キャブレタースタンド製作
2024年12月09日
自作キャブレタースタンド制作
エンジンと同じようにキャブレターでも整備をする際に使用するキャブレタースタンドなるものが売られているのですが、
その製品の殆どが軽い分解整備向けの商品で連結をバラシて完全に分解する事を前提としていないので、画像のように連結もバラして分解をする整備には使えず、
結果的に百均のタッパーがキャブに傷を付けず、蓋は小物置きに使えて置いた際の安定性もあってコスパ最高なのですが、
今回敢えてキャブレタースタンドを制作する目的は、フロート形状がFCRキャブレターのように円形じゃないTMRキャブレターにおいて、ニードルバルブで水平を合わせた場合にジェットニードルの角度を元に垂直な向きで取り付けるGSX1100Sのようなセット角と、若干ダウンドラフト気味なセット角で取り付けるGSF1200のような取り付け角の違いによる若干の浮力の影響が及ぼす油面と油量の変化を知りたく、以前にヨシムラにその点を質問したらこちらでは分からないので専門店に聞いてくださいと言われて、製造元のあんたが一番の専門店じゃないんかい！ｗという事で自分で確かめてみる為に今回専用のキャブレタースタンドを制作する事にしました。
今回制作するキャブレタースタンドに求める事は、
・キャブレターの脱着が簡単である事
・使わない時に邪魔にならないサイズ感
・スモールボディ、ラージボディ、気筒数問わず多様なキャブに対応させる事
・キャブレターに傷を付けない事
・安くて簡単にここを見た人が真似て作れる事
こんな感じの事を重視してホームセンターで適当に使えそうな材料を探して回り、
鋼材と変なフックとC型クランプを予算2500円ほどでゲット。
で、鋼材を切って穴を開けて、ここを見てくれた人が真似やすいように溶接は使わず全てネジ止めで作ろうか迷ったのですが、ネジが足りなかったので一部を溶接してこんな感じの部品を制作して、
最後に錆止めも兼ねてセラコート処理でブラックにして完成です。
あとは作業台にC型クランプでこのようにセットをして、
キャブレターを引っ掛ければワンステップで脱着が出来て、
各部をネジ止めとする事で車種ごとに異なるセット角に調整が可能なので、これでセット角による違いを忠実に再現をする事が出来るのと、
同じく横方向の水平も動かせるので作業環境に左右されず正確な数値が求められるので必要十分な機能は持てたのではないかと思います＾＾
で、TMRキャブレターの油面を図る場合に、TMRキャブレターは画像のようにメインジェットがドレンボルト穴から飛び出しているのでFCRキャブレターのようにシリコン栓などを流用しての油面調整が行えないので専用のドレンボルトを制作しようか迷ったのですが、
ネットで探してみたところ、エリア47さんというショップさんから専用のドレンボルトが販売されていたので購入して、ついでに無くさないよう目立つゴールドでアルマイト処理をして今回使ってみました。
で、FCRキャブレターやTMRキャブレターのように汎用品の場合、先にも書きましたようにセット角によって実油面が変化をしますので基本的にはフロートバルブの高さを基準に油面調整を行うのですが、
実際に角度を変えて油面の変化を見てみると、空冷に多いインシュレーターが水平に向いているセット角と、
油冷や水冷に多い若干ダウンドラフト気味なセット角の場合の実油面の値ですが、画像のとおり、同じキャブレターでもセットする車種によって実油面の値は変化をしますので、FCRやTMRキャブレターの分解組み付けの場合にはフロート高さで調整する機械調整にて油面を合わせる事が一般的となります。
が、ここで問題なのがメーカーが油面高さを決定した時の角度が何度を想定した時なのかが分からないと正解が見つけられないので、
とりあえず角度差による油量を計測して、取り付け角による油面の変化は無視をして良いレベルなのかを検証してみますが、
水平タイプと若干ダウンドラフト気味なタイプの2タイプで油量を計測した場合に約2�佞靴�油量に差が無かったので、組み付け時には車種（取り付け角）を気にせずマニュアル通りで殆ど気にしなくても良いレベルなのではないかな。と個人的には思える結果で、一先ずは頭の中のモヤモヤが解決出来て良かったです＾＾
ちなみに今回の本題となるキャブレタースタンドの製作のポイントは、フックの形状がストレートではなくU字になって2点支持をする事が大事ですので、もし制作をされる場合にはご注意ください。
※今回使用したフックは「壁掛け ツールフック スチール製 118×74×113mm アークランズ」という製品を使用しております。
ちなみにフックの掛け方でスモールボディやキャブレターピッチの変化などにも対応出来ます＾＾
そんなこんなでTMRキャブレターの謎解きはまだまだ続く・・・
その製品の殆どが軽い分解整備向けの商品で連結をバラシて完全に分解する事を前提としていないので、画像のように連結もバラして分解をする整備には使えず、
結果的に百均のタッパーがキャブに傷を付けず、蓋は小物置きに使えて置いた際の安定性もあってコスパ最高なのですが、
今回敢えてキャブレタースタンドを制作する目的は、フロート形状がFCRキャブレターのように円形じゃないTMRキャブレターにおいて、ニードルバルブで水平を合わせた場合にジェットニードルの角度を元に垂直な向きで取り付けるGSX1100Sのようなセット角と、若干ダウンドラフト気味なセット角で取り付けるGSF1200のような取り付け角の違いによる若干の浮力の影響が及ぼす油面と油量の変化を知りたく、以前にヨシムラにその点を質問したらこちらでは分からないので専門店に聞いてくださいと言われて、製造元のあんたが一番の専門店じゃないんかい！ｗという事で自分で確かめてみる為に今回専用のキャブレタースタンドを制作する事にしました。
今回制作するキャブレタースタンドに求める事は、
・キャブレターの脱着が簡単である事
・使わない時に邪魔にならないサイズ感
・スモールボディ、ラージボディ、気筒数問わず多様なキャブに対応させる事
・キャブレターに傷を付けない事
・安くて簡単にここを見た人が真似て作れる事
こんな感じの事を重視してホームセンターで適当に使えそうな材料を探して回り、
鋼材と変なフックとC型クランプを予算2500円ほどでゲット。
で、鋼材を切って穴を開けて、ここを見てくれた人が真似やすいように溶接は使わず全てネジ止めで作ろうか迷ったのですが、ネジが足りなかったので一部を溶接してこんな感じの部品を制作して、
最後に錆止めも兼ねてセラコート処理でブラックにして完成です。
あとは作業台にC型クランプでこのようにセットをして、
キャブレターを引っ掛ければワンステップで脱着が出来て、
各部をネジ止めとする事で車種ごとに異なるセット角に調整が可能なので、これでセット角による違いを忠実に再現をする事が出来るのと、
同じく横方向の水平も動かせるので作業環境に左右されず正確な数値が求められるので必要十分な機能は持てたのではないかと思います＾＾
で、TMRキャブレターの油面を図る場合に、TMRキャブレターは画像のようにメインジェットがドレンボルト穴から飛び出しているのでFCRキャブレターのようにシリコン栓などを流用しての油面調整が行えないので専用のドレンボルトを制作しようか迷ったのですが、
ネットで探してみたところ、エリア47さんというショップさんから専用のドレンボルトが販売されていたので購入して、ついでに無くさないよう目立つゴールドでアルマイト処理をして今回使ってみました。
で、FCRキャブレターやTMRキャブレターのように汎用品の場合、先にも書きましたようにセット角によって実油面が変化をしますので基本的にはフロートバルブの高さを基準に油面調整を行うのですが、
実際に角度を変えて油面の変化を見てみると、空冷に多いインシュレーターが水平に向いているセット角と、
油冷や水冷に多い若干ダウンドラフト気味なセット角の場合の実油面の値ですが、画像のとおり、同じキャブレターでもセットする車種によって実油面の値は変化をしますので、FCRやTMRキャブレターの分解組み付けの場合にはフロート高さで調整する機械調整にて油面を合わせる事が一般的となります。
が、ここで問題なのがメーカーが油面高さを決定した時の角度が何度を想定した時なのかが分からないと正解が見つけられないので、
とりあえず角度差による油量を計測して、取り付け角による油面の変化は無視をして良いレベルなのかを検証してみますが、
水平タイプと若干ダウンドラフト気味なタイプの2タイプで油量を計測した場合に約2�佞靴�油量に差が無かったので、組み付け時には車種（取り付け角）を気にせずマニュアル通りで殆ど気にしなくても良いレベルなのではないかな。と個人的には思える結果で、一先ずは頭の中のモヤモヤが解決出来て良かったです＾＾
ちなみに今回の本題となるキャブレタースタンドの製作のポイントは、フックの形状がストレートではなくU字になって2点支持をする事が大事ですので、もし制作をされる場合にはご注意ください。
※今回使用したフックは「壁掛け ツールフック スチール製 118×74×113mm アークランズ」という製品を使用しております。
ちなみにフックの掛け方でスモールボディやキャブレターピッチの変化などにも対応出来ます＾＾
そんなこんなでTMRキャブレターの謎解きはまだまだ続く・・・
akane380 at 02:44｜Permalink│Comments(2)│
