NOS ナイトラス・オキサイド・システム

2017年05月17日

いろいろシーズン in

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先月あたりから2輪も4輪もレースシーズン突入でNOSガスのリフィルの依頼件数も徐々に増えてきました。

それに伴って増えるのが気温の上昇によるトランポや車内での保管やガレージでの保管時に起きるボトルの破裂ですが、SBR_0022
破裂といっても爆弾のようにボトル自体が爆発するわけではなく、画像のセーフティーディスクという一定の圧力に達すると破れてボトル内のガスを抜く安全装置が働くだけですので見た目に破裂したのかが分からず、せっかくリフィルをして意気揚々とレースに出かけてもいざと言う時にボトルが空だった・・・。というあるあるネタ的な経験を積む羽目になりますので、これからの時期はボトルの保管と取り扱いにはくれぐれもご注意ください。

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そしてこちらはボトルバルブの修理ですが、NXのボトルバルブは栓の不調から信頼のNOS社製のボトルバルブに交換で、NOSボトル側のバルブは振動によって折れてしまったサイフォンチューブの交換という内容ですが、この2本はどちらもハーレーでドラッグレースに参戦されているショップさんのボトルで、一方は兵庫のクスノキカスタムワークスさんで、もう一方は岡山のリバーフィールド パフォーマンスさんのボトルですが、この両ショップさんは共にシャーシダイナモを完備していて毎回ハードなテストを行っており、時折電話などで話をしていると内容的に今年くらいにそろそろタイムも抜かれそう。。。 とか思っていたら、先日の岡山でリバーフィールドパフォーマンスさんがなんと 1/8mile の練習走行で5秒台入りをしぶっちぎられ、 クスノキカスタムワークスさんが6.2秒台と自分の12Rの自己ベストである6秒フラットに僅差なところまで迫られてしまい、国産の純正200馬力オーバーな現行マシンなら未だしも、もともとベースになってるハーレーのエンジンって何馬力だっけ?と調べてみると、元が約70馬力前後と知って愕然としてしまいましたが、トライ&エラーを繰り返し度重なるエンジンブローも物ともせず常に前進あるのみなこのような猛者な方々が身近に居てくれると非常に良いプレッシャーになるなぁ・・・と^^

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その他にも精力的なショップさんと話をしていると早く自分も走っていろいろ試したい!・・・。と思うのですが、作業のお時間を頂いているこられの部品達にも同じような気持ちで部品の帰りを待っている人たちが居て、今製作中のVMAXのオーナーさん達も待ってくれていると思うと正直自分の作業に手が出せないので、まずはそれぞれの期待に応えられるよう優先順位をしっかり考えつつ、自分のは時がきたら一気に組み上げられるようデアゴスティーニ状態で毎月少しずつ加工しながらお楽しみで進めてます^^:
なので今年はレースは?と聞かれるのですが、タイミング的に後半からのスタートになってしまいそうです。。。

そして今週末は筑波サーキットでテイストオブツクバが行われますが、SBR_2786
自分の12Rの熱害対策用に用意したヒートシールドをまだ走れない自分の12Rに代わってコーイチさんのGPz1000RXのアルミタンクに施工させてもらいました^^

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とは言っても、元々コーイチさんが既に目をつけて以前から対策を施していたモノを手直しさせて頂いたという話なので・・・

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本来なら下面と側面だけでもいいのですが、それじゃ元の状態と変わらないので悪ノリして今回は全面に施してみましたがなかなかレーシーな雰囲気が出て良いですね^^
当日は行けるかどうか悩んでいたのですが、褒美として当日のチケットを頂いたので日曜日は息抜きがてらツクバサーキットに行って皆さんの熱い走りを拝んで英気を養ってきます♪


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2016年12月18日

NOS リフィルのアレやコレ

〜 以下、早めの年末の挨拶にガレージに立ち寄ったリフィル職人がつぶやいて行った独り言です。 〜


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今年もシーズン中は北海道〜沖縄まで大変多くのリフィルを承らせていただきました。

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今年は去年にも増してガレージや車内に放置中でのリリーフバルブの破裂修理のご依頼も多く、前年の流れをみてストックしていたセーフティバルブが早々に捌けてしまったりと年々夏の平均気温が上がっているのかなぁ・・・とこんなところで異常気象を実感したり・・・。

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そして何事でもそうですが、やはり数をこなせばそれだけ経験値も上がりますが失敗も経験するわけで、そうゆう時って何故か良くない事が重なるわけで・・・

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こちらの10lbボトルはNOSをリフィルしようと真空引きをしたら真空にならず、何処かからエアを吸ってるな。。。と加圧してガス漏れ箇所を調べてみると至る所からリークが発生。。。

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なんじゃこりゃ!? とバラしてみると有るはずのモノが無かったりOリングは劣化してカチカチで、これは流石にダメだよね・・・と。

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ということで専用のテフロンワッシャーを入れてOリングも新品に交換して・・・

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組み付け直してリークのテストも合格でリフィルをして終了♪

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で、時を同じくしてリフィルのついでにリークしているOリングの交換もご依頼のこちらのボトル。

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とりあえずこちらのボトルは元々Oリングが劣化して交換作業も同時に・・・と先に伺っていたので先ほどのような問題もなくボトルバルブのOリングを交換して真空引きをしてリークテストをも問題なく通過・・・と、いざリフィルをして満充填できたので配管を切り離そうと思ったらボトルバルブのバルブ不良で栓が閉まりきらずリフィルしたガスが全て漏れ出て振出しに戻る。。。

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こちらの画像はNOS社製の正規品(画像右側)のボトルバルブとの比較ですが、正規品はメッキもしっかりしていてMADE IN ITALYの金文字が特徴ですが、見た目が同じ画像左の安い中華製のコピーバルブは以前に自分も使ってみた事がありますが、初めのうちは良いのですが使っているうちに漏れが始まり直ぐにダメになります。。。

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中華製のボトルバルブは正規品の3分の1程度の値段で購入できるので飛びついてしまいがちですが、やはりこうして仕様をまじまじと見てしまうと作りの良し悪しで正規品を購入した方が結果的に安上がりで無難だと思います^^:
ちなみに中華製のバルブ内部のピストンは鉄製でクリアランスが結構大きくカタカタで、正規品のイタリア製のボトルバルブのピストン部分は柔らかい真鍮製でピストンの頭部が小さく凸になっていて、栓を締めた際に凸が凹に嵌って精度良く栓が出来るようになっています。

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ちなみに個人的に苦手なMADE IN USA なNX社のボトルバルブのピストンはジュラコンタイプで、これが何度も強く締めていますと変形したり欠けてしまったりでしっかり栓が出来なくなってしまいます。。。
なので自分の所では出来れば高くてもNOS社製の正規品をお勧めしています。

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という事でシーズン中は常にボトルバルブはストックして対応出来るようにしているのですが、

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以前にリフィルをしてダメだったケンタロウさんの不思議な形状のボトルバルブも時を同じくして交換^^

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これでバッチリです♪

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ちなみにこの色が鮮やかなZEXも特徴的なボトルバルブの形状をしてまして、

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何だか非常にリフィルがしずらいので何か特殊な仕様になっていそうな感じですが、流石に問題の無い物をバラす訳にもいかず、詳細は謎ですw

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ということでNOS関係も常に新しい試みを経てフィードバック出来る発見がありますので、またそのうちリフィル職人が立ち寄ったら話でも聞いておきますw

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2016年07月15日

ZX12R Diary

今週末の連休後半に福島スカイパークで開催される2輪ドラッグのJD-STER に向けた今年一発目のMy12Rの新たなNOSシステムの仕様変更もだいぶ煮詰まってきました^^
ということで書き出さないと下書きのネタばかりが溜まってしまうので、今回はNOS関連のネタを一纏めで行こうかと思います・・・。SBR_7710
前回NOSボトルの2本積み用に新規でスイングアームに仮付けしたNOSのボトルブラケットですが、その後、ガッチリ本決めして取り付けが完了しました。

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で、色を塗る前に、この手のブラケットを使用するとブラケットにボトルをセットする際に・・・

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高確率でブラケットのエッジでボトルを引っ掻いたりメーカーのラベルシールなどを剥いでしまってボロボロにしてしまうので、

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そんな時には軽くエッジにペーパーを当ててエッジ部分を丸くしてあげるとボトルにガリガリ傷が付いたりステッカーが剥がれたりしなくなり、さらにボトルを差し込み易くなるので、ボトルのコンディションを良い状態で維持したい場合にはブラケットにもひと手間掛けるとボトルの持ちが良くなるのでお勧めです。

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ということで下処理が終わったところでブラケットもスイングアームと同じセラコートで部分仕上げをしたら完成です^^

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そして実際にボトルを積むとこんな感じになりますが、

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そのボトルにもちょっとした処理を行いますが、ブラケット側に積むボトルは逆さまに積むので元々下から吸い上げる為にNOSのボトルバルブに付いているサイフォンチューブを、逆さまで使用した際に下に溜まった液化状態のNOSガスを上手く吐き出せるように・・・

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このようにブラケット積み用のボトルのみサイフォンチューブを取り外して、手持ちの4本あるボトルを今後は前用タンク、後ろ用タンクと区別して運用します。

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そしてNOSガスの流れのON−OFFを制御するソレノイドバルブですが、

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こちらは初代のMPSスパイダーを購入した当時にKit で付いていたソレノイドで、かれこれ7年ほどの間、仕様が変わるたびに使ったり使わなかったりしたのですが、最近はOFFの状態でもガスがじわじわ漏れてしまうのでお蔵入りをしていましたが、今回の仕様変更で再登板が決定したのでオーバーホールをして再利用をしていきます。

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で、分解して取り出したプランジャがこちらですが、

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長年の使用で異物を噛み込んでいたり、弁座の当たり面に痕がついてしまっていたりと、これじゃジワジワとガスが漏れても仕方がないということで・・・

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MPSレーシングから専用のリビルトKit を取り寄せてオーバーホールをしますが、

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ガイドパイプ内の肌が荒れて動きが悪くなっていたので、ドリルで荒れた部分を軽く浚って、

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あとはプランジャをセットして付属の工具で組み付けて、

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最後にコイル部分を合体させればソレノイドバルブのリビルトは完了です^^
このようにソレノイドの調子が悪くなった時にわざわざ新品を買わなくてもリビルトKitを使って直せば半額以下で済みますので自分のような貧乏人には非常に助かりますw

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そして今回のドライNOSシステムで使用するノズルとジェットがこちらですが、普段のフォガーノズルにフィッティングを多用する仕様と異なり、シンプルにポリチューブを使った安価なシステムで制作していきます。

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セットはこんな感じで、ここにノズルを打ったのにはいろいろな効果を狙った訳があるのですが、その話を入れるとさらに話が長くなってしまうのでまた別の機会に紹介します。

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そして先ほどリビルトしたソレノイドバルブをセットして、配線やポリチューブをセットしたら・・・

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作動確認をしますが、この時はエンジンが止まっているので行き場を失ったガスがエアクリーナーから吹き返してしまっていますが、予定ではスタート時にステージングをしてローンチを効かせた時に左右のラムエア取り入れ口からエアクリーナーに向けてNOSが噴射されスタート時の発生トルクをアップさせる予定です。

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ということでNOS関係のセットが完了したので前回制作したオリジナルスプリングコンプレッサーを使ってリアサスのスプリングと調整も変更したら早速実走です^^

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で、さすがに走っている所を晒す訳にはいかないのでw・・・降雨により初回テスト一日目が終了です。

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今回新たに考えて仕様変更をしたNOSのシーケンシャル噴射は車体の静止状態からバッチリ機能してくれて、それに伴う燃調セッティングも予想した通り今までの考えとは違うセット方法で無事にクリアーすることが出来たので、自分の12Rの課題の一つだったスタート時の薄いトルクもだいぶ太くなり、去年強めにセットしたロックアップクラッチのセッティングがかなり緩くなってクラッチがダダ滑りして殆ど前に進まなくなりましたw
ということで、とりあえずこの仕様でロックアップクラッチのセッティングを再度合わせないとせっかくトルクが増えてもクラッチがダダ滑りして前に進まず逆にタイムが遅くなってしまうので、何とかこのシーケンシャル噴射をモノにする為にもロックアップクラッチのセッティングだけは合わせたいところですが、

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がっつりトルクが掛かるようになったお陰でチェーンがだいぶ伸びてしまいましたが、去年交換してからあまり乗っていなかったので初期伸びなら良いのですが、チェーンには今まで何度も泣かされているのでこうなり始めるとちょっとここは心配です^^:

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そして夏はやっぱり最高だ!と気分アゲアゲで深夜のテスト2日目

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ロックアップの調整がキツクなり始めた頃に12Rの泣き所のクラッチが酷い事に・・・。

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ガレージに戻ってオイルパンを剥ぐり、金属片の混入具合を確認しつつ、幸いにもエンジンを直ぐに止めたお陰で広範囲に破片が広がらずに済んだのでエンジン内部も軽く洗浄だけして復活♪

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そしてハイリスクハイリターンで懲りずにスタートからレッドまで回しまくるDay 3

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だいぶクラッチの調整が良くなってきたところでパラパラと雨が降り出してテスト中止となってしまい、まだまだ調整時間が足りずスタート時のタイムも遅そうですが、それでもリアサスの動きもさらに理想に近づいてタイヤの摩耗具合も調子がいい時のパターンで擦れているのでいろいろな条件的にも間違った方向には行っていないっぽいです^^
とりあえず昨日、今日と雨で、明日も?天気が悪そうなので、あとはもう前日の練習走行まで走れそうにありませんが、とりあえず去年も全く走れずだったので去年の延長戦として去年の自己ベストを塗り替えられるよう残りの調整も含め楽しんでやってきます♪

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2016年06月01日

リベンジ再び・・・

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先日、夏先取りな涼しげな色合いのFCRキャブを仕上げさせて頂きましたがもうすぐで待ちに待った夏がやって来ますね〜♪

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で、6月に入りもうすぐで今年も後半戦に入るというのに12Rは何もイジらず進化せずでやる気あんのか⁉ って話なのですが、仕様変更をした一昨年からまともに走る機会に恵まれていなかったので今の仕様でタイム的にも進行形で詰めている段階で、まだ正直やりきっていない部分が多く、もう少し今の仕様でどこまでタイムを詰められるのかを試してみたいなぁ・・・といったところなのですが、とりあえず一点だけいろいろ考えて実験などもしてみて使い物になりそうな結果が得られたので、今年は一昨年試して制御しきれずお蔵入りをしたNOSのシーケンシャル噴射に再挑戦しようかと思います。
仕様的には現状のスタート時のウェット噴射〜パルス制御で高回転にかけて全噴射という仕様から、スタート時ドライ噴射〜その後パルス制御によるウェット噴射も併用で100%域まで〜という感じなのですが、去年は得られると思っていたメリットがあまり得られずリスクばかりが目立ってしまっていたものの、先日新たな考えで実験を行って検証してみたところ再度試してみる価値ありと思える結果が得られたもので、とりあえずスタート時のトルク不足解消というより乗り手のヘタレ具合のカバー目的に面白そうなので試しにやってみますw

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で、それに伴って何点かNOS関係の仕様変更も模索中でして、以前まではNOSの使用量も2.5lb のNOSボトルが2本あれば一日の走行に必要な量が確保出来ていたのですが、今の仕様だと噴射量が増えた為に2.5lb のボトルを3本使いまわしてもギリギリ後半の残圧がやばいような状況でして、最近海外で流行っている4lb ボトルに切り替えようかな・・・と思ってみたものの、サスペンションがボトムするとインナーフェンダーに当たってしまったりとスペース的に長いボトルをセットする場所が無い。。。

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ということでこの位置に新たにブラケットを追加して2.5lb ボトル2本積みの5lb仕様にしようかなと・・・。
そうすればエアシフターの作動も今までの窒素ガスからNOSガスを使った仕様にも変更出来て、夜な夜なのテスト走行時やレース時のピット回数の軽減など、得られるメリットも大きいんですよね。
単純にボトルを積む事による重量増はありますが、スイングアームにウェイトを積むってことでリアタイヤにトラクションも掛かって一石二鳥・・・ってそこはそういう問題じゃないのでしょうか?w 

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トラクションといえば今年は去年スプリングが無くて煮詰めきれなかったリアサスも新たに欲しかったレートのスプリングを用意したので、こちらも苦手なサスペンションの勉強をしながら理想のDRAGショック を求めて煮詰めの作業を今年も行っていきたいと思います^^
ということで個人的にもやっとドラッグシーズンに突入しました♪

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2016年02月19日

亜酸化窒素(通称:NOSガス)の規制と取り扱いについて

既に何件かお問合せを頂いておりますが、昨日、厚生労働省より審議の結果、一酸化二窒素(以下:亜酸化窒素 通称:NOSガス)が指定薬物に新たに指定された件で、

〜 以下厚生労働省のHPより一部抜粋 〜

「中枢神経系への作用を有する蓋然性が高く、人の身体に使用された場合に保健衛生上の危害が発生するおそれのある物として、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和35年法律第145号)第76条の4に基づき、医療等の用途以外に供するための製造、輸入、販売、所持、使用等を禁止」 と新たに定められましたが、

今回のパブリックコメント案件番号 495150202 の回答によりますと

亜酸化窒素


御意見の概要:
一酸化二窒素は、ロケットや自動車等のエンジンの助燃剤、化学反応を用いた半導体基板上への成膜用途として使用実態があるため、使用に支障がないよう配慮して頂きたい。また、使用の際の許可申請の有無について確認したい。

御意見に対する考え方:
「医療等の用途」として、「元素又は化合物に化学反応を起こさせる用途」を規定します。 一酸化二窒素をロケットや自動車等のエンジンの助燃剤として使用することは、「医療等の用途」の「元素又は化合物に化学反応を 起こさせる用途」に該当します。 ※一部抜粋し登載


ということで今回の亜酸化窒素の指定薬物に指定された事に対するモータースポーツの分野での影響は

エンジンの助燃剤として使用する場合には法には触れず問題ありません。
が、大気開放させるパージはタイーホに該当する行為かと・・・

また ” 「医療等の用途」として、「元素又は化合物に化学反応を起こさせる用途」を規定します。 一酸化二窒素をロケットや自動車等のエンジンの助燃剤として使用することは、「医療等の用途」の「元素又は化合物に化学反応を 起こさせる用途」に該当します。 ” と記載されておりますが、パブリックコメントの続きには
「なお、一酸化二窒素を「医療等の用途」に使用する際、医薬品医療機器法(※1)や指定薬物省令(※2)に基づく許可申請の手続きはございません。」

とのことで、今後も特別な資格や手続きを得なくともモータースポーツの分野においては今までどおり変わらず亜酸化窒素の使用が認められておりますので一先ずは安心して頂ければと思います。
というか、今回の法令によってむしろ今まで人によって意見が分かれて微妙にグレーだったNOSガスの使用や取り扱いが厚生省のお墨付きを得られたことで逆にモータースポーツの分野においては使いやすくなったんじゃないかなと・・・そんな気がしますね^^
ただしここが抜け道となって他の用途に使用されるような結果が生まれてしまうと肩身が狭くなりかねませんので、今までと同じように当ガレージとしましては専用のボトル以外への受付は一切行いませんので予めご了承願います。

※1:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関す法律(昭和35年法律第145号)受取意見総数(通):20
※2:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第二条第十五項に規定する指定薬物及び同法第七十六条の四に規定する医療等の用途を定める省令(平成19年厚生労働省令第14号)


その他、より詳細な亜酸化窒素の取り扱いに関するお問合せ等は下記にてお願い致します。
厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課
(代表電話) 03(5253)1111


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2015年10月31日

NOSガス(亜酸化窒素)の販売について

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先日厚生労働省より発表がありました亜酸化窒素の規制に関する件で、ここ最近Nitrous Oxide Systems に使用する亜酸化窒素、通称「NOSガス」の今後の供給に関するお問い合わせを多数頂いております。
亜酸化窒素の販売に規制が掛かり、もしかしたら今後NOSが使えなくなるのでは・・・?等の不安があるかと思いますが、この件に関しましては厚生労働省の下記担当窓口に問い合わせを行ったところ、
「 モータースポーツなどに使用する目的の亜酸化窒素の使用及び販売は規制の対象外である。」
との回答を頂いておりますので、今後も継続してモータースポーツの分野での取り扱いは可能となり、この先も安心してNitrous Oxide Systemsをご使用頂けますのでご安心して頂ければと思います。
また、当ガレージにおいてのNOSガス(亜酸化窒素)の取り扱いに際しては旧来どおり専用のボンベ以外へのリフィル等は一切行いませんので予めご了承ください。

その他、より詳細な亜酸化窒素の取り扱いに関するお問合せ等は下記にてお願い致します。
厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課
(代表電話) 03(5253)1111


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2015年06月13日

ZX12R インジェクター大容量化

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先日2ヶ月近く待ってやっと12Rの吸気バルブが届きました♪ が、ちょっとこのバルブが問題有りだった為、今回はMPSレーシングで注文した部品も入荷したのでそちらのネタから・・・

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ということでこちらのネタですが、自分の12Rは2008年頃から一年間位の間、MPSレーシングのスパイダーというドライNOS Kitを組んでいたのですが、自前でNOSのリフィルが出来るようになってからは急速にNOSのテスト回数も増えてジェットの番手も徐々に大きくなっていったある頃に、燃料の調整をするサブコンのパワーコマンダーで幾ら燃料を増量しても空燃比が追いつかない現象が発生しまして、既に燃料ポンプの流量は確保していたものの純正のインジェクターの噴射容量はまだ把握してなかったので実際に測って許容馬力を調べた結果、自分のA型純正のインジェクターの噴射容量が100%噴射に近い状態では約300cc/min しかなく、この数値を元に得られる許容馬力を計算すると205馬力前後と、殆どカタログスペック値の純正ストックで一杯一杯な容量しかなく、これじゃパソコン上でパワーコマンダーの燃料増量ボタンをポチポチ押して電気信号と自分の気持ちを誤魔化したところで実際には一定のラインからインジェクターの噴射容量は足りておらず、NOSのジェットの番手が上がれば上がるほど燃料が全然足りていない現象=これはヤバイw ということでA/Fの振れが現れるサイズまでジェットの番手を戻したりといろいろやって、最終的にはドライNOS仕様から燃料も別系統で同時に噴射するウェットNOS仕様へと変更を加えるのですが、

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とにかく毎度毎度12Rは独特なモノコックフレームのお陰でスペースが狭く、燃料とN2Oガスのそれぞれにソレノイドバルブや配管を設置すると只でさえ最悪なスペースが極悪な状況になってしまい、ジェットの仕様変更をするにも数時間を要す有様で、個々に部品点数が多いので細々としたトラブルを抱えるリスクも大きくなってしまったりで、やっぱりシンプルなドライNOS仕様の方が機械的にも扱い易くて良かったかも?と考えてインジェクターの大容量化を目論んだ訳ですが、

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とりあえずいろいろ調べてみた結果、同じカワサキのZX-14の08以降の純正インジェクター容量が440cc と12Rの300ccに対して140cc アップで、440cc あれば理論上は300馬力までならカバーできる計算なのでこれはイケる!と寸法取りの為に早速中古品をヤフオクでゲット。

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右のどん臭い4つ孔タイプがZX12Rの純正で左の如何にも綺麗な燃料送ります!な12ホールタイプがZX-14の純正ですが、やっぱり高年式になればなるほど性能は増すということで、これを流用出来れば12Rにも新しいメニューが加わるな♪ とか考えていたのですが、

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そんな事を考えていたらそれならMPSのスパイダーをパク○てスパイダー風のウェットNOSをオリジナルで作ってしまえば良いじゃないか!と脱線して、結果的にタイムも自己ベストを更新したりして意外に良い感じに仕上がったりもしたのですがw

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まぁ結論から言いますと、高年式で性能が上がればコンパクトにもなる訳でサイズが微妙に違ってアダプターを製作して取り付けようか?とか、

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燃料のデリバリーパイプを加工して取り付けようか?いや、新規で製作して取り付けよう!など、ここ数年いろいろ迷走してまして、でも当初の目論見では純正流用でお手軽に簡単にがコンセプトだったのにここで追加費用が発生するなら4輪のチューニングパーツで寸法の合う高性能な大容量インジェクターを探せば買えちゃうじゃん・・・。と実際に探してみると12Rにボルトオンで取り付け出来て噴射量も550ccという十分な内容のインジェクターを発見。
価格的にもZX14の新品インジェクターを追加工して流用するとした場合のコストと同程度かそれ以下で申し分無し♪ ただ唯一の問題点がメーカー側でインジェクターの噴射容量の識別の為にそれぞれのインジェクター容量によってボディ色が異なるのですが、その550ccに採用されてた色が変な色で正直形もイケてない・・・。 そこで、純正の新品インジェクターが一本9500円程で入手可能ですが追加で加工が必要となりプラス1万円前後は発生する可能性が大・・・。それに比べて4輪メーカーの550ccインジェクターなら条件的にも12Rにボルトオンで一本13,000円ほどとトータルで考えると一番良い選択ですが、見た目がイケてないのが残念^^:

そこで・・・
MPS ZX12 injector_kit
そういえばMPSレーシングでもZX12R用の大容量インジェクターって製品ラインナップに有ったよなぁ・・・とサイトを覗いてみるとZX12R用の650ccの大容量インジェクターKitが$383.90 +国際送料約$60でおおよそ$450。 為替のレートがカードの手数料も込みで考えて125円だとすると約55,000円。
ZX14の純正が1本9,500円×4本+加工代約1万円=48,000円。
550ccのイケてないインジェクターが13,000円×4+送料=53,000円ほど。
結果的にはトータルで55,000円ほどのMPSレーシングのインジェクターが一番高くつくのですが、見た目や性能や専用品という加工要らずな設計を考えるとこの価格差ならMPSレーシングを選ぶのがベストじゃないか?という結論に至って他にもMPSレーシングで買い物があったので追加で発注♪

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で 到着♪

んが・・・SBR_6243
全く寸法が足らねーぞとw 

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なんでキット品を謳いながらアダプターが別売りなんだよ・・・差込径も全く合わないし何一つ12R関係ねーじゃん・・・。と結果的に一番面倒で一番お高い選択をしていまったという不甲斐無い結果に現在凹み中ですがw 、先輩の知り合いの方が旋盤でアダプターを削り出してくれるということでそれが出来れば何とか使うことが出来るので現在悔い改め祈り中ですw
その前にこのインジェクターを使う為にはCPUも変更しなくてはイケないのでリベンジドライNOS化はもう少し時間が掛かりそうで、やること沢山迷走しまくりです^^:

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2015年04月26日

NOS Refill Pump Station

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先日、マザーボトルが入荷したのでNOSのリフィルを再開したのですが、いつものようにリフィル作業を進めてリフィルの半数を消化したあたりからどうもリフィルポンプの調子が悪い。。。
今までしていなかったキュキュとかキョキョみたいな音が微かにポンプから聞こえだして、リフィル量の目安としている予定出来高の8割ほどしかリフィル出来ず何かがおかしいと思って調べていたら、リフィルポンプが逝ってしまったようでおっかなびっくり作業をするも完全に打ち込みが出来ず^^:
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一瞬 ” ナゼだ!? ” とテンパリましたが、この時期は色々なイベントが目白押しなので早く返送しなくては・・・ということで急遽バックアップ用のリフィルポンプに交換して再チャージで無事完了^^:

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その後、調子を崩した方のリフィルポンプも5年近く使いっぱなしだったので、この機会に分解して各部の洗浄と点検をして組み直して無事復活^^  お高いオーバーホールKitを買う羽目にならなくて助かりましたw
ということで全ボトル無事に返送完了で一安心です♪ と、以上、いつも作業を委託しているリフィル職人が言っていましたw、画像は全てイメージですので!w


NOSネタついでに・・・

facebookで定期的に見かけるこのNOSの用法と用量が斜め上を行く動画が
陽気過ぎて何度見ても笑えますw




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2014年12月06日

またやってもうた。。。

先日の夕方にガレージで作業をしていて一服しようとジュースを買いに自販機に向かってトボトボ歩いている時に何気なくいつものように空を見上げながら歩いていたら、突然超高速で移動する光が現れて ” おぉ!! " って瞬間的に「お!流れ星か!?」って思いながらもまだその光は超高速で空を走って さらに ” おおぉ!!! おおおぉ!!!! 火球だ♪ " って心のなかで叫べる位の久々にロングな火球を見れたのですが、いままで見た事のある火球はだいたい5,6秒間の発光中に色が変化して最後の方で燃え尽きる直前にパラパラパラと光が散るのですが、先日見た火球はマグネシウムを燃焼させた時のように単一真っ白で非常に明るく、あれは火球じゃなくデブリなのかな?と。 最近になってニュースなどでも非常に明るい流れ星の映像などが紹介されていますがここ最近やけに多いのは偶然なのかな・・・?って気象観測衛星をバンバン打ち上げても天気予報の精度は落ちる一方ですし、いままでのセオリーが通じなくなってるのかな?とか考えるといろいろ気になっちゃいますねwSBR_3240
なんて事を考えながら空を見ているとたまに現れるNOSのリフィル職人がフラッと現れて伝言を残していきました。

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「 いい加減ビックリしていい歳こいてチビリそうなのでもうリフィルで無理はしません・・・」とのことですw
ボトル内にガスを充填して高圧ガスで内圧がパンパンになってそれでもサービス精神で「あと少し、あと少し!」と打ち込み続け、ボトル内圧が1600psi付近から瞬発的に3000psiに達して限界を超えた瞬間にディスクが破裂しお先真っ暗ならぬ視界真っ白になるその恐怖たるや、以前のトラウマも冷めやらぬうちからまた。。。

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って、実はまとめてリフィル作業中の2.5lb のボトル群の中に1本だけ2lb ボトルが混ざってまして、順番で手にとったボトルが2lbだと気付かずそのまま2.5lbをリフィルする時の勢いで間違えて押し込んでしまったが為に容量をオーバーしてセーフティーディスクが破裂したという完全なヒューマンエラーなのですが。。。
特に今時期は外気温が低いのでバイクなどでタンクを外付けしている状態では一度冷えきったボトル内圧を上げるのにも苦労しますので出来るだけ初期の反応速度を上げる為にも限界すれすれリフィルが基本でしたが、ストックしてあるセーフティーディスクの予備も減ってきてしまいましたし、失敗すると薄利な割に合わぬ懐の痛さ。。。とw あまりにもハイリスク過ぎるので、これからはリフィル量のギリギリまで挑戦せず普段の限界値−200g 平均を規定量として目安に止める!と職人は心に誓ったそうですw
まぁ失敗して破裂すると幸薄い職人の寿命と財布の中身が結構減りますので何卒宜しくお願いしますw

akane380 at 04:27|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

2014年09月25日

新たなNOSシステムの製作

ということで、去年から走ってもタイムが全く残せず毎回何かしらのタイミングが合わずで今年に入っても結果が振るわず、こんな不甲斐ない結果では書きにくいということで敬遠気味だった12Rネタも、やっと8月にシェイクダウンして走れて、二度目の走行となった前回のスポーツ走行日にはタイムも自己ベストだった9.2を2年ぶりに更新出来たので、やってきたことは間違ってはいなかったかな? と、まだ更新していない自分の12Rの今年の変更&改良ネタでも小出ししていきますw

そんなこんなで、去年まで使用していたエンジンは何度もバラしているウチにケースのネジ山がダメになってきたり、変な歪みが発生したりで、今年からミッション部分のオイルラインやクラッチ周りのオイル抜きなどが改善された後期型のクランクケースを使おうとベースエンジンを一新することにしたのですが、SBR_5687
去年の最終戦でシリンダーヘッドにも複数のクラックが入ってしまったので、シリンダーヘッドも合わせて新調することになったのですが、

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シリンダーヘッドを新調するに当って以前から気になっているこのNOSシステムをどうしたものかと・・・。
と言うのも、作った当初は初めての試みだったのでポート内から直接燃焼室に向けて噴いた方が馬力が出るだろうとの思いで、この位置にフォガーノズルを組み込んだのですが、
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どうもNOSを使用した際にたまに息継ぎのような症状が一瞬出たり、ジェットが大きくなると綺麗な混合気にならないのか失火もしているような状況で、12Rの狭いスペースの関係でこの位置にフォガーノズルを取り付けたものの、噴射時には70kgf/cm2もの高圧ガスがポート内の流れを遮るように噴射してしまうので、NOS噴射時には相当な勢いで吸気ポート内の流れをかき乱しているのでは無かろうか・・・、いや、確実にかき乱してるだろうと。

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ついでにこの狭い場所にセットしてしまっているので、NOSのジェット交換や、

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プラグ交換をする際に、一度エンジンを降ろしてしまった方が早いくらいの整備性の悪さもプラスして、ここは何とか性能面と整備性の両立を計って作り直さなきゃならんな・・・と。

そのようなこともあって新しいオリジナルNOSシステムを作るべく、今年の正月明けから作業を開始していたのですが、
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まずはドンガラのフレームを観察してあーでもない、こーでもないとひたすら考え・・・

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イメージが決まったら部材を集め・・・

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開ける

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削る

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合わせる・・・

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・・・組む。で、ひとまず今までプラ板で塞いでいたエアフィルターのメクラ栓が完成♪

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そしてまた別のブロックに穴を開けていきますが、

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安いホームセンターのボール盤だとこうゆう斜めに穴を開けたりするのが非常に大変で、アイデアは沢山あってもそれを具現化するスキルとちゃんとした設備が欲しい今日この頃です。。。

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で、穴が開いたらそこにタップを切って・・・

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不要な部分を切り落としたらアダプターを組んで、

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先ほど作ったエアフィルターのメクラにも同じようにアダプターを組んで、

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現車合わせでパイピングなども製作して、

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2014 SBRオリジナルNOSシステム完成です♪ って凄いチープですけど性能は立証済みということでw

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で、組付け・・・。

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燃料やガスの供給はエアフィルターのメクラ栓を利用して密閉度を確保しつつなるべくシンプルに。
※ 一本だけ枝分かれしているのはパージ用のソレノイドです。

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そして吸気の流れを邪魔をしないようにファンネルから離す吊り下げ式で、前回の仕様と異なり、高圧ガスの噴射時の圧力を利用して燃焼室側により多くの混合気を送り込むことを狙いとし、NOSの仕様変更におけるジェットの組み換えも所要時間20分程度、プラグ交換も15分程度と、以前までの半日か丸一日作業に比べてそれぞれの整備性でも大幅に改善することが出来ましたので、レース中の仕様変更も容易になりました^^

ということで、今年からこのオリジナル第二弾のNOSシステムに変更して挑戦しております^^
こんな感じでDIYでもお安くNOSシステムは作れますのでお一つ自作で如何でしょうか?w

akane380 at 20:34|PermalinkComments(8)TrackBack(0)