら〇です。

とりあえずエンコンは汚れを落とす頼もしい存在=相手への攻撃性が強い&後処理が適当だと面倒くさいことになるので取り扱いには性質を踏まえた上での慣れや注意が必要です。



akane380 at 06:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年03月03日

FCRキャブ 〜加速ポンプ不調編〜

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今回はFCRキャブネタついでに、FCRキャブの装着車両で長いこと乗らなかったり、キャブレターをオーバーホールした際に稀に起こる症状の加速ポンプ不調のトラブルシューティング(定番編)としてですが、4気筒ある中の何箇所かの加速ポンプから燃料が噴射されない、勢いが無くジワッとしか出ない、全く出ないなど定期的なメンテナンスをしていなかったりで出る症状も様々です。

そこでまず、原因を探るためには相手を知ろうということで、FCRキャブの加速ポンプの仕組みを簡単にご紹介します。
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まずキャブボディーを引っくり返すと下側に加速ポンプのカバーがボルト3本で留まっているので、これを六角レンチなどを使って取り外します。

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すると、中からダイアフラム(黒い円盤)とスプリングが出てきますので、これは置いてあるだけなので指で摘まんで取り外して・・・

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あとは何も無く終わりですw こんな感じで構造は至ってシンプルです。

そして加速ポンプの動きですが、
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アクセルワイヤーの繋がるスロットルシャフトにリンクレバーを介して加速ポンプ用のロッドなどが付いており、スロットルの動きに連動して加速ポンプを働かせる仕組みになっています。

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そして先ほどバラした加速ポンプの台座中央部に矢印で示したポッチがありますが、あれが上の画像のスロットルシャフトとリンクしているロッドで、アクセルが閉じている通常の状態ではロッドは押されていないので画像右のダイアフラムも凹の状態ですが、

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アクセルを開けて加速ポンプレバーが作動すると、右画像のようにロッドが台座から飛び出して左画像のようにダイアフラムがロッドに押されて凸っとなり、ポンプカバー内に圧力が掛かり、その圧力をうけて燃料が加速ポンプジェットに圧送されるといった感じなのですが、仕組み的には単純に自転車の空気入れや注射器と同じで「押す⇒出る、引く⇒吸う」ですw
なので仕組みさえ分かれば難しく考えず対処も単純で、FCRキャブの加速ポンプが不調になった場合の大体の原因は、

1ダイアフラム
2加速ポンプリンクレバー周辺
3燃料通路

の3点の確認で大体片が付くので、あとは各パートを消去法で原因追求するだけです。


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そしてダイアフラムで一番多い症状が放置期間が長かったり、オーバーホール時に使用するケミカル類の一部きつい成分などにより劣化してしまって硬くなり柔軟性が無くなってしまうパターンなのですが、画像のダイアフラムは両方とも同じ向きで置いてありますが、右のプニプニと柔軟性がある良品に対して、左のダイアフラムは行ったら行きっぱなしで柔軟性がありません。

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個人的な経験ですが、加速ポンプ不良の場合、大体の原因がこのようなダイアフラムの劣化による症状が多いと思います。
その次がダイアフラムの裏表の逆付けや取り付け時のミスなどですが、

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また、ダイアフラムに多少の柔軟性があっても劣化していたり痛んで多少硬くなってくると、画像矢印のリンクレバー部分のトーションコイルSPが硬いダイアフラムを押す前にスプリング側が伸びて力を逃がしてしまい、ダイアフラムを押し切れない場合もありますので、定期的にこのロッド周りを目視してチェックしてみるのも良いかもしれません。
ということで、多気筒キャブで全部の加速ポンプジェットから燃料が出ない、またはジワッとしか出ない場合には、ここまでのダイアフラムやリンク周りの不良が特に怪しいと考えられますが、一箇所だけ出ないなどという場合にはその気筒に対する燃料通路などの詰まりを疑います。

また、矢印のリンクレバーに付いている切り欠き部分のクリアランスを広げたり狭めたりして加速ポンプの噴射タイミングを調整できるのですが、雑に扱ったりしてここを変形させてしまうと加速ポンプが正常に動かなくなりますので注意が必要です。

ということで残るは燃料通路の説明だけですが、どうせだから燃料通路の流れも順を追って紹介しようとしたら無駄に記事が長くなってしまい、睡魔に勝てなそうなのでまた次回に続きます・・・。



akane380 at 03:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年02月27日

オリジナル加速ポンプJET完成♪

先日やっと、ずーっと待ちわびていた春一番が吹きましたね♪
ついにガクガクブルブルな辛い日々ともおさらば出来る時がきましたw
寒かった日は一日に一台位しか作業する気になれなかったのに先日はルンルンで複数の作業を平行してイジれましたし、やっぱり暖かいと気分のノリが全然イイですね^^
気温1℃上昇で作業効率3.5%UP♪ で28℃を超えるとまた作業効率低下・・・w
とりあえず雨が多いですが、気候の良いうちに作業を進められるだけ進めたいと思います。

ということで今回は現在進めているFCRキャブの改造ネタの続編で、前回加工業者さんに発注しておいたオリジナル仕様の加速ポンプジェットが仕上がってきました^^
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こちらが今回のオリジナル加速ポンプJETですが、自分の考えたモノが形になるとうっとりですねw
普段から産業系の複雑で微細な精度を必要とするような加工ばかり行っている職人さん達なら何てことのない仕様なのでしょうけど、やはり自分が工作機械を扱えない人間なので1/100mm単位の細かい細部まで寸法通りに正確で凄いよなぁ・・・。っていつも感心させられます。
普段、こんなパーツがあったら面白いよなぁ。とか、こうした方がよさ気なんだけど・・・。など、いろいろ試したいアイデアが思い浮かんでも最後に当たる壁は「自分ですぐに作り出せない」って部分なんですよね・・・。 しかもそうゆう閃き部品って考えが温かいうちだと狙いが絞れてて活かせるのですが、製作に時間が掛かっていざ手元に届くと気持ちが少し冷めてて自分が何を考えてコレを作ったんだろ?って活かせなくなりますから^^:
なので出来れば、溶接とか削り物関係も工業系の人間が多いので教えてもらって勉強したいのですが、如何せんモノが高いのと置き場所がないのがネックです^^:
でもいろいろ温めているアイデアを具現化する為にもいつか工作機械にも挑戦したいですね^^

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ちなみに画像後ろに写っているワイヤーのようなモノは髪の毛ですが、今回の噴射孔の穴は出来るだけ圧力を掛けて霧化させたかったので極細で孔を開けてもらい、内部の燃料通路はさらにテーパー角を付けて圧力の掛かりが良くなるようにしました。

ということで、早速気になる噴射実験です。

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画像の噴射テストは1m のエアホースにジェットをセットして、ホース内に水を補充した状態でエアブラシ用のスモールコンプレッサーから一定圧のエアを送ってテストをしてみたのですが、如何せんFCRキャブの加速ポンプダイアフラムから送られる実際の圧力が定かではないので状態判別用としてのテストで、画像の状態は圧力0.3kgf/cm2での状態です。


IMG_5745
お次は倍の0.6kgf/cm2

               IMG_5741
                最後は悪ノリでエア圧1kgf/cm2近くでの状態です^^:

IMG_5746
たぶん現実的にそんなに圧力は強くないと思うのですが、ベンチュリー〜ポートにかけて流速が上がるので更に霧化が促進されるとして、イメージ的には0.3kgf/cm2時のこんな感じになる(なって欲しい)気がしますが、純正のピューっと吹き出る水鉄砲状態に比べると格段に粒子が細かくなっているので良かれ悪かれ変化が期待できそうなので装着テストが楽しみになってきました^^
あと残る問題は、果たして噴射孔の容量が多少減ったことで加速ポンプのダイアフラムを押す際の抵抗が増して、加速ポンプレバーのトーションコイルスプリング側が負けずに瞬時に押し切ってくれるのか?というのが問題です^^:
とりあえず4連もシングルも同じモノを使っているので問題はないと思いますが、まずはキャブボディーを早く仕上げて実際に組み付けてからいろいろテストしてみないと何とも言えないのでボディー側の修正も急ぎます。。。
あとは噴射孔が細いので詰まりなどのトラブルには気を使いそうですが、ちょうどキャブボディーがバラバラなので、次回にでも良く聞かれるFCRキャブの加速ポンプ不良の原因になるパターン(定番編)でも紹介しつつネタを繋ぎます^^:

akane380 at 07:03|PermalinkComments(2)TrackBack(0)